3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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あんまりバカにすんなぁー
[だけど、以前にも増してどんどんバカになっているのは否定できず。
動物のような毛が生えた自身の手を見た。]
……ばかにばかって謂ってなにがわるい。
[彼のからだのことは知らず]
…生徒会長くん いまさらね
彼のいろ、わたしも、もう見てる。
君が ひかり にかざしたでしょう?
あかでもなくあおでもなく
にているかしら ね
うすむらさきに
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―音楽室―
[まだ、後、少し、足りない。
ただ、ノイズはほとんど静かに、なった。 まだ鳴り止まないけれど。
ノイズが弱まったことで、頭痛と吐き気も落ち着いてくる。 ゆっくり立ち上がると、ピアノの蓋を閉めた。 手が滑り、派手に音を立てる。
それを見て、嫌そうな顔をした]
(695) 2010/03/02(Tue) 12時半頃
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−北棟階段− [生徒会室の主だった男の姿もあった。 左手で目は隠したまま、けれど。]
…… ん、僕で、いいなら。
[生徒会室に戻れば、もっと屈強なドナルドが居るが。 蹲っていた彼の姿を思い出す。もし、ディーンが好かれてしまったのだとしたら。また。 >>694担任と代わる。けれど、彼女が傍に付き添うのに身が強張る。]
どこ連れてくの、生徒会長。 あ、今はもう、元 …… か。
(696) 2010/03/02(Tue) 12時半頃
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― 生徒会室 ―
[薄紫が見下ろしてくる。鉱石の指が伸びるも止まる。 闇の中から声がした―――だからか、止まった指先が淋しいなどと。]
嗚呼、そうか。
[その一言で、フィリップとセシルの言葉に合わせて答える。 フィリップの去る姿に、自分の眼帯のことを思い出す。 闇に侵食されたようなフィリップに、何かを言うことはない。 多かれ少なかれ、皆同じような状況なのは変わりないからだ。]
(697) 2010/03/02(Tue) 12時半頃
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――、……
――…、 何…?
[薄紫。半端者の色。でも。声は。]
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―――……傍にいてくれねぇと、淋しいじゃねぇか。
[セシルと二人きりになれば、立ち上がり、ポツリと零す。 煙草を好む人は淋しがり屋だと言ったのは、担任だったか。 向こうから触れてこないなら、こちらから。 常ではあまり取らない行動。 セシルの頭に指先を伸ばしながら言う。]
俺は、眼帯と鞄回収にいってくる。 南棟の一階の廊下に、ほうったまんまなんだ。 キャロルは、多分フィリッパがついていてくれるだろうさ。 お前は、お前のしたいことがあれば、優先させてくれ。
[伸ばした手は、言葉は、届いただろうか。]
(698) 2010/03/02(Tue) 12時半頃
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[バカって言うな、と。]
褒めてるんだけどな。
[ある意味では。
やはり彼の身体の変調は 知らない。]
うす むらさき?
似たような色って、他にもあるの、かな。
ただ……
[鬼 の 印がないだけ。]
『彼は 鬼 を みつけようとするんだ。』
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―生徒会室―
…――、ん。
[指先を握りこみ、フィリップを見送った。 遠くから声がする。]
…、――
[自分の手を見た。 職員室の時握りこんだ拍子にだろうか、 掌に傷がある。弾けるだろうか]
…、ぇ
[ぽつり、零された言葉に眼を丸くする。 ついで 伸ばされた手を 少しだけ、怯えたようにしながら ――いつかのように払うことは、しなかった]
(699) 2010/03/02(Tue) 12時半頃
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[何故ここにたどり着いたのかは分からない。ピアノを弾きたかったのか、なくしたものを見つけたかったのか。 なくしたものは、戻ってこない。
だから、納得した。
今の自分は、あの頃の自分だと。
荷物を手に音楽室を出る。足取りは、少しだけゆっくりと。ここにきたときよりは遥かにしっかりとした動き。
なくしたのなら、戻ってこないのなら、
いらない? それとも]
私の中から生まれたものなら、戻さずともまた生まれるでしょう。 今は、ケイトと、鬼を探すほうが、先です。
[意志は残った。その意志をどうしてもったのかの理由は分からない。けれど、自分が持っていたものなら、ちゃんとした理由があったはずで、今はそれだけで十分だと]
(700) 2010/03/02(Tue) 12時半頃
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――保健室――
……ん、ん。……ここ、どこ?
[天井の明かりに眩しそうに目を細めながら半身を起こした。 ぼんやりとした表情のまま首を巡らせば、自分が保健室の清潔なベッドに横たわっていたことに気が付く。
隣のベッドには枕を抱きしめながらピッパが眠っていて] マクレーンさんも……ケイトに酷い目にあわされたのかな。 それに……シェリー君、大丈夫かな。
[美術室、生徒会室のことを思い出し、ぞくりと身体が震えた。 状況を確認したかったが、眠る彼女を起こすわけにもいかず]
風邪、引いちゃうよ。
[ベッドから降りて、ケットをかけようと近づいた]
(701) 2010/03/02(Tue) 12時半頃
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――……そうですね。 彼はそう思ってるでしょうね。
[ひどく脆い笑みを浮かべグロリアを見る。 自分は別の感情を持っている、と言いたげに]
ん? 行くなら、大丈夫そうな保健室かな。
…そうそう、“元”生徒会長。 いつまでも生徒会長やってるわけじゃないしね。 [フィリップには出来るだけ常の笑みを浮かべる。]
(702) 2010/03/02(Tue) 12時半頃
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―生徒会室―
…、 待っ
…、…――、
[(淋しい。)]
……――俺も、行く。
(703) 2010/03/02(Tue) 12時半頃
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まぁ、バカなんだけど……
[軽く返したつもりでも、ちょっとだけ、怖くなる。
なんだろう、こう、本当に頭が悪くなっていってるような……。
まさか誰が誰だかわからなくなるようなことはないと思うのだが……。
あんまり触っていないビー玉の表面はかさりとした感触で、
でも赤の中に見えるのは黒い星。]
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―北棟―
皆で帰りたいと思っているのは、みんな一緒。 そんなの当たり前じゃない。 一人で先走っちゃ駄目…失敗するわ。
[>>693 それは自身の悔恨でも、あったのだけれど告げて]
[>>696 フィリップわずか強張ったのには気付かない。 異変がその身に起こっていても、彼と話すのはどこか日常の延長のような気がしてしまう]
足元、気をつけてね。 ……わたしも気をつける。
[慎重に階段を降ってゆく。 人に注意するときは、自分の足元が少々おろそかになっていたけれど]
(704) 2010/03/02(Tue) 12時半頃
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奏者 セシルは、謂ってしまってから、自分でうろたえて半歩退いた。
2010/03/02(Tue) 12時半頃
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−北棟階段− [>>697眼帯の下、拡がる闇。それに触れないでくれたドナルドに安堵と ―― 。 見ないで欲しい。 思うのに。 見て貰えてない。 視界の外なのかと 思うと。
さみしい くるしい と また闇が騒ぐ。]
ディーン……君、大丈夫? でも、また、誰か……
[好かれたって、彼女が言っていた。 彼女。そう言えば。]
…… センセは 解る ひと?
[彼女が近くに居るのが。]
それって彼女を見つけるためのヒントにならない かな。
(705) 2010/03/02(Tue) 12時半頃
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―北棟3階・図書室前―
あー……何となくわかる、それ。
[一方的なルールに従うのは、というジェレミー>>659。その辺りは自分も感じていたから、こくり、と頷いた]
……落ちてた、って。 落ちてたから拾ったって。
[さらりと返された説明と、その後のやり取りらしきモノには、ただ絶句するしかなかったが]
……ああ、オレらは、調べ物。 ヒントにたどり着くための、ヒント探し。
[何しに、という問いに、校長室の事を話して。 腕への疑問は、そんなとこ、と曖昧に笑った]
(706) 2010/03/02(Tue) 12時半頃
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……あんまりご自分のこと、
ばかばか言わないでください。
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― 生徒会室→南棟 ―
[伸ばした手は、果たして柔らかな髪に触れた。 感触が、まるで猫のようだと思い、濃紺がほそまる。 傷ついた手が眼に止まり、お節介な一言。]
手、治ったら、またロックみたいなピアノ聴かせてくれ。
[笑う。多分、言葉より分かりやすい音。 そのまま、場を後にしようとした。離す指先。けれど]
んぁ?嗚呼……―――
[ついてくるというなら、拒むことはない。常のように。 生徒会室の前に群がっている人には挨拶だけ向けて、南棟へ向かおうと。途中でセシルの気が変わったならば、それはそれで。
――……ドナルドが階段を滑り落ちたかどうかは、今は伏せておこう**]
(707) 2010/03/02(Tue) 13時頃
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−北棟階段− [>>702狭く暗い視界の中に、見えた元生徒会長は。 よく見る表情で。ふ、と息を吐く。]
わかった、保健室……大丈夫なんだ。 それは、ありがたい な。
[右腕も軽く手当てしておきたい。 それから この闇を隠すには眼帯だけでは足りない気がして。 >>704皆で帰りたい、その言葉に頷く。]
…… そう、だね。
[見つけて、戻る。それが一番いい 手段のように聞こえた。]
センセこそ。危なっかしいんだから。
[足元を注意されて用心深く。もう既に転んで怪我を負った自分が言うことでもないが。 担任との会話は 懐かしくて 懐かしく思うことが さみしい。]
(708) 2010/03/02(Tue) 13時頃
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―南棟東階段―
[階段を下りていく。上から見てみようとも思ったが、それで見つけられそうにないのは明らかだった。 何より一人を好むらしい今の状態は、逆に誰かに会った方がいいのだと、経験で憶えている]
こちらとあちらを繋いでいるのがこの場所なら、私はもう半分ほど、染まっているのでしょうね。
[鞄を持つ手は、気を抜けばそれを落としてしまう。 シャツの下は、時折透けて見えた。
手が滑ったのではない。 蓋は手をすり抜けただけ]
(709) 2010/03/02(Tue) 13時頃
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[ふ、 と 息を吐いて 嗤う。]
『凄いね、さすがは元・生徒会長。』
[聞いた、苛めていたと言う様子など微塵も感じさせないし。]
『よく……こんな状況で、平静で居られるね。よっぽど 鬼 みたい。』
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んじゃ、オレらも行動開始するよ。 ……今のまま、やられたまんま、っていうのは、気にいらないし。
[軽い口調、でも目はわりと真剣な様子で言ってから、図書室へ]
……お。 先に、誰か調べてた?
[奥の棚の資料の動かした後に首を傾げたりしつつ、動き出す]
教員名簿がダメなら、著作、か……。
[先に、グロリアに言われた事を思い返しながら、資料を当たる。 左腕を不自然に庇いながらの作業は、時間がかかりそうだけど**]
(710) 2010/03/02(Tue) 13時頃
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[まだ、平気だと言い聞かせる。 そうしなければ、すぐに飲み込まれてしまうから。
ゆっくりと階段を下りて、漸く1階へとたどり着いた]
……誰かいるのですか。
[保健室から、声が聞こえた。大丈夫といわれた場所。行くつもりはなかった。だから、ノックだけを響かせる]
(711) 2010/03/02(Tue) 13時頃
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―北棟廊下―
[階段を下れば、渡り廊下はすぐそばに]
――…あら、君は違うの?
[>>702 何かを吐露してしまいたそうな、 ラルフにはそれだけ向けて。
>>705 フィリップの問いには悩ましく]
……そう、ね。 わかる、と思うのだけれど。
あの子。 長いこと 私のなか にいたから。 まだ忘れ物、残っているし。
[とぷん、と 生ぬるい やみ が波打つ]
(712) 2010/03/02(Tue) 13時頃
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せんせ、…
[ やみのなか は ]
「せんせ」 …
[ すごく ] [ つめたい よ ]
(@66) 2010/03/02(Tue) 13時頃
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―保健室前―
[中を確認する前にスティーブンが来て]
あ、ごめんここ居たら邪魔だね。
[ノックをするなら慌てて戸の前から離れた。 自分でも聞こうとしていた問の答えは返るだろうかと、 教師と保健室を交互に見て]
(713) 2010/03/02(Tue) 13時頃
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