142 紅月の村【人狼vs吸血鬼RP】
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− 教会脇・薔薇庭園 −
[近づいてくる気配に、門から背を離した。>>72 こちらを窺う人影を見つめ、3年前の記憶を探る。]
── サミュエル、だな。
[呼びかける瞬間、シルクハットの下の双眸が紅に瞬いた。]
そうか。 君が、ね。
(74) 2013/08/31(Sat) 22時頃
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ふ…、 「あんたは、 "何" ?」か。
率直な質問だ。
確か、君は耳が聞こえないのだったね。
では、こうして"話した"方が楽かな?
君が、正しく「力」を使えているならば、闇の中でわたしの表情や唇を読むことも可能だろうけれど。
わたしは、君の同族だよ、
人の血を啜る闇の子だ。
君からは確かに眷属の波動を感じる。
けれど、それはどこか儚く揺らいでいて── 奇妙だな。
もしかして、君はまだ 目覚めていないのかね?
…… ?
しらない。
あんたは、"あのひと"みたいなことを云う。
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ああ…
[暗視の視界の中にサミュエルを見つめて零すのは、憐れむような中に歓喜を含んだ複雑なニュアンスの声。]
こっちへおいで。 わたしをご覧。
[シガーを門柱に押しつけて消し、手招く。]
(80) 2013/08/31(Sat) 22時半頃
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君は "あのひと" ──すなわち "血の親" の庇護下になく、
闇の眷属としての教育も施されていない、稚児だと推察するよ。
そのような者を放置しておくわけにはいかない。
これも運命だろう。
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[次いで、爪の先で自らの掌を浅く傷つけ、滴る血をサミュエルへと差し出した。
薔薇の香りに混じる血の芳香。]
(81) 2013/08/31(Sat) 22時半頃
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君を、わたしの猶子に迎えよう。
力の使い方も、狩りの仕方も、血族の絆も教えてやる。
わたしと君とで、この村を領有するのだ。
[抗うならば無理にでも血を味わわせて、陶酔の裡に支配を擦り込もうと考えていた。]
「 ――この"魔女"の 血を、 穢すつもりか、若造 」
[戻る聲は、サミュエルのものではない。]
[高らかな哄笑は、老獪の其れで。
"サミュエル"が戻る一瞬の間に、彼は何を思うか 。]
―― 要らない。
[混じる血の香に、ゆるく首を振る。]
[会話に割り込んできた強い"聲"に苦笑する。]
おやおや…、 "目"がついていたか。
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[サミュエルがゆるく首を振るのを見て、手を戻す。
ほどなくその傷は塞がり、ただ、地面に柘榴石によく似た深紅の結晶をいくつか残した。]
(86) 2013/08/31(Sat) 23時頃
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