254 東京村U
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[場所を移す道すがら、 ジリヤは木露に自分の体験を聞いてもらった]
先生と会ったときは、もう噂されてて、気になって······ それで先生に『ドッペルさん』の話を。 ばっさり切ってもらって、すっきりしたんだけど······ その夜、見ちゃったんです。 もうひとりのあたしを。 人を殺す、あたしを······
[澪音に伝えたように、あの夜に体験した全てを説明した。 澪音が今日、そのドッペルゲンガーを見たことも]
(219) 2016/10/04(Tue) 15時半頃
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自分なりに、ちょっと考えて······ 先生に聞いてほしくって。
あと、そうだ。 ······先生、“ラクル”って知ってます? ええと、確か······ シク、アイ、クン······いや、え、クイ······?
[記憶を辿って、あの聞こえてきた謎の言葉を 懸命に思い出そうとする]
(220) 2016/10/04(Tue) 15時半頃
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······先生のところにも?
な、なにか·····他になにかしました? なにか、言ったりとかは?
[少しでも情報を得るために、畳み掛けた。澪音には、だいすき、と言ったらしいが、先生にはなにか言ったのだろうか?]
(246) 2016/10/04(Tue) 20時頃
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[さきに夕飯をという提案には、素直に喜んで従った。ジリヤの体験を聞いた先生は、さっそくなにかを考えてるようだ。質問に対して、ごくりと息をのんでから、躊躇いがちに答えた]
······実際に、二人も死んでます。 死体は、他のひとも見てるから、 夢とかじゃないと思います。
(247) 2016/10/04(Tue) 20時頃
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[木露が、その言葉をスラスラと述べる様(>>224)に目を見張る]
……そう、そう!それです! ああっ……先生も、やっぱり言われたんですね! な、なんとかしなきゃ……
えと……シク、アイ、クンネ、フレ、ラクル……っと
[ポーチからマジックを取り出し、いそいで手の甲にメモをとる]
(248) 2016/10/04(Tue) 20時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/04(Tue) 21時頃
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― 某飲食店 ―
[澪音と別れ、木露たちと夕食をとる中、 さっそくジリヤが切り出した]
……先生、あたしの考え、聞いてくれますか?
最初、『ドッペルさん』が来たと思ったんです。 噂の内容とそっくりだったから。
それで、調べたんです。ドッペルゲンガーのこと。 でも、全然参考にならなくて…… 人によって体験したことが全然ちがうから。
(252) 2016/10/04(Tue) 21時頃
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リンカーンは鏡のなかに、 サジェって教師は授業風景のなかに、 自分のドッペルゲンガーを見てて…… 喋れないって定説なのに、喋ってる例もあって……
ずっと不思議でした。 でも、ドッペルゲンガーは、本人と"同じ"ものだ、 って考えたら、すっきりして……。
その人の経験とか、考え方によって、 "もう1人の自分の形"が決まるんじゃないかって。 ドッペルゲンガーは、きっと…… すごく個人的な、その……"怪異"
(254) 2016/10/04(Tue) 21時頃
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あたしは、『ドッペルさん』の噂を聞いて知った。 だから、その内容をそっくり真似しただけ。 あまり、そこには意味ないんじゃないかって。
大事なのは、『ドッペルさん』以外のところ…… "ステージ衣装"のあたしが、"人を殺す"。 あの、"呪文のような言葉"もそう。
それが、あたしの中にある、"もう1人の自分の形" 願望とか、欲望とか……そういうもの。
だから、あの"ステージ衣装のジリヤ"は……あたし自身。
(255) 2016/10/04(Tue) 21時頃
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[そこまで言うと、烏龍茶を飲み干して、息をついた。
澪音の指摘(>>4:179)で閃いた仮説。 あらかた外れてもいない、という確信がジリヤの中にあった。
けれど、これは正確な説明になっていない。 わずかに残る、大きな違和感。 それを解消する答えは、その先にあった。
こんなこと、本当に話してもいいのだろうか。 唇を何度もなめて、息を整える。 飲んだばかりなのに、もう喉渇いてヒリヒリしてきた。
真面目に聞いてもらえるだろうか、こんな突拍子もないことを。 拳を膝の上で、ぎゅっと握りして、ジリヤは口を開いた]
(256) 2016/10/04(Tue) 21時頃
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それか
――……あたしの中にずっと憑りついてる"他の何か"。
(>>2:158)(>>2:159)
(257) 2016/10/04(Tue) 21時頃
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ジリヤは、イルマが無事に両親と再会できることを祈った。
2016/10/04(Tue) 21時頃
ジリヤは、ドリベル様に、いつか自作の曲を披露したいと願った。
2016/10/04(Tue) 21時頃
お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/04(Tue) 21時半頃
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[通話中、とつぜん焦り始めた木露に仰天する。]
……せ、先生? 地獄……っ!?
(276) 2016/10/04(Tue) 22時半頃
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[木露の手に握られていた携帯から音が響いてくる]
……っ
[身の毛のよだつような音。 その上擦り引き攣れたかのような叫び。 この低音は、まるで――]
……せ、先生。 な……なんなんですか? 捜索って、なにが……!?
[懸命に誰かを呼びかける木露の様子に、 ただオロオロするばかりだった]
(284) 2016/10/04(Tue) 23時頃
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[ジリヤに向き直った木露は、青ざめて見える]
……い、いいんですか?
[捜索、と言っていた。誰かがいなくなった? 澪音の両親も消息不明。こんなことばかりだ。 背筋が凍り、ぶるっと身震いする]
(285) 2016/10/04(Tue) 23時頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/04(Tue) 23時頃
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─ 夜:タカシマヤタイムズスクエア ─
[携帯からの叫び声を聞いて、しばらく。 木露に勧められるがまま、ジリヤは会話を続けていた]
――……まだ、ほとんど勘ですけど、 生霊だったら、やっぱり、ちょっと変。 それだと、知り合う前の澪音さんを襲う理由がないです。
この呪文さえ、なにかわかれば、きっと……。 図書館に行きたかったのも、それなんです。 ネットで調べても、病院とか、そんなのばっかりで。
(288) 2016/10/04(Tue) 23時半頃
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お針子 ジリヤは、メモを貼った。
2016/10/05(Wed) 00時頃
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[振動した木露の携帯に、どきりとする。例の捜索の件か、と身構えるが、どうも様子がおかしい。木露が読み上げた単語は、つい最近耳にしたばかりのものだ]
……新宿不動産? 眼鏡の女性って、たしか"みよ子"さんですよね? お知り合いですか?
(300) 2016/10/05(Wed) 00時半頃
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