283 突然キャラソンを歌い出す村2
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[クラウザーに話しかける声は、どこからか。
甘ったるく彼にお願い事をした。]
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ー 夜:裏山・雷フェス ー
きゃ…!
[祭りの主の許可が出れば、麗亜の身体も風に乗った。>>520 バランスを崩したままだったため、風に乗ったと言うよりは、風に遊ばれていると言った方が的確かもしれないが。 因みにどれだけバランスを崩そうが、ロングスカートが風に舞おうが守りは鉄壁で、スカートの中の秘密が暴かれることはなかった。 まあ、今の麗亜はそれどころではない。 夢にまで見た怪異に出会っただけでなく、更に夢見た空中浮遊を体験しているのだ。 しかし高揚しすぎてか、思うように風に乗れない。
そんな時だった。]
(634) 2018/09/12(Wed) 00時半頃
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[どこからか祭りの主への追加注文が聞こえたかと思えば、麗亜の前に手が差し出された。>>605 向き直ればそこには中性的な美しい人。 まるで、王子様のようなーーーーー。
麗亜を乗せて遊んでいた風は心地の良いものに変わり、二人を包むように…出会いを祝福するかのように花吹雪が舞う。
そして告げられた、誘いの言葉。>>606
断る理由が、どこにあろうか。 麗亜は差し出された手にまだ少しひんやりとした自分の手を重ね、ふわりと微笑んだ。]
(635) 2018/09/12(Wed) 00時半頃
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♪ Let's dance together in the sky! ♪ (ええ、喜んで!)
(636) 2018/09/12(Wed) 00時半頃
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[その言葉を切っ掛けに、祭囃子はオシャレで軽快なナンバーへと音色を変えて。
麗亜と王子(仮称)は風に乗るーー…♪]
(639) 2018/09/12(Wed) 00時半頃
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♪
Let's dance together in the sky 翔けよう明日へ続く道 鳴り止まない鼓動 つかまえて 今 君と
やわらかな月明かりの下 まるで優しく見守られているよう でもそれじゃちょっと物足りない もっと心踊る刺激が欲しい
トクベツな今が過ぎ去ってしまっても ずっと 忘れないように
♪
(642) 2018/09/12(Wed) 00時半頃
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♪
Let's dance together in the sky 手を伸ばせば ほら星だって 手が届きそう
Ride on wind driving through the night 夜空に光の軌跡を描いて 手と手繋ぎ ずっとどこまでも 今 君と
♪
(643) 2018/09/12(Wed) 00時半頃
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[軽快な音楽と共に、まるでスケートリンクを滑っているように風に乗り、空で歌い踊る。
怪異にあてられて、祭りの主が”蛍のよう”と言った青白い光は、ライとナツミ以外の者の目にも次第に見えるようになるだろう。 先ほどより怪異に近いためだろうか、氷の結晶は麗亜の周りに留まらず風を伝って広がり、祭り会場に煌めきを添えた。]
(645) 2018/09/12(Wed) 00時半頃
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オーレリアは、シンイチにアンコールした。
2018/09/12(Wed) 01時頃
オーレリアは、ザーゴにアンコールした。
2018/09/12(Wed) 01時頃
まあ、私も首を狩られたという点では
他人を笑えないんですけれど。
…まさか私の他にもこの土地に
デュラハンが辿り着いていたとは。
波長が似ているためにこれまで気づけなかったか。
[思考と同時に、クラウザーは辺りの気配をたどる。
何か反応はあっただろうか。]
[ざわり と 探られる気配に
黒い水がさざめくような反応がある。]
[静かだが、どっぷりと重たく、
底の見えない頼りない気配。
本当にこんな頼りない気配が同類なのだろうかと疑わしく思うが、確かに、他の気配より余程澄んで感じる。
今まで気づけなかったのが嘘のようだが、頷けもする。
この調子ならこちらの気配も伝わっているだろう。]
こんばんは、友よ。
知らぬ間に随分暴れたようじゃないですか。
[首無し騎士は、視線を嫌う。溶けたようなそれになっても
その性質は変わらず、探られる気配に、
それを跳ねのけたがるような。そんな身震いがある。]
─────。 とも、 だち?
[疑問形だった。
あれ、そうだっけ…… と、ぼんやり思っているような気配だった。]
暴れたのは、……
[内容に意識が及ぶのは、一歩遅れた。
寝起きのような反応の遅さがある。]
どれのこと?
[裏山の事か、それとも封印を動かしたことか。
それとも、もっと前のことか。
思い当たる節がいくつかあるのか、問いが返された。]
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ー 夜:裏山・花と氷舞うステージ ー
[麗亜は王子のリードに身を委ねて、夜空を滑る。 ストールが風に踊り、スカートが花と共に舞う。 現から外れた、一夜限りの夢のステージ。 今この時だけは、麗亜は王子だけの姫となった。>>700]
(727) 2018/09/12(Wed) 03時半頃
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[甘い言葉には、くすぐったそうな微笑みを浮かべ。>>702 ターンを決めれば雪の華が夜空に咲く。 カメラに向ける表情はいつもより淑やかに、そして艶やかに。
体が風に巻かれて王子と身体が近づくと、胸が早鐘のように鳴った。>>706 どうか聞こえていませんように、そう願いながら、姫は王子の歌に声をあわせる。]
(728) 2018/09/12(Wed) 03時半頃
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♪ (※ラスサビ、姫コーラスパート >>707)
Ride on wind driving through the night (↑Ride on wind driving through the night)
霧夜に蒼い軌跡を描いて (出会えた〜奇跡〜〜〜)
心と心繋ぎ ずっとどこまでも (繋ぎ) (いつまでも〜) 今 僕と (fu〜↑ha〜ah〜↑)
♪
(729) 2018/09/12(Wed) 03時半頃
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[後奏にのリズムに乗る蒼白い光。>>707 二人の描く軌跡は、恋人同士の流れ星のようだった。]
(730) 2018/09/12(Wed) 03時半頃
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[曲が終わると、王子は麗亜を姫ではなく氷の女神と呼んだ。 麗亜にも氷の結晶は見えているが、まさか己の力とは思っておらず。 世辞のようなものと解釈し、くす、と笑った。]
私も一緒に踊れて光栄でしたわ。 私が氷の女神なら、あなたは夜の王子かしら?
[楽しそうに微笑んだまま、差し出された手を取り、握手を。>>714 祭りのフィナーレが始まったのはきっと、そのすぐ後だっただろう。** >>580]
(731) 2018/09/12(Wed) 03時半頃
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[随分、自分より純度の高く、幼い友だと
頼り投げで臆病な気配と、言葉の選び方で感じる。
自分はまがい物のようなものだから。]
そう、同類…と言ったほうが近いのでしょうか。
でも少なくとも私は君を友人と思うことにしますよ。
[嘘ではない。
嘘ではないが、この友人はもしかしたら
自分の要望を伝えても口八丁で丸め込めるのではないかと思った。]
ふふ。
[『どれのこと?』と言うその"声"に思わず笑いが漏れる。
これはまた、随分と問題児のようだ。
そして、同類でありながら少しの恐ろしさも。]
まだまだ知らないことがたくさんありそうですね。
ですが、私が聞きたいのは『九尾の首の在処』。
君がご存知かもしれないと……知り合いから聞きまして。
そうですね、それとその目的も。よろしければ。
[親しみを込めた声色で、単刀直入に自分の目的を話す。
警戒されているだろうか。
彼がどう出てくるのか、クラウザーには予想がつかなかった。]
[伝わってくるのはしっかりした声だ。
固有の思考としては完全に目覚めたてで、
不安定な自我しかない自分とは随分違う。]
同類、 … … 友達……
さっきまで、知らない同士だったのに?
[友人については、声は半信半疑だ。]
おなじ、なのは なんとなくわかるけど
でも、なんとなくだ。変な感じ。
違うところも感じるけど
…それでも友人?
[感じた疑問や違和感をそのまま口にする。
純粋で素直な反応だった。
ただ、よく聞けば友人に対して、少しの期待を孕んでいるのは伝わるだろう。]
だって、さっき知った同士だもの。
こっちもそっちのこと、何も知らないから。
[知らないことがたくさんある。
問題児と思われているのは気づかないまま
言われたことに思ったままを言った。]
九尾の首? ああ。
学校にあって邪魔だったからどかしたやつ。
[首そのものに対しては、目的がないという言い方だった。
たまたま位置が悪かったので配置換えをしました。
ほとんどそんな調子だった。ただ、子どものようなソレにそんな真似ができてしまうことは、周りからすれば大迷惑も甚だしい状況ではあった。実際に叩き起こされた妖もいるわけで。]
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