91 時計館の魔女 ―始―
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[イアンはカミーユの名前を聞いて顔をしかめるエリアス>>9に]
カミーユはほら、白い外套を着た人が居ただろ? 彼がカミーユだよ。 分からなければ、後で一緒に会いに行こうか?
[今は確か大広間に居たはずだ。 それよりも……]
昨日の魔女の説明にあった人狼とか、悪魔とか、妖精とか、人魚? そのどれかがやったって言うのかい?
[イアンにはまだ事の重大さは分かっていない]
(14) 2012/05/21(Mon) 02時頃
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/*
ヴェスさんの反応をもらったら、席を立って自室へ、それから魔女様にお手紙書いて、キリングロールへ突入しますね。
ご迷惑をおかけして、すみません。
*/
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[自室へ歩みを進めながら、自分を探ろうとしていた ダーラとカミーユのことを考えていた。
"見る"力があるのなら、質問をしたりという 回りくどい方法はとらないだろう。
あの二人は、特に気にする必要はない。 邪魔さえしなければ……]
(15) 2012/05/21(Mon) 02時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2012/05/21(Mon) 02時頃
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― 大広間 ―
[ ランタン職人の控えめな言葉>>13 に...は微笑んだ。]
ご謙遜を……。 あなたのランタンを、家族はとても大事にしています。 特別なディナーや、内輪のパーティーだけに灯される宝物ですよ。
ここでお会いできるとは、思ってもみませんでした。
(16) 2012/05/21(Mon) 02時頃
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白?
[いただろう?>>14と言われても。 ……全く思い出せなかった]
……いえ、自分で、探しに行きます。
[そこで頼れないところは、きっとヘクターが見たら笑うのだろう]
……ええ、っと。 その…。 ……直接、害が…あるって、わけでもないの、ですが。
ああ、でも。 どう、なの、かな。
[黙りこむ。]
(17) 2012/05/21(Mon) 02時頃
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―自室― [気にする必要はない。 そう思っているが、やはりあの探るような目は苦手だ。
精神的な疲れからか、部屋に入ると眠気が襲ってくる。
おまけに、魔女に夜中にたたき起こされたからな。 不愉快な"対価"の話、"ゲーム"の話、ヴェスとの会話。 朝食の席での会話。色々なものが身の内で渦巻いている。
眠気にそれらは薄れていき、やがて深い眠りについただろう。 鐘が鳴るか、誰かが部屋にやってくるまで、ずっと**]
(18) 2012/05/21(Mon) 02時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/21(Mon) 02時頃
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[肩に手を当てて立ちあがるクラリッサは無理に笑顔を作ろうとしているように見えた>>11。 階段から落ちたと言うが、その真偽はイアンには分からない。 ただ、酷く憔悴しているクラリッサが気になった]
無理は、していないかい? ソフィアも赤い蝶が肩に留った後は疲れているようだった。 君は彼女よりも丈夫かもしれない。 けれど、僕には無理をしているように見えてしまうよ。
[気丈に振る舞うクラリッサには不要な言葉だったかもしれない。 しかし、それでもイアンはそう声をかけた。 何か自分の知らないことが起こりそうな、そんな嫌な方の勘が働いていた]
(19) 2012/05/21(Mon) 02時頃
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― 大広間→客間、2-6 ―
[ ゆっくりしたペースで進められた大広間での会話後、...は疲れを理由に自室へと戻った。]
(20) 2012/05/21(Mon) 02時半頃
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[ ...が食事をしていないことに、誰も気づかなかったようだ。]
― 客間、2-6 ―
[ 自室へ入ると、...は備え付けの便箋にペンを走らせる。
――今夜、12時、お待ちしています――
丁寧に折りたたんで封筒に入れたそれを、...は持ち上げてまじまじと見る。
それから、紙飛行機のように飛ばした、
はず、だったが。
封筒はカーペットに落ちることなく、消えた。それこそ、相手が間違いなくメッセージを受け取ったという証拠だった。]
病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/21(Mon) 02時半頃
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[エリアスの答え>>17に]
うん、分かった。
[と答え、もう少し詳しくカミーユの体格や容姿(紋様は除く)を説明した。 そして、蝶について言いよどむ姿を見て]
今、言い難いことなら後で教えてもらえるかな。 今、言えることならばすぐに教えてほしい。 僕は知らないままに、周りが動いていくのが好きじゃないんだ。
[と話を促した]
(21) 2012/05/21(Mon) 02時半頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2012/05/21(Mon) 02時半頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2012/05/21(Mon) 02時半頃
/*
本当に申し訳ありませんでした!
頑張って辻褄を合わせますので、回収、よろしくお願いします。
*/
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同じもの。
赤、青。
おなじ、蝶…
[思い当たるのは、一つ。 しかし、無意味に動揺させたくはない。 彼女らが、無害な人間で、あるならば、尚更]
これ…は…
[息をつきながら]
(22) 2012/05/21(Mon) 02時半頃
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……、カミーユさん、については、分かりました。 …ありがとう、ございます。
[軽く、礼を言って]
その……。
[言うのをためらった、が]
悪魔に、遊ばれて、いるんです。
……クラリッサさんと、えっと…ソフィアさん、が。
[ぽつりと、告げる言葉は消えるように]
(23) 2012/05/21(Mon) 02時半頃
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悪魔、は。 ……遊ぶのが、好きです。 といっても。 ………普通の、遊びでは、なくて。
殺し合いを、みるのが、好き、なのです。
[言いたくは、なかった、けれども。 ……ただ、これ以上を言うのも、はばかられて]
ごめんなさい、今は、これ以上は。
ただ。
(24) 2012/05/21(Mon) 02時半頃
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[そこで、イアンの方を、みて]
……その、二人を。
………だれかが、放っては、おかない、と。
争いごとを、見たくなければ。
……目を離さないように、願います。
[それは、イアンにのみ聞こえるように告げた声]
(25) 2012/05/21(Mon) 02時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/21(Mon) 02時半頃
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[イアンはエリアスの言葉>>23>>24に耳を傾ける。 クラリッサとソフィアが悪魔に遊ばれていて、悪魔は殺し合いを見るのが好き。 それはつまり……]
("悪魔"は自分の興のために二人に殺し合いをさせようとしている……?)
[イアンはエリアスが言い淀んだ言葉を、そう捉えた。 仮にそれが本当であれば、二人は顔を合わせない方が良いのではないか? 思考が渦巻く。 それはまとまることはなかった。
続く言葉>>25に、イアンは小さく頷いた。 それは、考えたことの肯定に違いなかったのだから。 しかし……
仮に止めることが出来なかったら、自分は一体どうするのだろうか
その答えが今出ることはなかった]
(26) 2012/05/21(Mon) 02時半頃
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[イアンはエリアスに短く感謝の言葉を伝えると、クラリッサに]
部屋に戻るのなら一緒に戻っても良いかな。
[と告げた。 クラリッサが了承すれば、彼女を部屋まで送り届けただろう。 拒否されれば、仕方ないと先に部屋に戻ったかもしれない]**
(27) 2012/05/21(Mon) 03時頃
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[続けて出る言葉は、きっと彼の考えを肯定する]
一番、簡単なのは。 …彼女たちの、顔を。 合わせないことです。
[小さくささやくような声は、得意だった]
しかし。 この、館は、普通の館では、ありません。 鍵をかけて、とじこめても。 きっと、かいくぐる方法は、あるはず、です。
[淡々と告げるそれは、わりと恐ろしいことだった]
(28) 2012/05/21(Mon) 03時頃
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杞憂なら。
いいのに。
[その声は、きっと誰にも聞こえない]
(29) 2012/05/21(Mon) 03時頃
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記者 イアンは、メモを貼った。
2012/05/21(Mon) 03時頃
記者 イアンは、メモを貼った。
2012/05/21(Mon) 03時頃
― 客間、2-6 ―
[ 午前0時の鐘は今夜も鳴り響いた。
同時に、魔女が姿を現す。空間が歪んで見えたのは一瞬。
見る者の驚きが、鈍重な反応にしかならないほどの、華麗な魔法だった。
...は読書用の椅子に腰かけていた。その膝には、図書室で選んだ分厚い専門書。
だが、読書中にしては服装が合っていない。
...は白いバスローブ姿だった。日中は結い上げている金髪が、肩から無造作に落ちている。良家の子女が、誰かと会ういでたちではない。]
時間にぴったりなのね。ちょっと待って。
[ ...は慌てず、椅子に坐ったまま魔女を制した。落ちついた手つきで栞をはさみ、本をテーブルに置く。
それから、一呼吸し、眼を閉じた。
ゆら、と上体が後ろへ動いた。]
[ ...が頭を振った。テーブルに肘をついて身体を支えながら。]
……もう!
だから、時間がないと言ったのに。
[ いらだちの混じった声でつぶやく。頭痛を払うように、再度、頭を振った。いつもの、品のよいしぐさではなかった。
魔女を見やる眼も冷静だ。]
ごめんなさい、こちらの事情ね。
……有名な魔女をお待たせするなんて、失礼だったかしら?
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[何かを聞かれたなら、それについて多少は説明をしただろう。 そうして彼女は、図書室を後にする。 重い扉を開き、螺旋階段を上がって。
その頃には、もう大広間で朝食をとっていたひとも、既に残っていなかっただろう。 ……どうにかして、会いたいと思ったが しかし、きっかけが見つからぬまま。
その日は、幾度も自室で本を読み返して、夜を迎える*だろう*]
(30) 2012/05/21(Mon) 03時頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/21(Mon) 03時頃
[ 相手のいらえに、...は笑みを浮かべた。]
ええ、いろいろと……複雑なのよ。あなたは知っているでしょう?
[ 立ち上がり、魔女に近づいた。]
そうだ! お願いがあるの。
……いいえ、ゲーム用の“お願い”ではなくて。
いわば、おねだりかしら。
魔法を見たいのよ。こんな機会、2度あるものじゃないでしょう?
[ 屈託のない笑顔を向ける。]
本当に? 嬉しい。
だって、自分の身体で魔法を体験できるんだもの。
私を移動させて欲しいの、魔法の力で。
大浴場があると聞いたわ。
ミケは得意そうだった。古代ローマ式の、いつでもお湯がたっぷりの浴場だと。壁のタイルも、床のモザイクも見事な細工だと。
[ からかう魔女に、...は腕を組んで不満を伝える。]
仕方がないでしょう、お嬢さん育ちだもの……。
男性と同じ浴室に、入れるわけがない。
……え、そうなの? 女性用もある?
ああ、でも別室なのね。古代ローマでもそうだったのよ。時代が下がってから、だけど。
最初は時間制だった。午前中と午後で、利用客を分けていたの。
[ ...は腕組みを解き、胸の前に落ちてきた髪を肩の後ろへやった。
白いバスローブから、袖口と胸元の素肌がわずかにのぞく。]
[ 魔女に指摘され、...は後ずさった。視線を落とし、口ごもる。]
ええ、下は、何も……。
わかっているでしょう、言わせないで。
そうよ、準備していた、の!
……ちょっと待って、言わせたからには……。
― 大浴場 ―
[ ...が口を開いたその瞬間、移動していた。
床一面の広い湯船には、なみなみと湯が満たされ。
白い湯気に曇る壁には、古代ローマの神を模した彫像が並び。
頭上からは、月光が斜めに差し込んでいた。天井は半分しかないうえ、壁も一面が扉のように開けられている。]
[ しばし、...は呆然としていた。
それから、興味深そうに浴場を見回し、壁際の彫像や、天井を支える太い柱に近づく。溢れる湯を気にもとめず、床にしゃがみ込んで、モザイクとタイルを細い指先で確認した。]
すごいわ……。
[ つぶやいて顔を上げ、魔女に感嘆の意思を伝える。]
すばらしいわ。頼んでよかった。すごいものを見せてもらえた。
ありがとう。
[ ...はにっこりと微笑んだ。]
……では、合図を始めましょうか。
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