256 【突発RP村】胡蝶の夢
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[追いついた。 オーレリアは足を止めてはくれたけれど>>66、 振り返ることはない。]
……、つらいわ、とてもつらいこと。 ひとが亡くなるのは、とても、かなしい。
[まして、懇意にしていた相手なら、なおさらに。 オーレリアから借りたハンカチで、血のついた手を改めて拭いてから、隙だらけの背中にゆっくりと歩み寄り、後ろから腕を回した。 振り払われなければ、そのまま抱きしめる。]
強がらないでね。 悲しい時に泣くことは、当たり前のことだわ。
[こつん、と額をオーレリアの後ろ頭にくっつければ、 ローズマリーの静かな怒りが、震えとなって伝わるだろう。*]
(67) 2016/11/15(Tue) 11時頃
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どういたしまして。
[―――人に優しく在りたいと、願う偶像。]
いいえ、私は強がってなんかいないの。
悲しいし、悔しいし、心が痛いけれど 私よりもつらい人のために、出来ることをするわ。
[死を悼み悲しむことも優しさであるのだろう。 それがキャサリンへの、弔いにもなるのだろう。 けれど今は、駆け出した彼女が一番の心配だった。]
(70) 2016/11/15(Tue) 11時半頃
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[振り向いたオーレリアの頬には>>69 雫は伝ってはいなかった。]
…――そうね
[深呼吸を、促され弱く笑う。 すぅ、はぁ。……一拍置いて、緩く瞼を下ろし]
犯人を見つけるわ。そして聞きたいの。 なぜ、こんな罪を犯したのか、その理由を。
[罪を憎んで人を憎まず。 心底からその言葉を表するように]
―――この罪を犯した者は、償うべきだもの。
[理想のすがた。芯の強い真っ直ぐさが何処か人間的でないことも、始まったばかりの今では、ただの強がりにしか見えないだろうか。*]
(71) 2016/11/15(Tue) 11時半頃
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[彼女が何かを打ち消すように、首を横に振る仕草には>>72 一つ瞬きこそすれど、特に言及することはなかった。]
まずできることは、自分を守ること。
[手を差し出し、安全であろう個室に彼女を促そう。 目の前の彼女が、人殺しである可能性は 念頭に置いてはおらず。
故に、彼女がもし警戒したらという可能性も 考えから外れていた。]
(75) 2016/11/15(Tue) 12時頃
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神様が、ゆるしてくださったとして オーレリアは、赦せるかしら? 貴女自身の気持ちは、親しいキャサリンの命を奪った犯人を、赦すことができるかしら? [そうならいいと希望も込めながら問う。 答えは今でなくてもいい、と、そう添えて。
ただ、命を奪った。そう言葉にした瞬間、 鮮明に思い出してしまう惨状。僅かに眉根を寄せる。]
(76) 2016/11/15(Tue) 12時頃
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ひとつ、気になることがあって……。 あんなふうに、ひとが人を殺せるなんて――― おもえ、ないの。
ひどかった。……まるで、 野犬か狼に、襲われたような……
[凶器ががあったとしても、それでもあの無残な殺し方は――*]
(77) 2016/11/15(Tue) 12時頃
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ローズマリーは、オーレリアが唇を噛む様子には、少しだけ眉を下げて。
2016/11/15(Tue) 12時頃
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護身用ね。 万が一のために……携えていてね。
[オーレリアがそれを使わないことが一番良い。>>78 けれどもしキャサリンを襲った人物の殺意が、 まだ衰えていなかったら、その時は。
誰かの足音は聞こえた気がしたけれど>>74 メルヤのものだということまではわからず。 まだ事態を知らない人物であっても、 おそらくはまだ現場にいる誰かが教えてくれるだろうと。]
……、答えは宿題ね。
[言葉の詰まるオーレリアには、そう弱く笑う>>79]
(81) 2016/11/15(Tue) 12時半頃
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[続いて言葉に詰まるのはローズマリーの番だった。 昨日、キャサリンが真剣に話していたお噺が蘇る。]
犯人が人狼……?
もし、そうだとしても、でも…… 人狼だって心があるのならば、 理由も、後悔も、贖罪もある。 [不意に思い出す。キャサリンのおはなしの続き。 瞳孔を開いて、しばしの沈黙を置いたあと]
ひとが死んで、それから…… 人狼と思しきを、私刑にかける、だった……? ううん、そんなお話まで現実になるのは、いや。
[ふるふると頭を振って、否定する。 早く見つけなければ。 その殺意が尖っているのならば、尚更に。*]
(82) 2016/11/15(Tue) 12時半頃
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私には、護身する術はない。 だけどね、いいの。 私は―――
[死に焦がれているわけではないのに、 何故、そう思うのか、ローズマリー自身よくわからない。 自然と、口をついた。]
いつだって処刑台に向かう覚悟で生きているもの。
[記憶が微かに、頭の中で弾けて消えた。]
(88) 2016/11/15(Tue) 13時頃
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――なぁに?
[記憶に疑問を抱くよりも先に、 オーレリアの唇が耳許に近づく。]
……、え?
[囁かれた名に、ローズマリーは目を見開いた。 離れ、視線を交わすオーレリアの瞳をよぉく見たけれど、嘘を吐く時の後ろめたさのようなものは感じられなくて]
どうして……
[霧散しそうなほど微かな呟きには、 二つの意味が込められていた。 ほんとうにトレイルが人狼であるのか、ということと 何故、オーレリアはそう思うのか、ということ。]
……。 貴女が言うとおりなら、 彼がそうなら……
(89) 2016/11/15(Tue) 13時頃
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話せば、きっと ……わかるわ。
[こつり、額と額を合わせ、 吐息が感じられるほどに密な内緒話には、 願いを込めるよう響きが含まれてた。*]
(90) 2016/11/15(Tue) 13時頃
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[問いですらない言葉には、オーレリアも黙したまま。>>91 彼女自身で思うところはあるのだろうと、そう感じてはいる。]
大切と思われるのは、とても嬉しい。
[命を切り捨てることを、厭わないのは 誰かを救いたいから、誰かの身代わりになっても構わないから]
ああ、 でも、 私がいなくなったら、いけないわね。 あなたにひとりで背負わせてしまう。
[死に急ぐことはない。 ただ、押し付けられた短剣に驚いていると、頬に触れるやわらかな感触に更に瞬きを繰り返し]
(94) 2016/11/15(Tue) 13時半頃
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待っ……!
[自衛はあなたが。そう言いたげに手を伸ばすけれど、 離れた体は再び触れ合うことはなく。 最後に告げられたお礼には、 少しだけ困った風でも、 どういたしましてといつものように返すのだ。
けれど、彼女が去ったあとの個室では、いびつな微苦笑を浮かべるローズマリーの姿があった。**]
(95) 2016/11/15(Tue) 13時半頃
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ローズマリーは、オーレリアから手渡された短剣を握りしめ、一つ、目を閉じる。**
2016/11/15(Tue) 13時半頃
……まだ、人狼になっている時は意識がないのか。
[あれだけ食ったんだ、おいしくなかったわけはないだろう、という言葉は飲み込んでおいた。
親しい人を食うのはどんな気分だったか。
そもそも親しい人が思い当たらない自分には、想像してもわからない。]
いや、多分……もう大丈夫さ。
[意識が無かったのは昨夜が初めて、数年間喰らうまいと避けていた人間達と閉じ込められた、せいだろうか。
けれどなんとなく、やはり本能としか言えないのだけれど。あれはもう、起きないと分かる。
旅人を喰らって覚醒したのと同じように、キャサリンを犠牲にして、]
凄いね。
動物を食べるのと人間を食べるのって、全然違う。
[力を得たような、そんな気がした。
聖書で林檎をかじった二人は、知恵を手に入れたんだっけ。]
だから人狼は人間を食べなきゃいけないのかな?
もう、戻れないなあ……
[少女に背を向け、
泣きそうになるのを堪えながら思いは囁きになる。]
……死にたくない、なぁ。
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― 一階・個室 ―
[オーレリアと共にこの部屋に入った時には 周りが見えておらず、互いの言葉に耳を傾けたけれど]
……ここは
[子供部屋だろうか。 今は修道院に小さな子はいないと聞く。 二階よりも気持ち小さなベッドと、戸棚には幾つかの物が丁寧に置かれている。キャサリンが掃除をしていた証だろう。
預かった短剣はそっと胸に忍ばせておき、 戸棚の方へと歩み寄った。 一つの小箱、何だろうと手に取って よくよく見れば、それは内側に金属で細工をされて 螺子を回すところがある。ローズマリーは理解した。]
(124) 2016/11/15(Tue) 17時半頃
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[―――…]
[オーレリアが立ち去った時に隙間が開いた扉から、 メロディは廊下へと流れ、聴き止める者もいるかもしれない。
金属が触れてが奏でる繊細な音は オルゴールの音色。*]
(125) 2016/11/15(Tue) 17時半頃
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わっ?
[勢いよく開いた扉に、そこまで大きくはない驚きの声。 振り向いて、ジェフとわかれば、会釈をして>>126]
もしかして探していらっしゃいましたか? 私もジェフ様に報告をしなければいけなかったのに、 ごめんなさいね。
先ほどまで、ここでお友達と話をしていました。
[偶像は微笑む。]
オルゴールを見つけたんです。 とても綺麗な音色でしょう?
[威圧的な声に怖じることもなく、おいでになって。とジェフに歓迎の意を示した。]
(127) 2016/11/15(Tue) 18時頃
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ええ。 朝、最初にキャサリンの惨い姿を見つけたのは私です。 ジェフ様にすぐに見て頂くべきだと思ったのですが……
―――キャサリンが寒そうで。 シーツをかけたのも私。
その後、ここでお友達のオーレリアと話していました。
[オーレリアとの内緒話を、彼に話すことはしない。
静かにジェフに歩み寄るが、 手を伸ばしても届かない距離で足は止まる。]
……。この件について、ジェフ様はどうお考えですか。 やはり、人狼の――仕業、と?
[聞きたいのはその先だった。]
……これから私たちは、どうすべきだと、思われますか。
(129) 2016/11/15(Tue) 18時半頃
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……ええっと、動揺してキャサリンの髪を掬いましたが、すぐに下ろしました。ただ、その時に手に血が付いてしまって。
[そう理由を告げて、ポケットからオーレリアに渡された、赤をこすったハンカチを見せる。]
オーレリアとは、本当に人狼が殺したのかという推測や これからどうするべきか、と。
答えは出ませんでしたけれど―――。
[損傷については知っていたけれど、一部が他に出てこない、というフレーズには僅かに眉を寄せた。]
食べられ、た……。
[流石に、その行為は受け入れがたく。狼の姿をしているならばまだ理解は出来るけれど、ひとが人を食べるだなんて冒涜的なことを、にわかには信じ難かった]
(135) 2016/11/15(Tue) 19時頃
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犯人を捜すべきだとは、私も思うのです。 でも……見つけ出してもこの吹雪で外には……。
[自警団の彼ですら、まだ捜査の途中といった様子。 外に出られない以上、]
女子供が多いのです。
[その懸念が一番に浮かぶ。]
見つけて…… …… 縛ったりしておけば、大丈夫? …… ジェフ様が、守って、くださいますか?
[狡いと思う。こんな時だけ、男性に頼ることが。 けれど、そうでもしなければこの腕で力で勝ることはない。 ―――相手がトレイルなのならば、尚更に。]
(136) 2016/11/15(Tue) 19時頃
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逃げていないのなら、
[やはり同じ結論に行き着くのだろうか。>>137 彼もキャサリンの話は、聞いていたはずだ。]
……何処かに潜んでいるのではなく、 知っている人の中に―――…
[窓の方に視線を向ける。 いつしか白い雪の向こうに、夜の帳がおりていた。]
自分をお責めにならないで。 後悔先に立たず。どうしようもなかったのでしょう。
捜査には勿論協力させて頂きます。 有力な情報はなにも……ないのですが……
[記憶を探るように、視線を落として思案する]
キャサリンの言っていたことにヒントがあるのかもしれません。
(141) 2016/11/15(Tue) 19時半頃
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占い師、霊能者、……それに、狂人、でしたか? 人狼でないけれど、それに協力する人間が居る、と。
[このことを事前に知って配置されたような存在のこと。 人間の味方であれば、或いは、と*]
(142) 2016/11/15(Tue) 19時半頃
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[可能かもしれないが>>145 その後は続かなかったけれど、彼の言いたいことはわかった。 ローズマリーも、覚悟を決めるべきだと悟る頃合。
犯人は、この中にいる。 オーレリアの言葉を信じるならば、その人物は――…。
それはともかくとして、縛りおくという対処法に どうしても不安を抱かずにはいられない。]
ジェフ様。 私は、思うのです。
[かつり、と一歩、ジェフの傍へ。]
(147) 2016/11/15(Tue) 20時頃
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人狼と思しきを、縛って見張るだけで本当に大丈夫でしょうか?
[内密に話したいがため、 小声が届くほどまで距離を縮めようと。>>146]
協力する者がいる以上、見張りも意味がない。 誰が協力者かもわからないのですから。
だから
[一呼吸置いて。その言葉を発するのは とてもつらいことであったし、残酷でもあるけれど]
縛るだけでなく、……息の根を止める必要があると。*
(149) 2016/11/15(Tue) 20時頃
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[見開かれた、その眼を見つめる。 真っ直ぐに、瞬きも忘れるほど、真摯に]
……ええ。
[わかりやすい表現に、頷いた。>>152 瑠璃の瞳に映る色を、測ることは難しい。]
(155) 2016/11/15(Tue) 20時半頃
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[けれど、確かな正論が続けられ>>153、ふっと笑う]
その通りだわ。いけないわね、私ったら。 大切な人達が死んでいくことが怖くて だからって……。
[肩に置かれた手に、手を重ね。 表情には、己の思いつめた言動に対する 狼狽が見えるだろう。]
……ジェフ様、私はこの辺で。 私なりに証拠というものを、探してみたいのです。
[傍を通り抜けようとした時、ふわりと躓いて ジェフの足を踏んでしまう。]
(156) 2016/11/15(Tue) 20時半頃
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あ…… ごめんなさい、わざとではないんです。
――――でも靴が汚れなくてよかった。
[たおやかな笑みを浮かべ去りゆくは 人に愛され、人を愛する、偶像そのもの。**]
(157) 2016/11/15(Tue) 20時半頃
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