236 【誰歓】 悪魔の月の嗤う夜 【特殊騒動】
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きみは自らの正体を知った。さあ、村人なら敵である人狼を退治しよう。人狼なら……狡猾に振る舞って人間たちを確実に仕留めていくのだ。
どうやらこの中には、村人が4人、占い師が1人、人狼が1人いるようだ。
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皆さまお集まりありがとうございます。えー、ごほん。 この催し物、しっかりと楽しんでくださいませ。
…何があっても、文句は言いませんよう、ご了承くださいませ。
(0) 2015/08/23(Sun) 01時頃
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[片手に麻縄と空の袋を下げたまま、苛立たしげに頭を掻きつつ。 地面を踏み鳴らしながら宿に戻れば、ふと。 見覚えのある、若い男と女の姿に気づく。
一人は、メルヤ、だったか。酒場で隣に座った。>>0:117 そして、その連れは──、と。>>0:116 愛想よさげに此方に向けられた笑み。 怪訝そうに片眉を上げたが、相手が足早に去ろうとする様子を目にすると、ははん、とでも言いたげに頷く。]
──おう。また会ったな?
[男がそのまま去ろうとしたにしても、そう声を投げて呼び止める素振り。 そのまま行こうとするならば、無理に追うような事は無く。 一応、にこやかな顔を作る。]
よう、メルヤ。あんたも此処に泊まってんのかい? ……で、あれ。あんたの連れか?
[そうメルヤにも問いながら問いかけつつ、あれ、と若い男を指差しながら。]
(1) 2015/08/23(Sun) 01時半頃
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[ヘクターがトイへと声をかけるのに、やはり顔見知りなのかと、納得したように頷き。
親切にしてくれたトイをあれ呼ばわりするのに首をかしげる。 酒場で話した印象では、粗雑に見えても人当たりは悪くないように思えたのだが]
やあ、ヘクター。 数日前からここに世話になってる。
あれ、というのが、トイのことなら、連れではない。 先ほど助けてもらっただけだ。
[連れかというのには首を振り。 タライを見せて、捨てるのを手伝ってもらったと告げる。 包帯が酒場で見たときと違って新しくなっているから、どういった用途で使ったのかはわかるだろう]
(2) 2015/08/23(Sun) 01時半頃
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え、ええ…。奇遇ですね。
[呼び止められ>>1何も返さずに去ることも出来ず一度足は止まり振り返る、にこやかに返しながらも舌打ちしてしまいそうなのを必死に堪えていた。]
酒場でお会いして以来ですよね?
[口から出るでっちあげに相手はどう反応するか。 視線を必死に送る。一度自分を見逃したんだから黙っててくれよ、そんな意味を込めたつもりだが伝わったかは分からないしそも男に従う理由も無く。 嗚呼、こそ泥が行った親切>>2をどう思うのか。金を払ったのに出ていくのは嫌だ、心は荒波に呑まれた船のように揺れる。]
(3) 2015/08/23(Sun) 01時半頃
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― 数日前のこと ―
[それは、まだメルヤと組んでいる者たちが生きていた頃の話。
老婦人を襲った獣が悪魔憑きではないかとの話を聞きつけ、討伐依頼を受けてきた。
それに対してメルヤは渋い顔をしていたが、他のメンバーに押し切られてしぶしぶとついていった]
ただの獣なら、大丈夫だろうが。
悪魔憑きを払うような力は、ないんだぞ。
[そんな忠告も耳を貸さずに血気盛んな若者たちは我先にと目撃情報のあった墓場へと向かい]
――っ
[ぞっとする空気を感じて肩を震わせた。
メルヤが感じたものを他の者たちは感じることができなかったらしい]
気をつけろ。
[忠告は、少しばかり遅かった。
まず真っ先に前衛を受け持っていた男が喉笛を噛み千切られて息絶えた。
次に弓を射掛けていた女もまた、腹を割かれ喉に噛み付かれて息絶えた。
前衛だった男も獣の体に傷をつけたし、矢は獣の目をつぶした。
それでも、息絶える運命をかえることはできず。
その間、メルヤも呆然としていたわけではない]
[呪を唱え、魔力を練り。
獣に照準を合わせて]
火の矢!
[発動させた魔法は狙いたがわず獣を焼いたが、それで死ぬような相手ではなく。
喉を狙われて、手にした杖で叩き落したものの、皮膚を抉られ]
[杖を持つ手に噛み付かれて、引き剥がすために獣をけりつける。
火だけではなく、風の魔法もつかって獣を切り裂くようにしていたが、それでも押し負けそうになり。
最期の一撃とばかりに、のこった力すべてで大きな風の刃をつくりだす]
切り裂け!
[叫んだのと、獣が飛び掛ってきたのは同時。
獣の腹が割かれ、血が降り注ぐなか、最後の足掻きとばかりに体当たりされて倒れこんだ。
倒れた先にあった石に頭を打ち付けたから、意識がなくなり。
獣が倒せたかどうか、メルヤにはわからなかった]
[意識を取り戻したあと、ふらつく体で杖を支えにして立ち上がり。
とりあえず撃退できたことを依頼主に伝えにいった。
その後、死んだ仲間たちの装備やら所持品やらを受け取り。
依頼を受ける前から泊まっていた黄金の林檎亭で静養している。
――メルヤには獣を殺した自覚は、ない]
[悪魔が、とりついたことも。
彼女は、知らないまま*]
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[メルヤが首を傾げる様子には、一旦何も言いはせず。>>2 応えを聞くと、大袈裟に頷く。]
ほう。そうかそうか。 俺も、今日から暫く此処で世話んなるぜ。 ……ふぅん?んじゃ、行きずりか。
[メルヤに相槌を打ちながら。 差し出されたタライと白い包帯の新しさ。 それと、男の顔を見比べるようにする。>>3 メルヤに向けた笑顔よりも、少しばかり刺のある笑みで男を見詰め。]
(4) 2015/08/23(Sun) 01時半頃
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――いずれにせよ、多少の便宜は図れると。
[銀糸の女には、そう言ったものの。 食事を済ませたならば、早々、宿に戻ろうと思った。
世慣れぬ物言いの、銀髪の美女。 以前の傭兵稼業なら、とうに攫う算段をたてているだろう。
自分も緩んだものだと思いながら、手早く食事を胃の腑に収めて]
……黄金の林檎亭に戻るなら、ご一緒しましょう。
この街の夜は――世に知られているより、危ないですからね。
[そう、呟いた]
(5) 2015/08/23(Sun) 01時半頃
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──酒場?そうだっけ。 あぁ、そうだ、そうだ。そうだったな。
[送られてくる視線。 この男が何を企んでるのかは、想像にも難しくない気はしたが。 今、ここで事を荒立てるのも面倒と判断すると。]
──で、あんたは名前、なんだったっけ?
[にじり寄るように男に問い掛ける声は、暗に、下手な事すると逃がさねぇぞとばかりに笑顔で。]
(6) 2015/08/23(Sun) 01時半頃
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[大げさな仕草>>4に幾度か瞬きを繰り返すものの、深く問いはせず]
そうか、ならまた顔をあわせることもあるだろうな。
[ヘクターもここに泊まると聞けばなるほどと頷き。 トイとのやり取りに、どこか険があるように感じながらも、 二人の間のことに口は出さず]
私はこれを返してくる。 それじゃあ、また。
[二人に声をかけて、亭主の下へと向かった**]
(7) 2015/08/23(Sun) 02時頃
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逃亡者 メルヤは、メモを貼った。
2015/08/23(Sun) 02時頃
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[刺のある笑み>>4に表情が引きつる、やはり駄目だったか? 目線は短い時間で己の後ろ、二人の向こうと巡り退路を確認する。二階から飛び降りるのと横をすり抜けるのどちらがいいだろう。]
……! そ、そうですよ。忘れてたんですか?
[逃げる方向に思考が傾いていたから、相手が合わせてくれたのには>>6思わず目を見開いてそれから誤魔化すように言葉を続けた]
トイ……で、す。
[問い掛けにメルヤに対してと同じように名乗るも、一歩後ろに下がり目を逸らす様から偽名であることは容易に察すことが出来るだろう。 明日には宿を出よう、部屋の中どれだけ安心して眠れたとしてもだ。そう心の中決意した。]
(8) 2015/08/23(Sun) 02時頃
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神のお導き。本当に、そうかもしれませんね。
[攫われる可能性など微塵も考えていない、心の底から信頼した微笑みを向ける。 ただ、便宜をと聞けば、遠慮がちに首を横に一二振った。]
あまり、お気遣いいただかなくても。 自分の身くらいは、護れるんですよ。 ……ラスタバンの力が、必要ですけどね。
[苦笑する。自分一人では、無力だから。 それでも黄金の林檎亭まで供をしてくれるというのならば、喜んで受けよう。 少しだけ残ったマッシュポテトを片付けるまで、暫し待ってもらって。 それからは連れ立って、店を出ただろう。]
(9) 2015/08/23(Sun) 02時頃
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[タライを返しに行くらしい、何事も無くこの場を去れるメルヤが羨ましかった>>7]
はい、また……
[返した声は疲れきったように細かった]
(10) 2015/08/23(Sun) 02時頃
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そうだな。よろしく頼むぜ? なんかあれば、声でもかけてくれや。
[返してくる、とタライを示すメルヤに、大事になと声を投げつつ。>>7 少なからず、彼女も此方の声や素振りに含みは感じたのだろうか。 気にする素振りはあったが、それ以上構う気配は無かった。]
……いやぁ。忘れる訳ねぇじゃねぇの。 トイ、か。それ、ほんとの名前?……なんつってな?
[此方の名前は、メルヤに呼ばれた後だ。 自分は改めては名乗らずに、意地悪く冗談めかして言う。>>8 やがて、メルヤの姿が見えなくなったのを確かめてから。 トイ、と名乗る男の肩を掴み寄せ、抑えつけるように肩を組む。]
ま、仲良くしようや。同じ宿の仲間とくるしな? 縁があるみてぇだしな、俺とおめぇよ。
[よろしくな、“トイ”と名をわざとらしく口にして。トイの肩を放す。 弱味を握ったつもりになっているのであれば、男の浮かべる笑みは、悪どく。]**
(11) 2015/08/23(Sun) 02時半頃
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何言ってるんですか、あはは……
あ、ちょっと……
[意地の悪さ>>11にはひやりとした。笑いは乾いたものと化して。 引き寄せられるがままの非力な身体、近くなりヘクターの体格を改めて見て、密かに羨んだ。]
……俺、あんたのこと大っっ嫌い。
[望まない言葉の後、解放される。 メルヤは去ったものの、間違えても他者には聞こえないよう小さな声で毒づいた。
拗ねたような、悔しがるような、その表情は 少年の面影と年齢相応の青年がまだ混在している若い盗賊稼業の男の顔を、幼さへ軸を傾けさせる。]
……
[まだ何か言いたげに口をひん曲げてヘクターを睨むも、背を向けて足早に階段を上がっていく。 今度はよっぽどなことを言われない限り、振り向かない。*]
(12) 2015/08/23(Sun) 02時半頃
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[漸く入ることが出来た宿泊する部屋、すぐに鍵を掛け外套を脱ぎ捨てる。それは少し硬質な音を立て、床に落ちた。 深い深いため息をついてから動き出す、窓を確認し、左右の壁へ耳をつけどれだけ聞こえるものかを確かめて。 一連の動作を終えれば粗末な寝台に無造作に横たわる。]
……最ッ悪
[弱味を握られた悔しさは収まっていない**]
(13) 2015/08/23(Sun) 02時半頃
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[道すがら、商店の並ぶ区画でふと足を止める。]
いけない、チャールズ様。 あの、少しだけ買い物をしても?
[日が落ちるまでは、暫くある。女子供が隠れる夜になる前に、ラスタバンへのねぎらいを用意しなくてはならない。 許可があれば肉屋へ出向き、鶏肉の塊肉を買う。寄り道が難しいようなら、夕餉の時に宿に頭を下げようか。 生きた鶏をあげたいところだが、羽が舞うので借り厩では気が引ける。 それからはチャールズに希望がなければ真っ直ぐに、黄金の林檎亭へ**]
(14) 2015/08/23(Sun) 03時頃
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[元がガタイ良く出来ていれば、荒くれ稼業の普段。 持つ技は呪術であっても、剣さばきに覚えがあるなら腕力に自信はある。 とは言え、武術一本で渡れる程の腕は持ち合わせてはいないが。 嫌悪感を顕にする返しを聞くと、喉を鳴らして笑う。>>12]
嫌われたなぁ。そう言うなよ?
[毒には、わざとらしく悲しげな顔を造り。 離れて睨む顔に、まだ幼さが残るのが見えれば肩をすくめる。 いたぶるのは程々にして、話を──と。 薄ら笑いを引っ込めようとした所で、トイが階段へと向かう。]
おめぇ、すばしっこいな?コレ以外に何か出来んのか?
[追うように声をかけながら、コレ、とスリの手つき。 返事はなくとも、そのまま言葉を続け。]
(15) 2015/08/23(Sun) 09時半頃
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ちゃちな盗みより、もっとうめぇ稼ぎ口があるぜ。 その気があんなら、どうだ? ま、あんまり楽な仕事じゃねぇけどな。
[色良い返事は期待せずとも、それだけ言えば用は足して。 去っていくトイの背中を見送り。 厩での出来事を問い詰めようと、宿の主の元へと向かった。]**
(16) 2015/08/23(Sun) 09時半頃
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[わざとらしい悲しげな顔>>15に猫を被る時の己が重なって、嫌悪は表情により濃く表れる。 もうこれ以上こいつの相手はしたくない、そう思って二階に向かおうと舌のに。]
……しつこい奴だな本当に
[また声を掛けてくるものだからため息も零れる。 振り返らないまま、足だけが止まった。]
(17) 2015/08/23(Sun) 10時半頃
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……悪魔、か?
[足を止めたのは応える気があるからではない、ヘクターが言う稼ぎ口が>>16例の悪魔ではないかと思ったから。 ぽつり落とした問い掛けに彼がなんと返したとしても]
…オッサン、やっぱりあんたバカなんじゃない。 何にも出来ねェ屑だからこんなことしてんだよ。
他を当たりな。
[きっぱりと断って、再び階段を上がっていく 一時の仲間を得ることがあれど、それは同類だけだ。言う程真っ当にも見えないがこの男と組む気は起きない。 鞭打たれる子供に優しげな大人が差し延べてくれた手を取った結果、この身に何が起きたことか。そうして、「役立たず」として二度も捨てられる目にあったのだ。 そして疲れた身体はやがて部屋に辿り着く>>13*]
(18) 2015/08/23(Sun) 11時頃
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[どれぐらい休んでいたことか、ふと起き上がり上半身の衣服を寝台の上に落として。]
……
[筋肉の乗らない薄い身体を憂鬱そうに見下ろす。何年前からこのままか、数えようとして指を三つ立てたところで止めた。 食べるのに精一杯の生活をしているから、今はそれでも通用するかもしれないが……。 その身体、魔力を持たない筈の男の背には
黒い魔法陣が刻まれていた。]
(19) 2015/08/23(Sun) 11時頃
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[それでも、女に間違われることは無い。 少年と青年の狭間成長を止められたような身体は恐らくこれから何年生きられたとしても男らしく変わることは無く。]
[そのまま再び横たわり天井を見上げた。 「何も出来ない」>>18果たしてあの時本当のことを口にしたのか、嘘を言ったのか。 ぼんやりと己の中でも整理がつかない事柄を考えていた。*]
(20) 2015/08/23(Sun) 11時半頃
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[自分の身くらいは護れる>>9と、女は応じたが。 そのラスタバンとやらは、いま傍にいないではないか]
いずれにしても、行き先が同じならば、ご一緒しますよ。
[危なっかしさを感じつつ、同行を申し出て。 そうして、女が食事を終えるのを待って、店を出る]
(21) 2015/08/23(Sun) 13時半頃
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