197 獣ノ國
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知り合いつーか、舞台を数本観に行ったな。
そん時に、話す機会があったって感じ。 先月までやってた「ペレアスとメリザンド」も観たぞ。
[謳うように告げる旧友>>13に、確かにと納得をする。 距離としては近くとも舞台という隔たりの中で生きる相手なんて ブラウン管の中に存在しているアニメのキャラクターや 神話上に存在するファンタジーと似通う面は少なからずある]
(59) 2014/10/03(Fri) 08時頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/03(Fri) 08時頃
ーとある時間ー
[会話が、聞こえる。
浅く、しかし覚めなかった夢から意識が現実迄引き戻されて。
のろのろと瞼を開く。]
…!声、が…?
集え、獣人…?…兎に角、話してみるか。
□Re:集え獣人
20xx年10月2日 ys:ai
鎌鼬と呼ばれた鼬
[ちち…と無意識に漏れた小動物の、鼬の、鳴き声。]
遅れて、申し訳無い。
……こんな感じで大丈夫だろうか?
物騒な話になって居る様だ…と俺が言うのも何だがな。
被験体になるなど、俺も勘弁だ。
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や、邪魔じゃない。 寧ろ君に、話したい事があったんだが――
[遠慮がちな言を受け、視線を横に。>>18 自分の為だけに購入した本も忘れた侭含め ルーカスに手土産を渡してから。]
ルーカスともいつかの公演の時に 共に観劇する約は取っていたんだがな。
その時は残念ながら、俺に急用が入っちまった。
ええと、次の新作公演はいつだっけ
[横道を逸れた話題を向けている間も、 やはり落ち着きが戻る事はなく。 パン屋を一度振り返ってから二人に向き直り]
(60) 2014/10/03(Fri) 08時半頃
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>>0:396>>0:397 カリュクス …なんでもいいさ。平和なものでも、なんでも。
[ゆるり。微笑んで。]
届きそうな所で堕ちる……そうだな。 其れでも、飛べることは確か。
…少しだけでも、赦された気分になるだろうか?
[最後は小さく呟く。空を求める事を諦めた、そんな目が伏せられた。]
あぁ、変わって居る。十分に、な。
…戻るか?ならば、行くか。
[微笑みを相手に向ければ、相手の言葉に同意して。 気遣う様に少し少女の肩を支えて。ゆっくりとした足取りで店へと戻った。]
(61) 2014/10/03(Fri) 08時半頃
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……悪い、ちょっと気掛かりな事がある。 用事は、また別の折に。
[そう告げて、商店街へと引き返してゆく。 昼食の事も忘れ消えてしまった女生徒を捜すも、 無駄に時間を浪費しただけで終わってしまった*]
(62) 2014/10/03(Fri) 08時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/10/03(Fri) 08時半頃
座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2014/10/03(Fri) 08時半頃
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― 翌朝・自宅にて ―
――…んっ
[神隠しの逸話が頭にふと思い浮かんだ。
「神隠し」を間近に置いたのは 今から二十年も前の出来事だ。
捜索届けは打ち切られ、一人残された子供は 親戚の家筋にみを置く運びと為った。
家族で出向いた神社で、母親も父親も妹も 木々のざわめきの中へ消えていったのだ。]
(63) 2014/10/03(Fri) 08時半頃
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[奇妙な事象への研究は、解明を求めていた事と 出来る事ならば生きてまた会いたいと願っていたから
―――それも、十数年経た頃には薄れてしまい 死んでいる、と捉えて墓なき墓の為に花を買う顛末
己の手に殘るのは、形を変えたライフワークのみ
そんな過去を思い出すのは、 パン屋で預けた羽織りと共に離れていった 女学生の行方を確かめられなかったから、か。]
――…やれやれ なんつーか、馬鹿だねぇ
[半分諦め、半分諦め切れない己を嗤い。
縁側で刻み煙草をキセルへ詰めて一服を。 朝の涼しい外気に、独特の薫り雑じる煙が紛れてゆく**]
(64) 2014/10/03(Fri) 08時半頃
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抜荷 錠は、メモを貼った。
2014/10/03(Fri) 08時半頃
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――自宅→高等部校舎――
[ 進む道に厚い雲が一層影を落としている。慣れたそこへ足が吸い付けられるような感覚に、革靴の音を重くしながら。
――やがては見知った建物が映れば、小さく息を吐いた。昨日の自主休校を追求されればどうしようか、と思考を飛ばしつつ、その時になればでいいかと投げる。見つからないならそれでいい。都合のいい事に今日は休校なのだから。
歩みを進めて行けば、>>41 立ち尽くす後ろ姿に視線を留める。学生服のそれに一瞬だけ眉を顰めて、近寄れば覚えのある背格好に、表情を戻しては地面を鳴らした。]
――ここ高等部だよ。
[ 委員会議や合同行事で、幾度か話を交わしたその姿へ声をかける。今は大学に進学しているんじゃなかったか、と思いながら。 いつもより濃い色を落とす視界に、1人立つ様にはぼうとした――心許なさ、だろうか。あまり感じたことのない感情を、浮かべた薄笑いにはおくびにも出さないまま。]
こっちに用事? それとも迷子?――マユミ先輩。
[ 先に投げた声にこちらへ振り向いたのなら、ただ癖のまま向き合った顔を傾げつつ。気付かれなかったなら、その顔を覗き込むようにして名前を呼んだだろう。**]
(65) 2014/10/03(Fri) 09時頃
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□Re:集え獣人
20xx年10月2日 k:l
羽根を切られた白カナリア
蜘蛛
平穏に……私もそれがいいけれど
情報が氾濫すれば火の粉も舞いそうで、不安だったり
古鶴
近くかどうかは分からないけれど、樹の生えている場所に
鐘の音は煩くないくらいです
というよりも……首、捥がれたのです?
喩えにしても怖すぎですが。
シェパード
ありがとう。
囀ってみようとしたら、あまりにも音痴で少し不貞てたけど
たぶんこれは、性別以前の問題な気がするので諦めて
心の中で自由に唄うことにします。
□獣につゐて
20xx年10月2日 xx:xx
お花畑の匿名さん
私が猫ならば、ね
人を殺すのは退屈と無関心だわ
でも逃げてしまうよりは、様子を窺うべきだと思うの
刺激を与えることが一番危険だと思うわ
へえ…? どうして?
何か考えでもあるの?
あなたが会った方は人であったのね
私?残念ながら私も見ていないの
どうして噂だけ歩いているのかしら
不思議なこと?気になるわ
噂かどうか気になるところじゃない?
鹿
外は出ても平気だと思いますけれど。
天候は崩れそうな予感も……。
湿気のせいか少し翼が重たいのです。
海イルカ
たしかに。
羽根を伐られていても数十秒なら飛べますし。
唄えなくても、そればかりではないかもしれません。
ありがとう。
鎌鼬
あ、新しいお仲間さんですね。
いらっしゃい。
突然、情報が流れ始めましたからね―――
被験体はわたしも勘弁ですよ。
□獣につゐて
DAY:20xx年10月2日 xx:xx
NAME:柿食えば鐘が鳴る也名無しさん
へぇー、オカ板で騒がれてた目撃例はガセネタじゃないんかね
猿だったものが猿に戻る、みたいな話なら笑えるんだが**
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― 回想・大通り ―
"私もあなたが恋しい" "あれから、ずっと。 あなたに会ったその時からです"
["ペレアスとメリザンド" ――告げられた演目>>59に、ゆるりと当時の情景を思い出す。 死の間際の二人が交わす激しい口付けは、舞台の上であればそう恥ずかしいものではない。とはいえ、こうしてそれを見た者の前であれば、妙な気恥ずかしさは拭えなかったろう。 だからジャニスは、それを誤魔化す様に、ぽつりと芝居台詞を口にする。小さく、低い声。誰にも届かない様な、秘めやかな声音で]
次は暫く先よ。無理矢理休暇を取らされちゃったの。 アタシが出てない舞台で良いってんなら、今日にだってやっているけどね。
――そんなのには行かないで、アタシだけを見てちょうだいよ。
[誘う様に落とすも、相手はどこか上の空>>60で。 湧き上がる苛立ちをぶつけ様とすれば、彼はそのまま元来た道を行ってしまった。 ……結局何の用だったのだろう。公演の事を聞きたかっただけだろうか? 一つ鼻を鳴らして考えながら、今度は隣に立つ相手>>47に視線を]
(66) 2014/10/03(Fri) 09時頃
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……興が削がれちゃった。 今日はもう帰るわ。ごきげんよう。
[コートの裾を持ち上げて、小さくお辞儀を。そうして僅かに肩を怒らせて、ジャニスは相手の返事も待たずに歩き出す。短気は損気。分かっては、いるのだけれど。
少し離れた所で紳士の名刺を取り出して、先程隠された"V"を再びなぞる。 隠されると気になってしまうのは性分だ。いつか聞き出してやろうとそう考えながら、自宅への道のりを急いだ*]
(67) 2014/10/03(Fri) 09時頃
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― 現在・カフェテラス ―
ミルクティーとチョコレートケーキ。 先に飲み物を運んでちょうだい。
[公園の近くのカフェに着けば、テラス席の一つに腰掛け、簡単に注文を済ます。 普段であれば、寒がりなジャニスがテラス席を選ぶ事など無いのだけれど。昨夜偶々見付けたスレッドを見るうちに、人の波を観察したくなったのだ]
ありがとう。
[注文の品を運んできた店員に笑顔で礼を言いながら、ジャニスは通りへ視線を向ける。 通勤、通学。それ以外もあるかもしれない。 公園の通りを抜ける人々を盗み見ながら、温かい紅茶を口に含む。前だけ見ていたから、味なんてよく分からなかったけれど。
――この中にもしかしたら、"獣"が潜んでいるかもしれない。 ふとそんな事を考えれば、小さく嘲笑った。あんな荒唐無稽な話を信じる程に、現状に飽いているというのか。 ……けれど、実際そんな"もの"が居るのであれば。話を聞いて、役作りの足しにでもしたいものだ。
ふと、開いたスレッドに新着レスが書き込まれている事に気付けば、携帯へと視線を向ける。 暫くは此処で、観察と交流を続けよう。誰かに話しかけられれば、勿論答えただろうけど]
(68) 2014/10/03(Fri) 09時頃
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ごぽり。
気泡は水面へ弾ける。 僕の口から逃げて行く其れらが、一人でに太陽の下へ行ってしまった。
『置いていかないで』
ごぽり、 こぽ。こぽ。
足掻けば足掻く程、みんなは逃げて行く。
(69) 2014/10/03(Fri) 09時半頃
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−大学図書館− [大学か図書館かで悩んで、結局大学の図書館に訪れる。休校でも無闇にガリ勉な生徒がいるからか、図書館はいつもと同じように開いていて]
ガリ勉なのは、私も同じかな
[けして勉強が好きだというわけではないのだけれど、端から見ればきっとそう思われるくらいには真面目な生徒と自負している。下心も、ないと言えば嘘になるくらいはあるけれど]
これと、あと...あった、けど... はあ。踏み台かはしごかあったかな...
[昨日もらったメモを参考に本を選んでいるうちに、本に背が届かない事象が発生。きょとりと見回しても踏み台やハシゴは見つからず、さりとて助けてもらえるような知り合いもおらずに、どうしようかとため息を一つだけ]
(70) 2014/10/03(Fri) 09時半頃
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「…――…!」
僕はまた、同じ様に目を覚ましました。僕を追い掛ける夢の影から、逃げる様に目を覚まし―――覚ました筈でした。
「…な、んだこれ…」
ぐにゃぐにゃと曲がる視界。曲がる?いや、そんなものではない気もする。そう、「まるで見えない」。薄く差す仄灯はカーテンの向こうから差し込む朝日だろうか?自分の手を目前に掲げても、五本は輪郭をはきりと見せてはくれずに、ただ僕の前へ肌色と背景に馴染むだけでした。「…どうして」情けない声は部屋に響きます。鼓動はうるさい程に血液を体内に流し、僕は口からそれらが逆流して来そうな狂いさえ起こしました。「……お、おきなきゃ」震える声は部屋に響きました。ぽちゃん、どこかで水音が聞こえた気がして、僕はまた身震いをします。動揺を隠せない僕は、一先ずリビングへとぱたぱたぱたぱた、早い足音を鳴らし、大きな水槽を一目しました。
(71) 2014/10/03(Fri) 09時半頃
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愛人 スージーは、メモを貼った。
2014/10/03(Fri) 09時半頃
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「…ぁ、…ああ。」
ぼんやり、瞳を細めた先、硝子に映るのはいつもの自分。そう!溺れて苦しむ自分でも、特別目隠しをされた自分でも無い。僕はそのことに酷く安心する反面、見えない視界は如何して、と不安は駆け巡り。 意味もなく部屋を見渡して「この悪夢」の出口は無いかと探すうちに、昨日受け取った花々>>0:381を視界に入れた。
暖色を基調とした花は、碧の世界にポツンと美しく咲いている。 それがこれは悪夢ではないと暗に示唆しているようで泣きそうに顔を歪めてしまったけれど―何故だかそれが今の僕と類似している気もして、肩の重みが取れた氣もしました。
(72) 2014/10/03(Fri) 09時半頃
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―花屋 Lamo/回想―
案内された席>>0:375で、僕は頂いたお茶をこくりと一口飲みました。「…冷たいですね。」何の気もなかった、ただ当たり前のことを言った言葉は彼らにはへんに思えてしまっただろうか。僕は喉を通る冷たさに、体の芯を冷やしてくれるそれに何となく感動を促したから言っただけなのですが、はたして。
黙々と作業を繰り返す店員>>0:376は、慣れた手付きで花を厳選しています。その手に取られてた戻される花々に何だか悪い気さえ思い起こしながら、その光景を傍目で見る。
「…柔らかいなんて、初めて言われました。」
共に花を待つ彼女>>5の言葉には首を傾げました。 目の色は幼い頃から色素も薄く、異端だと糾弾されることもあった。その度に僕は、いえその頃はまだ父母が居たものですから、泣く僕の背中を優しく叩いて慰めてくれたものだったけれど。
(73) 2014/10/03(Fri) 09時半頃
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僕は髪を一房取っては、また首を傾げました。此方の色素も薄く、雪が降ると世界に紛れる。寧ろ冷たい、硬いとさえ思われそうなのに、彼女はその逆を示したので、心が無ず痒くなっては止まらない。
「あはは。じゃあ今、ときめいたんですか?」
その痒さをごまかす様に、僕は軽く笑いました。差し出されたらときめくと言われたならば、冗談交えてお返しを。
暫く談笑をしていたけれど、軈て店員から掛けられた質問>>0:378には「花瓶は花に合わせるので、大丈夫です。ありがとうございます」と。間も無く作業は終わるのでしょう、浮き出た沈黙は僕達を包む。
しかし先程、フードの彼と話していた彼とは随分違う口調に、見当たる「壁」には(やっぱりどこもそうですよね。)と、遠い気持ちに思いを馳せる。ひとつまぶたを合わせると、出来上がった花々に、囲まれる碧には少しだけ動揺を見せてしまったが―僕はゆっくり立ち上がり、にんまりと微笑みました。
(74) 2014/10/03(Fri) 09時半頃
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「…溺れずに、前に泳げるかな。」
受け取る際には小声で自嘲を。暫く明るく咲き誇る花を見つめ、漸くお代を払っていないことに気付いては慌てて財布を取り出した。「いくらですか、」彼女が店員へ向けたのか何か、褒めた言葉は耳に通します。確かに僕も、目前に腰に手を当て立つこの店員>>0:389に惚れたくなる気持ちも分かると変な思いを浮上させては可笑しくなって、気まずさから目を逸らし。その後の言葉に彼の素が出ていたことなどには、とくに気付かず。
「…ありがとうございます」
払い終わった際には、もう一度御礼を。口元ははにかむように歪んでいただろうか。 先に僕に向けられた気遣いの言葉>>0:377を脳裏で反芻させ、しかしうまく言い出せないことに少しだけもごついてしまったけど、「…また来ますね」そんな不確かなことを口頭に乗せ、花を大切に抱えては、僕は彼女に「お先に失礼しますね」と会釈を送ってひとり、先を急いだ。*
―回想 了―
(75) 2014/10/03(Fri) 09時半頃
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□獣につゐて
20xx年10月2日 xx:xx
めだちたがりの匿名さん
美女と野獣なら演った事ある
あれ女役だと相手がすごい大きく見えて結構怖いんだよね
獣人もそんな風なのかなあ
背中を見せたら襲ってくるって?
そんな、熊じゃないんだから
僕は役者でね
そういう役をやったとき、実例を知っていればより役にのめり込めるだろう?
何かさっきからひっかかる物言いをするな
ねえ、君何か知っているんじゃないの?
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―現在・自室のベッドの上―
[天井に向けて伸ばした手。 色素の薄い掌を握ったり開いたりしながら 昨日のことをゆるゆると思い浮かべる。]
愛は脆いのかな。 [けれども粉々に割れたなら、自分をも相手をも傷つけることは出来そうだ。 そんな取り留めもないことを想えば。
昨日、自宅近く。この庭の合歓の樹が見えるところまで ともに歩いた男性>>25のフードの色を思い出し]
次に会えたら……
[名前を名乗ろう。と寝返り一つ
部屋に白い羽根が舞った*]
(76) 2014/10/03(Fri) 09時半頃
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―引き続き現在・自室―
[木製のベットの上、若草色のタオルケットに包まりながら ころり ころり 輾転反側する。
背中の翼が邪魔になり、寝返りが少し打ちにくい。 いっそ本当の鳥のように、立って寝てしまおうか。 そんなことを思えば、視線は太腿から足首へと動いて、そこに残る手当の跡が目に留まる。
『赦された気分に』その言葉>>61の真意などわからないけれど 伏せられた目を気が付けば、良い話ではないのだろうと推測して。だからと言って気の利いたことなど言えるわけもなく。
肩を支える手には甘えるように、店内へと その足取りがゆっくりとしたものだったことも、まだ記憶に新しい。]
[店内へ戻り別れれば、興味の散りやすい自分は カウンターへ直行するよりも新刊を眺めたりして、夢中になってしまったと苦笑い*]
(77) 2014/10/03(Fri) 09時半頃
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□獣につゐて
20xx年10月2日 xx:xx
まるでシビアな匿名さん
お花畑さん
どうなんだろう。猫なんじゃね?餌付けしたら懐くのかな。
また会えたらクッキーでも渡そうかね。会えると良いけど、如何せん猫だからなあ
目立ちたがり屋さん
不思議な人って詳しく教えてよ。恋?恋なの?
てか美女野獣やったことあるとか、そっち方面に精通してる人か…眩しいわ…
ハムスターの獣とかならちっこくて可愛いイメージ。
方向音痴さん
人に何かするのかな。狼とか熊とかサメの獣人なら食べられそうだな。
柿食えば鐘が鳴るさん
目撃例?何かあった?
御伽噺も良いけど、やっぱ無理だよなあ…
てかなんか塔に人住んでるとか噂無い?あれ獣人だったりすんのかな。**
□集え獣人
20xx年 10月2日 ss:ft
シェパード
天気が悪いとなんだか憂鬱
誰かと話しながら勉強したい感じ
黒鹿(目が悪いわけでもないのに黒が馬に見えるなんてそんなまさか)
そう、それなら良かった
ちゃんとご飯は食べなよ?
鼬
鼬が追加、と
多様性に富んでて研究者が喜びそうだな
カナリア
いつか貴女の歌も聞きたいな
綺麗なものは好きだよ
憧れみたいな
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―現在/商店街―
一先ずとりあえずと、僕は重い足を上げて玄関へと向かいました。言わずもがな、視界を矯正する器具を買いに行くために。ぺたぺた、何時もより幾許か音を激しく鳴らす足に違和感さえ感じながら僕は玄関へ向かいました。
「…?……おい…?」
ぐい、ぐい。僕は足を靴へはめ込みます。はめ込もうとします。しかしそれは、無理でした。腑抜けた視界を屈めて足を見て、その輪郭をなぞるとそれはまるで―小指の横下から踵までに着いた、尾ビレ。魚の鰭。
それを指先に感じた瞬間、頭から血の気が引きました。「何ですかこれ」そんな動揺声にする間もなく僕の唇はひゅうひゅうと掠れた息を吐きます。過呼吸にさえ陥りそうなその中で、僕は喉元を抑えました。
(78) 2014/10/03(Fri) 10時頃
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「…お、…ちつけ、…おちつくんだ…」
震える声は自分に届いてなお震え。 喉元にあてがう手さえ動揺しています。 僕は下駄箱からサンダルを取り出すと、ズボンの裾を僅かに引き下げ、ベルトを付け直し、足元を隠せるようにしました。
「……!」
しかし苦難はまだ続く。朝日と言うのに照り付け身を焼き焦がそうとしているのか、兎も角太陽は僕に牙を向く。じりじりと肌が焼けるような感覚に肌を擦っては、これでは自分に合ったメガネを探す前に焼き焦げてしまうと慌てて黒の傘を取り出しさしました。じりじり、太陽はまだ僕を襲い続けてはいるけれど、先よりかはマシです。
僕は履き慣れないサンダルを鳴らしながら、ぼやける視界に覚束ない足取りを持って焦げそうだと悲鳴さえあげる肌を時折擦りながら、商店街へと足先を向け、やがてどこかの日陰で一先ずと、その体を休めます。**
(79) 2014/10/03(Fri) 10時頃
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測量士 ティソは、メモを貼った。
2014/10/03(Fri) 10時半頃
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