3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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――、ぁ
な、 に
[――不意に、静寂のような おとが ]
見ててあげるね。君の事…
ジェレミー=ジスカールくん
[ やみ を 一滴の光のように銀色の糸が降りていく。
影が持つ眼も 銀色 目玉は まだ3つだけ
するり 糸を伝って くろの うみへ とぷん]
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『to ミッシェル title 重要
アトラナート先生は大丈夫。 用務員さんは "赤" だったから、くれぐれも気をつけて。
それからドナルドも私とは少し違うけど、力を持ってるので協力して。あと会長にもよろしくね。三人で協力してほしいな』
[必要なことだけ書いてミッシェルにメールを送る。 この場所はピッパに知られてしまったから、ひとりになれる場所を探しに外へ出た。
少女は既にピッパが去ってしまったことを知らない]
(1) 2010/03/05(Fri) 01時頃
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声 きえちゃったね
せっかく 鬼が 増えたのに いなくなっちゃった
ああ、視えた 視えたの
盗み聞きの子
[彼の影に潜んだ黒壇の蜘蛛は、
闇の中、青い燐光をはねのように震わせて、妖しく誘う。
振り返る彼の目に映る3つの銀色。
ただ、それだけ。影が甘やかな死を与える前に、
彼は聞いてはいけないものを聞いてしまった。
それだけ]
ねえ 盗み聞きの子のビー玉の色かわいいの
『ちがうか』
『偶然増えた 鬼が』
『最初に戻った だけ。』
『何? ……見えたんだ。』
[かわいい 色。]
『教えてよ。』
『そうだね さみしいね。』
『だから』
『寂しくないように、皆を送ろう』
『送ろう』
『さくら の 花……』
『もう一つ?』
『何で、もう一つ あるのかな。』
『もう一つの色は?』
[いってしまった]
[いって、 しまった]
[痺れた意識に、つたわるこえ]
[――誰が、] [――だれ が]
ばら色も みえたかな
いっしょに おちて いっちゃった …
『ふふ、両方花の色なんだ。』
『一緒に、落ちて?』
[それが誰か 思い至らない。]
『あ ああ、そうか……』ジェレミー君、 聞いちゃったんだね。
[それを理解して 少しだけ、嘆息。]
『ま、いいか。』
『あんなに苦しいそうだったんだから、聞かなきゃいいのに。』
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『to リッター title 重要
用務員さんに気をつけて。 ケイトの手先になっちゃってるかも』
[フィリップはきっと理由を聞きたがるだろうけれど、メールでは説明しきれない。 だからと言って、直接会ってしまえば縋りつきたくなるだろうから、会うわけにはいかなかった]
――……メアリーとピッパのアドレスも聞いておけば良かった……。
[今更ながら後悔するが、ミッシェルかフィリップが伝えてくれるだろう]
(11) 2010/03/05(Fri) 02時頃
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いち に さん し… ご
5個も眼が 増えちゃった
せんせいと 鬼の子2人 盗み聞きの子
あとひとり、だれだろう…
『さあ、 ね。』
[誰のビー玉も、見ていないから。]
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[結局、ドナルドへはメールを送らなかった。 返信が来たとき、例えメールでも、今は彼の言葉を見るのはつらい]
――ミッシェルにばっかり、負担かけて、ごめん。 でも、会長がいるから大丈夫だよね。
[ドナルドのことはミッシェルへのメールで託した。 いささか無責任な気はするけれど、自分の役割は果たせたはずだ]
(18) 2010/03/05(Fri) 02時頃
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『ふふっ』
[実に 愉しそうな 声。]
『ねぇ、覗き見する子が 解ったよ。』
ああ、蒼 の
いけない子 わかったんだ ね
わるいこだあれ?
『そうそう』
『キャロライナ あの子の瞳片方 蒼 だった。』
『ただ、ね。』
『バーナバスが危ないって言うんだ。ケイトの手先だって。』
『手先なんかじゃ、ないのに、ね。』
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『to リッター title Re:Re:重要
用務員さんはケイトが言ってた赤いビー玉を持ってるはず。 操られてるかはまだ、わかんない。
メールじゃ詳しく説明できないから、後で直接話すよ。 落ち着ける場所を見つけたら、連絡するね』
(25) 2010/03/05(Fri) 02時半頃
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……あの子の手先?
[ ゆれる なみ 一度 ひいて また みちて ]
うそつくなんて ほんとに 悪い子
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