182 【身内】白粉花の村
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――診察室――
[診察室の奥から、替えの点滴のソフトパック、それから硝子のコップに僅かな水と、銀盥を持って戻る。 パックはひとまずと机の上に置いて、グラスと盥を持って少女>>312に近付いた。]
いいですか、口に含むだけです。 飲み込まずに、吐き出してください。
[常よりも強めの語調で、言い聞かせるように告げて。 けれどこれも、"意地悪"だと取られてしまうだろうか。喉が渇いているのならば、それは尚更だろう。 彼女がもしグラスを手に取ろうとしたとしても、それを渡すことはせずに、自らの手でその乾いた唇まで近付ける。]
……これは、意地悪で言っているんじゃありません。 明日も絵本が読みたいのなら、言うことを聞いてください。
[少女に"意地悪"をした事は、一度だってないのだけれど。 駄目押しのように言葉を続けながら、助けを求めるように、傍らの青年を見遣る。 もしも彼が望むのならば、温い水の揺れるグラスを渡す事も厭わない。おそらく自分がそうするよりも、ずっと良いだろうから。]
(314) 2014/06/23(Mon) 22時頃
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奏者 セシルは、メモを貼った。
2014/06/23(Mon) 22時頃
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[顰められた眉にも気付かぬまま、ひたすらに彼の存在>>311に安堵して。
誘導されるままに診察室へと入り、小さな少女の身体を横たわらせる。]
………あ
[ついていて、という言葉には答えることが出来なかった。 身体中が、熱いのだ。あの気持ち悪いものが、自分の中で巡る感覚に吐き気さえ覚える。
それでも弱りきったデメテルを置いて行くことなど出来なくて、震える右手をもう片方の手で押さえながら頭を軽く撫でた。]
(315) 2014/06/23(Mon) 22時半頃
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[戻ってきたセシルを確認すれば、なるべく違和感をもたれないように、その場から離れようとする。 しかし青年の困ったような視線>>314に気付いて、もう一度デメテルの頭をぽんぽん撫でて。]
セシルせんせーの言うこと、ちゃんと聞くんだよ? きっとすぐ良くなるから、だいじょーぶ
……ごめんせんせー、デメテルのこと頼んだよ
[なんて無責任だと、呆れられるかもしれない。 本当はずっと側にいたいのだけれど。あんな気色の悪いもの、誰にも、特にデメテルには絶対に見せたくないものだったから。
ごめん、ともう一度だけ呟いて、逃げるように診察室を去った。]
(316) 2014/06/23(Mon) 22時半頃
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[コップに入った雀の涙のような分量の水でも、デメテルにとっては砂漠のオアシスのようなもので。 無意識に伸ばした手は宙を掻き、そのグラスを掴む事は叶わなかった。>>314]
っ、みず、のみたい、のみたいのにっ…なんでだ、なんででめてるにくれないんだっ
もうすぐでめてるはしぬのだろ、いまのんだってかわらないではないかっ…!!
[特に、症状も末期に近い彼女にとっては飲みたいものが飲めないのは耐え難い苦痛で。 誰が意地悪だとか、もうそんなのはわからないけれどただ今欲しいものが与えられないと言うことに、どうせ我慢をしたってもうすぐそれも意味をなさなくなることに癇癪を起こしてわあぁっと泣き出してしまう。きっと、心優しいネルが慰めてくれたのも、彼が何かを避けるようにいなくなってしまったのも気がつけないだろう>>316]
(あおいとりは、どうしてでめてるにしあわせをくれないんだ!)
(317) 2014/06/23(Mon) 22時半頃
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["家族みたい"その言葉>>313に、本当の家族は、双子の姉は今頃どうしているのだろう。とちょっとだけさみしい気持ちになれば、ぎゅっとクシャミの頭に抱きつく。 猫耳のついたパーカーが、家に残してきた、お気に入りの縫いぐるみに似ている気がして、こうやっていると何と無く安心する。
そうして頭にしがみついたまま、売店まで辿り着けば、期待に満ちた眼差しであたりを見回す。]
あのね。おててがとどかないの。 ジャンプしてもぜんぜんとどかないとおもう。
[5才の女の子が飛び跳ねても届かない、そんなに高い棚なわけはないのだが。 今の少女の目には陳列棚は大きな壁のように見えていて、商品を取るには棚をよじ登らなくては。と思ってしまう。]
(318) 2014/06/23(Mon) 22時半頃
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[けれども、実際に棚をよじ登って、怪我をしたことがあるのを思い出せば]
あのね、かたぐるまのまま、さがしたいの。 あさがお、おかしのばしょはわかるから。 ほしいのはこれーっていうから、だめかなぁ?
[まだ文字は習っていないけれど、目当てのお菓子の場所ならばだいたい覚えている。こんなに病気が進行する前は、人間以外は普通の大きさに見えていたから。
とはいえ二人の買い物の、邪魔になるようならば肩から降りよう。 そんなことを考えてお兄ちゃんとお姉ちゃん、二人を交互に見比べた]
(319) 2014/06/23(Mon) 23時頃
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[幼女の思わぬ提案に降ろす手間と不安を解消出来てクシャミに不満は無かった]
ニハハ、別に良いよ。僕は全然平気だからねー 見える?大丈夫?僕しゃがもうか?
[肩車だと普段より目線が上でわかりにくいだろう、という気遣いだが余計なお世話だっただろうか。男でそれこそ成長過程の年齢のため体力にはこの中で一番自信があった]
それじゃあ売店一緒に回ろうか。んに…売店のおばちゃんには怒られないかな?取り敢えずお金はセシルセンセーとヤニクセンセーにツケって事で大丈夫だから好きなだけ買うと良いよー!
(320) 2014/06/23(Mon) 23時頃
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(家族……か。)
[ふ、と彼はどこまで病気について知っているのか、と思う。少なくともその発想はレティーシャをただの少女だと思っていないことは明確で。いつかは話さなくちゃ、なんて思うけれど関係が変わったり、壊れるのでは、なんて考えが付き纏う。ーーいつまで、彼を騙し続けるつもりか、レティーシャは自問した。]
わたしが、取ってあげるよー!
[少女のように任せて、なんて言うとぴょんびょん飛び跳ねて見せる。女の子を乗せて、荷物も持っている彼にお菓子を棚から取るのは重労働だろう、と考えて言葉を述べる。気を遣っていることが分からないように精一杯少女を演じながら。]
(321) 2014/06/23(Mon) 23時頃
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…え、? ちょ、ノーランさん…!
[とにかく早く処置をしてやらなければと、そればかりに意識が行っていたから、青年の様子が普段と違う>>315ことには気付けない。 少女にひとこと声をかけて立ち去る、その後ろ姿>>316に、隠しきれない狼狽の声を上げた。 それなりに親しい仲だと思っていたけれど、――否、そうでなかったとしても、そんな薄情な人間には思えないのに。
取り残されたことに呆然としながらも、デメテルの慟哭>>317に、すぐに意識を引き戻される。]
(322) 2014/06/23(Mon) 23時頃
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な、待っ……泣かないでくださいよ、
[子供に泣かれる事は少なくない。だから、意地でも小児科担当にだけはなるものかと。過去の自分の無駄な意地を思い出しながら、声を上げて泣く少女に、おろおろと視線を彷徨わせる。 血の繋がった弟だって手に負えないというのに、どうして彼女を落ち着かせることができようか。]
…し、死んでしまったら、ええと。 青い鳥…?も、見られなくなります、し。…その。
[弟の口から聞いたものと同じその言葉に、どこか胸の奥が痛むような錯覚を覚えながら、なんとか泣き止ませようと、途切れ途切れの言葉を繋げた。 せめて少しでも楽になれば良いと、まだ使われることの少ない空調を入れて、忘れずに保湿機も立ち上げて。 いっそ麻酔でも打ってやりたいと、そんな投げやり過ぎる思考は何とか押し留める。]
大丈夫ですから、……少しだけ、我慢してください。
[彼女の言う"あおいとり"とやらが何かすら、自分は理解していないのだけれど。 こんな時、もうひとりの同僚や、立ち去った作家の青年ならば、どんな言葉を掛けるのか。全く見当がつかない。 ベッドの横に膝をついて、無駄に情けなく震えるだけの、薄っぺらい言葉を掛け続けた。]
(323) 2014/06/23(Mon) 23時半頃
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[着けている点滴すら剥がしとってしまいそうなほどの癇癪を起こしていても、きちんとけちんぼせんせいの言葉が届く>>323のは、元の聞き分けのよかった子供である事もあるのだろうか。 普段はすましたような態度をとる彼女が、水が飲めないいらだちや、いつまで経っても"あおいとり"に会えない事や、色んな悲しみや不満を素直に吐き出す]
がまんしてもがんばってもあおいとりがこないんだ、 みずもずっと、ずっとがまんしなくてはならないんだ、
かあさまも、とうさまも、にいさまたちも!みんな、いつまでたってもむかえにきてくれないんだっ…
[わあわあと泣き続けてはいるし、彼の掛けている言葉と話が噛み合っているのかは微妙な所だが、先程のようにいやだいやだとは言わなくなっている。 今なら、よほどのことがない限りデメテルはいつも通りの治療の時のように水を口に含んで吐き出すかもしれないだろう。]
(324) 2014/06/23(Mon) 23時半頃
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ニハハ、僕はお菓子あるし朝顔ちゃん案内してねー
[右手には荷物、左手にはレティーシャの手を握り、肩には朝顔という女性…と呼んで良いのか、異性に囲まれている状況を嬉しく思うほど、青春はしていなかった]
選び終わったらどこかで食べながらお話でもしようか。2階に上がっても良いなら僕の部屋でも良いよ
[ちょっと質素だけどね。と自分の白と黒で統一された病室を思い出す。何も置物が無く、壁にモノクロの時計がかかっているだけ。それ以外の色は無かった]
(お菓子も…前よりくすんだな)
[病気の進行は思ったよりも早かった。自分の命のカウントダウンがされているかのようで。命が尽きるより早く、話をしたかった]
(325) 2014/06/24(Tue) 00時頃
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[少女の口から不満以外の言葉を聞くのは、もしかしたら初めてだったかもしれない>>324。 泣きながら吐き出される悲痛めいた言葉は、自分の言葉を聞いているようには思えなかったけれど。]
ええ、…ええ。……そうですか、
[涙とともにぼろぼろと落とされる言葉の中には、この歳の少女が背負うには重過ぎるような言葉もちらほらと紛れていた。否、この病気自体が"重過ぎる"のだけれど。 すっかり反応に困ってしまって、それこそ話を聞いているのかいないのか、そんな相槌をひたすらに繰り返す。]
…泣いたら、また喉が乾きます。勿体ない、ですよ。 良い子ですから、…できますか? 口をゆすいで、そのまま吐き出して。きっと、しないよりはマシです。
[それでもここに運び込まれた時に比べると、少女の癇癪にも似た症状は落ち着きつつあるように思えた。それが自分の功績とは言い難かったけれど。
治療にもならない気休めの処置だけれど、それで彼女の衝動が落ち着けばと。もう一度、そろりとグラスを掲げる。 彼女が口をつけたなら、様子を伺いながらグラスをゆるりと傾けて。 それから中身の減った点滴パックを取り替えようと、腰を上げるだろう。]
(326) 2014/06/24(Tue) 00時半頃
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[よく見りゃ様子がいくらかおかしい気もしたが。 出歯亀には違いない。自分には関係のないことと思い直して一度止めた歩みを再開した。
向かうのは自室。 あそこならある程度の暇つぶしの道具が揃ってる。
十数メートル歩けばすぐに部屋の前まで辿り着く。]
(327) 2014/06/24(Tue) 00時半頃
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[立ち去った診察室から、突如泣き叫ぶ声>>317が聞こえる。 嫌だ、やめて、どうして、僕は。
ーー僕は、みんなに幸せになってほしいだけだったのに。 いろんな思考や感情が渦巻いて、訳が分からなくなってくる。]
まっ…、て、…もう少し
[階段を一気に駆け上がり、息も絶え絶えに自室に逃げ込んで、力尽きたようにずるずると扉の前で座り込んだ。]
………っ、うぅ
[どくどくと血の巡りが早くなって、肌が捲れる感覚。不思議と痛くはない。ただただ、気持ちが悪い。
押さえ込んでいた腹部を押し返すような圧迫感。服をちらりとめくれば、ーーそこには実に毒々しい、黒い斑点を持つ紫の花。何時ものことながら、本当に気色が悪い。 この病気のせいで、大好きだった花も直視出来ぬようになった。絵が描けなくなったのも、幸せな話を作り出すことが出来なくなったのも。全部全部、この病気のせいなんだ。]
(328) 2014/06/24(Tue) 00時半頃
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……っ!ちがう、ちがうんだ、
[徐々に大きく成長していく花を抑え込むように蹲って、誰に言うでもなく呟く。 今度は左肩に熱が集まるのを感じるが、気にしてはいられない。このマイナスな思考をどうにかしなければならないということは、重々承知している。そのために、いつも笑顔でいると決めたというのに。
ーーでも、だって、デメテルが。自分のせいで。
肩の圧迫感が抑えきれなくなって、虚ろな様子でシャツのボタンを2.3外せば、薄れる意識に身を任せてその場に倒れこんだ。 目を覚ましたら、また何時ものように笑えるだろうか。]
(329) 2014/06/24(Tue) 00時半頃
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あら…?何事かしら…?
[廊下を歩いていると一室から駆け出す人影>>316ひとつ。ドアの開け放たれたその部屋からは金切り声めいた子供の声>>324と、困り果てた青年>>323の声が漏れる。]
(センセ…お困りの様ね。 勝手に入るのは頂けないけど…仕方ないわね)
(330) 2014/06/24(Tue) 00時半頃
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失礼しまぁす…
[きい―半開きだったドアが軋みを上げて開く。 わあわあと大声で裂き叫ぶ少女は「あおいとり」と言ったか。 それを耳にした彼女は、囁くように歌を歌った]
(331) 2014/06/24(Tue) 01時頃
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あおいとりが とぶような… はれた きれいなひです…♪
みつけられない ぼくら… かみさまが わらった…♪
[「青い鳥」彼女のお気に入りの唄だ いつものような耳にかかる、猫撫で声とは違う声色]
みあげたら えだのようで… そらは パズルみたい…♪
どんな ことばなら… きみを つなぎとめられるの…♪
(332) 2014/06/24(Tue) 01時頃
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[迷惑じゃないなら、と控えめに答えると左手の掌に視線を向ける。何度見ても大人のものには見えない身体を彼>>325はどう思うだろうか。]
(……嫌われない、かな。)
[ずっと嘘を吐いて、人を騙して来た人間を好く人間なんて居ないよね、と自虐的に考える。 それでも、彼を騙す罪悪感にこれ以上耐えられる気がしなくて。本当のことを話そう、と決心した。]
(嫌われたら、どうしよう。病気の話を嘘ってことにすれば、信じてもらえるかな……。いや、そんなこと、無意味だよね。)
[今のうちから軽蔑された時の反応を頭の中で模索する。人を騙しておいて傷つきたくないなんて、我儘すぎると自己嫌悪しながら。]
(333) 2014/06/24(Tue) 01時頃
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…うん、
うん、
[しばらくしゃくりあげていたが、彼の言葉>>326に大人しく何度も頷き。 そのまま、傾けられたコップの中の水を含み、くちゅくちゅと何回か口をゆすいだ。 じんわりと口内に水が染み込むような、そんな感覚を覚えれば随分落ち着きを見せ。 彼が立ち上がれば、そのコップに含んだ水を吐き出した。]
………、
[泣き腫らしてぼーっとはしているが、彼が点滴を変えるのだろうと思えば素直に点滴の刺さっていた右腕の服を捲り上げ。 癇癪を起こした時に針が少しずれてしまったのか、そこは赤黒い痣のようなものが広がってしまっていた]
(334) 2014/06/24(Tue) 01時頃
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………!
[がちゃり、と扉が開いた音が聞こえれば、そこに何度かみたことのある美しい女性が入ってきて。]
あおいとり、
[点滴をしていないほうの手が、歌う彼女>>332に自然と伸びてしまう。 デメテルは点滴や注射がとても苦手だけれど、彼女の歌に気が逸れている今なら嫌がる事も暴れる事もせずに受け入れそうな様子で。]
(335) 2014/06/24(Tue) 01時頃
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[扉を開ければその先にはいつもの雑多な部屋が待ってる。 ポケットから飴玉と、ミントのタブレットと、ジェリービーンズと。 それらすべてを引き抜いてベッドの上へ放り投げた。 なんなんだ一体。お菓子大好きっこにでも見えたのか。
相も変わらず眠たげな双眸でベッドの上に散らばった物たちを見下ろしていたけど。有難いことにいつの間にか睡魔は何処ぞへ引っ込んでた。瞼が重いのは最早習慣めいてるだけに違いない。
ずぐずぐと血流にあわせて鈍痛を呼ぶ右手の五指を、ゆっくりと動かしてみたけど完全には閉じないし。開かない。 うっそりと目を細めて、机の上から無造作に転がる包帯を取り上げる。 適当に固定でもしておけばなんとかなるだろ。 ただの布きれにそこまでの期待も出来ないけど。]
(336) 2014/06/24(Tue) 01時頃
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ニハハ、みんなお菓子は買ったかな?飲み物も大丈夫?
[後ろで顔を伏せるレティーシャ(>>333)に気付かない振りをして全員に確認をした]
何度でも僕が来るから足りなかったらまた後で言ってね。それじゃあえーっと…
[院内の地図を見ると2階にラウンジがある事に気付く。ここなら広く、今なら人は居ないだろう。と]
ラウンジに行ってみよー!ニハハハ 女の子はあんまり2階来ないでしょう?探検探検!
[誰も暗い思いをする必要なんか無くて、悪いのは全部病気で僕等じゃない。そう考えて、でも表には出さずに気分だけでも盛り上げようとした。それが、彼女等に伝わったかは不明だが]
(337) 2014/06/24(Tue) 01時頃
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つよいかぜが ふいてわらう…♪ とべそうに なる…♪
[彼女は歌を止めない。自身に伸びてきた手>>332をそっと両手で包み込み、その胸の上に載せた]
あおいとりが とぶような…♪ はれた きれいなひ です…♪
(338) 2014/06/24(Tue) 01時頃
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[自分の言葉に従って、その小さな口から飲み込まれずに吐き出された水を見れば、ようやく安堵の溜息を吐く。 彼女>>334にとって、水は毒と同じだ。解毒剤のない分、それよりも性質が悪いかもしれない。 もう目を離しても大丈夫だろうと、パックを持って側に戻れば、一度チューブの流れをせき止める。
パックを取り替えながら、少女自らによって捲られた腕の痣に、気付かれないよう眉を寄せて。前に針の位置を変えたのは何時だったかと、棚からデメテルのカルテを探した。 すぐに見つかったそれを捲りながら、ふと耳に届いた歌声>>332に顔を上げる。]
……シャルルさん?
[なぜ彼女が此処にいるのか、聞き慣れないその旋律に何の意図があるのか。すぐに思い至ることはできずに、怪訝そうに視線を揺らしたけれど。 伸ばされた少女の腕>>335と、それをそっと受け止める女性の姿>>338に、ひとまずはっと我に返る。]
(339) 2014/06/24(Tue) 01時半頃
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[少女の脆い血管に、輸滴用の針は負担が過ぎる。血管を傷付けないよう、定期的に位置を取り替えなければならないのだけれど――その度に泣き叫ぶ彼女には、毎度手を焼いていた。 どのみち赤黒く腫れ上がり始めているその場所は、しばらくは使えないだろう。 ここぞとばかりに器具を取り出して、手早く針を差し替えながら。]
……すみません、
[ここにきて漸く、響く歌の意図を知る。 いまだ歌を口ずさむ女性に向かって、小さく頭を下げた。
慌てた処置に零れたエタノールを拭き取りながら、捲られた少女の袖を下げてやって、改めてもう一つ、深く息を吐き出す。]
(340) 2014/06/24(Tue) 01時半頃
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[不可解な表情をする新米の医師>>339を気に留めることも無く、彼女は 唄った。 何時もならば四六時中視線で追っているその姿を、今は視線に捉える事はしない。ただその手を胸に抱きしめ、少女を見つめ、唄った。唄には人の心を解く力があるのだ。少なくとも彼女はそう信じていた]
…♪ …♪♪ ♪…
(341) 2014/06/24(Tue) 01時半頃
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そんなに気を遣わなくていーんだよ?
[何か他に必要なものがあれば、わたしも一緒に行くよ、なんて続ける。彼は1人で色々なものを背負いすぎだ、と思う。今の状況と同じで。]
2階? そういえば、1度も行ったことないや。
[ラウンジなんてものがあったんだぁ、と声をあげると楽しみだーなんて子供のようにはしゃいで。]
探検なんて、子供の時以来……、 ん、いや……なんでもない……っ!
[勢いで余計な事まで口走ると慌てて誤魔化し、左手で口元を抑える。あとで話そうと思っているのに、なんでこんな反応をしてしまったかはレティーシャ自身にも分からなかった。]
(342) 2014/06/24(Tue) 01時半頃
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[クシャミの掛け声に、お菓子と飲み物。買ったばかりのそれ等を掲げて見せる。
棒のついた飴とグミは浴衣の袂に、売店のおばちゃんに入れてもらった。 男の子から習った新しい言葉『ツケ』>>320その言葉の意味を売店のおばちゃんににた巨人に尋ねたら、困った顔をしていたなぁ…などと肩の上で首を傾げる。
お菓子を取ってくれる>>321と言って女の子が飛び跳ねたとき、そのこの金色の髪が煌めくのを見れば、どんな感触がするのか、その髪の毛に触ってみたくて、ちょっとだけ手を伸ばしかけたけど。 ものの大きさも距離もよくわからない今、手は届かなかった。 きっと彼女にはお菓子の棚に手を伸ばしたように見えたはず。]
(343) 2014/06/24(Tue) 01時半頃
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