298 終わらない僕らの夏休み!
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……───、
[黙って目を細めて見つめてから、そう。憶えておくね、と呟いた *]
[呟きには、覚えておいて、と小さく返す。]
……俺ね。
『明日』になってほしくないんだ。
ずっとずっと、このままがいい。
何が違うとか、ムズカシイことはよくわかんないけど……
俺にとって、今日と明日はぜんぜん違う。
[伸びてきた手を、自分の手で追いかけてつなぐ。
隣を歩きながら、少し空を見上げた。]
[9月1日を繰り返す街と同じに、あたしの人生由来のあたしは、本当はあたしが経験していない9月1日を歩んでいる。
生まれて周囲の環境に左右されて育ったあたしが、あたしの人生の通りに9月1日を作っている。
セミがお腹をふるわせると、大きな音が出る。
それと何か違いがあるだろうか。
けど、あたしという8月に死んだ人もまた、どうせ生まれて周囲の環境に左右された鳴き声で活動するセミと同じことなのだろう。]
[8月に死に9月1日を迎えられなかったあたしの人生由来の死は未練を齎している。
秋山先輩に想いを伝えようとしても秋山先輩は、受け取ってくれない。
その結果秋山先輩がこの町と永遠になるとして、あの結果が誰かの死だとして、秋山先輩がどう思っていたとして、9月1日の宍井澪がどう思っていたとして、あたしは、あたしは秋山先輩がすきで、あたしは、秋山先輩が好きだったから、三年生が卒業してしまう最後の夏休みだから、せめて、今年は、秋山先輩が好きで、あたしは、あたしは**]
[触れた指先は酷く熱を持って熱いだろう。
おまけに滑らかに見える指先は火脹れのようにボコボコとした感触で、焦げた肉の嫌な臭いが鼻をついた。
びくりと一度手を引きかけて、何かを堪えるように小さく呻いた女は少し遅れてまた歩き出した。
歩く内、焼けるかと思えた熱は少し収まったが少年の指先に嫌な感触が残るだろう]
っ、………。
それは、
[時折ぐらりと沸き立つように女の輪郭が崩れる。
ぐつりと何かが溢れる。
さみしいね。 そんな音に似ていた]
[繋いだ手は熱かった。
例えるなら真夏のアスファルトを触ったときみたいに、焼けるような熱さ。
現実ではないとわかっていても、まるで現実のように手が焼けるような痛みに襲われる。
手の皮膚もぼこぼことした感触で、今まさに焼けているみたいなにおい。
どちらが焼けているんだろう。あちらの手か、こちらの手か。]
…………うん。
[それは、のあとの煮え立つような声ははっきりとは聞こえなかったけど、なんとなくニュアンスはわかった気がして、頷く。]
俺でも全然詳しいことはわかってないんだけどさ。
ビョーキが見つかったんだって。
難しい手術になるかもって、だから、俺、東京の病院に入院するんだって。
一旦入院して、しばらく薬とか飲んで。
身体が落ち着いたら、手術なんだってさ。
[軽く言えるのは、まだ実感がなさすぎるからだ。
両親はすでに東京に仮家を借りていて、長期滞在を決め込んでいる。
ひとりだけ病院の部屋に閉じ込められて、東京を楽しむこともできないまま、病人生活ってやつになる。]
『今日』が、俺の自由にできる最後の日なの。
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― 図書館 ―
[読書はまずは、我慢しながら読むことからはじまった。 分厚い本と格闘して、黙々と読み続けて、視界になにやら白いものが見えて顔を上げた。 愛海先輩にずずいと差し出されたルーズリーフ。 本の読んでいるページが丁度年貢がどうだ米がどうだで完全に農家のひと可哀想気分になっていたあたしは、頭が切り替わらないままそれを見た。 伝承、とある。1、2、3、4、5、と項目を目で追う。 全て『死』がどうこうという話だった。]
え………
[あたしも根岸とだいたい同じ感想だった。元々この調べ物は『現状』を調べるためにはじまった。呪いだとか、人身御供だとか、心中だとか。]
…………
[何もいえなかった。 だって既に今の状況は『常識』の範囲を超えていたから。 顔がこわばっている。あたしは口をおさえた。青ざめていたかもしれない。]
(288) 2019/09/05(Thu) 23時半頃
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だけど、今日が続けば、このままいられる。
昨日と一昨日は、お祭りに行って。
今日は花火もするし、先輩とも知り合えた。
今日が続けば、何でもできる。友達のままでいられる。
だから俺は、ずっと今日がいいし、忘れたくない。
[忘れたら意味がない。友達も思い出も、みんなリセットだ。
そんなの、続けてる意味がない。
記憶を忘れた今日が来たら、ただ周りに気取られないように笑いながら、明日に怯えるだけの自分に戻ってしまう。
今日が続くと知っているから、次の今日が楽しみでいられるって、思う。]
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[なにも言えていないまま愛海先輩に頷く。(>>286)]
本まだ読み終わってないんですけど、 借りたほうが……あ。
[借りて意味があれば、9月2日が始まっている。 借りて意味がなければ、本はきっと図書館にある。 だから全ての本を書架に戻すことになる。]
(293) 2019/09/05(Thu) 23時半頃
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[少年の訴えに低く喉が鳴る。
黙ってその言葉を味わっているようにも見える。
病を癒した先にある明日ではなく、今この時を選ぶのかと彼の少しいびつで切実な願いに頷いた。肯定した。少なくとも、ただ今を閉じ込めていたいのは同じだ。
嗚呼、哀れだとも健気だとも思う。
わかるよ、と伝えるように煮え立つ指は彼がそうしない限り、離れていかないだろう **]
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─ 図書館 ─
[グループチャットにメッセージがある。]
え
[と声をあげていた。]
(295) 2019/09/05(Thu) 23時半頃
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─ 図書館 ─
[それは図書館で合流をする少し前。 本を仕舞って。合流して。花火を一緒に。 そう思っていた。]
ま、まなみせんぱ……
[あたしは声が震えてうまく喋ることもできなかった。 言葉では愛海先輩をよんでいるのに、たまたま近くにいたという理由で根岸の服を掴んでいた。]
あき、秋山先輩が。
[スマホを持つ手が震えている。 いま、願い川と叶い橋の話が、ただの死の話だったときいて、川で先輩は溺れて、千早ちゃんは『 澪先輩、明日は秋山先輩、誘えるといいですね 』といっていて……]
(297) 2019/09/05(Thu) 23時半頃
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[そんな風になっていても。
あたしは今日は『お祭りに秋山先輩を誘えなかった』と思っている。千早ちゃんもそう言っている。あたしも明日は誘えるといいなと思う。どうして……どうして、勇気を出して、声をかけてみたのに螻翫°縺ェ縺?s縺?繧阪≧]
CC レイは、メモを貼った。
2019/09/06(Fri) 00時頃
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