人狼議事


194 花籠遊里

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呉服問屋 藤之助は、メモを貼った。

2014/09/17(Wed) 20時頃


【人】 呉服問屋 藤之助

ああ、ベルさんこんばんは。

[声をかけられ>>35藤之助であってますよ、と微笑み返せば他意なく尋ねられた言葉にビクリと身体を震わせる
気まずさで逢いたくても逢えないなんて。云うのも気が引けてしまい思わず苦笑が浮かぶ]

少しばかり1人で散歩したくて。

[口を衝いて出たのは無難な言葉、でも少し、本の僅か袂で隠した手の指が震えていたろうか]

(38) 2014/09/17(Wed) 20時半頃

【人】 呉服問屋 藤之助

[またお話ししよう、という言葉に一瞬ひきつる顔>>40割れた破片を掻き集め、笑みを形作れば]

ええ、またいつか。

[上手く笑えていたろうか。ひらりと他の花を求め立ち去ろうとする蝶はどうやら赤い花を見つけたらしい
ならばと彼が飛び去った方向とは反対方向へと歩みを進める

どこか秋風は冷たさを増していて。それは気のせいだったか、どうか]

(44) 2014/09/17(Wed) 21時頃

─閑話・書斎にて─

[──花びらが水たまりにひらひらと舞い落ちては、水面を泳ぐ。
夢と現の狭間。覚醒せぬ思考はゆったりと遥か昔後ろへと遡る。

親の手の代わりに造花の吹雪をこの身に浴びていたのは十と少しの瀬。

生まれて間も無く異端だとこの色を嘆いた親が、唆されるまま少しの銭と引き換えに売り払い閉じ込められたその場所は、華美な装飾で造られた檻の中だった。

朝昼夜問わず、現れては食事を与えるために訪れる“飼い主”
必要以上に口を開くことは許されず、ただ脂ぎった富豪家の指にて媚びることをせがまれる。]


[それに嫌気が差したのはいつ頃か。
女中の同情心を煽って隙を見て脱走を試みた。

愛玩対象であった銀糸を少しばかり切り落とせば、物珍しさから門主も潜り抜けた。

右も左も分からないその場所を彷徨うことほんの少し。
頭上を見下ろす蒼白い月の美しさに唯々見惚れていた、そんな夜。

怒り狂う主人に腕を取られるまでつかの間の自由に焦がれるよう腕を満月へ伸ばしていた。]


[闇を切り裂いたのは怒号。
乱れた髪をほつれることも構わないというように引っ張られた先がこの遊郭。

年ももう二十近く男の愛玩としては歳を取りすぎていた玩具は、適当に売られては咲き乱れる瑞々しい花々を散らし、その代金を全てこの身につけさせた。

莫大な金。金の単価すらマトモに知らなかった青年から花へと変わり行くことも知らずに。

初めて世界にて見咎めた美しく根を下ろす花。
視線が合えば薄い桃色の花弁はそっと綻び、気づけば楼主に頷き──…*]


【人】 呉服問屋 藤之助

[夕空晴れて秋風が吹き、月影が落ちればやがて鈴虫が鳴くのだろう庭を廊下の窓から眺める
そこにはまだ櫻子>>56は居ただろうか
今宵限りでこの場所を去る、その事を誰にも告げられず――友にすら告げられず。

今宵も何処かで蝶は舞い、花に留って蜜を啜るのだろう
明日から1つ、花は無くなれどまた新たに花は追加される
禿の子ももうすぐ水揚げ、自分が面倒をみた子なのに自分には似ず笑顔が可愛く誰にでも好かれるであろう仔を思い浮かべれれば、何処か穏やかな笑みの中に寂寥が混じる

束ねた黒髪が窓の外から吹く秋風に揺られつつ、廊下を歩くは今は独り]

(58) 2014/09/17(Wed) 22時頃

【人】 呉服問屋 藤之助

ああ、シーシャさん。

[声をかけられ振り向けば、そこには銀の蝶が居た>>59。無理に笑みを浮かべようとするもどうやら顔色が悪い事を揶揄する所を見れば随分と自分はひどい顔をしているようだ

花主に勧められた、というのはきっと最後に稼がせた後放り出す為だろう
こんな割れ物、買う蝶などいやしまいにと勧めた花主を恨みつつ、勧められた蝶に申し訳なさそうに苦笑しつつ口を拓く]

すみません、少しばかり考え事をしていまして。
…あ、頂きます。

[1本、差しだされた煙草は昨日咥えた苦いモノ
でもいまはその苦みが恋しくて、差しだされるままに受け取り口に咥えた
火をつけて居ないままフィルタを噛めば、渋みと苦みが口の中に広がって。それが何だか昨日までの様々な事を思い出すきっかけとなり、思わず童心に帰った様にくすくす笑ってしまった]

(61) 2014/09/17(Wed) 22時頃

呉服問屋 藤之助は、メモを貼った。

2014/09/17(Wed) 22時頃


【人】 呉服問屋 藤之助

……?櫻子君?

[ふと呼びかけられた様な気がして優しい櫻の花を探すも、声はすれど姿は見えず>>62、されど薄桃色のリボンが黒衣の蝶の後ろからひらひら花弁の様に見えていました

しがみ付く姿は、もしかしてこちらが声をかけてしまえばお邪魔になってしまうかな?と考えて
気付かぬふりをする事にしたのでした]

(66) 2014/09/17(Wed) 22時半頃

呉服問屋 藤之助は、メモを貼った。

2014/09/17(Wed) 22時半頃


【人】 呉服問屋 藤之助

悪質……まぁ、変わった方ではございましたね。

[男>>72に言葉に苦笑をひとつ。自分の鏡がいとも容易く壊れてしまったのを思い出せばそれを吐息とともに吐き出した

彼の眉尻下げて笑む姿はどこか穏やかな気がして、幾分か気分が向上する。煙草の苦みとその笑顔との対比は何とも不思議な感じを抱かせた

と、どうやら櫻の蜜にどうやら蝶は目ざとく気付いた様子。此方の腰と手を掴み櫻とそれに寄り添う蝶へと手を振らせる仕草に一瞬目を丸くするも]

ふふ、ありがとうございます。

[と、どこか嬉しげに礼を言った
花の周りに蝶がいる。それならば行かない方がいい、話しかけぬ方がいいと常に一歩引いてしまう自分としては、多少強引にでもこうしてくれるのはありがたかった。その声音と嬉しそうな様子は素のものであったろう
同じ蝶へ煙を吹きかける真似事をしたのは縄張りを誇示するようなものだろうか、それともただの戯れか。薫る煙草の煙にうっそり目を細めた]

(77) 2014/09/17(Wed) 23時頃

藤之助は、櫻子に話の続きを促した。

2014/09/17(Wed) 23時頃



‘Tis better to have loved and lost

 than never to have loved at all.

[それは『愛』を知り、そして亡くなった。
 僕を育ててくださった、丁という『花』の言葉でした。]


藤之助は、シーシャに話の続きを促した。

2014/09/17(Wed) 23時頃


【人】 呉服問屋 藤之助

ええ。先達の花が後輩の花を指導するのがこの廓のしきたりでして。
昔はよく…朧や櫻子さんにお世話になったものです。
[友の名を出すとき、一瞬声に詰まったがそれを押し込めて蝶の言葉>>83に相槌を打つ
火をやる、と顎をそちらの方へと向かせられ、先端同士で触れあえばやがて穏やかな橙の焔が自分の咥えた煙草に宿る]

あ、ありがとうございま…けほっ

[少しせき込んだ後ふと顔を向ければ瞳があって
思わず素の表情を多く見せたことを恥ずかしく思い視線を逸らそうとする
と、手を掴まれているのに気づいて何処かおろおろした様子となり
さらり、と黒髪が揺れた]

(87) 2014/09/17(Wed) 23時半頃

呉服問屋 藤之助は、メモを貼った。

2014/09/17(Wed) 23時半頃


[蝶が全て集まった。
館のそこかしこで羽ばたく音がいやに響く。そんな中、男も静かに今宵止まる花を値踏みする。

昨晩割れた藤色の鏡。
番いにされた朧月。

この二本は踏みしめられたのか。
はたまた、それとも、違う理由か。
まァそれも良し。それも花の本分だ。
男が知りたいのはその更に、奥。

おうや、おうや。
遊びを始めよう。
今日の夜が耽るのはとても早い。*]


【人】 呉服問屋 藤之助

[男の手>>89で黒の糸が耳に掛かれば何処かきょとんとした顔が現れたろうか
頬を包み込む手はしなやかなれど何処か熱い。それは煙草を先程まで吸っていたせいか、それとも体温が高いのか、それとも――自分が、冷え切っているからか]

……それは、仰るとおりですが……

[確かに経験はあるし閨を男と共にしたことなど数え切れぬ。唯それは心を押し殺し鏡の様に振舞っていた頃のことで。素の自分が出てしまっている今、照れと戸惑いを隠せずにいた
それが気に入らなかったのか、それとも。
顔を引き寄せる蝶の銀の髪が額に掛かり、その奥の瞳が近くなる

どうなさいました、と告げようとすれば
彼の口から漂う煙ごと、その言葉は呑み込まれて]

……んっ

[肺腑に沁み込む煙は、何処かほろ苦くも酩酊感を齎す。頬に朱は差せど身体に沁み込んだ習性そのままに蝶の舌を己のもので絡めとり、熱を共有しようと角度を変えて吸いつく

背後の友に、きづかぬままに]

(95) 2014/09/18(Thu) 00時頃

呉服問屋 藤之助は、メモを貼った。

2014/09/18(Thu) 00時頃


― 地下への道 ―

[さて、早速銀月を曇らせてしまったが上等。

性質の悪い夜蛾は一歩、また一歩と踏み出し、
中庭で櫻の色を愛でる若い蝶目当てに寄り道。
語りかけるなど野暮は起こさぬが、
まるで悦楽先んじるよう、会釈を送った。


さて、彼が今宵、見ていない月は何処に隠れたか。
さて、彼が夢想抱いた花は、誰に購われたか。


聡い青年からしてみれば、想像は余りに容易かろう。
無論、この男の悪質さも、見れば知れる業深さ。]



[しかし、哀しいかな。

 花を伴わぬ蝶に、*地下の門扉は抜けられない。*]
 


[僕は誰に言い聞かせているのでしょう。

 傍にいる『蝶』に?
 傍に来ぬ『蝶』に?

 ………咲くことを拒む『櫻』に?]


[中庭彩るは秋の色。
 夕焼けのような橙色。

 秋に咲く櫻。

 自覚してしまう前に、眸を伏せましょう。
 僕はこの廓に咲いた『花』。
 散った『丁』の教えの元に。

 微笑み絶やさず色香を放つ、『花』の一輪であるために。]


藤之助は、亀吉に話の続きを促した。

2014/09/18(Thu) 01時半頃


 
 
[微笑むことなんて、今は出来そうにありませんでした。]
 
 


[早く散ってしまえば良い。
未だ散れぬというのならば、咲いて咲いて咲いて。
毟り取られてしまえば良い。
胸に救う種も何もかも。
痕を残さぬように全て。

全て 全て 夢であれば良かったのに。]**


呉服問屋 藤之助は、メモを貼った。

2014/09/18(Thu) 01時半頃


── 追憶の一片 ──

[それは歳を遡ることいくつの事であったでしょう。

 ある日、新しい花見習いが来ると告げられることも無いままに
 突如この廓にやってきた一輪がありました
 何も知らず、何も判らぬまま
 髪を乱し乱されやってきた花は
 銀月の色を有した、淡藤の一輪でございます。

 僕には彼が、怯えているように見えたのです。
 何も知らぬ世界につれて来られ、困惑しているように見えたのです。

 眸が触れ合った気がしました。
 ですから僕は、安心させるようにと
 彼へ微笑んだ事を覚えています。]



 「大丈夫ですよ。」


[そういって、手をとり。
 小さな身体で彼を庇い立ち。
 『花』には『花』になるための規則があると教育係を買って出ました。

 『花』は美しくなければならないと
 ですから乱暴に扱わないでくださいと
 連れてこられた御方のその手を、無理やりに剥がしたことを覚えています。]



[――額に僅に浮き立った青筋を、黒の花はきっと見ていなかったことと願う。

秋風揺蕩う中庭にて。
気紛れに、偶然に花と共に添っていたならば、その先に見得た「影」に――何の意味が込められてか、下げられたその蝶頭には唯無性に熱を抱え。
彼が――そう、気儘な彼が、何の理由も無く自分へと”挨拶”をする筈が無いことなど、短い間に既に質など視え。
まさか実はとても真面目な性格でした、そんな事さえあり得ない。

ならばならばと思考の障害を取り除き、視えた其の先解った其の意味。
――あれは「挨拶」ではあるけれど、あくまで「挑発」の挨拶だと。]



 〜…本当に、遊び癖が酷いんだ…?

[巷に聴いたかの噂。派手な風貌派手な戯れ。
犬歯を魅せた唇は、軈て吐き捨てるように言葉を形作っては透明の声へ成る。

そうして遊び人の事実を遠回しに識り、頭に浮かべた朧の銀月。空の花籠。
じとりと服を滲ませた雫は、一体どんな意味を持ってか。
ただ月を追う理由を作る為にと――黒の花を誘い上げた。

そうして、夢物語でも、良いと。
夢の中だけでも、其の月を手中に入れられたのなら。其れだけで、自分は満足し得るのだろう。]

 ―――

[せめて月の代わりに自分が翅を差し出したならば。…否、されとてそれも、毒蝶を喜ばせるだけになるだろうか]


[その『花』が、手折られてしまうかもしれないのです。
 きっとそれを、花主さまは許しなどしないでしょう
 昨夜も一人、『花』が姿を消しておりました


 行方など、知れません。


 亀吉さんがそうならぬ為にも、お伝えしなくてはなりませんでした。
 もしもまだ、『夢物語』に終わらせられるのならと。
 余計なお世話を、焼いたのでございます。
 そこに、自戒を含めながら。

 僕自身へと、言い聞かせながら。]




[其の度にあの呪詛が
 『丁』の涙が
 中庭に植えた秋櫻が

 心を締め付けていくようでありました。]
 
 


呉服問屋 藤之助は、メモを貼った。

2014/09/18(Thu) 02時半頃


─追憶の一片─

[生まれてこのかた外にあまり出たことのない青年は、一目見た瞬間桜の美しさに見惚れてしまっていた

手を取られながら向けられた言葉と笑み
困惑するより先に自身より頭二つ分は下の身体を見下ろして。

呆然と彼が自分の教育係を受けようと名乗り出てくれる様子を耳にしながらも双眸はただ射干玉色を捉え釘付けに。]

…アンタの名前は?

[敬う言葉を知らない世間知らずは、状況よりも先にその日見た花の名を請うて、取られた手に僅かばかり力を加えた。
それは、青年が花となる前の話。]


[ふわりと首筋から香る櫻は、あの時も香っていたでしょう。

 小さな身体を見下ろす、二つの眸。
 呆然としたような表情には、射干玉の眸を向けました。]


 僕は櫻子と申します。
 櫻の子と書いて、おうじです。


[力の加わった手に、そうともう片方の手を乗せました。
 体格が違えば、手の大きさも違うでしょう。
 片手では溢れてしまう彼の手を、両手でしっかりと包み込んだのです。]


[あゝ、それでも。
 追憶の一片にある頃の僕の眸と
 今し方向けた射干玉に、差異が無い事をと願います。

 淡藤の花を見詰めた射干玉は、悲しげに伏せられた事でしょう。

 呪詛に侵されつつある僕の心に蓋をして
 瞼を伏せて、僕は僕自身に見て見ぬ振りをしたのです。]


おう、じ……。

[貧しい家の出。そして主人の趣味から母国の読み書きさえ対して教わらなかった男は、ただ耳に捉えた音を繰り返す。

重なる手のひらに一つ、またふんわりと櫻の花弁が触れ合えば温かな感触に目を僅かに見開かせながらもやがて小さく瞳を伏せて]

……かめよし。

[確かそう呼ばれていた自身の名を告げれば、息を一つ吐き花は綻びを見せた。

それかまた花籠というだけで同じ檻の中であると知るのは、また少し後のこと。

その時ばかりは伝わる両の手の温もりと櫻の香りに破顔して喜んでいただろう。]


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