213 舞鶴草の村
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丁稚 春松は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 17時半頃
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愛想の良い女求めてんだったら、花街にでも行きなよ。 唄は兎も角、喋るんは得意じゃあないんだ。
[>>30苦笑混じりの言葉にも、やはりやはり、愛想は返したりなんてしない。 聞く限り、女の声であったから。精々皮肉を交えた言葉は、自身の機嫌がどうあれ、常にこんなもの。
そう、“唄”として、“音”として 伝えれば、自分はそれで十分なのだ。 改まって言葉にするのは、好きでも、そもそも得意でもない。
対照的に、今回の“お客人”は通して笑ってばかりのよう。 少なくとも、声を聞く限りは。 けれど、自分は。 容姿や、表情や、身なりや。 そういったものに“瞳”を阻まれはしないから、はてさて彼女をどう測ったものやら――・・・、]
(41) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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はあ、そういうもんかね。 世界ってのは広いんだろ。目があっても見尽くせないくらいに。
あんたは盗む側と盗まれる側、どっちなんだろね。
[・・・内心で行われた品定めの落としどころは どうしても棘の潜む言葉に、早々と見つけ出した。 遊郭の綺麗な格子の中で、わざわざ金を積み上げた男の相手をしている訳でもない。
>>31好意の塊とは言い難い女の物言いも、“客”の中では随分と好意的な類だろう。 だから、そんなものかと受け入れるのみ。]
好きでやってんなら構いやしないさ。 語りを商売にする訳でも、ないんだろ。
[物好きだね。揶揄じみて唇を歪ませながら、脚を崩す。 立て掛けておいた杖を手繰り寄せて、体重を預けながら立ち上がり。
>>32彼女が息を吐く音を聞けば、僅かに重みを増した袖を思う。 さて、そろそろ用済みかしら と。 そのまま下駄の音の行き先を見送ってやろうかと、・・・思ったものの。]
(42) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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志乃だよ。 不思議な訛りの姉さん。
[“次に” “もしも〜したら” そんな仮定は、まだるっこしくて嫌いだ。
名には魂が篭っているとは、何処で聞いた話だっただろうか。 自身のひと欠片を渡すのだから、『次』も、『足を止め』易くなって貰おうじゃあないか。 媚を売るのは嫌いでも、名の売り方くらいは心得ているつもりだから。]
……営業妨害とは言わないさ。
ただ、あんたの下駄の音、あたしは早々忘れたりしない。 耳は良いからね。
[ぼそりと付け足した言葉は、聞こえたなら儲け物、程度。 彼女と会話を交わす間に そっと離れていった気配達は、どうせ碌に金を落として行きやしない。 そもそも彼女自身、こんな言葉に負い目なんて感じないだろうと踏んではいる。]
(43) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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[>>36何より、新たに近付く下駄の音に、意識を奪われた。 『勿体無い』そんな言葉は、自身の三味線を求めて来たものと解釈する。 ならばもう一曲披露しようかと、三味線に手を掛けたのも束の間。]
……ん。
[>>37懐に差し込まれた硬貨を追って手を差し込み、細かな凹凸を辿って。 それがそうそう触れることのない金額のものだと知れば、僅かな狼狽と共に 睫毛を揺らして息を吐く。
額だけじゃあない。音で判断する限り、新たな女は演奏をろくろく聞いてもいなかっただろうと、訝しげに首を傾げて――、]
(44) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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遊女ォ?
[すぐに素っ頓狂な声に差し替えられた。]
どこのどなた様かは分からんけどさ。
小奇麗な檻ん中に閉じ込められて、 お人形さんみたいに気取って、媚売るなんて。
あたしに出来るように見えるかい?
[そうだとしたら、それはとんだ買い被りだ と。 重くなった懐の手前、現金にもほんの少し勢いは削がれながらも 呆れ混じりに息を吐く。
情夫を持った瞽女は、掟破りとして群れを追われる。 ――ゆえの、離れ瞽女。 それを理解している人間からは、そういうものと見られて声を掛けられることも無い訳ではなかったけれど。 それとこれとは、また別の話であるのだから。]
(45) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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羽振りが良いのは結構だけど。 これがあたしの身売り代ってんなら、
……受け取れないわな。
[懐に入れた手は、やっとのことで抜き取る。 たかだか一曲二曲の演奏で稼ぐ金なんて、高が知れているのだから。 ・・・貰った銀貨を取り出すまでに、やたらとゆっくり、時間を掛けはしたけれど。]
あんまりちらほら見せびらかしてたら、 盗まれちまっても知らないよ。
[声の方向に握った拳を突き出して、女に触れることがあったなら、ぱっと開いて銀貨を離そうとしただろう。 自分如きにこれだけの額を突き出してくることへの懸念を込めて、揶揄うように忠告を。 気軽にそれだけの額を取り出せることへの不信感も、混じっていたやもしれない。]
(46) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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鼠小僧とやらに。
[嗚呼、なんてよく聞く名前。 唄を使って、その名売りの一端を担う自分に言えたことではないけれど。
先の訛りの女性の方を、そこに姿があろうとあるまいと、ちらりと見遣って、肩を竦めた。]
(47) 2015/01/18(Sun) 17時半頃
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琴弾き 志乃は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 18時頃
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[へい、お待ち。と出された団子に手を付けて 1つ食らえば醤油と砂糖の甘い味が口の中に広がる]
旨い
[その一言だけ言えば、4本をあっという間に平らげてしまう ずず、と茶を啜ればふとこちらに感じる視線。一度目が合った時は何も考えもしなかったから反応は取れないものの、二度目は流石に故意的に見て]
店主、勘定を
[へい、と来る店主は皿を見て目を丸くして 一本だけ残された団子、それを口に運ぶ事も、手を付ける事も無かった事から「お気に召さなかったですかい?」なんて聞いてきて]
団子は旨かった 俺の腹の虫はもう来るなと文句を垂れる 後処理はそこの小僧に任せておけ
[ぶっきらぼうにそう言えば、皿をずいっと店主へ出して 奴が食わないなら捨てておけ。と50文出して店を出ようとする]
(48) 2015/01/18(Sun) 18時頃
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女は苦手だが、小僧は嫌いじゃない
[自分も昔はああだったのかも、なんて思ったが生まれから役者の自分にとってそんな時代なんか無く昔から恵まれていただろう 尤も、彼の生まれなど知らないのだが
酒臭い男をチラリと見れば、目を細めて文句を言うのも面倒とばかりに店を出る**]
(49) 2015/01/18(Sun) 18時頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 18時頃
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[かつ、かつり。 石畳を歩くたび、この国では馴染まぬ音が辺りに響く。だからだろうか、時折ちらりと此方を盗み見る視線に眉を寄せ、知らず足取りを早めた。 苛立ちのままに道を進めば、漏れ聞こえてくるのは"鼠小僧"の名前。そんなものに興味は無いから、足を止めすらしなかったけれど]
……大丈夫ですか。
[次の得意先に向かう道すがら、倒れ込んだ人影>>25を見れば声をかける。警戒されぬ様、なるたけ柔らかな口調、声でそうしてから、ゆるりとそれに近付いて。 切れたらしい手を断りをいれながら取り、その傷口に目を通す。
暫く怪我を観察し、今度は視線を己の持つ鞄の方へ。かちゃ、と小さな音をたててそれを開ければ、中から消毒液と傷薬を一つずつ。それと共に、竹で出来たピンセットと脱脂綿も]
(50) 2015/01/18(Sun) 18時頃
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["失礼"なんて言いながら、消毒液に浸した脱脂綿を彼の傷口に当てる。少々手荒い所作だったので、もしかしたら酷く染みたかもしれないが……そんなの知った事は無く]
……僕は薬師をしていまして。 よろしければ、どうぞご贔屓に。
[消毒し、傷薬を塗ればそんな言葉を彼に。 そうして懐から薬師の名前と住まいを書き記した紙を取り出せば、傷付いたのとは逆の手に渡して。……にこり、と。冷たい仮面に微笑みを載せる。
何処か作り物めいた笑みは、芝居を生業とする彼には不恰好なものだったかもしれない。 それでも、新たな顧客を得るのに笑みは必要だろうと、そう思ったものだから]
さ、お手をどうぞ。"お嬢さん"。
[立ち上がり、そう言って手を差し出せば……其の手は取って貰えただろうか]
(51) 2015/01/18(Sun) 18時頃
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――そ。遊女。 なァに、話で聞くような悪い所じゃあないよ。
[うん、と一度頷いては相手の素っ頓狂な声にくすり、くすり。 予想通りの反応だと言いたげに満足そうな表情を浮かべ。凛としていながら何処か艷のある女>>45、其れは正に――、]
ふふ。……アンタみたいな綺麗どころはねェ、媚なんざ売る必要はないよ。 そんなことをせずとも見栄張りで莫迦な男が群がってくるのさァ。 それを掌の上の鞠のように転がしてみるとねェ、これが面白いこと面白いこと、
不思議と金が落ちてくるじゃァないかって、ねェ?
(52) 2015/01/18(Sun) 18時半頃
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[ゆっくりと抜き取られた銀貨を目に、彼女の迷いに似た何かを感じることは出来た。が、それでも尚目の前の大金を突き返す様子には理解出来ない、とでも言いたげに首を捻り。 何故金を選ばない、きっと直ぐに稼げるようになるであろう逸材なのに、何故、何故。浮かぶ疑問符を噛み殺すように口の端を引き上げ――、]
……ご忠告、どうもねェ。
[ひとこと礼を述べたのなら、巷で良く聞くヤツの名前。――鼠小僧。 警戒していない訳ではないが誰も姿を見たことが無いという都市伝説を鵜呑みにするのも莫迦らしい。掌に落とされた銀貨を手早く財布に仕舞い、ゆるり腕を彼女の方へ。腰を屈め柔らかな肌に触れながら]
どうか、アンタ――、 ……あァ。志乃、ちゃんも気ィ付けなァ。
何せ奴ァ何でも盗めるって話だろう?
[彼女の何かが盗まれて金の匂いが薄らいでしまわぬように、と言葉を投げ掛けた。]
(53) 2015/01/18(Sun) 18時半頃
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旅籠 おもんは、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 18時半頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 18時半頃
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[ああ 足を挫かんでよかった お稽古にひびいたらどやされてまうとこやった ほんまに鈍臭あてまいるわ 膝をついたまま項垂れている一時 大丈夫ですか と後ろから柔らかい声。]
アア すみません・・・大したことは・・・、
[>>50傍にすう と寄り来るのは 目に慣れぬ亜麻色の髪 白い衣 ぱちくりぱちくり おどろいていくらか瞬き けれどそのゆるやかな気配は 思慮されたものに感じられたゆえに 抵抗せず為されるがまま。]
・・・ッァ!痛い、イタイ・・・!
[手を取られれば 切れた傷口にちびり と染みいるお薬にぶるり体を震わせて すこし強引ではあるけれども 舞の所作のように 滑らかに手当てがすまされれば 気恥ずかしさに頬は染まり ぺこりと頭を下げる。]
(54) 2015/01/18(Sun) 19時半頃
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どぉもお恥ずかしいとこを えろうおおきに すみません。
へえ 薬師さん・・・スティーブン 先生 ですか・・・。
[>>51差し出された紙を受け取ってまじまじと 異人さんのお顔とを交互に見比べ 親切そうに笑うてはいやはるけど なんや ひやんとした空気を纏うお方や――はたりと首を傾ぐものの なんにせよ助けて貰って有難い 名刺はなくともこちらもご挨拶。]
ここいらで芝居をやっております 姿月鏡 と申します。 よろしゅうに。
ええ と この格好は女形やからで・・・ 僕は男やねん
["お嬢さん"と呼ばれれば すこし困って 眉を下げてほほえみを浮かべる それでも差し出された手には 自分の手を添え 着物の裾引き ゆるりと立ち上がった]
せんせは 今からどちらへ? あのう 何かお礼 お手当ての・・・、できひんやろか。
[おずおず 瞳の中を覗き込む]
(55) 2015/01/18(Sun) 19時半頃
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役者 鏡花は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 19時半頃
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[さっきと言い、今と言い。 目の前の瞽女の歯に布着せぬ物言いは、聞いてて何とも小気味良い。 …しかしだけれど"花街へ"、と。そう告げられた言葉>>41には、困ったように首を傾げはしたけれど。
彼女の内心での品定め>>42など、此方の知る所ではありやしない。 気付いたとしても、気付かぬとしても。何方にせよ、女はただこの語らいの時を愉しむばかり。]
――……ふふ。さァて、どっちに見える? 鼠小僧が盗むようなものを…持ってるように思わはった?
[問いの形か、そうでないのか。 図る事は出来ずとも、言葉を返す事くらいは出来るだろう。 此方の言葉にまるで跳ねる鞠のように、ぽいぽい返される言葉はやはり…あゝ、やはり心地が良い物だ。
だから、去ろうとした背に掛けられた声>>43には、ほくそ笑むように足を止め、そしてカランとひとつだけ下駄を鳴らした。]
(56) 2015/01/18(Sun) 20時頃
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……ふ、あっはは!営業妨害かァ。 そない言われたら、"次も"。"足を止める"しかあらへんやないの。
[成る程、成る程。 媚は無けれど、目は見えねど。しかしそれに代わる、よぉく聞こえる耳をふたつと、よぉく回る口をひとつ、お持ちのようじゃあないか――なんて。
自分にとっては酷く"気が良く"映ったその瞽女の名前を抽斗にしまい、寄ってきたらしい新しい"お客人">>37へと道を開け。 袖口へとしまい込まれる銀の輝きを目に止めれば、何とも言えぬ表情をその顔へと乗せてみる。]
――……ほな、"またね"。 三味線聞こえたら、寄らせて貰おうな。
[銀の宝を拳に乗せて、後から来た女へと突き返す様をもう少し見ていたかった気もするけれど。 鼠小僧の話が出れば、やはり少し興味も引かれほんの僅かにだけ顔をそちらに向けはしたが。
"たかだか銀貨一枚で、籠の鳥にされたら堪ったもんやあらへんなぁ"、なんて。 去り際に小さく小さく呟いたその言葉は、果たして二人の女に聞こえたかどうか。そんな事には興味も持たずに、向けられる視線>>47にも気付く事などありもせず。
――さぁてそれでは、目当ての甘味処へ向かうとしようか。]*
(57) 2015/01/18(Sun) 20時頃
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 20時頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 20時頃
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[ほどなくして渡された3本のみたらし団子から、一本取って頬張った。…んー美味いねぇ。この甘じょっぱさがたまらねぇ。久しぶりな事も美味さに一役買ってる気もするぜ。 この味が残ってる間に、酒をあおる。]
…くぅーっ。
[美味い。団子と酒ってぇのも悪くねぇな。 団子を食って、酒を呑んで。あっという間に一本目を食べきっちまった。]
…んん?
[俺がこんな風に団子と酒を楽しんでると、なぁんか聞こえてきた。 ちいせぇ声だったがよぉく聞こえた>>39。酒のツマミに団子は粋じゃねぇ、か。 くいっとまた酒を呑んで、声の方を向けば、見えたのはもうちいせぇ餓鬼んちょ。 酒と団子を持って、その坊主の方へ行く。途中で団子を買ってた顔の整った野郎に睨まれた>>49。まあ俺ぁそんなの気にしねぇで坊主の横へ。]
よう、坊主。酒呑みなんざ美味けりゃなんでもいいんだよ。隣いいかい?
[ついでにみたらし団子を一本取って、坊主に寄越す。受け取らなけりゃ勝手に坊主の焼き団子の横に置くつもりで。美味いもんは分かち合いてぇもんだ。]
(58) 2015/01/18(Sun) 20時半頃
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ああ、急がないと昼見世の時間に遅れる…。
[もうすっかり高くなった日を見上げながら呟く。昼見世の時間は未の刻だ。この時間は遊女《商品》に手を付けようとする輩が湧く。同時に足抜けを狙う遊女の目星をつける絶好の機会。遅れたら楼主からの怒りを買うだろう。楼主からの折檻を思い浮かべ、溜息を着く。]
…帯留めなんて全く分からないからなあ…。誰か選んでくれそうな人いればいいんだけど。
[そう呟きながら商店街を歩くと、異人>>51と女性>>55の姿が目に留まる。片方は白粉を塗った顔から芸者だろうか。…昔から着飾る女性と……一部の陰間の姿を知っている僕は、男同士で手を取る姿をさも珍しくなさそうに見る。]
浮世なんていうけど、そんなの一部の人間だけだな…
[思わず漏れた声にはっとなるが、きっとこの声は二人組に届いてはいないだろう。もし聞こえていたとしても、いつもの笑顔を貼り付けて適当に誤魔化すだけだ。気まずさを少し感じながら、ここから少し歩いた先にある呉服屋の方へ足を向けた。]
(59) 2015/01/18(Sun) 20時半頃
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座敷守 亀吉は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 20時半頃
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……しづき、あきら。 あきら……鏡、ね。
[手が取られた>>55のなら、その体を引き起こしながら彼の名を繰り返す。此方に来てから日の本言葉は完璧に習得したつもりだが、人名はどうにも覚えにくくて困る。 元より人に興味の薄い身では、それも尚の事。とはいえ下手を打って未来の顧客を失くしたくはないから、幾度もその名をなぞって]
……えぇ、覚えました。 どうぞよろしく、鏡。
――それと。 流石に、成りがそうでも男女の区別くらいは出来ますよ。ちょっとした冗句です。
[ふ、と。笑みの載せた吐息を零し、困った様な微笑みを見詰める。ほんの少し混ぜ込んだ嘲笑は、鈍いらしい彼にはきっと届かないだろう。
……そうしていたら、微かに漏れ聞こえる声>>59。 "浮世がどうたら"、と。断片だけを聞き取り、言葉の意味を理解せぬまま、眼鏡の下でぱちりと瞬く。 怪訝そうに声の方を向けば、笑顔の男と目が合っただろうか。取り繕う様なその笑みから、何やら良い事は言われてないとは分かる。まあそれも、"いつもの事"。 その姿が慌ただしく消えて行けば、興味を無くして目の前の彼に視線を戻し]
(60) 2015/01/18(Sun) 21時頃
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[彼が立ち上がれば、すぐに自らの手を引いて。気付かれないくらい、相手と距離を取る。 手を伸ばせば触れ合う様な距離は、薬師はどうにも苦手だったから。
覗き込むその眼には、目を細め薄く薄く笑みを]
次のお客様の処へ向かうつもりでしたが、少し予定を変更しましょう。 ……ふ。こうも可愛い"お嬢さん"のお誘いを断るのは、失礼ですものね?
[軽口めいた承諾に、彼はどんな反応をしただろうか。どちらにせよ、薬師は悪戯っぽく目を細めたまま、小さく首を傾げてみせた]
……まぁ、お礼と言っても、そんな大それた事をしたわけではありませんがね。
[ぽつり。付け足した言葉は、本心だったけれど。それでも、貰えるものは貰う主義なのだ]
(61) 2015/01/18(Sun) 21時頃
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―落とし胤― この言葉を何度耳にしたことか。
自分が育ったのは大きな屋敷だった。 幼い僕を連れた母共々屋敷の主人が迎え入れてくれたのだ。
主人は僕ら母子に優しくしてくれた。 温かい寝床、食事、仕事、学も教えてもらった。 与えられる生活に不自由などを感じたことはなかった。
だが、他の者は僕達をよくは思わなかった。
「なぜ見ず知らずの母子を匿うのか」 「大名の子だから丁重に扱うのか」 「旗本、御家人の落胤か」
色々憶測されてきた。 他の者が疑問に思うのも無理はない。 僕自身も何故、あの屋敷で過ごせていたのか分からない。
(62) 2015/01/18(Sun) 22時頃
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母は、僕はおろか他の者にも出生の秘密を告げなかった。 そのことが更に噂を呼んだ。
「行きずりの男と出会茶屋で生まれた子」 「母は遊女で、だから父親が分からないのではないか」 「襲われたのだろう」
そのような陰口は幼い僕の耳にも届いていた。 肩身の狭い思いをしたこと、悔しかったことを今でも覚えている。 それでも主人は変わらず僕に接してくれた。 僕ら母子を守ってくれていたのだ。 そんな中で、
「遊女が主人をだぶらかし妾となって屋敷に転がり込んでいる」
というような話を聞くと主人やその家族に申し訳なくなった。 主人と妻が言い争っているところに遭遇してしまったことがある。 原因は僕ら母子であるのは分かっていた。
(63) 2015/01/18(Sun) 22時頃
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月の姿とかいて しづき かがみとかいて あきらと読ませます。
[自分のなまえを反芻する様子を見れば その内心は知らず知らず丁寧にそう説明を足し。 覚えました どうぞよろしく と言われればにこりと笑みを形作る。]
おおきに またよければ お芝居見にいらっしゃってくださいな。 今の演目は"鼠小僧"ですよって。
[芝居の演目は 時代の流行りを反映させたものが多く。 巷で誰もが口々に噂している "鼠小僧"の初演は 自分の従兄弟である主演の役者が男前ということも相俟って なかなかに評判が良かった。]
(64) 2015/01/18(Sun) 22時頃
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[>>60冗句 との種明かしが続けば カァと頬に熱をのぼらせて 飴玉をころがすように口ごもる。]
職業柄 間違われたり 揶揄われることがおおいもんで・・・
[熱を冷ますように数度 ふるふると首をふれば頬に指先を当て 嘲われることには慣れているけれど どうにも恥ずかしく 彼の顔さえ見れなかったものの 恐らく間抜けだと思われているに違いない と
ふと 聞こえた呟きに目をやれば 此方を見るは白髪を結わいた男>>59 もし目が合えばぺこり と愛想よく笑顔と一礼を向けて 今日和 と取り繕った]
(65) 2015/01/18(Sun) 22時頃
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ア
[道行く人の視線に 薬師がさらりと離した手に>>61 こちらも慌てて 宙に浮いた手を胸元に引く。]
ごめんなさい つい・・・
[自分の今の見てくれはさながら芸子か 陰間。 仲睦まじげに手を握っているところを余所様に見られることを 薬師が気にするか 彼にとって不名誉となるかは分からないけれど 己の自覚の足りなさに 口を結んで瞼を落とす。]
もお そない揶揄わんで・・・せんせったら案外いけずさんやねんな
[繰り返される冗句には 先刻と同じように困った笑みを浮かべながら お客様 と聞けば]
(66) 2015/01/18(Sun) 22時頃
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はりゃ 行きつけのお店でお茶でもご一緒 と思たんやけど
御用時控えてはるんなら 付きおうて貰うんは悪いなぁ
[お仕事の邪魔になるのは と気を遣い もしかすると誘いにのってくれたことも半分冗句だったのかもとは思わぬまま]
ほんならまた後日 改めてお礼に向かわせていただくことにします
[住所の書かれた名刺は 大事に帯に仕舞って かわりに袖口から取り出したのは 水色をした和紙の小さな巾着]
あのう これ ほんまに大したものやないんやけど ひとまず気持ちだけ
[お気に入りのお店のやねん と差し出したのは金平糖 受け取ってもらえるのであれば ふにゃりと笑顔をつくって もし返されたのならば しゅんと肩を竦めやはりまた後日と断って ごきげんよう と手を振り振り 下駄を鳴らして道を分かれただろうか。]
(67) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
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役者 鏡花は、メモを貼った。
2015/01/18(Sun) 22時半頃
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[拗ねたようにして焼き団子を口に頬張るも餡子やみたらしのように味は濃くはなく質素で、静かに肩を落とす。自分で我慢しよう!なんて意気込んだのにもう既に心が折れそうになった。が、気付けば目の前に皿を持った店主。皿には美味そうに艶の乗ったみたらしが一本見えて思わず生唾をごきゅり、と飲み込んだ。何かの嫌がらせだろうか、と眉を寄せ。]
な、何だィ……、そんなもの僕は頼んでないやィ……!
[此方の考えを汲み取ったのか否か、店主はにたりと笑って『二枚目のにィさんからです』と一言。思わずいじいじとした拗ねたような弄れたような何とも言えない表情をぱぁ、と明るくすれば辺りをきょろきょろと見回して彼を探す。]
(68) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
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[その時未だ二枚目の男の姿>>48は視界に捉える事は出来ただろうか。もし近くに居たのなら声を張り上げて、既に店を出ていたのなら走って追いかけて『にィ!ありがとお!さっすが金持ちはちげェや!』と羨望の眼差しを向けてみたらしの串を掲げよう、と。 ようやくお礼を言って元居た場所へ戻ると酒臭ェ男>>58。無粋な男が何の用だろう。口から大きく息を吸えばちょこん、と奴の隣に座って突然の坊主呼びになんて失礼なんだ、と不満げな顔を。]
坊主じゃねェやい! 僕には、僕には――ッ! 粟田口春松って名前があるんじゃィ! [其れはとっちゃんが付けてくれたのかさえも分からない名前ではあったが『坊主』呼びよりは幾分かマシだろう。だって、坊主じゃぁ子供扱いされているみたいだもんね。]
(69) 2015/01/18(Sun) 22時半頃
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