3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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……あんまりご自分のこと、
ばかばか言わないでください。
[ふ、 と 息を吐いて 嗤う。]
『凄いね、さすがは元・生徒会長。』
[聞いた、苛めていたと言う様子など微塵も感じさせないし。]
『よく……こんな状況で、平静で居られるね。よっぽど 鬼 みたい。』
|
んじゃ、オレらも行動開始するよ。 ……今のまま、やられたまんま、っていうのは、気にいらないし。
[軽い口調、でも目はわりと真剣な様子で言ってから、図書室へ]
……お。 先に、誰か調べてた?
[奥の棚の資料の動かした後に首を傾げたりしつつ、動き出す]
教員名簿がダメなら、著作、か……。
[先に、グロリアに言われた事を思い返しながら、資料を当たる。 左腕を不自然に庇いながらの作業は、時間がかかりそうだけど**]
(710) 2010/03/02(Tue) 13時頃
|
ああ、すいやせん。
[バカって言葉は控えようと……。]
……――
ばかばかいってると、
ほんとうにばかになるぞ。
[冗談に聴こえないかもしれない。]
[密かに思い悩んだ。]
そう、『させない』
『だっテ』
僕『タちが 送ってあげルから 』ね……。
『鬼 だから』
[鸚鵡返しに繰り返す。少し無機質さを伴う闇色の声。]
『見つケた子 送る ん だ』
[隠れ鬼。見つけられた子は どうなった?
でも、ケイトは見つけられていない 子。
全員見つけたら 遊び が 終わる。]
[送っても、それは 何かを隔てて 別の場所かもしれない。
けれど。]
『そう……』
皆『一緒なら』寂しく『ないだろう?』
[闇色の声は 優しげに 殺す ことを 救いのように。]
…――淋しく、
ない、 そう…か
[薄紫が、揺れる]
うん、…一緒ならきっと、さみしくない わ
[ やみのつめたさは かわらなくても ]
――… そうか。
――… …そうだな。
[ぼんやり呟く。
――外界、騒がしいl声。]
ちょ 入ってこないで え
[にゃーん。]
?
[困惑の、色。]
え
なに
ねこ?
いや、 違う。
……どうしたんだ。
…… 保健室で その
好かれた、っぽい 二人が居て
[それで何故、にゃーん、と彼女が鳴くのか、解るわけない。]
どうかしたことだけは、確か。
好かれた って
[吸血衝動。サイモンの魂。
嫌そうな顔をした。]
……、でもなんだって ねこ
いや、ちょっと中で って
[途中で、動揺する気配。]
な 何
え ぅぁ ……何 ど、うなって
っ、…!?
…?! 、……!?
[困惑がそのまま伝わって増幅した。]
まっ 何 ?
なんで 僕平気な ちょ、待って、待って!!
[本気で狼狽する気配に 闇の色は ない。]
来
[助けに来て欲しい。だけど、来ない方がいい。
来て彼も同じ様になったら。来ないで 欲しい。]
…… ここ なんか ある、から 来ない方がいい。
[部屋に入るまでは、皆大丈夫だった。]
襲われやすいでしょ 君。
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