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魔女は生まれてくる子と引き換えに、
ラプンツェルを好きなだけ食べて良い、と言いました。
そして生まれてきた子は、魔女に浚われてしまいました。
子はラプンツェルと名付けられ、
外に出られないように、塔の上で育てられました。
魔女はラプンツェルの長い髪を伝って、塔に登り
それが魔女とラプンツェルの会う唯一の方法でした。
ある青年が、ラプンツェルの髪を伝い、塔に登りました。
二人は一目見て、互いに惹かれ合い、何度も逢瀬を重ねました。
口付け、身体に触れ、深みを知る。
背徳的な逢瀬。
ラプンツェルが子どもを孕んだと、知り、
魔女は怒り狂って、ラプンツェルを塔から追い出し
遠く遠くへとやりました。
青年はラプンツェルの行方が分からず、
絶望して塔から身を投げ
失明してしまいました。
それから暫しの時が経ち、
ラプンツェルは、双子の男女と一緒に暮らしていました。
青年は、ラプンツェルと再会し、
ラプンツェルの流した涙によって、
青年の目は奇跡的に再び光を取り戻しました。
そうして二人は、しあわせに、なりました。
めでたし、めでたし。
……とってつけたようなハッピーエンドね。
世界はそんな風に幸せに巡る筈が無いのに。
ラプンツェルが子を孕んで
青年が失明して
かなしいかなしいおしまいにすればいいのに。
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……あたしは呪われてんだよきっと
[訥々と、普段からするとありえない平坦な声]
本当の父さんは、棺桶に入れられない体の部分があったって、近所のババァが言ってた。
母さんはあたしを産んでからずっと病気がちで、死ぬまでずっと死ぬってことを、…怖さを抱えて生きてた。
道で拾った猫も野犬に食い荒らされたり、お気に入りの場所は大人に潰されたり…
あたしに、何か。 何でもいいけど、愛とかそういうのとか。 それを持った人やものはみんな、不幸になってくんだ。
(470) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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それに、街に行きたくなかったのは… 別にもう間に合わないとか、ケンカして怒られそうとか、そんなんじゃなくて
…街には村と比べ物にならないくらいたくさん、人がいるんだって。
兄さんも、あたしも、そんな中に混ざったら、変わっちゃうんじゃねーかって、思って 怖くなったんだ。
見知らぬ女と…兄さんがあたしの前から消えてっちゃうとか。 あたしが…見たこともない男と一緒に兄さんから離れちゃうとか
兄さんとあたしの、関係とか絆とか、そういうのが、変わっちゃうのが…怖かった
……でも…… 今は、死ぬ方が、ずっと怖い…よ…
[声が潤み始めた]
(472) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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貴女も、そう。
姿を消して、
互いの居場所も分からずに、
絶望して、
後悔して、
……世界の全てがハッピーエンドになるわけがないのだわ。
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ほんとはみんなで街に行きたい でも行けばあたしたち変わっちゃうかもしれない ……兄さんもあたしも、ココロが離れちゃうかもしれない
……そんなのやだ ……でも死ぬのもやだ
怖い……死にたく、な…………ひっ
[兄にしがみつく力を強めてひとつ、しばらく小さくしゃくりあげた]
告解、おわり
……で、何が言いたいのさ
(473) 2010/07/05(Mon) 00時半頃
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そうと分かっていても
無慈悲な世界に生きても、
それでも、
幸せを願うのが、人なのでしょうね。
此の物語を幸せに終わらせた、著者のように――。
受付 アイリスは、力を緩めずしがみついたまま、兄の言葉を待つ
2010/07/05(Mon) 00時半頃
[残響が掠める哄笑には、唯]
―――…。
[瞳に陰りを落とし、その眸を細めるだけ]
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/07/05(Mon) 00時半頃
幸せな、終りは――
望んでも手に入れられないわ。
それを望んでも、得られるのはほんの一握りの人だけ。
多くの人にとっては、それは儚い願い。
いいえ、一握りの人にとっても、他の人からみれば幸せなだけで――。
本当は幸せではないのかもしれない、わね。
でも、縋ってしまう。
最期だから、特に――。
幸せな終りを……。
幸せなんてものは
憧れる為に在るのかしら。
[ぱちり、と、瞬きをした]
縋ってしまう、か。
そうね。
……そう。
なんだかんだ、言っても、
それを望んでしまうのね――
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