233 逢魔時の喫茶店
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[出来上がった、空腹の足しにもならなさそうな不味い珈琲をテーブルに置いて
おきろー。と、 そう、舟をこぐ頭>>303をぐしゃぐしゃとかき混ぜたのは、しょっぱい夢を覗かれた仕返しのようなものだっただろう。
彼から受け取った金額は、相変わらず一杯分。]
(310) 2015/08/03(Mon) 01時半頃
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[>>304 ――やばい、と思ったのに 返事があった。大人だ。]
ゃ。 似合うとは、思うんで。 変とかじゃ、ないんで
[フォローになってるだろうか。 大丈夫なのか、これで。
エキゾチックってこういう人のこというんだろう。 連れっぽい東洋人とは友達かなんかだろうか。]
――、っす。
[話の続きは、店員の登場によって中断。 ぎこちなく会釈して、 フードを軽く引き下げて視線をそらした。]
(311) 2015/08/03(Mon) 01時半頃
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[面白い事? 改まった態度で問われるもピンとこない]
どうしてまた…
[確かに今トレイルに愉快を満たして貰ったばかりだが 多分、其れを指した話では無いと判断。逡巡の後]
そうだな。 今年はコテツに 「甚平」を着せてみようかと目論んでいる。
[特別内緒な話では無いがまるで秘め事を晒すように、唇は弧を描く まさかコテツに>>255変な誤解を植え付けている真っ盛りと把握していない儘]
(312) 2015/08/03(Mon) 01時半頃
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[カウンターの方では マスターと眠たそうな男が なにやら話している。 聞くともなしに耳に入ってくる声を転がしていたのだが]
げふっ
[>>309 「愛してるよ」なんて、 聞こえたもんだから。 俺は盛大にむせてしまった。]
げふ、げほ、げほ――っ、げほ
[なんだ。ここ。ほんとに変な店だ。 むせた涙目でつい、マスターと男のほうを見てしまったってしかたないだろ。俺は悪くない。]
(313) 2015/08/03(Mon) 01時半頃
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[「それから、」と声を掛け]
このアイスコーヒーとグミを 作って用意した人に伝えておいて。
どちらも「美味」だったと。
[お勤めご苦労と軽く手を振り、仕事を再開させる相手は引き止める事は無い ただ彼が立ち去る際は、仄かなひんやりした冷気が 頭を撫でるように頭部を掠める 悪戯付き**]
(314) 2015/08/03(Mon) 01時半頃
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?
[何やらせき込む声が聞こえれば、視線はきょろりと声の主を探す。 そして、それが客の青年>>313であると認識したのなら、
水、居る?
無言ではあったものの、カウンターの内側からそう言いたげに。水の入ったプラスチック製のピッチャーを指し示したか。 まあ彼のテーブルに水のグラス置いてあるし、不必要かと思うけど。
店主の顔は何時も通りな笑顔なのだが、相手からすれば告白成功してハッピーラッキー位の物に映るに違いない。]
(315) 2015/08/03(Mon) 01時半頃
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[――また、笑われた。 正直、世辞としても自分に愉しい、 という評価は当てはまらない気がするのに。>>307 一体何が可笑しいのか。
ケイとは違う、掴みどころのなさと。 どうにもあしらわれている感じに僅かにくちびるをすぼめ。]
あ、そう――…好きにすれば
[拗ねたように返す。 此方はどうにも面白くないのだが、 この男の周りの空気は暑さの中で心地良い。
冬に出会ったらどうか、 なんてことは考えたことはない。
トレイルの知らない春と、秋と冬。 この街のどこかか、ここでないどこかか。 店にいない時間のことは、誰が相手でも気しないはずなのに。]
(316) 2015/08/03(Mon) 02時頃
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[コテツから誤解を受けているとも知らず、珍しいコーヒーと、ミルクとシロップをじっと見つめている。>>305 あまりたくさん入れすぎたら、味が明後日の方向に飛んでいくかもしれない。ここは慎重に行くべきだろうとミルクの器を珍しいコーヒーに入れようと傾け。]
あっ。 ああああ。
[手が滑ってドバっといった。 ミルクの器は空になった。]
…………
[1うまいか、2まずいか。1]
(317) 2015/08/03(Mon) 02時頃
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[あまり評判のよろしくない味も習慣になってしまえばコーヒーとは一味違う嗜好品に。 コーヒーを頼んだ店主>>261が一緒においてくれた塩味のビスケットを遅めの朝食代わりにして店内の賑わいを改めて眺めている。
いつも寝てばかりで何をしにきているのかと思う男>>265であったり、おおよそ年に一度、この暑い季節にやってきてどこか涼しさを感じさせる東洋人と、偶然会ったという同じく東洋系に見える青年であったり。
馴染みの店員や店主の顔を順番に見て…]
…おや?彼は。
[店内にあるもう一つの見覚えのない顔、正確にはこのトワイライトでは見たことのない顔>>277で一度視線を止め。]
(318) 2015/08/03(Mon) 02時頃
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……あっ!?
意外と美味しい……!?
[ミルクのたっぷり入ったコーヒーを一口飲んだら。 舌が慣れておかしくなったか、奇跡的変化が起こったかのどちらかのようだ。]
(319) 2015/08/03(Mon) 02時頃
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……ぉぅ。
[>>310 ぐしゃぐしゃと、 親しげに頭をなでる姿あり。 まあるく、目を開く。 なんか、うっかり入ってしまったバーで見た光景に似てる。]
――っ、!
[咳き込む声が大きすぎて 当然のごとく気づかれてた>>315]
い、いや…けふ。その。っふ。…い、いいんで。
[あわてもする。何だそのいい笑顔。 フードをかぶっているのをいいことに引き下げた。 うろたえるな、落ち着け、俺。]
(320) 2015/08/03(Mon) 02時頃
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[確か少し前にファミリアの方ですでに酔った様子でやってきて、いくらかの言葉を交わしてそして]
…
[去り際が友好的なそれではなかったことまで思い出してすぐに視線を滑らせる。 店が店なので知らずにやってきた客が同じように去っていくことはそれほど珍しくもない。(もっとも店が分かりづらいところにあるのでそもそも間違って入ってくること自体が非常に珍しいのだが。)
こちらとしては気にしてもいないのだが、先方に覚えがあれば居心地を悪くさせるかもしれない。 視線を逸らした目の端でこちらに気づいてフードを被る様が見えればその推測が正しいことを知るのだった。**]
(321) 2015/08/03(Mon) 02時頃
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――…別、に [どうして? なんてこっちが聞きたいくらいだ。>>307
不思議そうな態は見せても、さして気には留めてないのか。 それともまた何か、企んでいるのか。
思わせぶりに明かされた計画に、はてと首を傾げる。 着せよう、と言うからには衣類なのだろうが 「甚平」がどのような服か、ぴんときていない顔で。]
ふうん? 喜んで、貰えるといいね
[どことなく和を感じる響きに、 コテツ本人ならきっと伝わるのだろうと解釈して。]
(322) 2015/08/03(Mon) 02時頃
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[談笑の華やぎ、相変わらずの「愛してる」の語、>>313真新しい噎せる音
自分も過去に、誰此れ構わず愛を囁くマスターを 節操無しと罵った過去はある しかしフードを被っていた男が噎せた様子に 彼は自分よりも純粋な人だと感じた
大人しそうな人と捉えたり 生意気 案外素直 ぎこちない>>311 されど、純粋
コロコロ印象が変わる不思議な奴だと アイスコーヒーを、またひと口**]
(323) 2015/08/03(Mon) 02時頃
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[セピア色>>272>>290の中で泣きべそをかいていたのは、男がまだ10代の青年――と言うより、少年に近い年齢であった頃。 それは、この店を立ち上げた歳よりずっと前の出来事で、男がヒト以外の物と関わり始めたのも確かその頃から。
ヒトならざる者の中には、もしかしたら当時の事を知っている者も居たかも知れない。 あまり笑わない、ホレーショーと言うバーテン見習いの若者の事を。]
(324) 2015/08/03(Mon) 02時頃
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ミルクいっぱい入れたら美味しくなるんですねえ。 これは確かに珍しいコーヒーです。
[大発見だ、とばかりに頷き。 去る前のコテツへも報告しておいた。>>305 了解してくれた様子をみてとり、ありがとうですと呟いた。]
(325) 2015/08/03(Mon) 02時頃
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任せろ。 皆でつつけるような美味いもの、作るからさ
[夜に>>292に対して、笑った。 これは、手によりをかけて作らなければ]
(326) 2015/08/03(Mon) 02時頃
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