7 百合心中
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>>249
最後まで笑っていたい、か。 一番辛いことかものね。
「一抜け」したほうが、壊れてゆく世界を見なくて済むし。
難しい方を選ぶんだね。
[何処か意外そうながら感心した様子で言葉を返した**]
(250) 2010/03/26(Fri) 23時頃
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>>246 [にこりと笑って]
そうだな、ピアノがあると言うし、連れて行ってくれないかな。 こんな時だけれど…好きな事をしていたいから。
[手を差し出した。]
(251) 2010/03/26(Fri) 23時頃
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歌い手 コリーンは、楽器職人 モニカに「私は見えないから… 苦痛も少なくて済むさ?」と冗談めかす。
2010/03/26(Fri) 23時頃
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[光を失っても強い人。手足を失っても強い人を見て、お下げの髪をいじりながら考える。 五体満足な自分に、何が出来るか。何を持っているのかを]
(252) 2010/03/26(Fri) 23時頃
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受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/03/26(Fri) 23時頃
歌い手 コリーンは、長老の孫 マーゴにピアノの場所を聞いてみた。(飴)
2010/03/26(Fri) 23時頃
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[>>244モニカにええ、と頷く。]
そうなの。 ピアノの先生。 こどもたちにおしえてるのよ。
[コリーンに声をかけるケイトに、柔らかく笑んで]
ピアノね。
ピアノは、こっちの部屋。 そうそう、寝室は二階なの。 眠たくなったら、つかってくれていいの。
…うん、わたしの弾く曲も、 きいてもらえたら、うれしいのよ。
(253) 2010/03/26(Fri) 23時半頃
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[痛む指が縺れて、 不協和音を響かせる]
ッ……
[不安定な心を表すようなその音に、 堪えていた涙がまた零れ落ち、 かたかたと震える]
たす、けて、
私にはもう、リンダしか――
かみさま―――
[あかい鍵盤を、押して ひびかせる、おと。]
(254) 2010/03/26(Fri) 23時半頃
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>>253 先程少し寝てしまったから…今はまだ眠くはないよ。 ありがとう。
[きっと子供に好かれる先生だったのだろう、と微笑ましさに、寂しさを交えて思う。]
帰ってきたら…聞かせてほしいな。 マルグリットも、皆も、気をつけて……。
[手を胸の前で組んで、祈るように。 やがてケイトに頼んで、ピアノの前に連れて行ってもらう。 幾つか音を奏でて、演奏しだす。 体が勝手に動くような感覚。 音に触れているだけで楽しいと思える。 ケイトに聞いてみた。]
君は…楽器を弾いたりはしないのかな?
(255) 2010/03/26(Fri) 23時半頃
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[不慣れなエスコートは、きっとコリーンにとって良いものではなかっただろう。 そう思いながらも、することがあれば、ここにいていいと思える。 指示を聞きながら、おずおずとピアノの蓋を開けて、イスの位置を調節する]
え……? [その音色に聞きほれていたところに、質問され、フルフルと首を振る。 そうしてから、それでは伝わらないことに気づき、ぃぃぇ、と小さく言った]
私、小説とか、童話とかなら、分かるんですけど……。 音楽や歌は、全然。 [だから、コリーンの声も姿も知らなかった]
(256) 2010/03/27(Sat) 00時頃
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―住宅地:自宅―
ええ、 きっと、聞いてね。
[ピアノの部屋から、音楽が聞こえてくる。 耳を澄まして。少しの間眼を閉じた。]
…ヨーランダさん、 車、かしてくれる?
ごはん、つくらないといけないもの、ね。
[首を小さく傾いで、笑みを浮かべた。]
(257) 2010/03/27(Sat) 00時半頃
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そうか、読書が好きなのかな。
[自分を知らない人がいて当然である。 元来、有名人だという自覚はない。 ふと手を止めて考え込んで…]
ペンと紙…ないだろうか。 すまない、探してみてくれないか?
私が歌う…もとい、言うから、書き止めて行ってくれないかな。 面目ない、あれこれと頼んで…。
(258) 2010/03/27(Sat) 00時半頃
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[コリーンがケイトに導かれてピアノのある部屋へと向かうのを見る。 彼女の奏でるピアノの調べは今では懐かしい過去への思い出として語られるモノになっていた。
今――… そして女に残された短い時間は、テーブルの下で手を重ね合うグロリアと、共にある。] >>257
先輩、車ですね。 キーはアパートに置いて来たままなので――…。
一旦取りに戻ります。
[隣に座るグロリアと視線を交わして。]
(259) 2010/03/27(Sat) 00時半頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 00時半頃
受付 アイリスは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 01時頃
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紙とペンですか? ペンは、ここにありますけど、紙は……、あ、これ使っていいかな。 [新しい五線譜を手に取り、それを裏返す]
はい、用意できました。 どうぞ。
(260) 2010/03/27(Sat) 01時頃
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――回想・商業地区南端『桜ヶ丘交番付近』――
[イリスの残滓と 紅に塗れた刀を手に持ちながら必死で走る。 イリスが居ない世界―――。
視界がぐらぐら揺れる程に恐ろしくて 手の中の残滓を強く掴み]
(……違う こんなの嘘だ…… こんな世界、嘘だ…)
[ぼたぼたと目元から零れる雫を拭う事もせず とにかく一度、適当なビルの中へ逃げ込んだ]
(261) 2010/03/27(Sat) 01時頃
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[ビルの中へと踏み込めば、しんと静まり返る空間。 どこかの社ビルなのだろうか。 受付のような物が中央にあり、 傍には観葉植物とテーブル、ソファ。 そして向こう側には、エレベーターと階段が有る。]
……っ
[呼吸を落ち着かせ、受付の傍へ。 少しの間、此処で遣りすごそうかとも考えていると]
『……ぅ』
[女性の呻き声が、聴こえた。]
(262) 2010/03/27(Sat) 01時頃
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牧人 リンダは、受付の方から聴こえた声に、警戒しながら歩み寄る。
2010/03/27(Sat) 01時頃
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[警戒しながらも歩み寄れば、 丁度死角になっていた受付の向こう側で、 暴行を受け既に事切れたと思われる男性。 そしてそれに覆い被さるようにして倒れる女性が居た。 どちらも酷い有様で……]
……
[息を飲み、そっと近づく。 女性の背中が時折微かに上下している事から 未だ息はあるらしい事を知る。]
だいじょ――
[手を伸ばし声を発すると、 女性の身体がぴくりと反応し、漸くという具合に此方を見上げた]
(263) 2010/03/27(Sat) 01時頃
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牧人 リンダは、メモを貼った。
2010/03/27(Sat) 01時頃
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……?
[ぱく、ぱく。 女性の唇が何かを紡いでいる。 しかしそれは音に成らない。]
……え?
[ぱく、ぱく、ぱく。]
……?
[じっと見つめ、理解しようと動きを追い続ける。 必死に繰り返される、願い。 掴もうと伸ばす意識の手が掴むのは、 『希望』ではなかった。]
(264) 2010/03/27(Sat) 01時頃
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[届かぬ、『絶望』――。 私が理解するよりも早く、その繰り返しは途切れた。 女性は、伝えようと動かす唇の途中、亡くなった。 変わらず、男性に寄り添うように被さったまま。]
……
[暫くの間、見下ろした。 二人は幸せ、だったのだろうか。]
ごめんなさい。 ……ごめん、 なさい。
[何も出来ぬ無力感に そっと屈みこみ、呟きを零した。]
(265) 2010/03/27(Sat) 01時半頃
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[イリスが、居ない。 人が次々と死んでいく。 私の行く所、行く所で、次々と。]
あは
[刀で男性と女性の髪を少しずつ、切り落とす。 それを女性の髪ゴムで、きつく結わいた。]
……は、ははは
[自嘲的な笑いが零れてしまう。 私に出来る事、あるじゃないか。]
(266) 2010/03/27(Sat) 01時半頃
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牧人 リンダは、纏めた男女の髪を握りくつくつと笑う。
2010/03/27(Sat) 01時半頃
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[きっとみんな、死んでしまう。 誰も助からない。
私の手には血だらけの刀。 まるで人の命を奪えと言う様な煌き。 ならば必要な人に『死』を齎す存在になろう。
壊れていく世界で、 少しでも『優しい死』を齎す存在(タナトス)に―――。]
……ふ ふ ふふ
[私の好きだった桜ヶ丘が死の華で埋まるその瞬間まで。]
―― 回想・了 ――
(267) 2010/03/27(Sat) 01時半頃
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>>260 ケイト [礼を言って、ピアノの音を鳴らしながら、歌詞を推敲する。 何度か訂正を頼みながら、一つの詩にしていく]
『雨が上がった朝には 少しだけ早起きして しずくがきらめくこの道を 君に見せたくて迎えに行く
少し眠そうな君と 歩き始めた坂道 目が合うとすぐに下向いて どうしていいのか分からずに黙る
はじまったばかりの 私たちの恋は まだまだ格好悪くて 人に話せない』
[そんな歌詞が書けた。 軽快なピアノに乗せてみる。 まだ、歌おうとすると喉が詰まるけれども。]
(268) 2010/03/27(Sat) 01時半頃
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長老の孫 マーゴは、墓守 ヨーランダにゆったりと頷いた。
2010/03/27(Sat) 01時半頃
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―商業街―
[時には隠れてやり過ごし。時には探すためにビルへと入る。 しかし、二人は見つからない。 携帯を見て、時間が経つことに焦燥感を覚え、不安に駆られ誰かの声を聞こうとも考えたけれど]
…
[きっと、その先に聞こえる声は、落胆の吐息だろうから…ゆっくりと頭を振る。 カシャ。 清涼菓子のケースを取り出して、手のひらに何粒出したかも確認せずにそのまま口へと持っていき]
大丈夫…まだ。大丈夫。
[遠くで聞こえる銃声。悲鳴。近くに見える、赤、白。 一人でいると、おかしくなってしまいそう]
イリスの、言うとおり、だよ。
[ガリ、ガリ…鞄のベルトを握れば、前を向いて歩き出した]
(269) 2010/03/27(Sat) 01時半頃
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[緋色が散った鍵盤を、
叩く指が痛い、痛い、痛い。]
あ、ぁぁ…
[声を上げる。 狂う、狂ってしまう
落ち着いた店内に不協和音 ]
おちつけ、おちつけ、おちつけ
[自分に言い聞かせる]
私は、リンダを、――
(270) 2010/03/27(Sat) 01時半頃
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[コリーンの声と指示>>268を聞きながら、サラサラと文字を書き付けていく。 メロディの寸に足りるよう、文字を足したり引いたりしていくのは、小説を書くときとは又違う、不思議な体験で]
可愛い歌ですね。 なんだか、すがすがしいです。 朝だけの恋人なんですね。お昼はお互いに知らん振りしたりして。「つきあってるの?」なんて聞かれたら、真っ赤になって否定したりして。
[歌詞の主役たちを想像して、ふふっと笑った]
(271) 2010/03/27(Sat) 01時半頃
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―― 現在・商業地区 ――
――、動かないで。
[ビルを出て、隠れながら歩き 最初に目にしたのは一人の女性の姿。 そっと背後から忍びよると、切っ先と言葉を向ける。]
そのまま、両手を挙げて。
[>>269 何やらガリガリと音を立てて居たが、 彼女が手にする鞄の中に凶器が無いとも限らない。 危険を少しでも回避できるのなら、 鞄ごと奪って逃げる算段。]
(272) 2010/03/27(Sat) 01時半頃
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牧人 リンダは、水商売 ローズマリーにも切っ先が見えるように彼女の左頬あたりまで切っ先を近づけた。
2010/03/27(Sat) 02時頃
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―商業街―
え…?
[後ろから聞こえる女性の声。 高圧的な声色に、思わず身をこわばらせた]
え、っと…
[手を上げろ。その言葉に、小さく震えながらゆっくりと手を上げる。 気づけなかった。 遠くのいやな予感には気づけたのに。 それは、あるひとつの差異があるのだが…今は知る由もない]
誰…?なんで…?
[女性の姿は見えず。 代わりに見えるのは、鉄の刃…ナイフが長くなったようなもの。に見えた]
(273) 2010/03/27(Sat) 02時頃
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>>259 [自分を見つめるヨーラに、柔らかく微笑む。
私の生は貴女と共にある。 だから貴女が望むなら、何処へでも――。
そんな想いをこめて。]
それじゃ、行こうか。 日が高いうちにやれるべきことはやっておくほうが良いし。
[手を繋いだまま立ち上がり、寄り添うようにしてアパートへと向かうだろう。]
(274) 2010/03/27(Sat) 02時頃
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>>271 [くすりと笑う。 ピアノを奏でる手を止めて]
ふふ。 君は…人を好きになった事は?
[ケイトの方を向いて微笑んだ。]
(275) 2010/03/27(Sat) 02時頃
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[相手の動揺が手に取る様に解る。 かちりと音を立てて、刃の方を彼女の視界へチラつかせた。 上から下まで武器を所持していそうな処を見遣りながら]
……それはこっちの台詞。 武器を持ってたら全部捨てて。
鞄も、置いて。 こっちは絶対に、見ないで。
[一方的な要求をつきつけ] ……名前は?
[最後に、問う]
(276) 2010/03/27(Sat) 02時頃
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[>>274 マルグリットやこの場にいる面々には、直ぐに戻ると告げ。 グロリアと手を確りと繋いだまま、二人寄添いアパートへの道を歩む。]
そうね。日が暮れれば――。 また暴徒が活性化するかもしれないもの、ね。
その前にできる事をしないと。
[彼女に頷き。 やがて二人はアパートへとたどり着くだろう。懐かしいその外観、既に其処は女にとっての安住の地となっていて。
アパート前の道路に、車は駐車されたままなのに、女は胸を撫で下ろす。]
無事だった、ね。
[くすり嬉しそうに微笑み]
(277) 2010/03/27(Sat) 02時頃
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―― 商業地帯・喫茶『眠れる森』 ――
[―――ガタン。 椅子を倒して立ち上がると 血の糸を断ち切り、出口に向かう。
かちかち。
星が、眩しいくらいに。 それは幼い頃に覗いた望遠鏡の様だった。]
何処に……いる、の、よ
[掠れた声で呟いて、森を、抜ける]
(278) 2010/03/27(Sat) 02時頃
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[手を繋いで見慣れたアパートまで戻ってくれば、 ヨーラの友人から借りたものらしい車が見えて。
嬉しそうに微笑む彼女に、自分までも嬉しくなる。]
うん。良かった。キーは部屋にあるんだっけ。
[階段を上がり、住み慣れた部屋のドアを開ける。 幸いにも室内はまだ荒らされておらず、出てきた時のまま。]
なんだか…すごい長い一日だったね。
[今日一日を思い返し、苦笑交じりにぽつりと呟いた。]
(279) 2010/03/27(Sat) 02時頃
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