167 あの、春の日
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[その後、小犬の引き取り手の件はどうなったか。 一旦落ち着けば、部屋の隅のほうに引っ込む。 どこか遠くを見るようにして過ごしていれば、突如ハルカの声が寮内に響いた。
シーシャへの叫ぶような告白、皆への進言。 エルゴットは胸を鷲掴みにされるような感覚に襲われた。
扉を見遣れば、彼女の所に行ったのであろうシーシャの背中が見える―――― ]
(24) 2014/03/09(Sun) 05時頃
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―――――…
[足を動かすことは出来なかった。
ハルカとシーシャの間にあるものは、ジリヤとフィリップの間にあるものと同じ。 他人が入ることなど出来ない絆のようにエルゴットは思っていたから。 これまでも、彼らのそのような絆を目の当たりにする度に苦しくなる自分を止められなかった。 その多くの要因は自身の内にある寂しさがではあったが。]
(25) 2014/03/09(Sun) 05時頃
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[ハルカの進言も数時間前のシーシャの言葉も、エルゴットに絵を、諦めてはいけないと言っているように感じられた。 けれど、たった18歳の人間に、家を捨てることも逆らうことも出来ない。 どう抗えばいいのかすら、わからなかった。
自分は絵を続けることは出来ない。 それでも、シーシャの描く世界に惹かれたのは本当で。 あの太陽のように世界を見つめる視線を、ずっと、心の何処かで求めていた。
その彼から、自分の絵が好きだと言われて、それだけで十分だと思っていた。 その世界から遠のいても自分もきっと、同じように、彼の絵を好きで居続けるだろう。
そんな風に考えて。 差し出された蒼は、それでも自分に絵を諦めるなと言っているように感じられて苦しかったけれど。
この時まで、エルゴットは自分は彼の"絵"が好きなのだと信じて疑わなかった。
けれど、今、はっきりと気付く。 気付かない方が良かったのかもしれない事実に。
自分がいつのまにか、絵を通して、後輩自身に惹かれていたのだと言うことを。]
(26) 2014/03/09(Sun) 05時頃
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……、……、
[部屋の隅、エルゴットは口を抑える。 殆どのひとが居なくなっていたのは彼女にとっては救いだった。 そのままズルズルとへたり込み、込み上げる嗚咽を押し殺して蹲る。**]
(27) 2014/03/09(Sun) 05時頃
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そ、そうなの……?じゃあ誰のせいなんんだ…? ――…痛いっ。
[>>22 左手を噛んでもないのに叩かれた。もう何度叩かれたのやら。――左手を噛まないように、本気で改善してみようか。静かに誓った。]
…うん、解った。その時は――…ぷ、プロポーズするよ。
[彼女の楽しそうな笑い声を聞きながら、控えめに告げる。 残り1年。”腐れ縁”のカテゴリを外れていく彼女を、己がどう受け止めていけるかまだ解らないけれども。長そうに見えて、短いこの時を、ともに過ごしてくれるならば。
見上げれば東の空にアークトゥルスが輝いている。そして、その傍にはスピカが春の訪れを告げていた。**]
(28) 2014/03/09(Sun) 12時頃
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― 少し前・ルーカス、エルゴットと ―
[エルゴットとルーカスのやり取り>>4:97>>4:105>>5をしばらくじっと聞いた後]
おれも、あれからちょっと生物部のみんなに聞いてみたんだけどねぇ。 やっぱり、みんな動物好きだけあって、すでに何かを飼ってるとか、逆に飼えないところに住んでるとかが多くて……。
[申し訳なさそうな顔色と声音で。 その後、いくらかやり取りがあって、小犬の飼い主探しの話は落ち着いたのだったか]
(29) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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― シーシャと ―
素敵、かなぁ。 ……うん、そう言ってもらえると嬉しい。
[そのフレーズ>>4:100がくすぐったくて、照れたようにぽりぽりと頬をかく。
その後、まごついたような口調で語られた彼の夢には微笑んで]
そっかぁ。シーシャ、絵上手だもんねー。 それを仕事にするのならまた大変なんだろうけど、でも想いが強かったら、きっと前を向いて歩いていけると思うから。
[もっとも、自分が今それを実行できているかと言われたら、ついさっき、そうやって歩いていこうと決断したばかりで、偉そうなことは言えたものではないのだが>>3:109>>3:111
でも、夢は叶うよ、というような安易でやさしいだけに思える台詞も口にできなくて]
(30) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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[そんなこんなで彼と話していたら、ハルカの声>>4:103が耳に届く。 目を見開きつつも、その後に紡がれた言葉>>4:107には、柔らかな笑みが広がって]
うん、もちろん。もし本当に動物園で働けるようになったら、絶対来てね。 行ってらっしゃーい!
[会場を抜け出す後輩>>6には手を振りながら。
――でも、案内するのはシーシャ一人だけじゃないかもしれないよねぇ。
などと思うと、自然と笑みが広がって]
(31) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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[それからしばらくして、へたりこむエルゴットの姿が目に入る。 急にどうしたんだろうと首を傾げつつも、そういえば、彼女はシーシャと同じ部活だったっけ、と、彼女の描いた絵を見たことがあったなら、それと共に思い出すと、なんとなく事情が分かってくるような気がして]
……ちゃんとエルゴットのこと見ててね。 じゃあ、頼んだぞ。
[小犬が側にいたなら、頭を撫でつつも、彼女に耳に入らないほどの小声でそう伝えて、自分はそっとできるだけ空気に同化しようと。
彼女のルームメイトである幼馴染や、女性の扱いが慣れてそうな後輩なら、もっとうまく声をかけることができるのかもしれないが、今の自分にできることはこれが最善と判断して]
[部屋の隅に椅子があったならそこに腰掛け、思い起こすのは告白の後に紡ぎ出されたハルカの言葉>>1>>2]
(32) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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― 談話室/空想世界 ―
[その場所へと、ほとんど意識することなく足が動いていた。
見たいと思っているのは、塗料で覆い隠された言葉>>2:180。そして、読まれなくなって安心していた言葉>>2:181
けれど今は――]
[本来なら人が集まりにぎやかな談話室だけど、今はなぜかそこにいるのは自分一人だけで。
今なら見つけることはできるだろうか。 ――この言葉を見つけることで、まるで平穏な島に嵐が起きるような波乱が襲ってきたとしても、自分は見つけなければならない]
(33) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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……あった。
[ぽつりと零れた言葉は、ほんの少しだけ塗料の剥げた壁へと吸い込まれて。 そこに現れるは、あのとき書いたメッセージのほんの一部、たった一人に宛てられたものだけで。 取り消し線の施された文章と、その下に構えるただ一言]
[取り消し線の下には、『おれの幼馴染。姉みたいな妹みたいな』という文字が。 そして、その下には――
(34) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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“好きです” ]
(35) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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――ジリヤ……
[自然と男の目からは涙が一筋零れ落ちると同時に、胸には突き刺さるような痛みを覚え。
そのたった一言が言えなかった。今までの関係が壊れてしまうことが怖かった。 だから、自分の気持ちと共に壁の中へと埋めようと……]
[でも、それは始めから無理な話だったのだろう。その想いが強ければ、それを隠そうとする鎧は、それがたとえ鋼鉄製でも、いとも簡単に崩れ去ってしまうのだろう。そう、剥げてしまったこの壁の塗料と同じように。
ましてや、“10年”という歳月が流れたのなら、ますます覆いは風化するに違いなく]
(36) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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[きっとこれは、曖昧でやさしい関係を続けたいと思っていた自分を糾弾する言葉。 前を向かなければならないのだ。色んなことを誤魔化して、見かけだけ白く綺麗で甘ったるいミルクのような時間は、いつか破綻を迎えるに違いないから]
[目を閉じて、“言えなかった一言”に右手をかざす。 冷たいと思ったら、じんわりとぬくもりを感じた。 ――うん、大丈夫。“今”ならきっと言える*]
(37) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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― 追いコン会場 ―
……あれ、おれは一体何を?
[夢でも見ていたのだろうか。空想癖があるとは思いたくはないのだが……]
第一、壁が一年やそこらで剥げるとか、あり得ないよねぇ。
[などと一人ごちつつも、先ほどの光景は自分の心残りをなくすためのものとして、あながち間違ったものではないように思えて。
明日向かうはずだった談話室。 そして、あのときそこに書き残したのは、たしかにあの文面――胸の奥に閉じ込めてしまおうと思っていた、幼馴染の彼女への告白で]
(38) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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[そんなことを考えてるうちに、エルゴットの様子はどうなっただろう。 少しでも落ち着いたようなら、飲み物>>4:634を手に彼女に近づいて、それを手渡したかもしれない**]
(39) 2014/03/09(Sun) 12時半頃
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いらない… (絵もノアも太陽も、何かを好きになると言う気持ちが、こんな苦しみしか生まないのなら)
もう (私には必要ない―――――)
何も… (こんな気持ち、知りたくなんてなかった……)
[ふと気付くと傍らで小犬が心配気に鼻を鳴らしている。>>32 慰めるように細い両足を抱えた腕に何度も何度も小さい舌を這わせて。]
ノア…
[涙に濡れた顔。 結われた髪のせいで隠すことも出来ない。 手放さなければならない拠り所に泣き笑う。]
(40) 2014/03/09(Sun) 13時半頃
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私はどうして、生まれてきたのかな――― ?
[全てを否定することが唯一の自己防衛だった。*]
(41) 2014/03/09(Sun) 13時半頃
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…っ!
[それでもフィリップが飲み物を手に近付いてくるのに気付けば、気取られないようにと慌てて涙を拭って、立ち上がろうとする。 クラリ、と眩暈がして壁に手を付きつつも、カルピスサワーを受け取る。 彼の選んだものがアルコール飲料だったのは今のエルゴットには返って良かったかもしれない。>>39]
…あ、ありがとう、ございます…
[顔を見せないようにして、グラスを一口する。 シュワシュワと拡がる炭酸とカルピスの酸味。]
(42) 2014/03/09(Sun) 15時頃
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美味しい…です、ね…
[小さく呟く。
アルコールによるふわふわとした浮遊感に、固まった思考が解かれるのを拒むようにエルゴットはゆるく首を振る。
エルゴットが否定するのはあくまでも、どこまでも自分自身。 二人のことも、初めから解っていたようなものなのだから。 それなのに、こんな気持ちになる自分をどうすることも出来ない。 全てを隠して、おめでとう、と言うことは出来ても。
罪深いのは自分。**]
(43) 2014/03/09(Sun) 15時頃
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知らん。自分で考えたまえ。 僕は教えてやらない。
[叩かれた理由が本気でわかっていない様子のシーシャ>>28に、ぷいっとそっぽを向いた。 中性的な言動は半ば無意識に身についたもの。やめていいと言われても、そう簡単には変えられない。 しばらくの間は、「僕」と「私」が入り混じることになりそうだった]
…………。
[冗談めかして告げた言葉の返事に、思わず黙り込んでしまう。 冗談半分、本気も半分。けれどきっと、冗談と受け取られると思って。そんな返事が返ってくるなんて、本当に予想していなかったのだ]
……約束しよう。 10年経っても、この気持ちは変わらない。
[ゆっくりと深呼吸をしてから、穏やかに告げた。 先にたって歩き出し、振り返る]
ほら、戻るぞ。
(44) 2014/03/09(Sun) 18時半頃
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―追いコン会場―
[シーシャは一緒に来ただろうか。 ともあれハルカは、追いコン会場に戻ってきた。 やらかしたことがやらかしたことなので、少々決まり悪かったが、ハルカはあまり顔に出ない性格なのが幸いして、表面的には常と変わらぬ無表情。 なにより、ハルカを一番からかいそうなルームメイトは、ここにはいない]
戻った。
[誰にともなくそんな挨拶をしたが、会場に漂う空気に気づくと首を傾いだ]
何かあったのか?
[追いコンという性質上、しんみりとした空気になるのは仕方ない部分もあるが、それともなんだか違うような気がして]
(45) 2014/03/09(Sun) 19時半頃
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-フィリップと-
はい。好きなものを、し、仕事に出来たら……それは幸せな事だと、ぉ、思います。
[それは目の前の彼だけでなく、自分にも向けられた言葉だった。 無我夢中で夢を追いかけるだけの年齢では、もう無い。 この時期になれば、進路を本格的に決めなければならない。 腐れ縁は頭が良いから、きっと良い大学に行けるに違いない。 他の同級生だって、大学に向けて、受験勉強をとっくに始めている時期だ。 でも、漫画家になる為の学校――道楽の延長のような専門学校じゃ意味が無い――に行っても、自分が漫画家になれるとは限らない。約束されていない未来。暗い未来。1年後が、怖い。]
……有難うございます。 俺も……フィリップ先輩みたいに、ま、前歩けるように……頑張ります。
[それでも、自分には絵しか無いのだ。 >>30 目の前の卒業生は、夢に向かって。確実に歩みを進めていた。――恰好良かった。]
[>>6 そして聞こえた声。]
(46) 2014/03/09(Sun) 20時頃
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? ――解った。
[>>44 そっぽを向くを彼女の横顔を見やる。どうやら本当に意味があるようだった。真意を読み取ろうとしても、黒々とした瞳からはやはり感情が読み取れなくて。 けれども、なんとなく嬉しそうに感じるのは自分だけだろうか。見つめるうちに、――…穏やかな気持ちになる。…そして、続く約束の言葉には、]
…有難う。 10年でも20年でも――…、一緒に居たいって、ハルカに、ぃ、言うよ。
[左手の代わりに、唇を軽く噛んだ。言い慣れない言葉に、俯く。 まだ素直にいう事が出来ない一言。ほんの少しだけ、待って、欲しいと、]
――ぁ、うん…戻ろうか。
[いつものように彼女の後方に付いて歩くのではなく。――横に立って。歩く。]
(47) 2014/03/09(Sun) 20時頃
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[くらりとして壁に手をつくエルゴット>>42の様を見れば、カルピスサワーを渡した後、慌てて近くにあった椅子を持ってきて。 それに座るよう促したら、彼女は腰掛けただろうか]
[カルピスサワーの感想>>43の声音は、言葉とは裏腹に色が落ちて……。 なんと声をかければいいのだろう。思案すること23分]
……自分のこと、否定しないで。 絵の具だって、どんな色でも欠けたら思うよう絵は描けないっていうでしょ? きっと、必要なことだから――だから生まれてきたんだよ。
[今日の出来事も、君の存在も、君の今抱えている想いも、全てみんな]
(48) 2014/03/09(Sun) 20時半頃
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それでも、もし自分を不必要な存在と感じるのなら、 ――誰かに必要とされる人間に、大切な誰かを幸せにしてあげられる存在になればいいんだよ。
そして、たぶんそれは難しいことじゃない。 今だって、こいつの新しい居場所を探して、必死に声をあげているでしょ。
[エルゴットの抱えている小犬>>40を指差して]
きっと、エルゴットのこと感謝してると思うよ。 言葉は通じなくても、ずっと一緒にいたのなら、君には伝わってるんじゃないかな?
[軽く首を傾げてみる。 必死で紡いだ言葉は、どこかズレたものだったかもしれないが、彼女はどんな反応を見せただろう]
(49) 2014/03/09(Sun) 20時半頃
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[それから、エルゴットとはいくらかやり取りはあっただろうか]
あ、お帰りー。
[ハルカとシーシャが連れ立って帰ってきたら>>45>>47、手を振りつつも、少し表情はぎこちなかったかもしれない]
何かあったのは、そっちの方じゃない? ――おめでとう、でいいのかな?
[質問>>45には、からかうような口調で誤魔化しながらも、祝福の言葉を述べようと]
(50) 2014/03/09(Sun) 21時頃
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……む?
[ぎこちない笑みを浮かべたフィリップ>>50に祝福の言葉をかけられると、本気で不思議そうな顔をした]
何かめでたいことがあっただろうか。
[とぼけているわけではない。本気である。 明確な返事をもらったわけではない。提示されたのは、あくまでも未来の可能性。 祝福されるようなことは、何もないと思っている]
(51) 2014/03/09(Sun) 21時頃
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ハルカは、シーシャの方を見て、やっぱり不思議そうに首を傾いだ。
2014/03/09(Sun) 21時頃
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[フィリップが持ってきた椅子によろめきながらも促されるまま、エルゴットは腰掛ける。 視線をグラスの中の乳白色だけに落としつつ、時折それを口に含んで。 そうして時にして23分過ごしていれば、傍らに居たフィリップが徐に話し始めた。>>48]
…どうして、そんなこと、急に。
[カタカタと両手で持っているグラスが震える。 蹲っていた自分をばっちり見られていたとも知らずに。]
いらない… 私には必要ない…
いらないっ!!!
[キッと睨むようにフィリップを見つめる。 滲んだ瞳で。]
(52) 2014/03/09(Sun) 21時半頃
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必要とされる人間って何?
ずっと、ずっとずっと頑張って来たわ。 お父様とお母様の期待に沿えるように。 分刻みのレッスンだって、一度もサボったりしなかった!
[初めての大声。 視界が揺れる。 酔いが、回っていた。]
……でも彼らは一度も、私に微笑んでくれたことはなかったわ。
[視線をまたグラスに戻す。]
足りない、未だ未だ全然、 足りないって…。 今の私じゃ駄目だって。 このままじゃ駄目だって……っ
(53) 2014/03/09(Sun) 21時半頃
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