人狼議事


233 逢魔時の喫茶店

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 ―――とある日のトワイライト―――

[一瞬の油断を突かれ、気付いた時には消え去る特性酒
 料理の手を休め、厨房から店内を覗けば。

 すっかり出来上がったゴドウィンの姿

  って、おい、ロックで飲むもんじゃねーっての!?

[誰だよ注いだのは。
 死にはしないのは知っているが、魔術師ならまだしも初来店の人間である。
 一応状況確認と、厨房から出てゴドウィンの前へ]

  ゴドの旦那ー
  生きてっか……?

[目の前で手をひらひら]


  すっかりデキあがってんな旦那…

  まー、ダメじゃねーけど……

[そこの店主は超濃縮でも死ななかった、大丈夫。

 腰は見ての通りのようだが、それは悪魔のせいであって
 蛇わるくない]


  なに? 人外料理興味あんのか?
  ふむふむ、じゃあ、ちょっと待っとけよ


[とりあえずおつまみに、とボーンチップスを出すと、厨房へ引っ込んだ]


  インパクトより味か……?
  でもなあ、ゴドの旦那、想像以上に順応力あるからな……

  イケるか

[冷蔵庫を漁って出てきたのは、ワームの肉。
 見た目は巨大ミミズだが、味は少なくとも人外には非常に好評な逸品である。


 肉をスライスし、コカトリスの卵と小麦粉で衣をつけて。
 狐の油でからっと揚げる。
 ソースは、悪魔の血とワインビネガーに、刻んだドリアードの葉を混ぜて
 爽やかな味付けに]


  旦那、揚げ肉とかどーだ?

[どん、と目の前にワームのカツを置いた。
 そっと横にパンを置いておく。
 挟んで食べても美味しいのだ。


 人外、特に若くて元気な魔族に大人気のメニューである。
 さて、人間の好みにあうかどうか**]


  ん?
  いんの?

[猿が欲しそうにしていたので
 カツの隅っこの切れ端を幾つか載せた皿を猿に献上した。
 食べやすいサイズである]


  ワームだぜ


[疑問に、しれっと]


  味、びみょーか……?


  え……虫って…………あ、わ、すまん!
  そっちのワームじゃねーんだ!

[不審の目にわたわたと手を振る。
 蛇は珍しく本気で焦っていた]

  幼虫じゃなくて……地竜なんだ
  地を這うドラゴンの肉

  奴ら、すげえ栄養があるんだよ
  それは保証するし、身体に毒は決してない
  だが……本当に、すまん!

[頭を下げつつ、飲み物を持ってきた。
 人間用の牛乳とリンゴジュース。
 あえて市販のパッケージを見せ、これは普通の品だと示した]

  悪い……調子乗っちまった……


  ん、すまん
  今日のは俺がおごるからさ……

  カルチャーギャップの少ない、かあ

[結局、甘いものが一番最適という事になるか。
 市販のバニラアイスを見せて]


  妖精の粉とか、セイレーンの花とか、人魚の涙とか、どうか?


[アイスを積み、粉を掛けて飾る。
 女性向けの非常に可愛らしいパフェを、そっと置く。

 女性的魅力が上がる事については
 男性ではそこまで効果は無いので黙っておくことにした]


 まあ、落ち着いたと言えば落ち着いたけど…。

[と言うのは気持で無く腰の事。
ようやく平穏を取り戻したカウンターの内側、様子はなんとか普段通りに。
妙な視線に気付かないふりをして、私は何にもシてませんよーと、手元は色々忙しく。]

 ま、まあ、効果はね、効果は…

[確かに抜群だったねと乱れ重ねた夜を思い出し、覚えたのは一瞬の眩暈。
何やらいろいろな事をしたり口走ったりした覚えはあるものの、それは今思い出すことではない!と無理やり記憶の底に押し込んだ。
そして、]


 ぐえっ、

[落ち着いてい腰は第二撃目で再び無残に砕け散り、その後の業務は暫くへっぴり腰。*]


 ― デニス来店中の、背後 ―

 おつかれさま。

[それは多分、ケイがデニスに料理を振る舞い始めて少しした頃。
注文や客足も落ち着き、厨房やカウンターを忙しなく行き来していた店主は静かにフロアの、…正確には、出入り口付近の警備員へと歩みよる。
手には二つのワイングラス。揺れる中身は、いつかの朝と同じ物。

そろそろ酒もなくなって悪魔も寂しくなった頃だろうと、自分もしばしの休憩に入ろうか。
店主は食べても居ないザクロとカツの香りをさせて、肩には彼の分身たる小さな猿。*]


エフは、あっあーーー801番号取ってしまった三( ε:)

mo_om 2015/08/15(Sat) 23時半頃


【人】 地下軌道 エフ

――― 白昼夢 ―――

[夢では体重の概念も、眼鏡の概念も、ない。
鼻先の軽さ>>146も、夢のなかでは、同じ。

そよ、そよ、と流れる風は涼しい。

黄昏時ではない夢のなか。
獏の視線の向こう側。
いくつかのシーツのカーテン>>162]

 リツ。

[呼んだのは、夢のなかの、ひとの姿の方。]

(192) mo_om 2015/08/16(Sun) 00時頃

【人】 地下軌道 エフ

 
 ……………


[獏の方は、と言えば。

なびくシーツの影に、ずんぐりむっくり。
身体の大きさにしては円らな瞳。
眉がないものの、眉間、と呼べる場所に、皺。

―― まあ、要するに、顰め面で。]

(193) mo_om 2015/08/16(Sun) 00時頃

【人】 地下軌道 エフ

――― 逢魔時の公園 ―――

[夢、唇同士が重なる直前のタイミング。

目覚めたのはリツ>>164と似たタイミングだ。
視力矯正など本当は必要がない目には
膝枕、見上げた先に、赤い顔が見えた。

だめ、だめ、と繰り返す頭に、手を伸ばした。
無言の横暴と言える。
後頭部まで手を巡らせれば、引き寄せた。
眼鏡がなぜかないので
必然的に眼鏡に阻まれることもない、重ねるまで。]

 …… あんたな。

[たっぷり五秒を経てから。]

(194) mo_om 2015/08/16(Sun) 00時頃

【人】 地下軌道 エフ


 
 あの夢のおれは、おれじゃないからな。

[獏の姿と同じ、顰め面だ。
眠気を堪えているわけでもない
その表情を晒して、一言、告げてから手を離す。

同時に、身体も起こして、空を見上げた。

黄昏時。
あの夢の光景に、似通った空。
そろそろ夜の開店時間が近い。]

 そろそろ、 ……行くか。

[顰め面を解いて、そう、誘った。]

(195) mo_om 2015/08/16(Sun) 00時頃

 
 
[ほかの何者でもない、己かもしれないという恐怖。]
 


[飛び移り猿が消えるのは見慣れた事。
寡黙で無くなった悪魔を見下ろす笑みは客向けより柔らかく、他から見れば明らかな特別扱いで。多分、これで察しない周囲の方がどこかおかしい。
そんな店主モードでも膝に座れと言われたら、それなりにうろたえるのだが。]

 膝、て、
 いや、 だって、俺、重いし?

[述べる言い訳は、多分悪魔にとって何でもない事。
膝と彼の笑みを見比べて、赤と紫のワイングラスを両手に暫く座れずオタオタしていただろう、が、
再び痛み始めた腰に観念し、大人しく膝上に収まった。
大変、大変控えめに。

ぴったりと寄り添うと、また色々、思い出してしまいそうで。]


【人】 地下軌道 エフ

[引き寄せた、髪は、柔らかい感触を指に残した。

虚を突かれている、表情>>204が目に映る。
唇が触れるのは、羽根が触れるより深い。
こちらが寝転んだままでいるから
必然的に、深く、リツを引き寄せる姿勢で。]


 …… うん。


[五秒、のち、おとだけは、満足。]

(210) mo_om 2015/08/16(Sun) 01時半頃

【人】 地下軌道 エフ

 
 謝るのか。

[ぐるぐる、巡る、リツの感情>>206
理解出来るほど察しが良くなければ
機微に敏いわけでもない、おれは、首を傾ぐ。

だが、謝られるのは違う、と、思った。]

 謝らなくて、良い。

 狡いと思ったから、した。
 ……… あれ、眼鏡。

[ないな、とか、今更、ぼやく。
丁寧に仕舞いこまれているとは知らず
捕まれた、手に、瞬いた。]

(211) mo_om 2015/08/16(Sun) 01時半頃

【人】 地下軌道 エフ

 

 ………? ああ。

 おれが怒ってると、思ってるのか。

[捕まれた手の力の強さに
ぼやくみたいに、ぼんやり、告げた。

違うか、如何か、一歩踏み出した足を留めて。]

(212) mo_om 2015/08/16(Sun) 01時半頃

[大の男を軽いとはどういう事だこのやろう。
と思ったものの悪魔にとってはそう気になる事では無いんだろうなと、肉付きの良い己の腰回りに一瞬思いをはせて、
はせてたらグラスを両方とも取り上げられたので観念してすっぽり膝に収まった。
刺さる客からの視線に、若干身を小さくして。]

 乾杯。

[ヒト用のワイングラスを受け取り何度か中身を揺らして、乾杯と、近い距離でまた笑っただろう。
ガラスをなぞる澄んだ音に耳を傾ければ、周囲の様子は何時しか気にならなくなっていた。

営業中で、他にも客が居るのに。なのに、なんだかオフの時みたいだ。
いけない事をしているようなシチュエーションに胸が高鳴って、ほんのり頬を染めただろう。]


エフは、うきうき見守りながらいい加減お風呂に入る**

mo_om 2015/08/16(Sun) 02時頃


【人】 地下軌道 エフ

[永遠よりも短い五秒間の体温は、感触は
唇に想像よりも、熱を残していた。
黄昏ともなれば肌に感じる風は涼しいはずなのに
妙に暑い――― と、思う。

感情の波が、そう、感じさせた。]

 うん。

[夢>>213
獏の目で見たものを、思い出して、眉を寄せた。]

 あれは、夢のなかの、おれじゃない、おれだ。
 …… それがあんたの口に触れるのは、

[感情の正体。確かめるように、一息、吐き。]

(225) mo_om 2015/08/16(Sun) 02時半頃

【人】 地下軌道 エフ

 
 腹が立った。

 ……… そうか、腹は立ったんだ、うん。
 あんたじゃあなくて、おれに、だよ。

[正確には、夢の、おれのすがたをしたおれに。
獏の説明は大雑把に過ぎて
伝わるか、如何か、リツ>>214に視線を落とした。

彼もまた、俯いているから、つむじが見える。]

 ……… 厭だった?

[今更ながら、そんな疑問も過ぎって
俯いた表情を掬いに、覗き込むのだ**]

(226) mo_om 2015/08/16(Sun) 02時半頃

[回された腕に抗議の声を上げようにも、耳元で話されては何も言えなくなってしまう。
客の前、客の前だからとじっと耐えても、頬の赤みは消えなくて。
しかし嫌じゃないのが、困った所。]

 うん?ニッポ…
 ――ああ、あれね。

[あれから。と言うより悪魔に想いを伝えて繋がり合ってからになるのだが、
あれからゴロウから借りている写真と旅行パンフレットを照らし合わせ、メモをし、季節や観光名所、行事ごとを調べ、大まかな旅行計画を練り、
…旅費に打ちひしがれ、
片手間にあちらの種族や伝承について調べ。

同時に借りた筈の小説の消化スピードが一番遅いのは、目の前の男とプライベートを二人で過ごすようになったからなのだが其れは今はどうでもいい。
全体的な進みは上々として、一先ずの進歩報告を。

合間合間に顔をそらしてキスを避けるのは、今まさに客から見られまくっているからであって、決して嫌だからという訳ではない。
迫られるたびに「後で」と小さく呟いて、その後とは勿論閉店後の事。
店を閉めた後ならいくらでもキスしていいししてやるのにと、我慢の出来ない警備員に困った顔をしていただろう。]


 あれね、今度皆で社員旅行行こうと思って。
 …行く?

[そう言えば彼も一応従業員の仲間入りをしたんだっけど、赤を傾け問いかける。
この際4人が5人になっても大して変わらない。
――残念ながら各従業員の恋人も付いて来ると言う可能性まで気付ける有能雇用主では無かったのだが。

彼も行くならプランを練り直してホテルの部屋数を調節して、俺達だけ二人部屋で、自由時間は皆と別行動で、えーっと、

…なんだかハネムーンかもしれない。
と言う事に気付けば、今度こそ本格的に顔を赤らめた。**]


 なら、数に入れとく、から。

[嬉しそうな顔に、愛しさが募って仕方がない。
困ったような嬉しいような赤い顔で唇を遠ざけて、しかし「後で」と触れた指先が、代わりにキスを受ける事になっただろう。

いとしい。あいしてる。
湧き上がる感情に胸を満たされ、どうしようもなく、抱きしめたくなる。

悪魔への信仰や畏れの薄い地。収めるモノも違い、漂う空気や、夜に蠢く闇も違う色。
そんな場所に不安を抱くのも無理はない。しかし自分が彼の、世界への拠り所ならば喜んでそう働こう。

腰にまわされた温もりに、そっと手を重ねる。
迷子にならないよう、消えてしまわないよう。
その存在を確かめるよう。

そして、口づけんと目を閉じ顔を近づけ、]

 プリ――…、


 ………ブローリン、
 忘れる訳ないだろははは。

[しまったまだ営業中だった危ない危ない完全に二人きりプライベートモードに入り掛けてた。
ついでにうっかり呼びかけた真名をすんでの所でキャンセルすると、ガバリと効果音でも付きそうな勢いで身を離す。
離す、離して、立ち上がろうとしたのだが、
しかし腰が言う事を聞いてくれる筈もなく、よろめき床に崩れ落ちただろう。]


【人】 地下軌道 エフ

[レンズの無い視界に、落とす。
リツ>>230の齎した沈黙に
初めは横に、首を傾いで、次に縦に。]


 ひとの姿をしていたから。

 あれは、おれじゃあないし、


[そもそも、客観視点で、見ていたのだ。
リツが夢に見出した、おれの姿をしたもの。
同じ顔をしていても―― あれは、違う。]

(246) mo_om 2015/08/16(Sun) 14時半頃

【人】 地下軌道 エフ

[言葉少ない、上手い説明の出来ない
おれの溝を、リツ自身>>231が埋めてくれた。

だから、今度は二度、深く頷いた。
それを肯定する為に。]

 ……… 良かった。
 いや、 おれが?

[厭じゃあなかったのか。
そう尋ねられた瞬間、おっさん面が、きょとん。]

(247) mo_om 2015/08/16(Sun) 14時半頃

【人】 地下軌道 エフ

 

 厭なことはしない。

[自分に対しても、リツに対しても。
獏は取り繕わない。素直な生き物なので。

照れ隠しみたいな、真っ赤な表情に
過日、蛇に貰った林檎のいろを思い出す。
あれは人間をたらしこむ果実のいろだったが。

厭じゃあないなら、良いか。
その真っ赤な顔についた唇に
掬いに屈んだ顔を寄せて、もう一度、口付けに。]

(248) mo_om 2015/08/16(Sun) 14時半頃

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