297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
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薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 11時半頃
薬売り 芙蓉は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 11時半頃
[ 昔に食べた、 ――― 食べようとした紫陽花は、どんな色をしていたっけ。]
[ 小さい頃から山が大好きだった。色んな所に行く前に、山の知識を教えてもらって、でもそれでも、こっそりと色んな所へ行った。
一度足を滑らせたこともあったが、持ち前の丈夫さでなんとかなった。 その時の光景や見たものは、思い出せないけれど。
運が良かった。
あたしはきっと、運が良かったのだ。]
[ 見た事がないはずの透明な紫陽花。
どうしても目が行ってしまう。あれは、…あれは。なんだっけ。]
…たえちゃん?
[ そう語りかけるのは頭の中でだけだ。
そう、それは、その透明な紫陽花に向かって。
泣き声が聞こえる。良く知っている気がする。だけど確信には至らなくて、声には…言葉には、できなかった。]*
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かくれんぼ…
[ 雷門の言葉を小さく繰り返す。 たえを皆で探している事、彼は知っているんだろうか。]*
かくれんぼやったら、 はよう見つけてあげんとね。
(21) 2019/07/04(Thu) 11時半頃
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ぁっ…いたっ、
[突然にぼろりと目から溢れた大粒に、視界を遮られ、握った包丁が指先に赤を灯す。 おっかさんの言うことを聞かなかった罰とばかりに増やされた玉ねぎを刻んでいた時だったから、それは傍目には何も不思議なこともない光景だったろう。]
ごめん、おっかさん、 ちょっと目ぇ洗ってくるな、
[はよ帰ってきんさい、と言う言葉を尻目に、少女は家の裏の井戸端へ向かう。 その間も、流れる涙は止まらなくて。]
(22) 2019/07/04(Thu) 13時頃
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悲しゅうない、悲しゅうないよ。 そうやんな。 な。 おかえり、やもんな。
[可愛い妹の、可愛がっていた妹のような存在は、確かに帰ってきたのだから。 その証拠に、ほら。
家の前の道にも、透き通った花びらが、いちまい、にまい。
帰り道を、辿るような、塩梅に。]
(23) 2019/07/04(Thu) 13時頃
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[だから多分、涙の訳は、それじゃない。 この涙は多分────私のものでは、なかった。
『どうして、どうして、おねぇちゃん────!』
悲痛な叫びが、脳内にこだまする。 それは、あさちゃんの声じゃない。 わたしを、おねぇちゃんと呼んだあなたは、わたしのいもうとで、かたわれで、だれよりも、いとしくて、まもりたくて、嗚呼、
ざぁっと湿気た風が流れるのに誘われるように、お山を眺める。
そう。 “あなた”が“わたし”、なんやね。 そう………]
(24) 2019/07/04(Thu) 13時頃
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[かみさまは、こんな近くにおったんやね。**]
(25) 2019/07/04(Thu) 13時頃
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双子 夕顔は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 13時頃
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―雷門の家で― ああ、芙蓉じゃあないかい。 またこっちに寄ってくれたんか。…ん、そっちのは沼さんかえ。
[皴を作り、目を細めるのは、視力があまりよくない所為だ。そうしないと離れた相手─今なら沼太郎は良く見えないのだという。 昔はもう少し矍鑠として鋭い目つきだったのだが、すっかり目を細める癖がついたせいで角が取れたと謂う。 たえが、ちゃあんと見える様に、座った雷門の顔を両手で挟んで顔を近づけ、目を合わせて話しかけていたのを覚えている者もいるだろう。]
湿ってきたせいか、少し筋(すじ)が軋んでなあ。 またあれや、あれ、煎じてもらわんと…。
[>>18芙蓉の言葉にふと視線を花に落とす。]
たえ?…ああ、あの子が持ってきてくれたんか、 いや、なに、その辺にさっきおったように見えたんやけど、
おらんのよなあ…。芙蓉、見かけへんかったか?
[こほん、と一つ咳をして、尋ねるのだった**]
(26) 2019/07/04(Thu) 15時半頃
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ありがとや。助かるよ
[ 芙蓉の作る薬は>>16、蜂蜜が入っているからだろうか、飲みやすいものだった
何時だったか、苦い薬を飲んだ時には目を白黒! 油断していたのもあって危うく噎せそうになったけれど、そこはほら、年長者の意地というものがありまして。 何より、芙蓉の作ってくれた薬だから、「全く苦く無いですよ」という顔を繕いながら頑張って飲んだものだ ]
(27) 2019/07/04(Thu) 17時半頃
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おとう、おかあにも心配かけるが…
[ 倅夫婦は町で診療所をしている>>20 頻繁には会えないのも繁盛の証。仕方ない事だ
町へ行けば、少なくともこの村よりは設備も整っているし健康診断の手間も省けるだろう。 旧くからの友人も多くが大往生の末に旅立っている
心配をかけているのだろうが、やはり今更生まれ育ったこの村を出てゆく事は出来ない
だから、大切な孫娘の健康を祈りながらら、自分も健康に過ごす事が、せめて彼らに出来る事なのだろう]
(28) 2019/07/04(Thu) 17時半頃
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…ん、どうかしたかの
[ たえちゃん、と呟く芙蓉の視線の先>>17をじっと見遣るが、吹き抜ける風が着物の袖をバサバサとはためかせただけであった そこに何かしら不思議を見る力は無く ]
そうか、たえのお嬢が。 じゃあ先に帰ってるかもしれんなぁ
[ どうやら山奥でたえが持っていた花と同じ物のようで。
その一欠片をそっと拾い上げ陽の光に翳してみた
やはり、今まで見覚えの無い花だ キラキラと陽の光を映す様はどうしようもなく美しいのに。
なのに何故だか不吉な感じがして、冷たい風にぶるりと肩を震わせた ]
(29) 2019/07/04(Thu) 17時半頃
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雷門や、沼じいじゃ。 …お互い、歳は取りたく無いものじゃ
[ 芙蓉に続いて門から出てきた>>14雷門へ近づいた 目が悪いのならば、と常に腰にぶら下げている馴染みの魚籠を手に触れさせた 魚の匂いと共にこうして挨拶する事も多かったから伝わると良いのだけれど]
おんや、まだ嬢ちゃんは隠れん坊しとるのか
[ てっきり戻っていると思った
薄れ始めた陽の光の中で、たえの持っていたものと同じ紫陽花の花弁だけが場違いな美しさを放っていた
心配気に空を見遣る*]
…みんな、お前さんのこと探しちょるよ。 一生懸命じゃ。だから、どうか…
(30) 2019/07/04(Thu) 17時半頃
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釣り師 沼太郎は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 17時半頃
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─山道─
たえちゃーん! たーーえーーちゃーんおーーるーーかーーー?
! 向こうの藪が動きよった!
ちょー待っときやー! そっち行くでー!
[>>13 声をかけた直後、近いところの藪の辺りから 踏みしめて歩くような音が聞こえた。
素通りされないよう声をかけてから近づく。 見えてきたのは、たえではないが意外ではある白い姿。]
(31) 2019/07/04(Thu) 18時半頃
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[こちらに向けて振っていた手は細くて白い。 知らないものが見れば山の精が人型でも取ったのかと 惑乱する場面かもしれなかったが。
定吉は、亀吉こと吉治の特異な外見については 無頓着と思われる位には気にしていない方だ。
最初にその姿を目にしたときも 「白い蛇や白い鳥がおるんやったら、白い人もおるわな!」で自己完結。 虚弱な質やから気をつけたらなあかんよな、と。 そちらの方ばかりを気にしていた。
本名が吉治である事も知ってはいるのだが、 長生きの亀がついた名の方が縁起が良さそうなので 呼び名はもっぱらあだ名の方だった。]
(32) 2019/07/04(Thu) 18時半頃
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おー!亀吉。 よぉ上ってこれたな。 ここら結構えらかったやろ。
一人か?それとも誰かと来とる?
[ガサゴソガサ。 茂みをかきわけ、時折邪魔な長い木は 鎌でスパンと切り落としつつ早足移動。]
俺は畑帰りに聞いて慌ててすっとんで来たとこや。 水とか飲むかー?
[危なげない足取りで亀吉の側までやってくる。 相手がどれくらいの間探索しているかはわからなかったので、とりあえず竹筒を出して水を勧めてみた。**]
(33) 2019/07/04(Thu) 18時半頃
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飴師 定吉は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 18時半頃
双子 朝顔は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 19時半頃
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…うちは狂うてない。
[少女が棒きれを振りまわすたびに、 透明な花びらが宙を舞う。そこは棚田を横切るいつもの細い道。見たこともない紫陽花が満開で咲いていた。この道に紫陽花の株など、ついぞ見たことがないにもかかわらず。
瞳孔の開ききったような表情で、やがて少女は紫陽花の額をすべて叩き落してしまう。]
うちは… うちは…ちょっと言うてみただけや。
[山になら紫陽花が咲いているかもしれない。 そう子守の終わりの別れ際に、たえを唆したのは、ほんの数時前だった。*]
(34) 2019/07/04(Thu) 20時頃
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子守り 日向は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 20時頃
懐刀 朧は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 20時半頃
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――山道――
[少し離れた方から、よく通る声でたえを呼ぶのが聞こえた>>2。 定吉か。人手が増えたのは有り難い。 同じ所を探しても仕方ないと、声から離れるように下の方へ降りていく。 道中紫陽花が所々にあるものの、やはりどれもまだ葉ばかりで、梅雨空に咲き乱れるには早そうだった。]
どこ行きよったんや、たえ。
[呟くように呼んでも、当然のように返事はない。 代わりに、ざわありと嘲るように風が鳴った>>0:#8。]
(35) 2019/07/04(Thu) 21時半頃
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――雨でも降りよるか。
[湿気った風が不穏にざわめくのに、空を仰ぐ。 陽が落ちた上に雨まで来てはいよいよもって危険が過ぎる。 その頃には紫陽花探しの健脚も時間切れと思ってくれれば良いのだが。 滑ったり、落ちたりしてはいやしないだろうかと、今度は視線を下に向ける。 と。]
……!
[ひとつ、散り落ちた紫陽花を見たのだ>>19。]
(36) 2019/07/04(Thu) 21時半頃
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[それは、気がつけば足跡のように点々と落ちている。 まるで村への道を辿るようにぽつぽつと落ちている。 幼子が抱えきれなくなった花から萼をはらはら落としながら帰った、足跡のようだった。]
たえ!
[短く一声、その『跡』を追いながら村の方へと早足で降りていった。 導かれているとも知らずに。]
(37) 2019/07/04(Thu) 21時半頃
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.・・・・・・・ [惹きあったものとも知らずに。]
(38) 2019/07/04(Thu) 21時半頃
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─山道─ [声のする方に手を振ってから、>>31 たえと思って空振りさせ、 ややこしいことするな、と怒られる可能性に思い当たって振っていた手が止まり、ええと、と言い訳を考えるような曖昧な笑みが浮かぶ。]
定吉、……あは、 今日はちょお頑張って探してんねん
[身構えが綺麗に空振りする気持ちの良い声に、ちょっと虚をつかれたような表情を浮かべた後、笑う]
来たんはひとり、途中で朧に会うたよ。 ……叱られたけどなぁ。 たえちゃん、まだ見つかれへんし……
[困ったような笑みになった。]
(39) 2019/07/04(Thu) 21時半頃
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懐刀 朧は、メモを貼った。
2019/07/04(Thu) 21時半頃
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……風も冷たなってきたし。 おたえちゃん、無事に見つかりはったやろか……。
[何をするでもなくぼんやりしていると、どうしてもそのことを考える。
――何をするでもなく、というのは不正確かもしれない。 何もできない。あるいは、何もさせてもらえない。それが正しい。 幼いころから身体が弱かった。 妹の方は七つを越えられまいと噂するものさえいた。
おそらく、母も薄々そう思っていたのだろう。 家の手伝いをさせることはなかったし、 朝顔が体調を崩す度に、つきっきりで看病した。 せめて手元にいるあいだはと、たっぷりと甘やかした。 それが功を奏した。あるいは、それがいけなかった。 七つを越え、十さえ過ぎて。まだ朝顔は生きていた。 そして、今ではもはや、過保護が当たり前になっていた]
(40) 2019/07/04(Thu) 22時頃
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――……なんや?
[たえを案じながら、外の様子をぼんやりと眺めていると。
何か、きらりとしたものが目に入った]
氷……や、こない季節に、まさかな。
[ふるり、首を振る。でも、だったらなんだろうか]
……誰か、硝子でも割りはったかな?
[でも、硝子を割ったのなら、一か所に集まっているはずだ。 それはまるで、誰かの辿った跡のように、点々と落ちていた。 もし自分が水汲みでもしたら、ぱしゃぱしゃ零し歩いて、こんな跡が出来るに違いない]
(41) 2019/07/04(Thu) 22時頃
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[それが気になって、そっと勝手口から家を出る。 少しならば、外の空気を吸いたくなったとか、幾らでも言い訳はつく]
……花びら……やろか?
[摘まみ上げたものを眺めて、首を傾げる。 かたちは確かに、花びらのようだ。ただ、それは透明だった]
透けとる花なんて、聞いたことあらへんな……。 おたえちゃんとこの爺様や東の爺様なら知っとるやろか? 芙蓉の姉様も町に出とるから、判るかもしれへんね。
[小首を傾げながら、摘まんだ花弁をしげしげ眺めやって]
(42) 2019/07/04(Thu) 22時頃
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きらきらして、綺麗は綺麗やけど……、 ……透けとるし、お花の幽霊かもあらへんね。
[透けているといえば、この世のものではないというのが定番だ。 そう考えると、なんだか、ぞっとしない感覚を覚える。 そうでないにしたって、見たこともない花だ。毒がないとも言い切れない]
触ってしもたけど、大丈夫やろか……手、洗っときましょ。
[そう呟いて、摘まんだ透明の花弁をぽいと捨てた*]
(43) 2019/07/04(Thu) 22時頃
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─山道─ そうかあ、定吉の声なら たえちゃんもよう聞こえるんちゃうかな、頼もし。 朧も助かりそ。
[>>33水を勧められ、はたと瞬く]
ええの?あ、いや、うーん、…
ええわ、まだ、大丈夫。 たえちゃん見つけたら飲ませたげなあかんし? でもありがとうなあ。
[やんわりと手をかざしてから、小さく頭を下げた。 定吉は本当に気のいいひとなのだなあ、と眼を細める。 己の生白い様子にも、「そういうこともある」とあっけらかんとした受け止め方をしてくれるのは随分と救いであった。]
(44) 2019/07/04(Thu) 22時頃
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─山道─
一人かぁ。それでもまぁ気持ちはわかるで。 あんな小さい子がおらんなったら、心配やもんなぁ。
朧とすれちごうたんやな。 叱られるのは…ま、しゃーないしゃーない。 責任感強い奴やし、色々考えてまうんやろうて。
そうかぁ。まだ見つかってへんかぁ。
[>>39 頑張って探してるとの言葉にはうんうんと頷いて。 朧の眉間に皺が増える様子が想像余裕過ぎて苦笑。
それから、顔色を確認するように亀吉の白い顔を見た。]
(45) 2019/07/04(Thu) 22時半頃
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今は体力とか大丈夫なんか? 一応俺、たえちゃん優先でおぶる事なるから 帰りは自力で降りる体力は残しといてほしいんやわ。
動けるんやったら、見る目は多い方がええから もちろん助かるけどな。
[疲労の色はそんなには見えないかなぁと、少しは安心。にかっと笑顔を向ける。 >>44 水は大丈夫との事なので、背負っている籠に竹筒を戻した。*]
(46) 2019/07/04(Thu) 22時半頃
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たえ! ……やないな。すまん。
[落ちた花を辿って戻った先、花を拾う小柄な少女の姿>>43があって思わず呼んだものの、七つどころか十を過ぎた子だ。 人違いを謝って、それから。]
……、ええと。
[言葉を探して、詰まる。 子供の頃というのは当然自分にもあったはずなのに、今やすっかり忘れてしまったようで、子供とどうやって接すればいいかよく分からなくなっていた。 すぐ険しい顔を怖がられるのもあって、余計に苦手意識がある。]
(47) 2019/07/04(Thu) 23時頃
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その花、たえのやつなんか。
[光をきらきらと弾く紫陽花を捨てた少女に、なるべく答えやすそうな言葉で問いかける。 頷きが返れば村に戻ったと知れると思ったのだ。 目の前の少女を朝顔か夕顔か区別しようと目を細めたら、いつも以上にまた人相が悪くなった。]
(48) 2019/07/04(Thu) 23時頃
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