112 燐火硝子に人狼の影.
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― →調理場 ―
[重く流れていく空気の流れには、微かに血の匂いが混ざっている。
やがて辿り着いた調理場は、薄暗く。 人の気配もなければ、空気は冷えて重く湿っている。 見渡し、昨夜見たのとあまり変わらない光景であることを確かめようとしてから。
ふと、流しにあったあのナイフが消えているのに気付く。 微かに眉を震わせたが、するすると足を運んで流し台の前に辿り着いた。
綺麗に洗い流され、並べられた皿やグラス。 それに、ひとつ。またひとつ。 数えるように指先で触れて行く。
そして、徐にひとつのグラスを手にすると。 冷えた硝子を胸に押し当てるように、きつく握り締めた。*]
(56) 2013/02/06(Wed) 20時半頃
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――自室――
[嗚呼、まただ。 また、外から声がする>>34]
[きっと。 きっと、殺しに]
(57) 2013/02/06(Wed) 20時半頃
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……うるせえ…… うるせえよ! どいつもこいつもっ! 俺は騙されねえからな……!!
死ぬまで……死ぬまで? は、ははっ……そうか、やっぱりそうだったんだな。
(58) 2013/02/06(Wed) 20時半頃
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お前が人狼なんだろ!?
お前がっ! あの女を、殺したんだろ!!!
[既に声は掠れてきている。 しかしそこに宿る恐怖だけは薄れる事はない]
俺も……殺すつもりなんだろう。 やれるものなら、やってみろよ……! 先にてめえを殺してやる!!!
[会話が成立する事は、ないだろう。 青年はその部屋から、出てくることはない]
[――――生きている限り]
(59) 2013/02/06(Wed) 20時半頃
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――回想・広間で――
[ルーカス>>20もケイト>>25も、オスカーもその時広間の中には居なかった。ホレーショーに至っては、長髪の主が連れて行かれる時にはもう既に居らず>>32。 広間の静寂の中で、黙って、メアリーを抱き寄せる>>44。 抱き寄せた時、一瞬少女の身が強張ったのを感じ、小さく息を呑んだが。]
…………あァ、
[縋りつくようなその手の感触に。 もう少しだけ、というその言葉に。 頷き、もう少しだけ、抱く腕の力を籠めた。 その間口にしかけた幾つかの言葉は、結局発されぬまま――。 ただ暫く、彼女の傍に居続けていた。**]
(60) 2013/02/06(Wed) 20時半頃
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――オスカーが狩られた折のこと――
[リヒトのわらいに滲む、自嘲のようないろの意味は察しかねた。察しかねたまま――。
「失礼」なんて語に、思わず人間の声のほうで抗議しそうになる。]
ッな!あんた、男に押し倒されるなんざ――…
……はい、すいません。人狼サマ。
[咎める色が其処にあまり無く思われたのが幾らかの幸い。
確実にミドルに――少女の人狼にも聞こえていると思った故の気まずさも含めて縮こまったこえは、やがて一度、途切れる。
実際には、彼女はどこか楽しげでもあったようだが。]
あァ、そういうコト。
精一杯の思いを込めてこその料理人。ウチの虹色看板だってそのポリシーさ。
[生真面目にリヒトが語る話には、彼の過去の話も混ざる。サリスはそれを聞きながら、少しの明るさを帯びたこえを返す。]
で、残念なコトに、ニンゲンの中には、折角の料理を――獲物を無駄に捨てる客も多くてなァ。
礼節を以て平らげてくれる人狼サマが居てくれて、料理人としては嬉しいさね。
[ミドルに返す言葉には比喩も混ざり、人狼の食餌とも人間の食事とも取れる言葉となる。
つい一個の料理人として、ある種の上機嫌になっていたこともあるが、頭では「生きる為」の狩りを理解している心算だった、というのもある。]
[とはいえ。
「食餌」に人間としての嫌悪を持っているのもまた事実。]
うん、………。
オレは、オレが食えるモンを食う。それで良いわ。
[「私と同じになるなら」――かつてのリヒトのその言葉も過る。
けれど此処では、ただリヒトとミドルに頷くように是を返すのみ。]
ん。じゃあ。
次の「食事」には、何かとっときの菓子でもご馳走しようかね。
手早く作れる美味いモン辺りで。
[甘いものも悪くないと。甘いものも好きだと。
それぞれに伝えてきたふたりに、他愛ない響きで答えた。]
……ってか。
リヒト、妹さん居たンか。
[彼の話に、ふっと思い出されたことはあった。
その記憶を辿れば、更にあるひとつのことも引っかかったのだが――。]
ひょっとしてその妹さん、「グロリア」さんかい。
そう名乗ってた、育ちの良さそうな金髪のお客さんを知ってるンだが、もしかして……って思ってさ。
[この時はただ、一つの問いにのみ、留めていた。**]
若者 テッドは、メモを貼った。
2013/02/06(Wed) 21時頃
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―エントランス―
[思考に耽る男が顔をあげたのは暫く時間が経っての事だった。 集会場の中と外を隔てる扉をじっと見据える。 強行突破など出来ぬ警備に漏れるのは溜息]
グロリア――…。
[ぽつと呼ばうのは双子の妹。 彼女が再びこの町にやってくるのはあと何日後だろう。 利発な妹の事だ。 兄の状況を知れば何らかの行動を起こす事が予想される]
僕は――…、今此処で出来る限りの事を。
[此処から出る事を渇望する男は踵を返す。 この場に留まっていても何も変わらぬと理解していたから]
(61) 2013/02/06(Wed) 21時頃
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……ああ、本当に。
[人狼はいる。 そう語るオスカーの死体。
いつまでもこのままにしておくのも可哀想だと、 ふらりと立ち上がりエントランスへ向かった。 やや戸惑ってから、控えめに扉を叩き、]
あの――
[扉越しに、自警団へとオスカーの死を伝えた。]
(62) 2013/02/06(Wed) 21時頃
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[自警団が中へ入るのを脇に逸れて見送ると、 鮮やかな色を透かすステンドガラスを眩しげに見上げ。]
……あたしは、ここから出れるの?
[自問する脳裏に蘇るのは、 昨日から何度も反芻した、母が最期に遺した言葉。
ここから無事に出られたとして、帰りを待つ人はいない。 しかし、すでに亡き母との約束に、 ここから出たいと願う心は強く。]
…………。
[陽光に輝く色硝子をしばし眺め、 自警団がオスカーを連れて戻るのを待たずにその場を離れた。 ルーカス>>50とは入れ違いとなり、会う事はなかったろう。*]
(63) 2013/02/06(Wed) 21時頃
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[母が殺される間際。
人狼を繋ぐ声なき声を通して渡されたのは、
人間への恨みでも、潰える命への嘆きでもなく、
母狼としての最期の望みだった。
『永く、永く生きなさい。』
子狼の生を願った言葉は、
孤独となった後も娘が生きるための糧となった。]
ああ、あれはもったいないと思います。
そんな贅沢できる余裕もないので。
[それならば最初から食べなければいいのにと、
そう感じる事も少なくはない。
「普段」の食生活を思い出せば、別の意味で苦々しくも思い。
そんな苦言も、菓子と聞けば、
ころりと声は弾んだものへと変わった。]
それは期待してますね。
ここを出たらワッフルを食べるのも、楽しみにしているんですよ。
軽い飢えを誤魔化す時、代替品として砂糖を口にしているが。
食餌の後も、あの甘さがまた恋しくもなり。]
[リヒトとサリス、互いが身近な人物に思い当たる節が
あるようなやり取りを耳にすれば。]
……リヒトさん、もしかして。
サリスさんのワッフル食べた事あるんでしょうか?
[羨ましげな色を滲ませ。
是と返れば、味について感想を求めたかもしれない。]
シーシャは、ルーカスに話の続きを促した。
2013/02/06(Wed) 21時半頃
―回想―
[ミドルとサリス、二人の聲に耳を傾けていたが
菓子をご馳走しようと彼が言えば目を眇める]
愉しみにしているからその前に体調を整えるといい。
しっかり食べてしっかり寝れば少しはマシになろう。
[無茶をするな、とか、心配だとか。
そんな言葉は口にしない。
メアリーに向けたようなわかりやすい労りにならぬのは
人狼としての、否、リヒトという獣の性分]
[妹の事を問われれば、嗚呼と肯定の響き。
グロリアとサリスの口から紡がれればはたと瞬く]
名を教えた事があったか?
――…嗚呼、そういう事か。
多分、そのグロリアが、そうだ。
金髪で利発そうな眼差しの、――…自慢の妹だよ。
[さらと認めるは隠す心算など毛頭なかったから。
ミドルの問いには少し間をあけて頷く]
ワッフルを買ってきた事があったから食べた。
まあ、ほとんど妹が食べていたんだが。
―回想/了―
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――現在・自室→廊下――
[やはり寝覚めは良く無い。未だ少し浮かぬ顔のまま廊下へと。 微かに伝い来るは、赤い鉄錆の香。今度誰が食われたかを察していた男は、敢えてその現場を探しに行くことはしなかった。
アイリスの一件の時、ホレーショーによる人避け>>30>>31があったから、この男もそれ程はっきりとは死体を見た訳では無かったのだろう。 けれどその現場から受けた気持ち悪さは、確かに感覚の内に刻まれていたのだ。]
……………アイツ、
[そのうちに、誰に向けたものか、テッド>>59の叫びが響いてくる。 痩せた男は、大柄な男>>37と入れ替わる形で、声がした方――その部屋の前へ。]
(64) 2013/02/06(Wed) 22時頃
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――テッドの部屋前――
[『厄介な変化があれば』。人狼のひとりはテッドのことでそう述べていた。 「厄介で無い」形で他者に疑いを向けてくれると、と――そんなようなこえも聞こえていたし、自分でもそれに頷いていた。 だから牙を向けられることもなく、その命は繋がれた。けれど。]
飢え死にするンじゃねェの、アイツ。
[一人の料理人としては、そんなことを想う。 シチューを無碍にされた苛立ちも、無いと言えば嘘になる。 そして実際、その扉の傍に、手を付けられていないままの差し入れ>>21が。]
なァ、其処に居るんだろ。テッド。 あんたさ、あれから何にも口にして無ェのか。無ェんだろ?
[念の為にドアを開けてみようとすれば、やはり開かない。]
(65) 2013/02/06(Wed) 22時頃
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……ダチ、待たせてるンだろ?
[だんっ、と片足で扉を蹴りつける。 壊す心算は無い。ただの乱暴なノックだ。]
良いのかよ。なァ、良いのかよ。 殺す殺さない以前に、ンなトコで衰弱して、死に曝したりしたら、
[人狼に、また自警団に捕まっていく人々を見殺しにしながらも。 テッドを死なせる選択をもまた、強く拒みはしないというのに。 それでも「生きろ」と告げるこの男を、狂人と世の人は言うだろうか。]
そういうのを無駄死にっつぅんだよ、テッドの坊主。 どうせ無駄死にしちまう位なら―――…
[扉に口づけるように顔を寄せ、くちびるの傍に左手を添える。]
(66) 2013/02/06(Wed) 22時頃
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“人狼サマの為に死ね。”
[嗤ってさえいるような、低い囁き。 あかい囁きの言葉は、テッドには聞きとれぬもの。 けれどそこに滲む殺意は、届いてしまうかもしれない。]
(67) 2013/02/06(Wed) 22時頃
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ルーカスは、シーシャに話の続きを促した。
2013/02/06(Wed) 22時頃
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……メアリーちゃんが見舞ってくれりゃ、
[ひとりごちる。けれど彼女は此処には居ない。 あの時涙落としていた、縋りつくようでも居た少女のことを思いつつ。 それでもこの頑なな扉を破ることは――と、目を伏せる。
さて、この少年のこと、獣が未だ喰わぬ心算なら。 飢え死ぬ前に、何か理由を付けて自警団に引き渡そうかと思いさえしていた。 扉を打ち付けた脚は地面に戻し、男は暫し此処に留まる。]
(68) 2013/02/06(Wed) 22時頃
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ルーカスは、メアリーに話の続きを促した。
2013/02/06(Wed) 22時頃
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[扉の前に移動させられたベッド。 その上に積まれたサイドテーブル。 青年からは、もう扉は半分ほどしか見えない。 しかしその更に先、敵を睨みつけるように。 血走った目を一点だけに向けていた]
んだよ……なんなんだよどいつもこいつも! お前も、お前も人狼の仲間だな!? 俺を殺しに来たんだろ!!
[扉を蹴られる音に身を竦める。 ドアの前に張られたバリケードは その程度では破れはしないが]
(69) 2013/02/06(Wed) 22時半頃
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……ああ、そうだ…… あいつが、あいつが待ってる。 約束、してんだ。 このおかしな騒ぎが終わったら、今度こそ。 あいつと遊びに行くんだ。
[きっと今頃、すっぽかされたと怒っている。 しかし説明すれば分かってくれるだろう。 だから早く。早く終わってしまえ。こんな悪夢]
(70) 2013/02/06(Wed) 22時半頃
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[エントランスから広間に立ち寄る。 先日はアイリスの事もあり紅茶くらいしか口に出来なかった。 まともな料理を食べたのはシーシャのシチューが最後]
テッドにああは言ったが…… あまり人の事は言えないかもしれないな。
[肩竦め自嘲染みた笑みを浮かべると 広間に長居することなく調理場へと向かった]
(71) 2013/02/06(Wed) 22時半頃
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―調理場―
[周りに家事をしてくれる者が居たから 男は料理など出来はしない。 だから、そのまま手を掛けずに食べられるものを探そうと 調理場に足を運んだ。 甘い飲み物があるのは知っていたが元来甘党ではない男は それ以外のものを欲する]
――…おや、先客が居たか。
[流し台の前にいるフランシスカの姿を目に止め呟く]
足の具合は良くなったのかい? 嗚呼、……庇いながら歩いているようだったから。
[理由を口にして棚の方へと向かう]
(72) 2013/02/06(Wed) 22時半頃
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[心配なのか突っ込みなのか良く解らないこえをあの時受けながらも。
結局きちんとは眠れておらず、自分とメアリーで作ったシチューの他は何も食べていないことに気付く。]
人の事は言えねェわな……。
[漠然と零すこえは、そうとは知らず、かの男の声と重なる。]
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――少し先の話――
[深夜]
[この集会所に来てから、食事は取らず。 水分と睡眠も、もう長らく取っていない。 目の下には隈が出来始めていた。 それでも包丁から手を離さず、 置物のように扉を睨み続けている]
[――――ガタッ]
!!?
[不意に音がした。背後から。 そう、窓の方から]
(73) 2013/02/06(Wed) 22時半頃
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[しかし窓の外は、当然集会所の外になる。 閉じ込められている以上、そこからの侵入は在り得ない。 それでも警戒心を露に其方へ視線を移す。 近付いて確認してみるが、何もいない。 何の気配もなさそうだった]
…………なんだ、風か。
[は、と安堵の息を吐く。 その時の背は、とても無防備に扉のほうを向いていた*]
(74) 2013/02/06(Wed) 22時半頃
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フランシスカは、気配に気づき、顔を上げる。
2013/02/06(Wed) 22時半頃
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[日は既に高くへと昇り、暮れようとしている。 遠くで何度か聞こえた諍いの様な声は、テッドの声だったろうか。今も、誰かへと怒鳴る様な声>>69が聞こえてくる。
少女は未だ、朝と変わらぬままに窓辺へ蹲っていて。 涙はとうに枯れたけれども、 部屋から踏み出す気力は未だに無い。
――もうすぐ、夜が訪れるだろう。 今日はまだ自警団の人は来ていない様だけれども、 あの人達は一日一人、と言っていた。 そろそろ訪ねて来てもおかしくはない。]
……そんなの、選べない。 ………選べない、よ。
[頭を振ると、膝へと顔を埋める。広間には、行きたくないと。 彼女が動き出す気配は、無い。]
(75) 2013/02/06(Wed) 22時半頃
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