18 'Cause I miss you. 〜未来からの贈り物〜
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[ そしてペラジーへと視線を。]
ドナルドは二人を食べた。餓えを満たすため、でしょう? ミッシェルは違ったわ。彼女は殺されただけ。死なせるだけでやめるのは、ケモノのすることかしら。 その業は…"人間”の特徴ではないの?
[ それはまるでガストンの言葉>>76を聞いいたかのように呼応した。 低く掠れる声。向かいに座るペラジー、投票すると聞かされて笑った女に、瞬いて首を傾げた。]
どうしてかしら?……貴方が言ったのよね。
【良い子が死ねば人に人を殺させるのが簡単になる】って。
(128) 2010/07/06(Tue) 14時頃
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きっと、今夜フランシスカを処刑して、明日ヘクターが――ガストンは人間だった、もう狼はいないって言っても。
また誰かが死ねば、私たちは狼を探して延々と殺しあいを続ける——そうでしょ? それなら、「きっとサイモンが占い師だった」ってことになるんだもの。
誰もいなくなるまで、終わらない。
――それが目的なの?
[ ペラジーの思い、ペラジーの目的を知らない故に。 ミッシェルの穏やかな死顔から、フランシスカの生への欲望を感じられなかった為に。]
もしそうなら、貴方の望みどおり…私は人殺しになるわ。貴方を殺す。
(129) 2010/07/06(Tue) 14時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/06(Tue) 14時半頃
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[ フランシスカの声>>131に、驚いたように眉を上げた。 髪に挿された赤い花が揺れる。同い年の幼馴染が、妹の為に選んだ花。
私にはないの?と拗ねて見せたのは、ただ妹思いの少年をからかっただけだったのに、と。 思い出して自分の白い髪留めを握る。
――赤毛に赤い花じゃおかしいだろ――
留め金の壊れた白い花。ミッシェルが死んで、赤毛を飾る機会は永遠に失われたのだろうと思う。]
(貴方を守ってあげたかったよ、パコ。狼のはず、ないって。 でも、もう言えない。ドンが狼だったから――もう想い出の優しさには縋れない)
……フランシスカ、は。 私達と交替した後、ずっと一階にいたの?ここで寝てた?
[ もしかしたら、妹を追い詰めるかもしれない質問を、紡いだ]
(136) 2010/07/06(Tue) 16時半頃
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[ ヤニクがヘクターを信じると言えば>>134明らかに安心したように息を吐くのに、唇は反論を探して紡ぐ。]
それを言うなら、ドナルドを庇った人はそもそも誰一人いなかった、ってことに目を向けるべきじゃないかしら。ヘクターだけじゃなくね。
[ 彼を庇う者がいたとすれば、それは自分だけだっただろう。最初の夜も、次の夜も、ドナルドはずっと孤立していた。]
狼にせよ狂信者にせよ、仲間のドナルドを守る気なんてハナからなかったんでしょ。 ……それか、やっぱり人狼は最初から最後まであいつ一人でしかなかったのかよ。
[ 冷やかに吐き捨てながら、両手が震えだしたことに気付いて眉を顰めた。 白く光る石をそっと握って、また指を開いて、握って――激情を抑え込む。ここで泣き出すわけにはいかなかった。]
(137) 2010/07/06(Tue) 17時頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/06(Tue) 20時半頃
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[ フランシスカの呟きは聞こえなかった。つっかえつっかえ、絞り出された返事>>139に頷く。]
寝てた…そっか。
[ なんで、起きてようと思ったの。 その疑問は脳裏で言葉を形作る前に消えた。ただもやもやとした違和感が喉に詰まって、息苦しさに喘ぐ。]
(142) 2010/07/06(Tue) 22時頃
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ペラジー。
[ 痩せた女の頬に浮かぶ、笑みを写すように唇の端をどうにか上げる。]
今まで、いったい何に、必死になってたの?
[ どうでも良い、という無関心な姿勢を貫いて来た女の、必死、という言葉の意味>>140をはかろうと。震える手を抑えた。]
さっきどうして笑ったの? 貴方は何が欲しかったの。貴方の願いはなんだったの?
[ 何もかも馬鹿馬鹿しくなったと呟く前の、ペラジーの言葉>>97を。 人間なら尚更、その真意が知りたかった。深淵を覗き込む。]
(144) 2010/07/06(Tue) 22時頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/06(Tue) 22時半頃
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[ ヘクターの声が聞こえる。 背中を向けて座っているから、顔は見られなかった。馬鹿みたいに震える手を見られないのならそれも良いと思う。]
生きて…れば…
[ 銀の皿でヘクターと話した時>>67、どう答えたのだったろうか。 引き寄せられるままに肌を触れ合わせて。 含んだ酒のジュニパーベリーの香り。
なんと答えたのだったか――
入れ墨を撫ぜて、尋ねたのは覚えている。 「色んな入れ墨を見て来たけど、こういうのはなかった。由来、あるの?」 どうしてそんなことを聞いたのだろう。通り過ぎる男達の、未来にも過去にも、興味はなかったのに。]
(151) 2010/07/06(Tue) 22時半頃
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そうね…私は、アレが狼じゃないって信じてたから。 そりゃ庇いもするわよ。
[ ヤニクに微笑う。]
私が狼なら……きっとミッシェルを殺したのはヘクターね? ヨーランダの目を盗んでミッシェルの家まで殺しに行くのは大変だもの。
[ 冗談ともつかない掠れ声で、ヤニクの背の方をちらりと見た。]
どうせヨーランダの目を誤摩化すなら、私――貴方を襲ったんじゃないかしら。 ドナルドが仲間だったなら………殺した貴方を許さないわ。絶対に。
[ 言葉の苛烈さとは裏腹に、表情も声音も冷ややかに静かなまま、ヤニクの揺れる瞳を跳ね返した。]
(157) 2010/07/06(Tue) 23時頃
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[ ゆっくりと、瞬きながらペラジーの言葉を反芻する。 理解の範囲を越えた”目的”を。捉え漏らすまいと。]
つまり、人の手で殺されたいと、思っていたのね。ついさっきまで。 人殺しの自分と、同類の人間がどう振る舞うか、知りたくて。
[ ほとんどが鸚鵡返しのような呟きで、深淵を。
――そして視線を外す。]
決まったわ。やっぱりペラジー以外には投票しない。 ガストンにしてもフランシスカにしても、他の誰にしても、ミッシェルを殺せば今日も処刑が続くのは自分の身を危険に晒すだけ。生きたいと思うなら息を潜めて事件が終わった振りをすれば良かった。
ペラジーだけよ。ミッシェルを殺す動機があったのは。
[ 立ち上がり、紙袋と羊皮紙を取る。さぁ、と室内を見渡した。]
平等に、投票で決めましょう?一人一票。全員に投票の権利を。
(160) 2010/07/06(Tue) 23時頃
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そう見られても仕方ない?否定してるみたいな言い方ね。
今さっき言ったばかりじゃない。 貴方は、人に殺意を向けられたかった。人の手で殺されたかったって。
動機。 貴方の言葉をそのまま解釈するなら、ここにいる人の中で、事件が解決して、処刑が止まると困ったのは貴方だけよ、ペラジー?
だからミッシェルを殺す必要が一番あったのは、貴方。
[ 一瞬、視線は動いてフランシスカの方へ。]
…狼がまだ残ってるかどうかなんて関係ない。私が今日殺したいのは、一番ミッシェルを殺した可能性が高い人。ペラジーを。
[ 羊皮紙に名前を書いて、紙袋に入れた。]
(165) 2010/07/06(Tue) 23時半頃
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…どうしたの?
[ 投票を終えれば、紙袋をテーブルへ置いて、自分は扉の近くに立っていた。いつもアイリスが座っていた、入り口横のスペースに。]
パコ?
[ 服を引かれて、首を傾ける。]
(170) 2010/07/07(Wed) 00時頃
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…いいわよ。
[ 二つ返事で。 外には出られない、と視線を巡らせて、]
…キッチン、いく?ここで?
(172) 2010/07/07(Wed) 00時頃
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飲む。 同じ葉っぱなのに、パコが淹れるとどうしておいしいのかしら。
[ 真顔で唸って、キッチンの出口に一番近い椅子に座った。]
クッキー、はもうなかったわよね… …そうだ、林檎の砂糖漬けがその下に入ってるの。アップルティー風、はどう?
[ 空々しい程に朗らかな顔で、一角の棚を指差した。 時間は、そう長くあるわけではないが。本題に入るまでの間くらいは待つつもりで。]
(176) 2010/07/07(Wed) 00時半頃
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おいしい。
[ 林檎が口に入る。 禁断の赤い実。 これを好きだと言ったのは―― 若草色の眸、あれは誰だっただろう。]
パコ。
(181) 2010/07/07(Wed) 01時頃
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…ヤニクの言葉を、覚えてる? 殺さなくても済むんじゃないかって。
[ 悲しい理想。辛そうに歪んだ表情を>>89]
ヘクターの言葉を、覚えてる? ここで、やめとけば見逃せるって。
[ 静かな声、瞳にこもる炎を>>95]
……私は今日ペラジーを殺すかもしれない。あの子自身が、死ぬことを拒まなかったとしても、殺意を向けたのは私。
[ 何を踏みにじるか、何を吐き捨てるか。]
(182) 2010/07/07(Wed) 01時頃
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聞いて、フランシスカ。 貴方は生きるの。
この村に人狼は、ドナルドだけ。ミッシェルを殺したのはペラジー。
だから、貴方は生きられる。これからも、祭の夜には踊るのよ。
だけど、まだこの村に人狼がいるなら…… 人を殺す衝動を抑えきれないなら。ミッシェルをその為に殺したなら。
今夜、狼は、私を殺すのよ。
[ ごめんなさい、と、心の中で誰に謝ったのだろう。 死ぬなと言ってくれた、誰に。]
(183) 2010/07/07(Wed) 01時頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時頃
水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時半頃
水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時半頃
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パコ。
[ 手を広げて、フランシスカを迎える。 身を守る道具など持ってはいない。]
(『惚れた女を守れるまじない』……あの模様、好きよ。)
大丈夫よ。大丈夫。
[ 兄を亡くして鬱ぐフランシスカにかけたように、穏やかに、掠れた声を。]
(190) 2010/07/07(Wed) 01時半頃
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水商売 タバサは、メモを貼った。
2010/07/07(Wed) 01時半頃
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