167 あの、春の日
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――お似合いだと思いますよ。
眼鏡も、お料理も。
[思い出したのは、あの個室でのやりとり。
だから今の自らが、笑みを浮かべたのだった**]
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-購買部-
ぇ、ええと…… コーラと…林檎ジュースと…ポテチと…ポップコーンと…… っあぁ、と、とにかくその辺のもの…適当に下さい。 ――…あと、明太子たっぷりおにぎり。…出来れば賞味期限切れていねぇ奴で。
[幸いにも購買部は開いていた。とは言えど、通常営業とまではいかず。賞味期限切れが危ういパンやおにぎり等の軽食を始め、訳アリの文具や、季節外れのイベントグッズが、もっていけドロボーと言わんばかりに並べられていた。 パートのおばちゃんも腫れぼったい目を、更に眠そうにしていた。 陰気な声に漸く我を取り戻したらしいおばちゃんは、胡散臭そうに此方を見た。”お金は持っているの?”とでも言いたげに。 墨を流したようにまっ黒なジャケットから、黒い財布を取り出す。支払いは俺に任せろーバリバリー。マジックテープの音を立てれば、小銭が落ちる。]
ぁ、有難うございましたー…
[支払った側なのに何故おばちゃんが言わずに、自分が言わなければならないのだろう。 おばちゃんは金を受け取るだけ受け取ると、もう用は無いと言いたげに、目を閉じてしまった。
いたたまれなくなって立ち去ろうとした刹那――…目に入る週刊少年雑誌。]
(14) 2014/03/05(Wed) 00時半頃
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[先人が、この乾いた青春に潤いを、と。頑固な生徒会に掛け合ったのが始まりと言われている。真相は分からないが――とにかく、うちの購買には少年雑誌が置かれている。]
ぉ、お借りしまーす…
[ブルドックが寝ている間に少しだけ立ち読みをしようか。そう今月は――、]
……っ、
[週刊誌を捲ると、冒頭は国民的ヒーローが、宿敵に技を繰り出す瞬間が巻頭カラーで描かれていた。コピックを多彩に使った荒々しいタッチが、却ってダイナミズムを生む。 しかし其れにも、中の漫画にも目もくれず、指は素早く中盤を探り、開いていた。 安っぽいグリーンの両面に、大きく書かれた文字。『新人賞』。 狭き門だと。ボトルネックだと分かっていても、願わずにはいられない。]
[真っ先に飛び込んできた、見慣れぬタイトルとイラストに、褐色は落胆する。最優秀賞は中学生だった。中学生らしからぬハイレベルな絵と、子供らしい柔軟性がセンセーショナルだったらしい。 …分かっている、こういうのは掲載よりもずっと早くに本人に連絡がいくものなのだ。己のメールボックスが閑古鳥宜しくなのは…つまりはそういう事なのだ。 それでも一縷の望みをかけて、読み進めれば、]
(33) 2014/03/05(Wed) 01時半頃
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[10年前の己の行動をトレスする。
シーシャの作品。
綺麗なジリヤの記録。
両方の理由で、それを手に入れられることは嬉しいはずなのに]
……ふむ。
[当時は名前をつけられなかった胸の痛み。
その名前を、10年後のハルカは知っている**]
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………ぅあ?!
[あった。
最優秀賞からはずっと格下の賞だけれども。そこにはナルシストのようなペンネームと、厨二病臭いタイトルが連なっていた。残念ながら、己の絵は掲載されていないが。それを何度も何度も読み、噛み締める。 しかし、夏休みを捧げた作品が何故。その理由は隣に書かれていた。オブラートに包まれているが、端的に言えばこうだった。]
『絵は上手いけれど、ストーリーがつまらない。』
[茫然と立ち尽くす頭に何度もリフレインした。]
(34) 2014/03/05(Wed) 01時半頃
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[ブルドッグがついに目を覚ましたので、仕方なく雑誌を戻そうとして――だ が 断 る、を受ける。 ”買わんのか?”買わなければ、文字通り噛みつかれてしまいそうだ。]
――ぁ、く、下さい。
[マジックテープばりばり。財布が随分と軽くなってしまった。 財布とは反比例して、重量感のあるビニール袋。ここまで購買で何か買うのは入学以来初めてかもしれない。 溜め息をついて顔をあげれば、>>55何か呪文(?)を唱えている腐れ縁の姿が、]
……は、ハルカ……?
[腐れ縁に見つからないよう、慌てて少年雑誌を鞄に仕舞う。 呟きとも、呼び声ともつかない曖昧な声は届いただろうか。 リフレインは鳴りやまぬまま。]
(56) 2014/03/05(Wed) 20時半頃
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……え?い、いや…どうもしていないよ……
[>>58 唇を曖昧に歪めてみせた。本人はこれでも一応笑っているらしい。ブルドッグが怪訝そうに此方を見ていた。]
えぇっと……、追いコンのお菓子とか…足りないかなって…思って… あと…俺のお昼ご飯…買っていた、だけ……
[免罪符のように、はち切れんばかりのビニール袋を掲げて見せた。]
えーと。えーと…… は、ハルカはこれからどうするの…?
暇なら数学教えてくれる……?
[とりあえず、腐れ縁の気が逸れそうな話題を。]
(60) 2014/03/05(Wed) 21時頃
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あ、うん…。気が利くっていうか…どうせ沢山食べる人、いっぱい居るだろ?買わねぇと何言われるか解んねぇし…
[>>61 沢山食べる人も、何言われるか解らない人も、全て目の前の此奴を指すのだけれども。遠回しな嫌味は、果たして気が付くのだろうか。腐れ縁は、数学を解くかのような寸分の狂いも無く、心の柔らかいところを突く。]
えー……そ、そうだね… 準備もあるし…また今度で良いや……
ほ、本当に何も無いって……大丈夫だから…
[窘められる事は解っているが、左手を噛むのを止められない。]
あ、そうだ… しょ、招待状を…卒業生に渡すんだけれど… えっと……その…一緒に来てくれると嬉しいな…… ぃ、嫌なら良いけれど…
[>>65 頼まれていたものの、先延ばしにしていた案件だった。 己のコミュ障は解っているくせに。ルームメイトは何を考えているのだろう。腐れ縁の助けもあれば、心強いが。 来なければ来なかったで、――渡しに行くしかないのだろうか。]
(67) 2014/03/05(Wed) 21時半頃
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……あの日、私は先輩方へ宛てた手紙だけを書きました。
選んだ和歌もめちゃくちゃで、文面も遠まわしな敬語ばかりで。
ですが今ならきっと、もう少し、良い手紙が書けると思うのです。
そうですよね。
――あの日の、マユミ。
[過去の自らに、現在の自らが語りかける。
封筒に視線を落とすそれは、ただ静かに。]
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痛っ――…消火器……そんな事もあったな… なんで俺が怒られたのか……もう良いけれど。
[>>69 理由は何であっただろうか。やはりいつものように悪癖を窘められようとして。 不幸な事にたまたま傍にあった手頃な物が、消火器であった。それだけだった気がする。 生徒指導の先生にはハルカではなく、何故か自分が怒られていたのは痛烈な思い出だ。]
そっか、助かるよ……有難う。 というか、さっきジリヤ先輩に渡せば良かったな……忘れていたよ。 んと、……ど、どうしよう? 何処から行こうか……、もう時間無いし……急がないと…
[あの舞い上がっていた自分では姫に招待状なんて、渡すことを忘れていたのも無理はないだろう。
ここまで引き延ばしたのは、全て自分のせいではあるのだけれども。とは言えど、4通しかないのだ。なんとなかなるはずだ。]
(72) 2014/03/05(Wed) 21時半頃
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ん……解った、食堂行こっか。 …な、鍋?鍋があるの……? そっか、いいね……でも、おにぎり買うんじゃなかった。 うん、渡し切れなかったらそうしよっか……
[>>76>>80>>83 ルームメイトは横着っぷりに呆れてしまうかもしれないけれども。 名案には、素直に頷いてともに食堂へと足を進める。 追撃を躱しただろうか。 なんとか、事無きを得ようと。ビニール袋からおにぎりを取り出して、口に入れる。 朝ご飯なのか、昼ご飯なのか解らないそれを噛み締める。 満腹には程遠かったけれども、元々食は細い。なんとかなる、はず。けれども腐れ縁は、ド直球に聞いてくる。デリカシーの無い奴め。]
えー… と。
――…ハルカは将来、何になりたいの?
[ぽつり。]
(84) 2014/03/05(Wed) 22時半頃
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むぐむぐ……そ、そっかぁ……んぐ。 数学博士にでも……なるの? いやー。うん、俺って才能無いのかなぁ……なんて、ね。
[>>97 明太子がやたらしょっぱく感じるのは何故だろうか。 今は、腐れ縁の泰然自若ぶりも多少は救いになったか。 リノリウムの床が二人分の足跡を響かせる。 こうして居られるのも、あと一年間。次は、自分が追われる番。]
――…ヒーローが現れてくれたら、いいのに。
[食堂に入る前、小さく呟く。 扉を開ければ、誰かが居ただろうか。 探し人が居れば、招待状を渡しに行くだろう。]
(104) 2014/03/05(Wed) 23時頃
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ヒーロー。
僕には、なれなかったもの。
今度こそ、僕はヒーローになれるのだろうか。
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なんかハルカらしいなぁ…。俺も…そんな風に言えればいいんだけれど、な… ――いや、うん、同い年だよな、俺ら…。ま、まぁ、有難うな…
[>>107 随分と年寄り染みた忠言に、眉根を寄せながらも。 腐れ縁なりの励まし方なのだろうか。口元を歪める。笑顔だという事は、恐らく伝わっただろう。
食堂は朝訪れた時とは、少し違う雰囲気になっていた。 中でもホワイトボードには、無数のメッセージが書き込まれている。色紙の書き込みは済ませているので大丈夫だったけれども。]
――ひぃっ?!
[>>106 妖怪人間だ。明らかにわざとだ。思わず腐れ縁の後ろに隠れようとする。と言っても逃げ切れる訳ではないけれど。]
やぁ。きゃ、キャシー…。しょ、招待状…?えーと……丁度こ、これから…。はい。怠けていてすいません……
[敬語が入り混じる。特に敬語度が上がっているのは気のせいではないだろう。]
手伝ってくれるの……?あ、有難う…た、助かります……ど、どうしよっか…て、手分けする…?
[腐れ縁に助けを求めるような目を、]
(114) 2014/03/05(Wed) 23時半頃
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うん……そうだね…… ぃ、いや…違うんだけれど……
[>>117 肯定と否定を織り交ぜた奇妙な回答をして。 文字通り借りた猫状態になっている。>>118意味ありげな微笑みが怖い。 カチカチ。爪と歯がぶつかり合って鳴る。]
えー……?うーん…手分けするなら… 俺はエリーさんかな……でも美術部に居なかったんだよね… どこかな…
[>>120 手分けするならば。 卒業生四名のなかでは、同じ部の彼女が一番良いと。 しかし、美術部には居なかった。何処に行ったのだろうか。]
そっか、ゴロウ先輩は奥に居るのか…… まぁ、近いし一緒に行く…? どうしよ。 は、ハルカ〜…
[助けて数学マン!]
(126) 2014/03/06(Thu) 00時頃
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――あの二人、付き合ってんのかなー…
[>>124 いつも二人セットで扱われているような間柄。 日常的に扱われるそれには一言。
>>125 心の萎れる音なんて当然、聞こえないまま。 今、そういう話題を出すのは、彼女にとってどう響いただろうか。]
(128) 2014/03/06(Thu) 00時頃
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ぐはっ。
[>>130 何故か確実に左手にヒットする。 頭に目が付いているのだろうか。静かに手を下ろす。]
え? ……んー、そりゃあ…き、気になるけれど……
[>>131 微妙に会話が食い違っているのは気が付かないまま、男子高校生として当然の回答をした。]
まぁ……鍋の事皆知っているなら…… もう、此処に招待状纏めて置いちゃ駄目かな……だ、駄目?
[少し面倒に、そしてそれ以上に、コミュ障が発動している。適当に招待状を取り出して、机に置く。キャサリンが渡してくれるというならば、喜んで手渡すだろう。]
(135) 2014/03/06(Thu) 00時頃
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ぅ、うん…… いや、羨ましいな…って。それだけ……だよ?
[>>139 黒曜石のような艶やかな黒い瞳の奥を見つめても、何も答えは浮かばず。続く言葉には、]
や、やっぱり……?駄目か… 解った…じゃあ、俺は…エリーさん辺り探すから… キャシーは……、ゴロウ先輩に、ぉ、お願いします…
[そう言って半ば強引に招待状を押し付けたか。 もし拒まれたならば、弱気な己は素直に園芸部の先輩のところまで行っただろうが。 美術部の彼女を追い掛けに踵を返そうとする。 その前に、動物好きの先輩の姿を見かけたならば、其方から回っただろうけれども。]
でも、美術室にも居なかったし… 学校から此処まで――…居なかったよね…… もしかしてエリーさん…女子寮に帰っていたり…する…?
[秘密の花園には行けない。助けて数学マン。]
(143) 2014/03/06(Thu) 00時半頃
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ぃ、いや…別に怖い訳じゃねぇし…。ちょっと、話すのに、慣れてないだけで…。
[女性恐怖症を必死に否定する。憧れだってあるのだ。欲望の捌け口を二次元に求めてしまいがちなだけで。想像の世界ならば、ヴィーナスの裸体ですら何の感情も交えずに直視出来るのに。現実のヴィーナスには目を合わせる事すらままならない。そこに劣情を交えてしまうからか。]
うん。後は…エリーさんが行きそうなところは…知らねぇや。
じゃあ、行こう… 女子寮のときは…宜しくね。
[>>145>>147 そうして二人は捜索をし始めただろうか。漫才のような会話をしながら。時折、鋭いツッコミが左手目掛けて飛んでいっただろう。己は逐一謝りながら、物を拾う。慣れている。
やがて女子寮の前に着くのならば。お馴染みのポーズで不審者のように、腐れ縁の帰りを待ったか。左手を噛みながら、女子寮の前でうろつく男子高校生。傍目に見ても怪しさ満点だったか。 もしかしたらあのルームメイトならば、こんなシーンでも可憐に決める事が出来るのかもしれない。或いは、モテる男はそもそもこんな野暮な事はしないのかもしれない。いずれも、己の浅い経験では何も分からない。*]
(154) 2014/03/06(Thu) 01時半頃
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-秘密の花園(女子寮)に向かう前・廊下>>163-
挙動不審……そ、そんなに?――痛いっ。
[>>1:154 そう言えば、先程も後輩に体調を心配されたけれども。つまりはそういう事なのだろうか。思春期男子にはなかなかに、響く言葉だ。眉尻を下げる。 ずんずん進む腐れ縁の少し後を付いて歩く。 歩幅は己の方が大きいはずなのに、何故か抜かされる。 左手に何か固いものが当たって落ちる。見下ろせば可愛いラッピングをしたキャンディ。]
んー…口寂しいのかもしれない。何か口にあると落ち着くんだよな……。 ぃ、いや…ハルカの手は…丁重にお断りします…
[口寂しさを紛らわせる為、己が煙草に手を出し始めるのは、もう少し後の話。結局悪癖は直らず、悪癖の上塗りになっただけに終わったのだが。 口内にハッカの爽やかな香りが広がった頃、>>157ライムイエローの髪が見える。]
あー……フィリップせんぱーい……
[招待状を取り出して、半ば急ぎ足で駆けつけようとする。追い付けただろうか。もし追いつけたならば、相変わらずの挙動不審ぷりを発揮しながらも、手渡すだろう。]
(186) 2014/03/06(Thu) 20時頃
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エルゴット先輩
卒業おめでとうございます。
先輩の未来がどうか、キャンバスの上の色彩と共に明るくありますように。
――――― 檀
ジリヤ先輩
卒業おめでとうございます。
生徒会の凛々しい先輩も好きでしたが、寮で一緒に過ごした先輩がもっと好きでした。
――――― 檀
フィリップ先輩
卒業おめでとうございます。
これから先も、皆にも動物にも優しい先輩でいてください。
――――― 檀
ゴロウ先輩
卒業おめでとうございます。
先輩の育てられた花、これからも大切にいたします。
――――― 檀
追伸:先輩は眼鏡がよく、お似合いになると思いますよ。
ジェレミー先輩
泣いてしまったお話し、ずっと忘れません。
これからも、よろしくお願いいたします。
――――― 檀
キャサリン先輩
華やかでしなやかな先輩が眩しくて、あこがれるばかりです。
これからも、よろしくお願いいたします。
――――― 檀
シーシャ先輩
先輩の褐色の眼差しは、どんな絵画より鮮やかで素敵です。
これからも、よろしくお願いいたします。
――――― 檀
[ハルカへ綴ったカードも、
他の皆と同じく紺碧の封筒に入れた。
言葉にすれば伝わってしまう今、少し気恥ずかしいけれど、
もしも未来が変えられたのなら彼女にはきっと伝わるだろう――]
マドカさん
あなたが空を飛ぶその姿を、眼に焼き付けさせてください。
これからも、共に頑張りましょう。
――――― 檀
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