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ネルは旅籠 おもんに投票した。
おもんはげぼく ショコラに投票した。
明之進はげぼく ショコラに投票した。
ショコラはトレーサー キルロイに投票した。
キルロイは童話作家 ネルに投票した。
ショコラは村人の手により処刑された。
おもん! 今日がお前の命日だ!
時は来た。村人達は集まり、互いの姿を確認する。
キルロイが無残な姿で発見された。
ショコラは村人のようだ。キルロイは人狼のようだ。
亡霊
今夜、人狼に殺された人は人狼になる。また、襲撃を実行した人狼は命を落としてしまうだろう。人狼となった者は報復行動を行わない。ただし、命拾いをしたならば人狼にはならない。
一匹狼は亡霊を作らない。
現在の生存者は、ネル、おもん、明之進の3名。
【人】 旅籠 おもん あは、 あはははははははははは ははは。は――――。 (1) 2016/11/21(Mon) 00時頃 |
[あきくんと話して、これから鬼ごっこを頑張ろう、そう思えた時だった。
遠くの方で何かが聞こえる。
猫の鳴き声のような……ううん、あれは泣き声だ。
精一杯声を張り上げてなく、ちよこの声]
…………え?
[きっと、あきくんには聞こえていない。
私は驚いた顔で振り返った。
そして、何もないはずの場所に手を伸ばす。
どうしたの、なんで泣いてるの?
大丈夫だよ、おねえちゃんはここだよ。
おねえちゃんは、ここだよ?]
(#0) 2016/11/21(Mon) 00時半頃
[ちよこ、そうあの子の名前を呼ぼうとしたら。
途端に目がくらむほどの光に包まれて、私は意識を失った。
きっと、あきくんには私が急に変な光に包まれて消えてしまったように見えたかもしれない。
それはきっと、赤ん坊の生命力が成せる奇跡の光だった]*
(#1) 2016/11/21(Mon) 00時半頃
【人】 落胤 明之進 祥子さんっ!!! (3) 2016/11/21(Mon) 01時頃 |
【人】 落胤 明之進[こんな事、想定していなかったから。 (4) 2016/11/21(Mon) 01時頃 |
【人】 落胤 明之進[わたしはしばらくその場に蹲り、声を押し殺して泣いた。 (5) 2016/11/21(Mon) 01時頃 |
―――― 彼岸花。
その花を表す言葉の一つに『 悲しい思い出 』がある。
御門という姓は曼珠村ではよく知られていた姓だった。
子どもは知らない、苗字の意味。
…誰かその血筋の者が結婚すると結婚相手の兄弟と
結婚した者の姉妹を結婚させるという村の中での取り決め。
御門の血筋に生まれるのは殆ど男で、相手には事欠かない。
田舎では女より、男のほうが重宝されるから。そんな理由で。
あたしの許嫁は生まれたときから決まっていた。
御門亜珠沙( あたし )には幾つか年の離れた幼馴染がいた。
それはもうすぐ、夫になる予定のひとだった。
…そう、都会に出て、可愛い後輩
そうして婚約の報せを寄越してきた…あの人。
家で決められた婚約なんて受け容れがたいって
…… 村を飛び出していったのは随分と前になる。
嫌いなわけじゃないんだって、彼はあたしに言った。
でもね、許嫁としては見られないって言った。
お互い気心知れた仲で、小さな頃からずっと一緒にいて
そのまま生涯一緒なんだって思っていたのにね。
応援してくれって手紙には書いてあった。
…応援、出来ると思う?
って、ひねくれた返事すら返せなかった。
返事は書けないまま、あたしは手紙を仕舞いこんで今に至る。
彼の婚約者には会ったことがある。
彼の生まれ故郷を観たいって言ったらしい。
いつかあたしの働いてる旅館に泊まりに来た。
その時に番号を交換したわ。あたしの名前は知っていたって。
それで後で電話をかけた。「元気ですか」って。嫌なあたし。
本当はアンタのことなんかどうだっていいのに。
何度もやめようとしたし、
無駄だってわかっているのに「彼を出して」って。
言いたくなるのをこらえて、幸せなの?って元気?って聞いた。
遠回りに探りを入れたのよ、嫌なあたし。
それなのにあのひとは付き合ってくれた。
時間も遅かったのに嫌そうな素振りもなくて。
幸せなのね。彼は大事にしてくれる?…そう。
気にしていない風に装っていたって落ち込んでるあたし。
あのひと、慰めてくれたわ。
とてもやさしかった。それって彼に愛されているから。
そうでしょう?
電話越しに何でもないようにあたしは何を望んでいるの?
あのひとが彼に飽きられるようにって願っているの?
自分のように?…そう、自分のように。
戻ってくればいいのにって彼に伝えて。
此方で暮らせばいいじゃないって。
望んでいることは言葉にできない。
あのひとはいつまでも電話に付き合ってくれる。
あたしには話したいことなんてないのに。
誘いをかけているだけなの、
話していたら彼の話が出るんじゃないかって。
あいつはどんなものが好きなの?
仕事は何をしているの?…今、幸せそう?
聞きたいことは聞けなくて、
「明日の予定は」なんて聞いたの。馬鹿なあたし。
言いたかったことはひとつだけなのに。
「あいつを電話に出して」やっぱりそれだけなのに。
昼間は気丈なあたし。収穫祭の被り物みたい。
電話をした夜も、しない夜も時々泣いているの。
うらやましくて、うらやましくて。
「あたしのところから逃げていかないで」って泣いているの。
季節外れの赤い赤い華を見つけた時に、
幽霊に浚われて楽になれるならそれでもいいって思ったわ。
そんな都合のいい話、あるわけがなかったのにね?*
【人】 落胤 明之進[地面に蹲っていたわたしは、やがてゆっくりと立ち上がる。袂に手を入れ手拭いを出そうとしたら、指先に小さな包みが触れて、カサリと音を立てた] (7) 2016/11/21(Mon) 12時半頃 |
かえしてかえしてかえしてかえしてかえしてかえしてかえして
返して返して返して返して返して返して返して返して返して
返して返して返して返して返して返して返して返して返して
返して返して返して返して返して返して返して返して返して
返して返して返して返して返して返して返して返して返して
返して返して返して返して返して返して返して返して返せ返せ
返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ返せ
返せ返せ返返返返返返返返返返返――――――――……
誰だっていい おねがいだから
あたしを愛してくれる人を 連れて行かないで
[ 未練を殘し澱んで固まつた澱。
其の塊とも言ふべきものがかの鬼の面だと誰が思ふだらうか。
器の中に沈んだ感情を、蓋をしてゐる何かを
ソレは無理にでも呼び起こさうとする。
其の結果、表出するのもある意味器自身なのである。 ]
『 あくまで、之は切つ掛けに過ぎぬ物よ。
負の感情を持ち合はせてゐるのはウツワなのだから。 』
[ "あたし"の顏で鬼(あなた)のやうに喋る器は
"あたし"であり"あたし"ではない。
…… 声無き聲で喋るのは"鬼"。
只今は此の姿を借りてゐるに過ぎぬもの。 ]
[ どこか遠くで――或いは近くで
温かな光が彈けるのを見た。
あれはなに?
――"あたし"には關係のないものでせう。 ]
[ …知つてゐるだらう?
分かつてゐるだらう? ]
[ 逃げて往つたものは關係がない。
鬼を渡すべきものはまだ其処此処にいるのだから。* ]
【人】 旅籠 おもん[ 兎角も、立ち上がらぬことには何も始まらぬと (9) 2016/11/21(Mon) 14時頃 |
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