134 Dum fata sinunt vivite laeti.
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――僕は人狼だから。
嘘つきの獣だから。
ミナカタ、キミは正しいよ。
[獣の性もつ青年は密やかに紡ぐ。]
因果応報だ。
恨むなんてそんな面倒な事、しない。
[認めるような言葉は表には出さない。
どちらかといえば、出せない、と言った方が正しい。]
こんな中途半端な姿だから、届かない。
――…大人になれたら、
言いたいことあったんだけど。
[背に受けた傷。
不利な状況はもう覆らないだろう。
シャツは血に染まるのか濡れた感触がある。]
かなわないな。
[何に対してか、そんな思考が漏れる。]
死にたく、ない、なぁ……。
[朦朧とする意識の中、聲が漏れて]
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[見守っている、と言えば、聞こえはいいが。 半ば、傍観者の様相で、ただ、其処に居た。
どこまでも、人の尊厳のままで潰えた、青年を見つめる。
命のやり取りとは――こうも、重いのか。]
(13) Shin 2013/07/28(Sun) 01時半頃
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[此れが正しかったのかなど、 その答えの行く先は、心底、どうでもよかった。
ただ、なんとなく。
己が、生を得たことを知って。]
――なぁんで、ヤニクにしたかなあ、
[小さく、ひとりごちた。]
(14) Shin 2013/07/28(Sun) 01時半頃
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[そっと、目を伏せる。 最期に落ちた呟きが>>12、奥底へ沈むようだった。]
――替わってやりたかったよ。
[ ただ、それだけを云い。 フードを深く、被り直した*]
(15) Shin 2013/07/28(Sun) 01時半頃
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露店巡り シーシャは、メモを貼った。
Shin 2013/07/28(Sun) 01時半頃
[ぽたり、ぽたりと降るあたたかな雨。]
………。
[混濁する意識の中、彼女の呼び掛けが微か届いた。]
ジェニファー。
泣かないで。
[泣かせたいわけじゃなかった。
守りたい人だった。
彼女にとってはまだ子供と思えただろう自分。
届かぬはずの高嶺の花抱かれた青年は己の手に意識を向ける。
彼女の涙を拭おうと右手に力をこめるが、動く気配なく。
薄れゆく意識の中。
闇しか映さぬ瞼にさいご思い描いたのは、その花の笑み**]
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[何も、語らずに。 何も、云わずに。
シーシャは、ただ、其処に在るだけ。]
………、
[フードの奥で細められた紅は、眼前の全てを傍観しているようでいて、その実何も映しては居なかった。 交わされる応酬、其処に込められた想いすら、何も。
誇り高き青年の亡骸を抱えて、ミナカタが出てゆく。]
(35) Shin 2013/07/29(Mon) 21時頃
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俺さあ、
[誰に向けたわけでもないことばが漏れた。 何を言おうとしたわけでもない、泣き崩れる彼女を慰めたかったわけでも、偽善的行為に浸りたかったわけでもない。
なんとなく、だ。
なんとなく、こぼした、吐露。]
(36) Shin 2013/07/29(Mon) 21時頃
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太陽の下で、走ってみたかったんだよね。
ボールけとばして、木陰にかくれて、
日が高いうちから、沈むまで。
めいっぱい、遊んでみたかったんだよ。
(37) Shin 2013/07/29(Mon) 21時頃
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[それは、到底叶わぬ願い。]
(38) Shin 2013/07/29(Mon) 21時頃
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―――逆だったら良かったね。
[悲嘆にくれている彼女の、背後に立つ。]
(39) Shin 2013/07/29(Mon) 21時頃
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そしたら、
[ねぇ君は、泣かずにすんだでしょう、と]
(40) Shin 2013/07/29(Mon) 21時頃
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[魂のぶんだけ、軽くなってみたかった。 そうして死の分だけ、重くなってもみたかった。
腐ったりんごみたいな身体でも、 此処に居る身体と、何が違うのか。]
(41) Shin 2013/07/29(Mon) 21時頃
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……、
[ けれど、その反面で。
今は只、あの薄暗い部屋が恋しくもあった* ]
(42) Shin 2013/07/29(Mon) 21時頃
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[壁に凭れる女性の隣には腰掛ける青年の姿がある。
壁に背を預け天を仰ぐ双眸は銀灰色。
柔らかな髪は赤みがかった癖っ毛。
器を失い魂だけの脆き存在は本来あるべき年相応の大人びた相貌。
背丈も隣に居る女性より、幾分高くあるが
その姿は生者に見えるはずもない。]
――…こんな所で何してるのさ。
[掛ける声も僅かに低く落ち着いたものであるが
彼女の耳には届かぬのだろう反応はなく]
夜風で身体を冷やしてしまうよ。
[案じるような響きは夜風にのり彼女の耳朶を掠める。]
ジェニファー。
[少しだけ年上の彼女に抱いた想いは言葉にせぬまま名を呼んで。
夜が明けるその時まで見守るように傍に在る**]
[子供の悪戯のような、そんな誘い。
窓を開けたヤニクが人狼の仕業と察していようとは知れない。
分かっていてそうするなんて思いもよらなかったから
思惑通り事が運んだ事に安堵していたのを覚えている。
祭りの設営に勤しんでいた皆を纏めていた一人。
隣村の者でありながら其処に居るのが当然のように
村に馴染んでみえた年上の男の思いも知らぬまま
獣は彼の首に喰らいつく。]
ヤニク。
[獲物の名を刻むように獣は名を紡ぐ。
大人である彼が羨ましかった。
彼のように働き手として期待される存在になりたかった。
無理が祟り虚弱であった青年には眩しく見えていた。]
キミを食べればキミと同じようになれるかな。
[なれたとしてもこの村には居られない。
十年後に祭りの準備を率先して行う己を想像する。
実現するはずのない夢は命の音に掻き消えた。]
――――。
[異国の肌に異国の血。
その味に違いは知れない。
これまで喰らった獲物と同じく甘く馨しい血が喉を潤す。]
…………。
[事切れた彼の表情を獣は知らない。
己は生きる為に彼の命奪った事を刻むのみ。]
[――けれど。
同じ姿のものを。
同じ血が流れるものを。
どうして喰わねばならないのだろうと、思う。
生きるためと己に言い聞かせて同じ姿のものを狩る。
羨ましいと思った者の言葉も想いも知れない。
知らない方が心は痛まない。
だから己から彼に話し掛ける事もしなかった。
どうすれば彼のようになれるのか。
聞いてみたかったのだと己の心を知ったのは
動かなくなった彼の血肉を腹へとおさめた後だった**]
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……ヤになるよ、まったく。
――ね?
[見上げる視線を、受け止めて>>43。 ちいさく、わらった。
その笑顔は、彼女の目にどう映っただろうか。 反応も待たずに、ふらりとその場を後にする。
――宛もなく。]
(67) Shin 2013/07/30(Tue) 03時頃
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[夜が明けても、至極残念なことに、命を落としているなどということもなく。
異常だったこの数日の中で、唯一平凡な朝に反吐が出そうだった。]
――生きてるんだ、よなぁ。
……めんどくせぇ、
[独りごちたとて、現実は変わってなどくれないのだけれど。 寝台の上で、何をするでもなくただずっと横たわっていた。寝食も忘れて。 意図して摂らなかった訳では決して無く、ただ、必要性を感じなかっただけだ。 乾きも飢えも、眠気も。どこか遠く、どうやら友人として寄り添ってくれる気も無いようだ。
橋がかかったと気づいたのは、警邏の人間が踏み入ってきてから、だった。]
(68) Shin 2013/07/30(Tue) 03時頃
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[己を此処に呼びつけた男も、その中に居た。 彼はどこか驚いたような顔をして――、呟いたのだ、「何でだ」――と、]
――ふ。
やぁっぱほら、
逆だったら良かったんだって……、
[掠れた声で紡いだ言葉は、囁きのように空間に霧散した。 容疑者として集められた人々の中で。村に来てあまり経たないミナカタや、外部の人間であるヤニクを除けば――自分だけが、はみ出し者だった。
身体も弱く、陽に嫌われた異端児。]
(69) Shin 2013/07/30(Tue) 03時頃
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[ああ、なんて。
"お伽噺の化け物"のような存在なのだろう。]
聞いたでしょ、
[警邏を脅かした獣の名を。誇り高く、人として斃れた青年の名を。 未だに信じられないといった風情で遠巻きに見つめる視線を無視して、異端児は云う、]
(70) Shin 2013/07/30(Tue) 03時頃
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俺じゃなくて残念だったね。
[其れだけを。**]
(71) Shin 2013/07/30(Tue) 03時頃
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