52 薔薇恋獄
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『……そんなことは、もう、どうだっていいのよ』
[ ぽつり ]
『わたしだって、あの方以外の人を愛せる気がしないから』
[ 姿形が似ていた夕輝でさえも ]
[ やっぱり自分の想い人ではないから ]
『第一、わたしはもう死人だもの』
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雨がやんでくれれば、いいんですけどね。 そうすれば水も引くし外にも出れる。 ……逆にやまないと、浸水。きっと悪化しますよね。 くるぶし辺りで危険、膝下は死ねる、腰まで浸かったら死を受け入れろレベルでしたっけ。
[頭の中で水害のシミュレートをしながら。 特に流水は危険だ。雨で流れ続けてるのなら、まず水に触れないほうがいい]
僕達も荷物とか、用意したら。上にいくつもりだったので。
[高い所に向かうのには同意する]
(42) 2011/05/24(Tue) 21時半頃
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[それは、きっと台所を去り際に聞こえた甲斐の声]
…………どう、かな。 恋する相手は、人じゃなくても、いい、かもね。
[ちょっと考えて、呟いていた。 胸の中のもやもや。新たに恋情をおぼゆる人を探せる気はまだしない]
(43) 2011/05/24(Tue) 21時半頃
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[一階をぐるり回って声のする方へ]
下の階には誰もいないみたい。 もう少ししたら床上浸水してしまうかもしれないから 急いで2階に行こう、静谷にも知らせないと
[どうにか探せた雨具と合羽…人数分なかったかもしれないが手にして甲斐たちと合流する]
(44) 2011/05/24(Tue) 21時半頃
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そういえば俺、懐中電灯あと2つ持ってたよな
[あわてて部屋へ行くとカーゴパンツのポケットに突っ込んでいた電灯を手にして戻ってくる]
栖津井先生に渡していた分もみつかったから全部で3つある。後、土橋にも渡していたはず 明かりを振り回しておけば誰かが見つけてくれるかも
[そういって持っていた電灯を耀と甲斐と織部にそれぞれ渡した]
(45) 2011/05/24(Tue) 21時半頃
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―― 1階 ――
[甲斐や耀と、おそらくは何度も何度もすれ違っては離れ、すれ違っては、離れ。結局、自分のドラムバッグひっくり返し、それにある程度詰め込むことにした]
[ダイス、カード、水晶球に道さんの麻雀牌。全部、置いてく。 上に、何枚か長袖のシャツを着て、パーカーはおった。 ………ただ、最上の煙草と自分の携帯だけは、ぐるぐると水濡れ防止処置して胸元から離せない]
…………。
[耀の言には頷いた]
……2階、最悪、バルコニー。 そこまで水が来たら、ちょっと、それから考える。
[それは、ちょっと想像しにくかった。 どれだけ強い怨念なのだろう]
[雨具と合羽を持つ浜那須。彼の用意に頷いた]
(46) 2011/05/24(Tue) 22時頃
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………静谷、平気、かな。
[ぽつりと呟いた]
[そうしてある程度用意が出来たと知れれば、さっと2階に上がってく]
………まだ時間、あるなら。 皆の荷物も持って来たい、な。
[やっぱり色々未練はあるらしい]
(47) 2011/05/24(Tue) 22時頃
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[懐中電灯受け取って]
助かります。 これだけあれば、順番に使えばかなり持つでしょうし。
[荷物の準備は色々と難しい。 必要なものがなければ困るけれど、多すぎたら体力を無駄に消耗するばかりで。 あまりこういう事には慣れていない。 思えばずっと親に、兄に、幼馴染達に頼りっぱなしだったな、と]
紅子さんは……
[迷う。鳥籠は部屋に残っている。 この天気の中外に出るとしたなら、飛ばせるわけには行かない。 かといって籠に入れると、何かあった時に飛んで逃げる事が出来なくなる]
…………外、出るとしたら。 絶対僕から離れちゃ駄目だからね。
[結局鳥籠は荷物から除外した。賢いこの親友を信じる事にした]
(48) 2011/05/24(Tue) 22時頃
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本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 22時頃
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土橋の部屋はどこだったかな…
[少し考えて静谷の部屋だったと階段をふたつ飛びで昇っていく]
静谷!いるかっ!雨が浸水して来た なんかやばい予感がする
[ドンドンと扉を叩いて、中から返事はあるだろうか]
(49) 2011/05/24(Tue) 22時頃
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人でなくとも、か。 世の中には、仕事に恋してる人もいますしね。
[織部の言葉に、そんなことを返しながら、準備を進めて行く。 途中、浜那須の姿が見えれば、その用意を受け取った。]
俺も一応、懐中電灯1つもってますけど。 予備で持っておききますね。
[ショルダーバッグは割とパンパンである。 少し肩がこるな……と、こんな状況でも想いつつ]
物は、生きていればどうにかなるから。 今は諦めましょう、織部先輩。
[未練がありそうな織部に声かけて、準備が整えば蘭香を2階へと促す。 ちらっと後を向いて、また日向に何か1つ、2つ呟きを残した。]
(50) 2011/05/24(Tue) 22時頃
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どうでもよくないさ。
少なくとも、俺にとってはどうでも良くない。
[ぽつり返す。]
暁様しか、恋愛としてみれないというのなら、それでもいい。
[日(暁)に向かうという名は、思えば皮肉なものだとずっと思っていた。]
……人が本当に死ぬときは、誰の心にも住まなくなった時だそうだ。
俺は生きれるか判らないが、でも生きていても死んでも
お前のことは忘れないよ。
多分、お前が暁様しか見ていない時も、
恋ではないかもしれないが、お前を考えてくれている人は居たと思う。
[2階に向かう間際、そんな言葉を残した。]
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[静谷からの返事がなければ]
静谷、土橋の荷物に懐中電灯があるはずだから、 探して持っておけ あと体が濡れても大丈夫なようにしっかり準備しておけよ。いいなっ
[部屋の中に声を掛けた]
(51) 2011/05/24(Tue) 22時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 22時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 22時半頃
『………………』
『あなたって本当に、優しいんだか、女泣かせなんだか』
[ 少し呆れたような、溜息 ]
『誰にでも優しくしていると、本命から愛を疑われてしまうわよ』
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仕事が恋人、は僕はちょっとやだなぁ。 どうせ人じゃないなら紅子さんがいいね。
[まだ屋内ではあるけど、言いつけどおり自分から離れない鸚鵡に頬を寄せ]
そういえば、皆荷物そのままでいなくなっちゃったから。 諦めてもらうしかないかな。 持って逃げるとか流石に出来ないし……
[そもそも逃げる事が出来るのかどうか。 その不安は口にしない]
(52) 2011/05/24(Tue) 22時半頃
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……優しくはないさ。
ただ、臆病なだけかもな。
[臆病と書いてヘタレと、おそらく多くの人は読むのだろう。
女は泣かせた記憶がないと、難しい顔をしながら、ぼそっと。]
本命から愛を疑われているのか以前に
今も好いて貰えてるのか判らんしな……。
[どこまでもヘタレだった。]
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紅子さん……か。
[色々胸中想うことはある訳で。 じっと蘭香に寄り添う紅子さんを見る。 結局何もいわずに眼を逸らした。
そのまま2階へと上がれば、浜那須が静谷の部屋を叩くところであったか。 静谷とは接点があまりなく、状況が良く判らない。]
………。
[説明を請いたいが、言葉にはしない。 出来れば生を諦めて欲しくはないとは、思っているけれど。 2階のどこへ向かっただろう。 窓から豪雨の中、それでも散らない薔薇(想いの残滓)を見詰めた。]
(53) 2011/05/24(Tue) 22時半頃
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ヨーランダは、目を逸らした蛍紫を不思議そうに見た。
2011/05/24(Tue) 22時半頃
ディーンは、蘭香になんでもないと、首を一度横に振った。
2011/05/24(Tue) 23時頃
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……そういえば、紅子さんのことも聞かなきゃね。 うん、やっぱ頑張って逃げなきゃ。
[寄り添う紅子さんの羽をそっと撫で付ける。 その感触が、温もりが、力を与えてくれる気がした]
(54) 2011/05/24(Tue) 23時頃
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ヨーランダは、ディーンに話の続きを促した。
2011/05/24(Tue) 23時頃
ヨーランダは、ベネットに話の続きを促した。
2011/05/24(Tue) 23時頃
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[静谷は部屋の中で聞いているだろうか]
静谷聞いたけど…お前さ、もう帰りたくないんだって? よく、理由はわからないけど家に戻れないなら ウチにくればいいよ
シェア料はもちろんしっかりとるけど バイトでもすればどうにかなるだろ それに、もうすぐ大学に行くんだ…それを機会に家を離れればいい ずっとずっと遠くの学校にいけばいいじゃないか
[理由はわからないけどそれぞれの家にそれぞれの事情はあるだろうから…でも、死を選ぶほどに帰りたくないなんてよほどの事だと思っていた。]
(55) 2011/05/24(Tue) 23時頃
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[ それは、本来なら見える筈のないものだった ] [ とある窓ガラスに、誰かの影が、映っている ]
(56) 2011/05/24(Tue) 23時頃
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[ その窓でいつか女に手を伸ばした時のように ] [ 窓ガラスに映る誰かの影はその手を真直ぐに ]
(57) 2011/05/24(Tue) 23時頃
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バーナバスは、ヨーランダ紅子って寒いの弱いのか強いのか…どっちだろう?
2011/05/24(Tue) 23時頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 23時頃
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[ *オレに、手を伸ばせと想いの丈を彼に向ける* ]
(58) 2011/05/24(Tue) 23時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 23時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 23時半頃
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[背後に人の声を聴きながら、睨みつけるように窓の外を視ていた。 自分が言えることは、言ったつもりだ。 ――……雨が、彼女の涙が止まることを、後は願うことしかできない。
窓ガラスに掌をあてた、ひやりとした感触がする。 と、光の加減だろうか、窓ガラスに映る影が自分の姿ではなく]
楓馬……―――。
[時間的には1日くらいしかたっていないだろうに、 もう随分と別れてたったように思える幼馴染の姿に見えた。
姿を見るまでは、最後の最後まで手を伸ばすつもりはなかった。 だけど、幻でも見てしまえば駄目だった。]
楓馬、俺は、お前に会いたい。
[零れた弱音。そっと窓ガラスの相手の手に、己の手を合わせた。]
(59) 2011/05/24(Tue) 23時半頃
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―― 2階 ――
………………。うん。
[甲斐に2階への避難を促された。 頷く。静谷の部屋には、浜さんが向かったのを見た。 エントランスのごぽごぽは、どんな感じなのだろう]
[とりあえず、2階の最上の部屋の前。 自分用の拠点を作って、避難荷物を積み上げた。 ポケットの奥、ビニル袋に包まれた携帯電話を握り締める]
(60) 2011/05/24(Tue) 23時半頃
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―― 2階 ――
[雨の音は激しさを増していくように聞こえた。 静かな別荘の中、嵐の様に吹き付ける雨の音しか聞こえない]
(61) 2011/05/24(Tue) 23時半頃
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ヨーランダは、ただ黙って。立ち尽くして。蛍紫の様子を見ている。
2011/05/24(Tue) 23時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 23時半頃
本屋 ベネットは、メモを貼った。
2011/05/24(Tue) 23時半頃
子守り 日向は、メモを貼った。
2011/05/25(Wed) 00時頃
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[ずっと強がってはいても、たかが16,17の子供でしかない。 一度弱音を零してしまえば、崩れるのは早かった。]
[唇が小さく動く。 まるで泣き顔を見られるのを厭うように、 コツリと窓に額を預けた。
掌が触れた硝子がぬくもって、 まるで人肌に触れているようだと思う。 指先に力を込めて、ゆっくりと瞼を落とした。]
(62) 2011/05/25(Wed) 00時頃
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―― 2階 廊下 ――
[廊下の窓を一箇所、開けた]
[浜さんが静谷の部屋の前に立っているのを見た。 ちょっと一人だと心細くて。 彼の隣に荷物持って移動してみる]
[消えないけど。 消えるときは傍にいてくれると言ってくれたから]
(63) 2011/05/25(Wed) 00時頃
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……………蛍紫君。
[掠れて、上手く声が出ない。 分かっていた。 望んでいた。 それなのに]
[自分の醜さに腹が立つ]
(64) 2011/05/25(Wed) 00時頃
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ごめんな。蘭香を護りきれなくて。
ごめんな。日向も救うことが出来なくて。
――……ごめんな。それでも、お前に会いたい。
こんな、俺で、すまない。
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[廊下の奥で、甲斐が窓ガラスに手を伸ばすのを見た]
……………
[先ほど聞いた、彼の台詞。 もしかして、向こうの誰かから「思われた」]
[心のどこかが、ちりりと痛んだ]
(65) 2011/05/25(Wed) 00時頃
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