233 逢魔時の喫茶店
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[雲の糸。
地味ながら入手が難しい貴重品である。
そもそも獏や精神を食う生き物向けの品は総じて入手困難であるのだが
棚から取り出すのは、白く濁った大瓶。
フライパンの上に、蝙蝠の羽を散らす。
そして、羽の上に、大瓶を傾け雫を散らした。
雫は花弁に触れた途端にふわりと雲のように膨らむ。
雲に細長い串を差し込み、引く。
編み物のように、透明な糸が光を弾いた。
弱火で炙りながら糸を依り合わせ、網目状の繭の形にまとめ直した。
独特の香りが漂う、雲の糸。
竜の血をソースに掛けて、完成]
[悪夢好きで辛党のエフィの為に、味付けは苦めに。
普段の雲の糸は、薔薇の花弁で香りづけしたスイーツになる事が多い。
そのせいか、どことなく盛りつけが可愛らしいのはご愛嬌である]
[おはようと、獏からの言葉に挨拶代わりに笑みを向けて、手元は別の客からのオーダーに忙しい。
もしリツがこう言った店に馴染みがなくとも、きっと映画やドラマで目にした事のあるシェイカーを振って、
使うのはジン、レモンジュース、チェリーリキュール。
兼のワイバーンに差し出したのは、逆三角形のグラスに注がれた、軍用機の名を持つ白いアヴィエーション。]
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――とある昼・トワイライトにて――
[カウンターに本を積み上げ読みふける黒髪の姿。 積まれている本は、動物図鑑、飛行機の仕組み、ファンタジー辞典、アステカ神話。 アグレアブルオンラインの攻略サイトを印刷した紙束もある。
一見、並ぶ本に共通点は無いように見える。 しかしよく見れば、本には律儀に付箋がしてあるのが確認出来る。 その伏線のページを開けば、全て翼が生えた蛇に関する部分である。
社員旅行についての話と共に、飛べるか、と聞かれた。 今のケイは自力では飛べず、さらに変身にも失敗した。 (ケイは本体が蛇であれば、ある程度身体を変えられる)
翼を生やす練習をする、と誓い、真面目に勉強しているのだった**]
(36) 2015/08/07(Fri) 22時頃
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今度?夜に?
――別に構わないけど、
…トレくん、珍しーね。
[夜に遊びに行くなんて。
新しく友達でも出来た?なんて聞いてみようかとしたのだけれど、それは人のプライベートなので別にいいだろう。
そもそも、お互い子供じゃないし。
まさかその『友達』が自分もよく知る奴とは思いもせず、OKの返事は早急に。
日にちが決まったら教えてねなんて言って、望むなら、日中も休みを出そうか。
ひっそりと持ちかけられたお願いに同じくひっそりと答え、おねだりの様なそれに肩を揺らして笑う。]
ほい、雲の糸できたぜ
[出すと同時、別の料理に取り掛かる。
暫くは厨房は、忙しいようだ**]
お待たせしました
コーヒーと、コーヒーです
お間違えのないよう
[深く濃い香りが立ち込める方を、リツへ。
続いて、芳醇、かつ不思議な香りを湛えた方を、エフへ。
シェフの気持ちが籠った、最初の一杯。
求められれば、それぞれの豆の違いを説明しただろう。
配膳は勿論、二人の会話の隙間を狙って。]
[続いて完成した雲の糸。
ドラゴンの鱗と違い稀少性が高いのか、
試食を頼まれたことはない。
盛りつけこそ可愛らしいが
なんとも形容が難しいそれを何食わぬ顔でトレイに乗せて。]
お待たせしました
[エフの前に運ぶ。伝票などの管理はコテツ任せなので、
そのまま軽く一礼すると、新たな注文を受けにテーブル席へ。]*
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[悪魔が運命の導きに介入した場合、他愛のない成就にも代償はつきまとう>>12
一目惚れの若人は、自転車で転んでチェーンが外れ、結果として二本乗り遅れたトラムで目的の可愛い子と遭遇した。 幾何の追試に受かった学生は、ついでに代数の追試も受けることが決定した。 悪魔に頼るまでもなく今日はホームパーティー日和の快晴で、 極度のあがり症だった女の子は弱点を克服して劇の主役に抜擢されたけれど、緊張したら爪を噛まないと落ち着かない癖がついてしまったらしい]
[地下書庫での作業が一段落、 いつもならばカウンターへ手伝いに入るか、ふつといなくなる自主早退のところ。 棚から辞書を抜いて来て、ノートを広げた。
こちらも勉強中、けれどどこかに旅行に行く作戦ではなく、 広げるのは英英の反語・類語辞典]
(37) 2015/08/07(Fri) 22時頃
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[いつかのトワイライトの夜。 その日は、ブローリンは猿を連れていなかった。 店員のコテツがだいぶ店にも少し馴染んできたくらいの頃だ。
猿がいない分だけ表情豊かで発言量過剰な悪魔と、客達と、 人ならざるものの因果な性質あるあるネタについて雑談を交わしていたのがきっかけだったか、 この時、アマノジャクの背負うさだめを聞いた]
東のオニの血ってのも大変だな どーせなら、口ん中で修正するより、 まるごと全部逆逆で喋っちゃえばいいんじゃないのー? 聞く方で変換する方がよっぽど効率的だろ
[羽根を伸ばし切った悪魔は金色の双眸を細めて、アルコールのキツい黄金の蜂蜜酒を呷ったりした。つまり酔っていた。 それきり、その話題も出していなかったのだが、
先日のジンベコスチューム以来>>32、コテツに話しかける時に反語を混ぜるようになっていた。 傍から聞けば訳がわからないに違いない**]
(38) 2015/08/07(Fri) 22時頃
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― とある昼・トワイライトにて ―
ケーくん、熱心だねえ。
[本の山>>36から一冊つまみ上げ、パラリとめくるゆるい店主。 冷たすぎないアップルジュースを彼の横に置いて、手が汚れないようマドレーヌは小さくカットし、横にはフォークが置いてある。 彼にやりたい事があるなら、きちんと応援はしてあげたい。 変身に失敗し、何やら可愛らしい事になった蛇を笑ったのは、大変記憶に新しいのだけれど。
…さて、さて、 店には(業務にではないが)熱心な店員が居るし。 客の姿は(今は)ない。]
俺ちょっと出かけて来るから。
[そう言うが早いか、ケイ店員から反論があっても無くても聞く気は全然なく、 何時の間にかエプロンを外した店主は颯爽と逃亡した。 ジュースとケーキは賄賂である。]
(39) 2015/08/07(Fri) 22時頃
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ん? んー。まあ、そんなとこ
[休みが貰えない、ということはないだろうと思っていた。
言い出し難かったのは、理由を聞かれた時に。
なんと答えたらいいか困る気がしたから。
客観、ありふれた約束でも。
トレイルにとってはそうじゃないと、こんな時まで意識して。]
――…ありがと、ホレさん
長年、つかず離れずの距離で共に過ごしてくれた、
数少ない人間の、友人に向けてはにかむような笑みと共に礼を。]
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―数日後―
[ゴロウの職業は時計屋である。
子供の頃、祖父の時計を壊し。時計屋で何とか修理された時に二度とこんなことはするまい、自分でも直せるようにしようと子供心に誓ったのがきっかけで。
些細な子供の夢だったが、歯車を弄るのが性に合い、普通の時計を販売する傍らで修理も承っている。どちらかと言えばゆっくりした時間を刻んでいる、のんびりとした店の従業員である。
そんな感じで昼間に仕事をしているので、ここ数日は喫茶店に通っていなかったが、今日はまた休み。
数日前に写真を提案すると、「是非」と言ってくれた店主と、「見たい」と興味を示してくれた虎徹。「次、持ってきます」と正式に約束して、用意した旅行の写真を収めた薄い紙の冊子のアルバム。あまり自分が写っていない、風景をとった写真を選んだもの。
約束を果たしにでかけようか。*]
(40) 2015/08/07(Fri) 22時半頃
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−とある日の−
[その日、いつもより早く目が覚めた。 何か夢を見た気がするが、覚えていない。 寝汗が滲む前髪をかき上げ、シャワーを浴びる。
――緊張、しているのかもしれない。
数日前、店主に取りつけた夜の、休日。 今夜日付を越えたら、その日となるから。
あの日、貰った言葉を。触れた先を。>>24 疑っているわけじゃない。ただ、自身がないだけだ。
過るのは過去の記憶と。 つい最近知った――死と名のつく、絶対で永遠の別離。]
(41) 2015/08/07(Fri) 22時半頃
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今日も暑い……。 コーヒーもいいけど、水を飲みたくなってくるなあ。
[氷の浮かんだ水。それだけでも生き返りそうだ。]
料理もおいしかったしなあ…… 飲みそびれたコーヒーフロートもいいかも……
[暑さを紛らわすため、独り言が多くなっている。 日陰を選んで歩きながら、あの喫茶店を目指していた。 道はすっかり覚えている。*]
(42) 2015/08/07(Fri) 22時半頃
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[ややくたびれたYシャツと、色の濃いチノパン。 手には既製品の焼き菓子を数個ぶら下げて、降り注ぐ太陽の光も、輝く教会の十字架も気にせずに、人間は昼間の街を歩いて行く。]
(43) 2015/08/07(Fri) 22時半頃
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……深く考えないで 楽しめば、いいんだよ、な
[いつも通り。できればあの時より更に、昔のように。>>25 酒を、言葉を交わして、また来年って笑顔で手を振って?
脳裏に描くシミュレーションは問題ない。 後は、実践するだけ。
それよりまずは昼の営業だ。 >>0:234彼に褒められた勤勉さは、唯一の取り柄でもある。]
(44) 2015/08/07(Fri) 22時半頃
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― 図書館 ―
[訪ねた施設は、随分と涼しい場所だった。 まだ日の高い時間にも拘らず人は疎ら。嗅ぎ慣れない本の香りの中で、コーヒーの香りの自分は少し浮いていたかもしれない。
背の高い本棚に囲まれて、瞬きをひとつ、ふたつ。 初めて訪れた訳では無かったけれど、森の中で迷子になるような、そんな感覚に陥った。 棚に記載された番号を数えて、ああ、受付カウンターは、確かあっちの方。
本の森を抜ける途中子供の噂話>>0:70を小耳にはさめば、思い浮かんだのはこれから尋ねる予定の、ヒトじゃない、男。 悪魔のテリトリーに足を踏み入れれば、さて、彼は来訪に気付いたか。]
(45) 2015/08/07(Fri) 22時半頃
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[まさか訪ねる予定の人物が書庫に居るとは知らず、覗きこむのは受付カウンター。 気付いた別の職員が顔を出せば、ブローリンと言う職員を探していると、そう答えただろう。
図書館に飲食物の持ち込みはまずい気がする。 焼き菓子の入った袋を、後ろ手に隠して。]
(46) 2015/08/07(Fri) 23時頃
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別に、いーって。
[そういう顔をされるとくすぐったい。
彼には世話になっているし、沢山働いて貰ってるし。
つまりはまあ、お安い御用と言う訳だ。
歳の近い、世界も近い同族の彼。
お互いヒトとアチラの狭間で感じる事も葛藤も其々だけど、店員と雇用主と言う関係ではなく、もっと親しい間柄と思っているのは、さてお互いだったかもしれない。]
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− cafe ≪Twilight≫ −
行ってらっしゃい
[客より店員の多い現状で、店主の外出を止める理由はない。 いざとなったらケイがいる。 トレイル宛に何もないのは、>>39 今夜休む代わりに昼頑張ると宣言済だからだろう。]
そーいやゴドウィンさん、 最近見てないなー
[追悼会以来、ファミリアへは1度行ったきり。 聞き上手で穏やかなバーテンダーの事を思い出し、 元気にしているだろうか、なんて考えながら。
朝兼昼食のサンドを齧り、コーヒーを啜り。 ケイが借りて来たのとは違う、薄い絵本をめくる。]
(47) 2015/08/07(Fri) 23時頃
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ホレーショーは、ちなみに既製品マドレーヌの在庫はまだ店内にばっちりあり、店員達もお好きに食べていいよのフリー状態である。
2015/08/07(Fri) 23時頃
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ききっ!
[ぴょい、と猿が後ろ足で立ち上がった。 鼻をひくひく、天井へ向けて嗅ぐ。
それからソワソワと自分の腹のあたりを毛繕いして、最後には口許へ手をやって爪を噛んだ]
……
[ノートを閉じて席を立つ。 置きっぱなしの辞書は、誰も気付かないうちいつの間にか書棚に戻っていくだろう]
(48) 2015/08/07(Fri) 23時頃
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― 図書館カウンター ―
[呼びに来ようとした職員が立つのとほぼ同時、偶然のように本を積んだカートを押して顔を出した]
……
[ホレーショーの姿へと表情乏しい顔を向けて、小さく会釈する。 肩の上で猿は尻尾を上げてバランスをとり、ちちちち、と甘えて鳴いた]
(49) 2015/08/07(Fri) 23時頃
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―数日後:喫茶店近くの道―
[強い陽射し。約束の時間は近づく。 ほんの僅かに瞳を眩しげに眇める数秒。 生温い空気の中。常の紺の着物姿に、スーツケース。 普段なら太陽の照りが届かぬ筈の肌が 普段と違い、ジワリ熱が上がる気配は隠しようなく、彼を意識した故]
―――、………、…。
[突然の誘いに、甘受と言うトレイルの善良に懐き されど、今踏み出そうとする脚は、些か躊躇いを孕んでいた。
逢う約束は、夜 …昼間から、喫茶店に向かうのは如何なものか。
他人を気遣う質に欠ける自分が 初めて此処まで配慮と云う感情を覚えた、かもしれない]
(50) 2015/08/07(Fri) 23時頃
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[東洋のとある妖怪をモチーフにしたそれは、 アッと言う間に読み終わってしまった。
手持ち無沙汰になればケイの周りに積まれた、 付箋だらけの本を一部拝借したり。>>36 デザート代わりに、マドレーヌを頂戴したり。
こんな風に過ごしても、出勤さえすれば給料が貰えてしまう。 道楽、とはよく言ったものだ。]
(51) 2015/08/07(Fri) 23時頃
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トレイルは、ホレーショーへの「いただきます」はこころの声で。きっと届いただろう
2015/08/07(Fri) 23時頃
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あれ? ヴェスさんー?
[暑くてだるだると溶けそうな男が、ヴェスパタインを見つけた。>>50]
奇遇ですねえ。 喫茶店に行く所でしたか?
[彼の胸中も知らず、呑気に話しかける。]
(52) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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ブローリンさん、
…こんにちは、 丁度良かった。
[>>49名を呼んだ後何と続ければいいのか分からず、結果一瞬の空白ができる。 結局当たり障りのない挨拶を口にして、多分、用件は言わなくても分かる、だろうか。 会釈に返したのはそんな声と、静かな笑みと。 猿の方の彼には手を振って。
コーヒーと焼き菓子の香りをさせる男は、今日は珍しく、エプロンをしていない。]
ちょっと時間いいかな。 ごめんね、仕事中に。
[と言っても用件は本なので、きっと彼の仕事の範囲内。ただちょっと、持ち込んだ菓子類だけは、他の職員には隠しておきたくて。]
(53) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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――とある日・Twilight――
[あれから数日、少しアグレのイン時間は減っている。 入ってはいるけれど、昼一番の1〜2時間。 その後は昼飯をどうにかすると、すぐに店に向かっていた。 猿がうまく巣籠もりに成功したとは知らぬまま、天邪鬼は何も言わずに待っていた。]
ククルなら、バステ。それからエンハで叩く。
[積み上げられている資料>>36のうち、ひとつは見知ったもの。 付箋のついているページ――A級ボス属性モンスターのククルカンについて、ぽつり。 強力な魔法を使うモンスター。魔封じや混乱といったステータス異常にかかりやすいが、かけると攻撃力が跳ね上がり破壊的なパワーで襲いかかってくる。 が、新しい防具も実装されてきた今はそちらに耐えるのが主流で、比較的狩りやすいボスの一つ。]
(54) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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[もちろん、他に積み上がっている資料からして、倒し方を知りたいなんてことではなくて、翼蛇について調べているのだろうとはすぐにわかった。 失敗した変化に大笑いした記憶も新しい。尻尾で叩かれそうになって、慌てて避けたっけか。 今も思わず、笑いそうだった。いや、客もいなかったし笑ってもよかったかもしれない。]
(55) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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………こんにちは
[間をおいて、ゆっくり唇を綻ばせる]
時間、いい
[仕事なら済んだ、と続けて、カートをカウンター横に置いた。 肩を飛び降りた猿はホレーショーのチノパンに抱きつく。そのまま抱っこちゃんで運んでもらおうとするらしく]
…… どうぞ
[図書館の外や中庭に出るには好天に過ぎる昼、 休憩室ではないが、飲食も(こっそり)出来る地下の書庫でもいいかと首を傾げた]
(56) 2015/08/07(Fri) 23時半頃
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