3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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ああ、若いほうが我慢はできねぇよなぁ……。
[ニヤニヤ笑う。でも、どこか余裕はない。]
逃げるなら、今、逃げろ。
用務員 バーナバスは、奏者 セシルの髪に手を伸ばした。
2010/02/28(Sun) 23時頃
お前、それ、意味、違うだろ
[――不機嫌そうに。]
…… 殺されなければそれでいい
[莫迦は、自分もか、と思う。]
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>>1117
そっか。
[そして、その茶色の髪を一房つまみ、弄んでから……。]
――……献血はいらねぇや。
[そのあと、その頭をぐりぐり撫でて、髪の毛をぐしゃぐしゃにする。]
まぁ、心配すんな。おっさん悶々とするのは嫌いじゃねぇし……。
[セシルの頭を結構酷い状態にして手を放した。]
(1127) 2010/02/28(Sun) 23時頃
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さ、行った行った。
俺なんかが噛み付いたら、バカが移るぞ。
俺は大丈夫だ。
[似てる]
[似てる]
[――誰に?]
[苛立つ心に余裕はない]
さて
誰だろ ……。
[探して欲しいのに、煽る様な真似をするあたり素直じゃないのは 誰にとも。]
僕にも 似てるよ。
顔は可愛い所とかね。
|
―北棟1FWC付近 >>1135―
[そして、ぷんすか怒りながら去っていく姿を見て、また苦笑い。 同じ衝動を持つ者だけに、とてもとても、頼りたかったのは、あったのだが……。]
――……バカだからなぁ。
[それでもやっぱり追いかけたい気持ちも抑えて、 自分の腕を見て、青い血管が浮き出たところに歯をたてた。]
[ぷつり、と破れた場所から丸く噴き出る、赤。
それをぺろりと舐めながら、また俯いて……。]
(1147) 2010/02/28(Sun) 23時半頃
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|
ありがとうな。
[それは苛立つ人に一言。]
(1150) 2010/02/28(Sun) 23時半頃
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用務員 バーナバスは、腕の傷を押し広げ、流れる血をただ、飲んでいる。
2010/02/28(Sun) 23時半頃
……、なんだそれ。
[かわいい、という軽口に、怪訝そうに謂ってから。]
――っ
[こわばる。]
[その姿、と言うよりも、声に。
右眼だけ見開いた。
左眼は すでに、闇が あいていて。]
…… 君 だったん だ。
[聞こえた声 聞き覚えが 耳ではなく 脳に刻み込まれたように残って居た。]
――お前
……、
だった、のか。……そう、か。
[声が、重なる。
バーナバスのぽろりと零した一言には、
にらみを利かすような気配があったか。]
そういや、知らんな。誰だ?
[やけにバカ呼ばわりするやつぁ]
見に行くか。
可愛いおっさんになればいいよ。
その顔じゃ、無理だろうけど。
[軽口に返された一言にはまた軽口。]
…… ん。そう。
[おっさんと王子様の遣り取りには苦笑する気配。]
用務員 バーナバスは、自分の血をだいぶ吸ってから、北棟二階に上っていく。
2010/03/01(Mon) 00時頃
ああ、そうだ。
ケイトは 自分の居場所を、知らない よ。
[見つけられれば、一番なのだろうか。]
そうか、知らないのか……。
[自分の遺体の居場所を知らない女子高生の霊]
[なぜか嫌な想像しかできない。]
……好きにしたらいい。
[見に来る、と謂う言葉には不機嫌さの残滓が残る]
――知らない?
……自分のことなのに、
知らないのか。
[――どうして。]
[知らない?]
……「本当の自分」 ……「遺体」 を しらない?
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― 北棟階段・1-2階踊り場 ―
[階段を上ると、不穏な空気が広がっている。 それは、言わずもがな、ケイトのショーだった。
さっきのことを思い出す。 血の匂いもまた思い出してしまう。]
(1174) 2010/03/01(Mon) 00時頃
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[くろく あかい 雨。
一瞬戸惑い 反応が遅れた。]
…… って、おっさん も
戻れ 戻れよ!
――……、 もど れ、
そうだ、 もどれ、 莫迦、 …
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[ちょうどあがって来たとき、 その様子に目を開く。]
――………ッ
[ちょうど階段を転がるセシルに駆け寄った。]
(1200) 2010/03/01(Mon) 00時半頃
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ああ
[いたのは、スティーブン、セシル、フィリップ、オスカー……。
>>1198セシルの檄にははっとした顔をする。]
――……ちっ
[だけど、そのまま一人で逃げられるわけがなかった。]
ケイト……
(1207) 2010/03/01(Mon) 00時半頃
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>>1205
ああ、わかってるよ。
[セシルから怒鳴られ、咄嗟に判断し、その身体を逆に引っつかんだ。]
まんま、お前もだ。
[まずは一人とばかりにセシルを抱えて、階段を逆行しようとする。]
(1212) 2010/03/01(Mon) 00時半頃
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