91 時計館の魔女 ―始―
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―2階\の部屋・ヴェスパタイン自室―
[ランタンの灯り一つの、己の部屋。備え付けのシャワールームの中で、水に打たれながらぼんやりと、思案に耽っていた。
己がお伽話で云うところの、"賢者"であると自覚したのはいつのことだったか。
多く、"賢者"と云うものは。"知"を求めるが余り、道を踏み外したもの、とされる。 そういう意味で云えば、ヴェスパタインは十分に賢者といえた。 きな臭い魔術書であろうが、趣き深い文学であろうが、正しく導かれた歴史であろうが。何であれ、全てを学ぶことを是として、生きてきたのだから。]
(394) 2012/05/20(Sun) 22時半頃
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―――……。
[知恵は、ある。僅かではあるが、魔術の心得も、ある。 けれど、この非力さで。体力も、腕力もないこの自分が。
果たして、生きていけるのか。]
守護者……
["護る者"を、味方に付けねば。伝える者には、もう会えた。 ――そして、生き残らねば。]
[ぽたりぽたりと身体を落ちるしずくを、暫くそのまま、眺めていた*
→翌朝]
(395) 2012/05/20(Sun) 22時半頃
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/*
>>@31
ひとまず了解いたしました!
その流れになったら便利に使わせていただきます!
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有難う。 母がよく歌ってくれたものなんだ。
[誉めて貰って悪い気はしない。 それが一族に伝わるものであれば尚更。嬉しくて微笑んだ。]
これ…は、
[が、続く問い掛けに表情を曇らせた。 彼に自分に力があることを話して良いものか。 今は見極めることが出来なくて。]
おまもりみたいなものだよ。
[翳りが差したのはほんの一瞬。 イアンはそれに気付いたろうか。 左腕の紋様を右手で擦りながら、呟いた。]
(396) 2012/05/20(Sun) 22時半頃
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/*
皆さん、今から急に夜のロールを強制されると、時間が足りないと思うのですよ。
まだまだ、これから誰かと接触して、みたいな予定の人も多そうです。
ヴェスさんは夜中、ソフィアさんは寝たばかりです。
表でソロールを、皆さんの止まっている時間帯に落とすのではどうでしょうか。
自分も急いで、ミッシェルに必要なことをさせておきます。
*/
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おやおや。 下戸かい? ひひっ
[ヤニクが席を立つのは、自分の発言も少なからず原因があるかもしれない――そう思いつつも口では知らぬそぶり。 実際はどうかなど気にも留めないで、去って行くヤニクの後ろ姿に向けてひらひらと手を振った]
謁見の間の肖像画?
[言われた単語にはすぐに心当たり。 ニィ――と笑みを作る]
ああ。 あれは――見たよ。
アタシの――子供たちさ。
[どうとでも取れるような発言を、ひとつ]
(397) 2012/05/20(Sun) 22時半頃
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/*
「皆さんの止まっている時間帯」→「皆さんの発言が止まっている時間帯」
すみません、意味不明なことを書いています><
*/
店番 ソフィアは、メモを貼った。
2012/05/20(Sun) 23時頃
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え、あ、ああそうね…。 怪しい人が怪しくないって言うのは十分怪しいよね。 えっと、じゃあ…。
[暫し考える]
「私、怪しいモノです」って言ったら怪しくみえなくなるのかな? ……うーん、怪しい、か。
[少し肩を落とす。]
此処ではなくて、この近くの町の屋敷のです……。
(398) 2012/05/20(Sun) 23時頃
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/*
ミッシェル>
更新後に、「夜にこうこうこうしてグロリア様を殺します」という先落としロールになっても大丈夫じゃないかな、と思います。
結構回想で生きる人が多い+コアが夜に集中しているので、ある程度仕方ないかと。
ミシェの中の人が起きていられるギリギリまで後で落とすのも良いかと思いますが。
何はともあれ無理せず、リアル大事にですよ。
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そろそろ僕は失礼するよ。 また朝御飯の時にでも。
[そう告げて、足早に脱衣所へと向かう。 少し話し過ぎてしまったか、と苦笑をまじりに独り言ちた。 着替えを済ませると朝食を摂るべく大広間へ。]
―時計館・大浴場→大広間―
(399) 2012/05/20(Sun) 23時頃
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怪しいとか、怪しくないとか。 ……そういう、自分を形容する、ものは。 付けないほうが、いいように。 …おもいます、けれど。
ただ、自分の名を名乗るか、あるいは 肩書きを名乗るか。
[なにやら混乱しているかのような彼女に 珍しく長々と口を開き]
……この、近くの。 そう、ですか。
[まあそんなところだろう、とは思っていたが]
……貴女は、どうして、ここに?
(400) 2012/05/20(Sun) 23時頃
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[ 「あったかしら」といぶかるシスター・ツェリ>>393 に、...は説明した。謁見の間に、12枚の肖像画が飾られていること、魔女とミケを含む13名が描かれていることを。
ダーラが横から、「アタシの――子供たちさ」と意味深な発言をする。]
それで、ダーラさんにお願いがあって……。 昨日の水車小屋の絵を、もう1度、見せていただけないでしょうか?
[ 赤い唇で笑みを作った彼女に、...は頼んだ。]
(401) 2012/05/20(Sun) 23時頃
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― 深夜・大広間 ― 辛い事、ねェ…
[イアンの言葉>>330に、誰にともなく呟き。]
如何だろうなァ… 信仰が先か、奇跡が先か。
ヒトってェのは、奇跡無しに神を信じたりしねェよ。
[肩を竦めて。 イアンの視界の端にも、青い蝶が瞬いたかもしれない。*]
(402) 2012/05/20(Sun) 23時頃
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[魔の聲>>338に、笑うように蝋燭の火がゆらめいた。]
『逆だろォ?御前サンが、俺の邪魔をするな、だ。』
[後姿に向けて、ぽつり。*]
(403) 2012/05/20(Sun) 23時頃
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/*
あ、ソフィアは寝たので大丈夫です。
起きる時間を調整できるので。
「もうこんな時間…!?」と2日目に起きる作戦でございます←
そして、中の人も今日は早目に離脱させていただきます…すみません
ミシェもツェリもミケも、リアル大事に…です
/*
ミケ>>@35 はい、それでお願いします。こちらこそ焦ってしまい、すみませんでした><。
*/
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[カミーユへの問いかけの返答>>396には嘘はないように思えた。 ただ、どこか過小な表現のような…… そんな気がしただけでイアンはその言葉を受け入れた]
おまもりか。 僕にはペンがお守りのようなものかな。 "ペンは剣よりも強し"ってね。 何にせよ、持っていて気が休まるものがあるのは良いことだね。
[そして、先に脱衣所に向かうカミーユを見送った>>399。 イアンはもう少ししてから、図書館に*向かうだろう*]
→大浴場→図書館
(404) 2012/05/20(Sun) 23時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2012/05/20(Sun) 23時頃
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[「怪しい」「怪しくない」の印象が強すぎたのか名乗った事は気が付かなかったのかなと首を傾げるが]
そうですね。 じゃあ、私クラリッサ。 よろしくね。
[ふわり、と笑う]
此処?図書室?それともこの館? 図書室に来たのは調べ物があって、って当たり前ですよね……。 館に来たのは…勿論、叶えたい願いがあってでしたが…。 こんな事になってしまうなんてね。
(405) 2012/05/20(Sun) 23時頃
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……ああ。 あれ、ね。
[笑う。 あの子の末路を――思い、嗤う]
いいよ。 ――こう、かな。
[絵を――子を想像する。 宙をつかむように伸ばした手に、絵が掴まれる。
赤い、草原に囲まれた風車小屋。 その赤に、更に紅が、朱が、重ねられていた]
(406) 2012/05/20(Sun) 23時頃
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クラリッサさん。ね。
[……名乗るべきなのだろうか。 まあ、敵対するようなことは無いのだろうと思って]
……私は、フローラ・エリアス。
[その顔に表情がでないのは常のこと]
主には。 ……何を調べに来たのか、と。
[こんなことには、というのには]
………、願い事の対価、は。必要ですから。
[それだけを]
(407) 2012/05/20(Sun) 23時頃
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―時計館・大広間―
[ペンは剣よりも強し。
イアンの言葉>>404を胸の中で繰り返す。 青年には到底理解出来ないものだったが。]
[大広間へ着いたとき、他にも朝食を摂るものが数人居た。 どうやらダーラの絵について話していたらしい。]
おはよう。 何のお話ですか?
[そう言って席に着く。 朝食は昨日頼んだものと同じ。 蜂蜜を入れたホットミルクとライ麦パン、チーズにソーセージ。]
(408) 2012/05/20(Sun) 23時半頃
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―大浴場→地下―
[大浴場を出たイアンは1-Vの扉をくぐり、螺旋階段を降りていく。 左右に通路が分かれている場所に辿りつくと、頭を傾げた]
(どちらだろうか……)
[胸ポケットから手帳を取り出すと、パラパラとページをめくった。 『神の右手の法則:罠は右側に多い』]
左から行ってみようか。
[手帳を閉じ、胸ポケットにしまうとイアンは左側の通路を進み始めた]
→地下通路→図書館
(409) 2012/05/20(Sun) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2012/05/20(Sun) 23時半頃
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……はぁ、
[大広間でのことを思い出して、大きなため息を吐いた。 妖精に関して、つい反応をしてしまった。
いつもなら、もう少し慎重なのに……
人ではないことを、受け入れて貰えて、らしくなく 浮かれているのだろうかと、
手のひらに、紅いガーベラの花を出現させた。 これは、館の力ではなく。 もとから自分が持っている力。
この紅い花は、己の血と肉を構成しているもの。]
(410) 2012/05/20(Sun) 23時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/20(Sun) 23時半頃
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占い師に、恋……ね。
[ミッシェルが言ったお伽噺が脳裏を過る。 話を聞いた瞬間は、疑問でしかなかったが、 占い師、と協力しようとしている自分は、確かに似たようなものか。
彼が受け入れてくれたことが嬉しくて、 友人に似ていると言って、心を多少許してくれたことが嬉しくて
その力を憎いと思う気持ちを抑えられる位には、 彼を気に入っていた。]
(411) 2012/05/20(Sun) 23時半頃
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へえ……後で見に行ってみようかしら。 ダーラさんの子供、つまり、ダーラさんが描かれたのね?
[二人の会話からそう推測して>>397>>491。 ダーラがその手元に赤い風車の絵を手繰り寄せれば、まあまあ、と驚き手を口元へと。]
まるでダーラさんが魔法使いのようですわね。
[何でも、出来る事のハードルが下がったように思えてしまう。 そこにやってきたカミーユに、小さくお辞儀をして挨拶する。]
おはようございますカミーユさん。 今丁度、絵のお話を。 謁見の間に私たちの肖像画が飾られているらしくて、それと……
[ダーラに視線を向ければ、彼の手元には不思議な一枚の絵がある。]
(412) 2012/05/20(Sun) 23時半頃
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― 真夜中・魔女の部屋 ―
よう、大魔女ォ。
ネコちゃんと御楽しみ中かい?
[魔女の部屋の前で、どかりと座り込む。 部屋に準備されていたワインとチーズを片手に持って。]
此処のケモノは、気に入らねェ。 ヒトのがよっぽど良い味してやがるぜ。
[魔女の真意は知らないが。 少なくとも、己は大層楽しんでいるのだ。
皆には悪いが、どうやら一足先に願いは成就しているらしい。]
(413) 2012/05/20(Sun) 23時半頃
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―― 招待ありがとよ、魔女。 想像以上に楽しめる盤、だ。
折角の駒だからなァ、俺も楽しませてもらうぜ。
[丁度、ワインの一瓶が最後のしずくをグラスに落とし。]
ま、其れだけ言いに来た。 生身の御前にゃ、もう会わないだろうしな。
[空き瓶とグラスが、炎を上げて消える。]
あばよ、ベアトリクス。せいぜい良いユメでも見てな。
[そのまま、何時もの足取りで部屋へ帰る*]
(414) 2012/05/20(Sun) 23時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2012/05/20(Sun) 23時半頃
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フローラさんですね。
魔女の言った“ゲーム”に出てくるモノ達について調べに来ました。 ゲームをするには知らない単語があり過ぎて……。
[近くの本の背表紙を軽くなぞる。]
フローラさんは、人狼を知っているようでしたが……。
[短く繰り返した言葉を思い出して]
ちょっと、教えて欲しいんですが、やっぱり貴女から見ても人狼とは悪なのですか?
(415) 2012/05/20(Sun) 23時半頃
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[ ...は息を呑んだ。 何もないところへ伸ばされたダーラの手。それが突然、1枚のキャンバスをつかんでいた。
差し出されたキャンバスを、...は立ち上がって受け取る。驚きの余韻で両手はわずかに震えていたけれども。
風車小屋を囲む赤い草原は、さらに赤みを増していた。]
ああ……では……。
[ 疑問ではなく、得た回答を口に出してしまった。]
……あなたが、描かれたんですね…… この絵も、あの肖像画も。
(416) 2012/05/20(Sun) 23時半頃
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―地下通路→図書館―
[壁を叩きながら左手の通路を進む。 分厚い…流石に地下と言うだけあり頑丈な造りになっているのだろうか。 間もなく重厚な造りの扉が見えてきた。
扉の前に立ち、開く。 もう一枚、同じような扉が目に入るとイアンは苦笑した。 まさか、この次も扉を目にすることはないだろうな、と。 その扉を開ける。 次に目に入ったのは、大量の本が並んだ棚の群れだった]
これは……すごいな。
[ただ、感心…いや、圧倒されるしかなかった。 この中から人狼に関する著書を見つけることができるだろうか。 不安を感じていると、2人の女性の声が聞こえてきた。 片方は昨日挨拶を交わしたクラリッサだろう。 もう一人は記憶にはなかった。 イアンは声の主の元へ歩み寄った]
(417) 2012/05/20(Sun) 23時半頃
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