167 あの、春の日
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[そして、ルーカス宛ての空色の封筒の中にはもう一つ。
彼の手によって撮影された、寮から見たいつかの星空が**]
[決意を秘めた声音は、小さく囁く。]
私、……もう大丈夫です。
一人で目覚めたとしてもきっと、もう――
後悔は、しません。
[きっと彼女には、この声は届くから**]
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[幼い頃から消極的な性分だった。昼休みは校庭や体育館で駆け回るよりかは、教室に残って絵を描く方が好きだった。コミュ力は乏しかったけれども、小学校時代、自分の周りには常に誰かが居た――…ヒーローだったのだ。 数分間しか地球に来る事が出来ない巨人。悪の秘密結社に改造されたオートレーサー。少年達の憧れが己のノートには詰まっていたのだ。 ”漫画家みたい。”誰がそんな事を言い始めただろうか。いつの間にか、それが己の夢になったいたなんて。 やがて中学生になり。高校生になり。己の机に人が寄り付かなくなっても描き続けた。]
[卒業式を迎える数日前の昼休み。喧噪を遠巻きに聞きながら。 その日はノートでは無く、色紙を前にペンを握り締めていた。 色紙がずっと残るとも限らないけれども。色として、遺れば良いのだ。 己に言葉は紡げない。――…だから、代わりに捧げる、]
[彼が織りなす花々に負けないくらいに――…美しい花を。] [主が離れても寂しくないようにと――…可愛らしい白兎を。] [眩く麗しい姫には――…太陽が昇っても消えない星を。]
[そして、異国の地でも繋がる世界――…正方形に広がる蒼穹。]
(196) 2014/03/06(Thu) 21時半頃
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……痛っ。ぁ、おかえりー…… 渡せた…?
[名も知らない花が芽吹き、白い蕾を膨らませているのを眺めていた頃。 >>165 左手に当たる硬質の何か。芝生の上に音も無く落ちるハンドクリーム。 猫背を更に丸めて拾い上げる。腐れ縁の持ち物なら、何でもひと目で判別できそうな自分が怖い。]
――…って、待ってよ…
[己の脆弱な問いかけに応えないのは百も承知で呼びかけ、後を付いていく。]
(198) 2014/03/06(Thu) 22時頃
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[それは、いつのことだったか。
過去を変えたい。未来を変えたい。そんな同じ願いを持った友の声を聞く]
そうか。
なんでも協力すると言ったのだが。
マユミは、一人でやり遂げたのだな。
[ハルカは、まだ成せずにいる。
決意を秘めたマユミの声音は、今のハルカに眩しく響く]
君は、強いな。
[いつまでも続くものだと錯覚していた。
振り向かなくても、確認しなくても、シーシャはハルカの背を追いかけてくると。
それが、錯覚だったのだと気づいたのは、いつだっただろう……?]
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ぁ、それは良かった。ありがと…ってジリヤ先輩も? そっか…まぁ、二人に伝えられたんだし…良いんじゃない?
[>>203 淡々と言い放つ言葉に、先程の甘いひと時が脳裏に過った。もう魔法が解かれているとも露知らず。 写真は無事に撮影されたのだろうか。きっと華のように美しかった事だろう。腐れ縁に改めて写真の事を言うか、言うまいか口をモゴモゴと動かす。 >>204 心を読みとったのか、突然振り返る。 コイツは本当に後ろに目があるのかもしっれない。]
ガム?そっか。やっぱ何か口にしていると良いのか…? 俺あんまり、菓子とか食べねぇんだけれど… ぅ、うーん でもキャンディは……どうせまた飛んでくるだろうし…それ、食べるよ…
ハルカの手は……困る…… が、頑張る。
[コイツなら、本気でやりかねないので困る。]
(208) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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―食堂―
鍋だー… なに鍋なんだろう…? ――…いや、闇鍋って何…?変なの入れんなよ…?
[>>207 腐れ縁の背中越しに見えたのは、山菜や肉、魚介類などを煮込んだ甘辛い匂いを発する鍋であっただろうか。 居場所を求めて幽霊のように彷徨ったあと、皿を取って大人しく完成を待っただろうか。もし、もう出来ていたならば2日振りのマトモな食事を口にする。]
(212) 2014/03/06(Thu) 23時頃
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春風の花を散らすと見る夢は
覚めても胸のさわぐなりけり
……私は、私自身は。
心の奥底で、気がついていたのでしょうか。
[その歌は、かの人に過去のマユミが送った歌。
ただ、“花”というキーワードと美しい響きを持つそれを選んで記したそれは、その当時には気がつかずとも後に気がついた感情を色濃く映している。
それに彼が気がついたか、気がついていないのか。久しぶりに顔を合わせたそのときには聞きだすことができなかった。
ただ眼鏡を掛けていた、不思議に思ったそれを口にするだけにして――。
慕う想いは桜の色より淡く、尊敬と信頼という名の下に薄められていたのだろう。
けれど、それでいいのだ。
そうでなければ、いけないのだ。]
すみません。
[謝罪の言葉は、小さく呟かれる。]
でも、ハルカ先輩は……
私の手助けなど必要ないでしょう。
[強くなどはない。そう告げようとした。
幸せな夢をいつまでも、見ていたい。そうも思った。
それでもいつか、終わりはくるのだ。]
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そりゃあ……うん。 俺だって、俺の手を食べて生きている訳じゃねぇぞ…?
[>>214 とは言えどロクな食生活をしていない。 マメに体重計に乗る方では無かったけれども、今年の健康診断では50+7kgだったのを覚えている。 身長が伸びれば伸びる程、体重が減っている気がする。我ながら大丈夫だろうか。 適当に鍋をつついてみる。シイタケが鍋のなかで揺れていた。
そうやっていると続々と>>213>>215>>216人が集まってきた。 こうして見ると、意外と春休みでも人が多い事に気付かされる。もし声が掛けられるならば、何かしらの反応は返しただろう。]
(218) 2014/03/06(Thu) 23時半頃
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どうかな。
実際、僕はまだなにも成していないのだし。
[夢なのだから、何だってできると思っていた。
後悔する未来を知っているのだから、何だってできると思っていた。
けれど今のハルカは、結局10年前をトレスしているだけ。
もう戻れない日々を懐かしみながら繰り返し。
これでは何も変えられない]
僕も、マユミを見習わなくてはいけないな。
[清水の舞台から飛び降りるくらいのことを成さなければ。
きっと、あの腐れ縁は変えられない]
私にできて、先輩にできないはずがありません。
それに、何をしたってこれは……夢、なのですから。
[過去は変えられるのか、変わらないのか。
そこまでは、未だわからないこと。
しかし後悔せぬようにと励ましてくれたのは、今近くのテーブルで鍋を食している彼女自身だ。
口元に近づけた箸を止め、微笑む。]
……美味しいですね、お鍋。
あの居酒屋でも、こんな美味しいお鍋、食べたいですね。
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あ……ルーカス君…こんばわー。
[>>220 シイタケをゆっくり嚥下したところで話しかけられる。出会った当初は人懐こい彼に対しても、>>0:87敬語混じりの奇妙な口調で話しかけていたものだ。 1年経って漸く慣れてきてはいる。だらしなく伸ばされた前髪から、後輩を見やる。 爽やかな笑顔が眩しい。このまま鍋に溶けてしまいそうだ。]
今日も撮影…し、していたの……?
[何か言いたげに口をモゴモゴした後。――ぽちゃん。 >>225 目の前の皿。イカがダイビング。汁が頬に付く。]
え……そ、そうなの……イカって凄い事するんだな… って、だから俺は手を食べて無いじゃん…イカじゃないでゲソ…
[イカが皿の中でぷかぷか浮かぶ。白い足がなんとも哀れで。]
ん……ぃ、頂きます…
[侵略しなイカ?同胞じゃなイカ?最強じゃなイカ? ガムのような、ぐにぐにした食感をゆっくりと噛みしめる。食べ残したら、腐れ縁にあげよう。]
(230) 2014/03/07(Fri) 00時頃
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そうだな。
ただの、夢だ。
[キムチ鍋をつつきながら、そっとマユミの顔をうかがう]
ああ、そうだな。
何も成さずに夢から覚めては、せっかくの鍋が台無しになってしまう。
[口元にひそやかに笑みを浮かべ]
ああ、目が覚めたら鍋を食べよう。
僕は、そのあと10年後の寮の様子を見に行くことも、諦めてはいないからな。
……はい。
お鍋、食べましょう。
……そう、しましょう。
[どうしてだろう、悲しいことなど何もないのに、]
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