97 せかいがおわるひに。
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ん?可愛いよ?
[姉と比べられる機会は多いだろうけれど。 それとはややベクトルが違う気がする]
愛想がなくて、表情を見せようとしなくて… 真面目で真剣な人?
[そして香る煙草。 思考をめぐらしたけれど、未だ確定するまでには至らない。 でもよく見ているなあ、なんて思いつつ。]
そっかー。 好きな人かあ…。 ……今日会ったんだよね…?
……なんか話とか、したの?
[ドコまで踏み込んでいいのかよく分からずに。 当り障りのないことを。]
(46) 2012/07/21(Sat) 02時頃
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アイリスは、セレストが表情をすこし変えるのを見ながら。
2012/07/21(Sat) 02時頃
[手が伸ばされる。こちらには届かない。
撮影をする。
ああ カメラ目線だ。
カメラ越しに、彼女の表情を ――― みる。]
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[誰かを傷付けようという気はなかったが、危険な場所に自ら死にに行く――、そんな風に身を投げてしまおうとも思えず。
――目に、焼き付けておこう。 最後まで、生きようと決めたなら、それをハッキリと自分の中に刻んでおきたかった**]
(47) 2012/07/21(Sat) 02時頃
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思い切り過ぎって怒られて。 高校生に興味はないって言われて。 地雷を撒くのが好きなのかって聞かれて。 仕事が嫌いになったって、言ってた、かな。
[そして最後にキスと上着を残して、いなくなってしまった。そんなことは言えない。 ぽつりぽつりと、交わした会話の断片をアイリス先輩に話すけれど、自分の説明がものすごく不親切なことは自覚していて。 多分きっと先輩には意味がわからない]
(48) 2012/07/21(Sat) 02時頃
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[ た す け て ]
[はっきりと口の動きがうつった。
リアルな、助けを求めている、人が、目の前にいるのに。
私はやっぱり、動かない。]
[彼女はだんだん諦めてきたのか、こちらに手を伸ばす事をやめた。泣き出している。何かを言いながら。こちらへの悪態かもしれない。
失血は続いているだろう。
もしかして、もうすぐなんじゃないだろうか。]
… くるしい?
[最初にかけた声は、それだった。
ばっとこちらへ視線をあげる。]
――…
[ふふ、
少しだけ、笑ってしまった。
その表情に、彼女は、絶句して。
次に見せたのは、おびえるような、表情で。]
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[飯の事を言われれば、気にするなと手を振って。]
俺も楽しかったからいいよ。気にするなよ、先輩が後輩に奢るのは普通だろ? …っと、何々?
[袋をゆらしているのを見て、ちょっとのぞき込む。中身は、酒だった。]
酒盛りしてるのか。んじゃ一本貰おうかな。大学の飲み会以来だな、飲むの。
[酒を飲み始めた辺りで、ヒューに元気と言われて、ゆっくり首を振る。]
いや、空元気だぜ?本当に最後でさ、こうやって元気なフリしないと、辛いんだよ。 最後だからって、幼なじみに告って、んでオッケーもらって、 そんで、忘れるために、…してさ。
[そう言って言葉を句切って、空を見上げる。隕石は、さっきよりも大きくなってきている。]
やっぱり忘れられないし、悔しいし。夢があったのに、実現出来なくてさ。
[ぐいっと酒を呷る。]
(49) 2012/07/21(Sat) 02時頃
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うん?
[ぐるりと頭をめぐらしたけれど]
仕事が嫌いになった?んだ? …真面目な人がよく話す気になった、ねぇ。
[断片的に聞かされるそれは、何があったのかあんまり分からないけれど]
……高校生には興味ない、か。
[つまり恋愛対象外と言われたのだろうか、遠まわしに]
それで上着が置き土産…。
[それが疑問、な、訳だけど]
…好きって言う前に、道を絶たれた…みたい…な?
(50) 2012/07/21(Sat) 02時頃
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[逃げられない彼女。 取り出された果物ナイフは、彼女の首もとに深々と。]
スティーブン先生だったらよかったのにね…
[それが、彼女が最後に聞いた言葉。 彼女の最後の声は、私とカメラが知っている。 耳にちょっと、残った。 彼女が本当に、ぴくりとも動かなくなるまで、カメラの先は動かない。
ヤバイ。 ナイフも右手も制服の一部も、返り血に染まってしまった。 バット所持とかそういう問題を通り過ぎている。
カメラのレンズに赤が飛んで、あわてて服の裾でぬぐった。 覗くと一応、世界は見える。 撮影は続けられるから、きっと、大丈夫。]
(51) 2012/07/21(Sat) 02時半頃
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真面目、だけど。 本人は、自分のこと、真面目だなんて思ってないんじゃないかなあ。
どうなんだろう。 あたし、好きだなんて、自覚してなかった。
[あの時、確かに私はへこんだけど、道を断たれたとは思わなかった。むしろなんだか納得した。 あれで終わってたら、きっと私は、自覚しないままだったと思う]
……わかんない。なに考えてるのか、さっぱりわかんないや。
[また上着をぎゅうっと抱きしめた。煙草と、ルーカスさんの匂い]
返していらないなら、なんで返せるようになるまで待ってたりしたんだろ。
[対象外なら、何でキスしたりしたんだろ]
(52) 2012/07/21(Sat) 02時半頃
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[終わってしまうと。]
あー…
あー……
[抜けた声をあげる。]
……
[その場にしゃがみこんだ。 手の甲で、口元を押さえるけれど、その手が血まみれで余計に気持ちが悪くなる。]
――… ……
(53) 2012/07/21(Sat) 02時半頃
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[ビニル袋に入れられた酒は、日差しを浴びて生温い。一緒に流し込めるような固形物は、店に足を踏み入れた時からすでになく、ただ酒だけを呷るしかない。
ゆっくりと否定される言葉、煙草を咥えながら耳を傾ける。 どこもかしこも、目を逸らそうと必死なのだ、と。そんな、気がした。目に見えない神にすがる団体しかり、通常の日常を、来ない未来を語ることすら、きっと。現実逃避に明け暮れて、それで何を見ようと言うのだろう。現実を、地球に迫る星を見据えて、何が見出せると言うのだろうか。生きた年月は短く、残された時間もまた、少ない。答えはきっと、男には見つからない。 たとえば年月を重ねた人間ならば、落ちる星を見上げて何か答えを見つけられるのだろうか。現実逃避ではない、為すべきことを見つけられるのか。診療鞄を抱えた白衣の男を瞬時思いだし、打ち消した。]
――そすか。そすよね、やっぱ。
(54) 2012/07/21(Sat) 02時半頃
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[いつの間にか涙も零れはじめている。
気持ち悪い。
手が震える。
こわい。
何でわたし、こんなことを。]
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[緑の目は空を見上げる。いまだ、遠い。生も死も、いまだ遠い。]
やって、らんないすけど。 最後だからって、何かする気も起きないス。 踏ん切りがつかねえってわけじゃないけど。 ――最後、だからって、……すんのも、なんか違う気がして。
[話がそれた、と頭を振って、同時に浮かんだ彼女の顔も打ち消した]
センパイ夢なんてあったんスか
(55) 2012/07/21(Sat) 02時半頃
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[それでも、カメラを見ると落ち着いた。
ああ。
最後を撮るんだ。
そう思えた。
カメラを持つことで己を保っているのだろうと。
スティーブンが思った事は、半分は正解で、半分は不正解。
カメラを持つことで。
己を崩壊させていっているのが、多分、正解。]
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ねー先輩、あたし死ぬのが怖い。 中でも一番、一人で死ぬのが怖い。 どうしても死ぬのが避けられないなら、誰かに側にいてほしいんだ。 できれば手を握っててほしい。 もっと贅沢言っていいなら、ぎゅって抱きしめててほしい。 だって、死ぬ時って、段々見たり聞いたりできなくなるんでしょ? でも、触れててもらえたら、一人じゃないってわかるからさ。 ずーっと、そう思ってたんだけど。
[そう言って、しわくちゃにくたびれちゃった上着に目を落として]
でも、ちょっと違った。 あたし、"誰か"じゃ嫌だった。 抱きしめてほしい人は、一人だけみたい。
[そんな風にしてくれるルーカスさんなんて全然想像できないけど。そう思うと、ちょっと笑ってしまう]
(56) 2012/07/21(Sat) 02時半頃
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[そこから、どれくらいの時間が経っただろう。
果物ナイフはとりあえず地面において。手は血まみれのまま、カメラはまわしたまま。携帯電話を取り出した。 またメールの着信があり、しかめ顔になる。無視した。
電話をかけようとする。 誰に?
またね、と言った相手の顔が、順番に並べられる。]
――…
[ピッ、 コールする相手は、結局、セレストにした。]
(57) 2012/07/21(Sat) 02時半頃
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[セレストの携帯がなるのはいつだろうか。 もう少し先かもしれない。
彼女がもし電話をとってくれたなら。 伝える言葉はきっと、一言だけ。]
…セレストぉ?
[いつもより少し、しんどそうな声色で。]
わたし ひと ころしちゃ、 った
[それだけ言うと。 ぷつりと音を立てて、*電話は途切れるだろう*]
(58) 2012/07/21(Sat) 02時半頃
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[ますますわからない。 そもそも、自分だって大した経験あるわけではないのだ。 たかが1年早く生まれていただけのことなのだから]
…下着が乾くまでそこにいたってこと?つまり?
[上着が必要なんて、もうそのくらいしか思い浮かばない。季節的にも寒いからなんておかしいし]
……なんだろうね。 向こうも自覚してないけど、セレストちゃんのこと好きなんだったり、してねー。
高校生としてののセレストちゃんには興味ないけど、女の子としてのセレストちゃんには興味ある、とか。 わかんないけどさ。
(59) 2012/07/21(Sat) 02時半頃
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[ふ、と空を見上げる。 微かに、迫ってくるものがみえた。 きっとアレなんだろう。 ……望遠鏡でみたらどんな感じなのかなって、思って。
そうして、隣で堰を切るように話し始める後輩を見る。 なにかを言おうとして、やめた。 きっとただ聞いて、頷くのが、答え]
…そっかぁ。 怖い…ね。うん。1人は、怖い。
[その誰か、は自分ではない。 …同じく、自分にとっての誰か、も彼女ではない。 だから、ずっと側に居られるわけでは無いから、 代わりに今、すこしだけ抱きしめた]
(60) 2012/07/21(Sat) 02時半頃
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おまっ、俺だって人並みに夢くらいあるさー!
[なんか酷く馬鹿にされた気分である。 まぁここは一つ、俺の夢を披露してやろう。]
俺の夢は、人の役に立つ機械を作る事だッ!
[無駄に格好付けたポーズなんて付ける。俺って、こんなに酒弱かったっけ? 座って、また酒をぐいと呷る。]
ま、実現出来なかったんだからね。悔しいさ。 けど、宗教は信じちゃないけど、輪廻転生ってあるじゃん? 生まれ変わって別の同じような星に産まれたら、もう一回同じ道を志してみたいね。 クッセーだろ?まぁ、こんなあるわけもない希望に縋りたくもなるんだよ。
[うん、やっぱりクサいな。恥ずかしそうに笑って、また空を見上げる。**]
(61) 2012/07/21(Sat) 02時半頃
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徒弟 グレッグは、メモを貼った。
2012/07/21(Sat) 02時半頃
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[またうるさいテンションが復活してしまった。これはせっかく離れてきた女二人の方へも聞こえてしまうのではないだろうか、と視線をそちらへ流しながら]
人の役に立つ機械って、アバウトな。 ……まあ、それもセンパイらしいっちゃ、らしいッス。
リンネテンセー。 ありゃいいっすね。 ……空の上の、隕石が。実はウソでしたってのが、一番うれしいんスけどね
[テンションの高いような、うるさいような。これを自棄と呼ぶんだろうか、そんな相手へ返す言葉はペシミスティックなもの。]
――多分、あっちも、もう大丈夫でしょ。 センパイのその煩い空元気で、周りの空気もあがりゃいいんすけど。
[今度は言い換えることなく、はっきりと、うるさいと口にしながら。 先ほど離れた場所へと、火のついていない煙草で指した]
(62) 2012/07/21(Sat) 03時頃
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いたってこと。
[こっくりと、先輩の言葉に頷いて。フェンス越しに交わした会話を思い出す]
なにそれー? 高校生なのも女の子なのもあたしじゃん。部分部分に分けられるようなもんじゃないのに。 わっかんないなー。
[首を傾げながら、でもそうだったらいいのになあとも思う。 地雷を撒きまくった私への同情だったのかもしれない、と思ったりもして。 零の距離で見たルーカスさんの目を思い出すと、またちょっと泣きそうになった]
……ふふ。グレッグ先輩がやきもち焼かないかな。
[アイリス先輩に抱きしめてもらって、笑う]
先輩。ありがとね。
(63) 2012/07/21(Sat) 03時頃
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負傷兵 ヒューは、メモを貼った。
2012/07/21(Sat) 03時頃
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[ポケットの携帯電話が鳴ったのは、そんな時]
ん? 誰かなー……クラリッサ?
[屋上で、いつものような顔で別れた友達。眠そうな顔を思い出す]
もしもし?
[応答すると、電話の向こうのクラリッサの声は、いつも以上に気だるくて]
なんかあった? 大丈夫? ――――――……え? ちょっ、クラリッサ!?
[わたし ひと ころしちゃった。……そう、聞こえた。 きっと聞き間違い。慌てて聞き返そうとして、だけど既に電話は切られていた。 クラリッサが、人を、殺した? どうしたの。何があったの。襲われた? ああだから、美人なんだから気をつけなきゃってあれほど]
(64) 2012/07/21(Sat) 03時頃
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先輩、ごめん。 あたし、行かなくちゃ。
[どこに行けばいいのか分からないけど。先輩からそっと体を離すと、立ち上がる。左手に上着を抱えて、右手でバットを握って]
先輩、色々ありがと。 グレッグ先輩とお幸せに。 ……あ、あと、ヒューにもよろしく伝えといて!
[上着ごと左手をちょっと振ってみせてから、自転車置き場に向かって走り出した**]
(65) 2012/07/21(Sat) 03時頃
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そっか。
[まあきっとそういうことなんだろうな、なんて思いつつ。 けれども、もう逢えないかもしれないのにそれを言うのもどうなんだろう、と思って口を噤む]
なんだろーなー。 高校生っていうくくりの中にあるセレストちゃんじゃなくって、そういうのぜーんぶとっぱらっての、セレストちゃん?っていうか。 あはは、難しいね。
[ちょこっと泣きそうになってるのを見ながら。 少し、胸が痛む。 彼女と彼の間に何があったのか、すべてを知ろうなんて思わないけれど。 せめていい思い出みたいなのにならないかな、なんて]
やきもち?やくかなあ…
[ゆる、と首を傾げつつ。 笑った顔に、安心して]
(66) 2012/07/21(Sat) 03時頃
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……クラリッサちゃんが…どうかしたの?
[タダゴトではないことは分かったけれども。 深く追求することはなく。 それぞれに事情というものはあるだろうし、自分が首を突っ込んでもどうなるものでもないかもしれない、なんて。
…結局自分が一番大事なんだな、なんて、我ながら思ったり]
セレストちゃんも気をつけてね。 …うん、ありがと、ついでに伝えとく。 またね。
[ひら、と上着を持った手に振り返すと、姿が見えなくなるまで見送る]
(67) 2012/07/21(Sat) 03時頃
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グレッグ。 ……っと、ヒューくん、だっけ。 セレストちゃんがよろしく、って。
[そっと、グレッグの隣に腰を下ろす。 手に握られているのはアルコールの缶。 咎めることもせず、しかし缶に手を伸ばすこともせず。
刻々と迫り来る終わりの時間を、どう迎えよう、と考えを巡らす*]
(68) 2012/07/21(Sat) 03時頃
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――住宅街――
[家を出てからすぐに、男は離れた場所の煙の柱を見た。 商店街は、向こうだ。
ゴルフクラブの柄を握り、それが目立たないように身体に添わせるようにして持つ。
――と、道を歩き出しかけて。 男は向かいの家の窓に動く人影を見て立ち止まった]
…。
[ハンチングのつばを上げて、窓を見つめる。 窓枠の下に、黒い、人の頭のような物が見えた]
(69) 2012/07/21(Sat) 09時半頃
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