289 【ペア】風邪引いたあの子ん家に行く村
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[準備はじめてからおおよそ20分、お椀に一食分取り分けた雑炊と、ほんのりマグを温めるポカリを持って、控えめに隣の部屋を覗き込む**]
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[>>8 通知があった。レン・メイこと岩動が到着したらしい。「鍵あけといてね。」とあるので、宇原はスマホを見た後それをパーカーのポケットに突っ込み、部屋の片づけの手をとめた。廊下の電気をつけて、玄関まで行く。
鍵を開けた。扉もあけて部屋の前の廊下を眺めてみたが、姿はまだない。 窓を全開にして換気していたため冷えている部屋へ、鼻をぐずぐずいわせながら引っ込んで、窓をしめた。]
……ぇぶしっっ ぶしっ。ぶしっ。
[くしゃみを3度して鼻をかむ。そうこうしているうちに、玄関扉から物音がした。]
(9) 2018/11/28(Wed) 11時頃
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やった〜〜〜おににりだ〜〜〜♡
[玄関扉が開く。姿を見せた岩動に、宇原は鼻をかんで俯いていた顔をあげて、若干気照れくさそうに、されど嬉しそうに笑いかけた。 食事を運んでもらわねばならないほどの体調不良ではない気はする。だから甘えてしまったことそのものは少し照れくさいのだが、遊びにきて貰えたことは嬉しい。
鼻をかんだティッシュをゴミ箱へ捨てて、宇原は玄関へ向かった。]
(10) 2018/11/28(Wed) 11時頃
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[岩動を出迎えたのは宇原だけではない。
まずは、"アマルテアおねえちゃん"もである。玄関の靴箱の上にはピンクのパイロットスーツに身を包み、光線銃を構えた勇ましい女がいた。ただし1/8サイズだ。
アマルテアおねえちゃんだけではない。
黒いマントを翻し、覗き込めば難なく下着がみえそうな短いスカートも風に揺らし、オレンジ色の足元まで届きそうな長い長いツインテールを透け感のある素材で制作されたスーパーハッカー邪悪AI"ハロウィンちゃん"もそこにいた。ただし1/8サイズだ。
二人は若干のバトル感を演出しながら並んでいた。
宇原の背後、昼光色LED照明によって明るくてらされた部屋には、二人だけではない、愛すべき美少女たちがまだまだいる。]
(11) 2018/11/28(Wed) 11時頃
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[そう、宇原宙はグッズ購入も趣味としていた。
部屋のそこここに何人かの美少女フィギュア。 ベッドにはエロゲに登場した髪の長いヤンデレ女のシーツがかけられ、その上にはハロウィンちゃんの掛布団とミームちゃんの枕カバーとしょこらちゃんの抱き枕。ベッドサイドにキャラクターの印刷されたクッション。 パソコン机の前、椅子に引っかけられているブランケットにもキャラクターがプリントされ、本棚の前にはエロゲ美少女の等身大タペストリーがかけられており、その向こう側にはエロ同人誌含む漫画がずらりと詰まっている。
当然、宇原の胸元――ピンク色のTシャツにも美少女が刷られていた。今日はセイカちゃんと生活を共にしている。 羽織っている黒パーカーも背中側を見ればじゅうまんちゃんのグッズであると分かる人にはわかる品だった。]
(12) 2018/11/28(Wed) 11時頃
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[幸い、美少女たちを愛しているがゆえに、フィギュアに埃が積ったり、汚くなってしまったりするのを防止するべく、掃除はそれなりに行われている。 一人暮らし大学生にしては清潔にしようとしている類ではあるのかもしれないが、美少女という情報量に溢れすぎているが故(そしてその向こう側にある何かしらの行為を想起させるため)清潔感を欠いた部屋に仕上がっていた。]
(13) 2018/11/28(Wed) 11時頃
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[岩動の手にはおにぎりとみそ汁にしては大きなコンビニ袋。言われたものだけ買ってきたわけではなさそうなところから、もう少し居座ってくれることを期待しながら]
なに買ってきたの?
[と訊いた。 岩動の正面、玄関先で向かい合った二人の背丈は然程変わりない。互い約176センチ。ほんの何ミリか宇原のほうが小さい程度だ。]
(14) 2018/11/28(Wed) 11時頃
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────ふーふーして、食べさせてあげようか。
[本当はもう、適度に冷ました後だったけれど。
断られることを前提としたからかうような軽口
気持ち悪いと怒られても仕方ないことを言ってしまったのは、
今なら昔のように話せないか、なんて諦めの悪い男の希望的観測。
本当に、どうかしている。]
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ほらあ……こ〜……片づけとか。
[>>15 寝ていなかった理由をまともそうなものだけ選んで、猫耳女の着せ替えのために惰性でダラダラとゲームを続けたことや、SNSでスケベピクチャー収集に関することは伏せた。]
いらっしゃいー。
[部屋へ上がっていくらしい岩動を歓迎するゆるい話し方の鼻声は、"らぶ声"越しではないので当然ながらあくまで男の声であり、別に低くはなく、高いというほどでもなく。]
(23) 2018/11/28(Wed) 16時頃
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ゥフヒッフヒッフッヒヒ…
[大好きなコンテンツを育てるための投資をすると家に美少女がやってくる神の創りたもうた仕組みのなか、後先考えず万年金欠になりながら築いた我が欲望の城をキモいと言われようが、宇原にとっては今更だ。 最早その評価すら気持ちがいい。若干誇らしくすら感じる。宇原は己の収集癖と自己満足の一部が満たされる悦びから、引き笑いをした。]
(24) 2018/11/28(Wed) 16時頃
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[しかし卑怯なことに宇原宙には恵まれた顔面があった。 いくら不気味に引き笑いしてみたって、生理的嫌悪を引き起こすほどの域に達しない。そういうアドバンテージのある顔面であった。所詮この世は不公平なもの。誰の目からもステキに映る外見を含むいい感じにパーフェクトな遺伝子を分け隔てなく皆が生まれもって初めてこの世の真の平等とは訪れるのかもしれない。とにかく、この世には難しいことだ。
どうしてその恵まれた顔面をもちながら、このようなキモオタとしての人生を歩んでしまったのか。 つまらぬ与太話だが……]
(25) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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[父子家庭で育ち、親戚付き合いもなく、兄と仲が良かったこと。 人見知りをしたこと。身長がすこぶる小さかったこと。 なんとなく恥ずかしくて同性とばかり接しながら小学生時代を過ごしたこと。 中学になっても身長は伸びないまま、大人しいタイプの男の子達に混ざってオタクコンテンツに触れて大好きになってしまったまま、少年は好奇心からインターネットで二次元エロコンテンツに強い興味を持った。 そしてなんとなく男子校に進学して、現在大学も学科の関係上ほとんど女生徒が居ないこと……
それら全てがきっと、作用した。 大きくなった頃には、既に頭のてっぺんからつま先まで萌え豚に育っていた。
最早魂といえるオタクコンテンツを恥じらう気持ちもない。宇原宙はどこに行くにもキャラグッズを纏えるメンタリティを持っていた。]
(26) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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[そして気付けば女という人間をよく知らないまま大きくなってしまった。
ほぼ、二次元のなかの萌え美少女という可愛い女を描くことに長けたシナリオライターおじさん達が報酬と引き換えに用意した文面でしか女を知らずに来たのである。
処女は当然初エッチで快感アクメで気絶し、セックスの最中に演技をする女は存在せず、頭ぽんぽんコミュニケーションが罷り通る。天然思考と優しいお節介とバカっぽいワガママなどで会話パートは構築され、下心由来でしてみたいことの大半をなんとなく喜んでくれたり顔を赤くしてテレるけど許してくれる女の子のある世界。どんな風に甘えても優しく微笑んでくれる。男のロマンめいたものを見せればカッコイイと思ってくれる。そういうものを尊んできた。]
(27) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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[リアルはどうでもインターネットがあったじゃない。 しかし、若き時分からSNSに触れてきた宇原だが、若過ぎたせいでイキリオタクだった頃もあった。キッズと呼ばれる夏休みに出てくるバカの一人だった頃もあった。顔出しを拒むオタクたちに倣って、顔面アドバンテージを利用しなければ、宇原というオタクは紛れもないただの萌え豚であった。 そんなこんなで、インターネットでも好きなように振舞っていたら、SNSで女の子と仲良くなるということも特には起こらなかったのだ。
もちろん宇原は童貞だ。 この状態を童貞をこじらせていると判断する者がいるとすれば、きっとこの童貞はこじれているのだろう。
人一倍エロコンテンツが大好きな自覚はあるが、風俗には愛がないと断じ行く気がない。 ゆえに、人一倍のエロへの好奇心で独自の開拓をすすめた結果、好きな女は見つからないが、お気に入りのオナホールが見つかるという小さな奇跡を達成することができた。
ここだけの話コスプレアカウントにセックスしてくださいとDMにてお願いしにいったことすらある……これもまた、男のみの酒の席での笑い話に登場する真実である。]
(28) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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[出先やインターネット上で女と接触する機会を得るようになった頃には、筋金入りのシャイボーイ童貞に育っていた。
半年前のオフ会でも、「ウツギ・スペースキャットの顔がよかった」ということに気付いた同ギルド女性メンバーに話しかけられた際、ただ逃げた…ただただ、どうしていいか分からなかったので逃げ続けたのである。 ……何を話していいのかわからないし、半ばパニック状態であるが故に話を切り上げ、相槌すら満足にうてず、愛想笑いの一つも出来ず、てんぱって口にしたことはダダ滑りし、相手の話のどこが面白いかもわからず、とりあえず距離をとる努力をすることのみに徹し……辛い話になる。いや既になっているのかもしれない。これにて与太話はやめとする。]
(29) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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[ともかく、そういった経緯から宇原は現在のキモオタへと成長し、こんな部屋に住むようになっていた。]
(30) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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[岩動の手元、広げてもらったコンビニ袋を覗き込んだ。]
ビールある。
[車で来ているはずだ。酒を飲んだら運転できない。袋の中には二缶のビール。つまり岩動は期待通り、早々に退散するという気はなさそうだと判断する。]
(31) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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[口元を緩めて、黒い目というには少し明るい、茶色の目を細めた。 照明の具合で影になっているせいか、はたまた体調のせいか、すべすべした頬の血の気は失せてみえ、傍目に顔色が悪く映ったかもしれない。 懐っこい笑みではあったが、少し元気が足りないようだ。
若干青く見える頬と反対に、鼻の下がかみすぎで荒れて赤くなっていた。貴族的手触りの柔らかティッシュに使う金は惜しく、生憎とかめばかむほど鼻が痛くなるちり紙しかない。
鼻がつまって口呼吸を余儀なくされたせいで喉が乾燥したのか、小さく咳払いをした。]
(32) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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おみやげどれー? あ。カリュクスちゃんいなかった?
[立ったまま袋の中身を見ていたら肩を肩で小突かれた。 若干よろっとしつつ、部屋の奥へと促され、廊下を進んで部屋へ戻る。 部屋の籠った空気は換気できても、籠った邪念は窓を開けようが、どこにも行かない。]
(33) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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[鮭とでかでか印刷されたおにぎりがコンビニ袋から取り出されて机に乗った。>>17 換気して部屋の空気が冷えている。寒気を感じてぶるっと震えながら、おにぎりに手を伸ばした。]
すごいやメイえも〜〜ん。たべてい?
[声優が変わったのも13年前。人生の半分以上は交代後の声優が演じているタヌキ型ロボットのある世界だ。9歳以後の瑞々しい感性は、新しい声にすっかり馴染んでいる。岩動の物まねが上手すぎたらジェネレーションギャップが発生してしまうところだったが、微妙だったので事なきを得た。 机の上にクリアファイルが出てくると]
おほぉ♡ やっぱりカリュクスちゃん♡ 転キン、メイさん見てたのかあ……
[岩動がそのアニメをまだ見てないとも知らず、美少女の登場を喜んだ。 色々買ってきてくれて嬉しいのだが、ずっと胃か胸が気持ち悪いせいで、いまひとつ大喜び加減に熱が入らない。はしゃぐ気持ちが萎れていて、宇原は内心、して貰った事に見合ったリアクションが出来てない気がして、ちょっと困っていた。**]
(34) 2018/11/28(Wed) 16時半頃
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[様子を見るように覗き込んだ部屋は、静かだった。
いや、静かと言い切るのは語弊がある。
通らない鼻腔に邪魔された呼気が行き場を失い、ノイズを響かせている。
いるが、それだけ。
起こすべきなのか、寝ていてもらうのがいいのか、看病経験が不足しすぎの独り身は、ただフリーズしていた。]
[いや、だが、しかし。
あごの下を湯気がひとひらくすぐって、改めて思い直す。
冷めれば温めなおせばいいだけで、待つなら仕事してればいいだけで。
勇気を出して――というほど大仰なことではないのだが、生唾を飲み下し部屋に入ることにした。
一歩、二歩。
最初はゆっくりと忍び足、数歩行けば自然に歩けるようになって、部屋の真ん中にゆっくり腰を下ろす。]
……zz フゴ
…………ぐ、……
……っ……、ぶはっ……!
[あまりの苦しさに、飛び起きた。
よかった、夢だった。
けどやっぱり、両鼻が詰まって、息は苦しい。]
あ"〜……くるしかった。
あっ。
[誰かいた。
ぼ〜ッとして、一瞬誰なのか分かんなかったけど。
そうだ、そういえば凛堂さんが、おかゆ作ってくれるって言ってたんだった。]
ダメだ思考しんでる。
あの、すんません……寝ちゃってたびだいで……ズプッ
[起き上がったら、詰まってた鼻が少しだけ通った。
すかさず鼻貴族のお世話になったら、もったり重たい鼻水が、たくさん出た。]
あの……もしがしで。
起きるま"で、待だせちゃいばした……?
[せっかく作ってくれたのに、申し訳ない気持ちで。
背中が少し丸くなった。
……背骨が軋んで痛かった。*]
…………で、ふーふーは?
[問う口調は、さも当然であるかのように。
既に、適度に冷めていようが関係ない。
幼馴染を度々困らせる意地悪さは、
どうやら変わっていないようだ。]
あっ。
[ひときわ大きいノイズの後に、家主が飛び起きた。
互いに間抜けな声が出て、また暫しのフリーズ。
それを先に破ったのも、家主の方。]
ああ、いや、その。
寝れるなら寝たほうがいい? ですし、はい。
[こっちも突然のことで思考がすっぽ抜けた。
意味のない音をいくつか繋ぎながら、どうにかその睡眠を肯定しようとする。]
[鼻をかむ音が重そうで、うわぁひどそうだなぁと感想を抱く。
もう少し早く来られたらよかったのだろうかと過ぎるも、だからといって何が出来るわけでもない。]
待つ、なんてほど待ってないです。
ほら、まだ温かいですし。
そうじゃなくても別に温めなおせばいいかなって、仕事でもしてようかなって……
[結局のところ、待っていたことはどこも誤魔化せていない。
言葉を使う仕事のくせ、口を開いて音にするとなるとどうもだめだ。
思考回路で組み立てる時間が足りない。]
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