49 海の見える坂道
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サイラスまで、そんな事言う?
[昨日ラルフにも同じ言葉を言われた事を思い出し。]
日焼け止めはばっちり、塗ってきたから大丈夫。
[潜る時以外は髪は下ろして首を守りつつ。 潜るとなれば二つにみつあみするのが通例。 サイラスが煙草を吸えば、あんまり吸ってると長く潜れなくなっちゃうよ?と言いながら、砂浜へ。**]
(55) 2011/04/13(Wed) 12時頃
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わかってるから、そんな事。 普段そんな事言われないから、くすぐったいだけ。
[彼の言葉にはヒラヒラと手を振って。 幼い頃から海には通い慣れているから、抵抗感など何も無く、ばさりとワンピースを脱いで、ビキニの水着姿。 左の大腿に残る大きな傷を隠す事も無く。 自転車事故で、兄と同じ所にできた傷。]
んー…、大人になっちゃったんだなって思った、かな。
[昔は笑えた、ヤニクの悪戯を、受け入れる事ができない位。]
(67) 2011/04/13(Wed) 17時頃
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あ―――…ラルフさんに、本当に悪い事しちゃったなぁ。
[巻き添いを喰らった形になってしまった、優しい笑みを浮かべる彼の顔を思い出した。 しょんぼり、と気分は沈む。]
何やってるんだろう、私。
(68) 2011/04/13(Wed) 17時半頃
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[ばしゃばしゃ、と音をたてて、海の中へと入ってゆく。 波が寄せて、引く旅に足の裏の砂が動く感覚がくすぐったい。
ある程度深いところまで進むと、ザブリと身を沈めて泳ぐ。
ひんやりとした海水が心地好い。 バシャ、という音と共に海面に顔を出すと、前髪をかきあげた。]
気持ちいーい、ね。
(69) 2011/04/13(Wed) 18時頃
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後悔なんて、してないけど。 ただ、そうなんだなぁって、思っただけで。
[長い銀の髪が、波に揺れる。]
大丈夫、大丈夫。 私も潜ろうかな。
[大きく息を吸い込むと、青い海の中を、スイスイと潜ってゆく。]
(80) 2011/04/13(Wed) 20時半頃
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あ〜、久しぶりに潜るとやっぱり息きつい。
[彼女もまた、サザエをポイポイと投げて。]
天気いいんだから、みんな泳ぎに来たらいいのに。 …ラルフさん、仕事かな。
[サイラスに言われた通り、昨日の事を謝りたいし、サイラスの店の電話でも借りようか。]
(83) 2011/04/13(Wed) 21時頃
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[結局、電話を借りる事にした。 ラルフの家の番号を調べて、電話。かける。]
ラルフさん、おはようございます。 もしよかったら、今から泳ぎに来ません?
[いきなりの電話に、驚いたろうか。]
(88) 2011/04/13(Wed) 21時半頃
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おはようございます。
[ラルフに何やら近寄ってから行ってしまったサイラスの背中を見送りつつ、声をかけた。]
いきなり呼び出しちゃって、すみません。
(110) 2011/04/13(Wed) 23時半頃
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そうですか? それなら、よかったですけど。
[波打際に立って、足首だけ海に浸りつつ。 昨日は相当自分の態度が悪かったと思うのだけど、機嫌が悪そうなわけでもなく、ほっとする。]
気持ちいいですよ、海。
[手招きするわけでもなく、少し首を傾げた笑みで泳ぎに誘った。]
(117) 2011/04/13(Wed) 23時半頃
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[ラルフと並んで深くへ向かいつつ。]
あの、昨日は迷惑かけちゃって…すみませんでした。
[少し相手の表情を伺う様な顔で、言いにくそうに押さえたトーンで話し掛けた。]
(128) 2011/04/14(Thu) 00時頃
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そうですか? それならよかったですけど…。
[ラルフにかけてもらった言葉に、弱く笑んで返して見せるけれど、やっぱり気分はどこか、晴れずに。 ちゃぷん、と音をたてて、空を見上げるように仰向けになってぷかぷかと浮かんだ。]
―――…私って、兄さんと似てますか?
[空を見上げたまま、ぽつりと呟いた。]
(143) 2011/04/14(Thu) 01時頃
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兄さんは、お酒弱かったですね。
[クスリと口元で小さく笑って言った。 決して彼女の兄も酒が弱いわけではなく、普通の人から見れば強い方なのだけれど。]
―――…
[ラルフには、どちらの返答を期待していたのだろう。 きっとどちらの返答が返ってきても、それぞれに思うところがあるのだろうけれど。 スゥ、と静かに瞼を閉じた。 自身に打ち付けられる波の音が心地よい。]
このまま海に溶けてしまいたいな。
[念の為、死にたいとかじゃないですよ、とつけ加えて。]
(151) 2011/04/14(Thu) 01時半頃
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幸せ―――…どうなんだろ。 ただ、穏やかになれそうな、気がして…。
[目は閉じたまま、波にその身を任せて。 銀の髪が、水面に揺らめく。]
(155) 2011/04/14(Thu) 02時頃
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[どのくらい泳いでいただろうか。 砂浜に上がれば、濡れた髪を二つ編んで、ワンピースを着た。]
私はこれから市場に買い物に行きますけど、ラルフさんはどうします?
[返答を聞いて、一緒にと言うなら一緒に市場へと**]
(167) 2011/04/14(Thu) 08時半頃
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―― 市場 ――
[色とりどりの野菜やフルーツを買い込んで。
買ったリンゴをかじったりしながらブラブラと。**]
(178) 2011/04/14(Thu) 12時頃
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ヤニクには申し訳ないですけれど…、さすがに村の雰囲気壊してほしくないので言ってしまいました。 ごめんなさい。
(-51) 2011/04/14(Thu) 18時半頃
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[ラルフに麦わら帽子を被らされ、濡れた髪を二つにみつ編みにしてキャミワンピを着ている姿はどこからどう見ても真夏の格好で。]
本当に、暑さにやられちゃいそうですね…。 帽子、ありがとうございます。
[何か飲み物、と言われれば、グレープのフレッシュジュースを買ってもらい嬉しそうに飲んでいる。]
(201) 2011/04/14(Thu) 21時半頃
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あ、オスカー。
[声を掛けられて振り向けば、宿屋の息子の姿。 彼女も軽く手を振って。]
うん、泳いでたよ。 あっついもん、今日。 オスカーも、泳ぎに行くの?
(211) 2011/04/14(Thu) 21時半頃
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面白いもの?なんだろー? 一緒に泳いでたけど、私はそんなもの見なかったのになぁ。
[小首を傾げつつ、サイラスと潜っていた時の事を思い出した。]
そういえば、大量のサザエを二人で獲ったんだよね。 あれ、どうするつもりなんだろう。
てか、どこに持っていかれたのかなぁ。
(217) 2011/04/14(Thu) 22時頃
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/* ジーニーってもしやアラジンwwwww
(-70) 2011/04/14(Thu) 22時頃
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んー…じゃあ、誰か誘ってもうひと泳ぎ、しちゃう?
[オスカーとラルフを交互に見比べた。]
もうすぐ夕方だし、夕暮れの海で泳ぐのも、いいかもよ?
(222) 2011/04/14(Thu) 22時頃
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ヨーランダは、誰か市場に姿見せないかなぁ…と、きょろきょろ待ち構えている。
2011/04/14(Thu) 22時半頃
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あ、私も持って帰らないといけない…
[手にしていた紙袋をすっかり忘れてしまっていた。]
そういえば、紙袋といえば…まだソーセージとバターもらってないや。 ……荷物持ちは、結局してもらえなかったし。
[ぶつぶつと、片頬を膨らませて。]
(232) 2011/04/14(Thu) 22時半頃
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水着に着替えてきなさい。
[市場に現れたベネットを見て、開口一番、彼に命令するように指差して、言った。 一緒に現れたネルやセシルには、一緒に泳がない?と声をかけて。]
セシルさん、水着持ってますか? 無ければ、ほら、そこに売ってますよ?
[海沿いの通りなだけに、マリングッズを売っている店は山ほどあった。]
(236) 2011/04/14(Thu) 22時半頃
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――――…。
[ベネットにやだ、と即答され。 何を言っても負け惜しみみたいな言葉になりそうだったから悔しかったけど何も言えず。 また片頬ほ膨らませてぷい、と視線を外した。 ネルにアイス食べてから、と言われれば、ぱっと顔を明るくして。]
じゃあ、私も荷物置いてくるから。
[そう言って、見せまでの道を戻った。]
(250) 2011/04/14(Thu) 23時頃
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ヨーランダは、浮輪あります!とびしっと返事した。
2011/04/14(Thu) 23時頃
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ん…?
[店の前まで戻り、ポストに手紙が届いていたことに気付く。]
何だろ…?
[店内に入り、ペーパーナイフで手紙を開ける。 しばらく、食い入るようにその手紙の文面に見入った。]
(265) 2011/04/14(Thu) 23時半頃
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兄さん―――…
[店内に置かれた、幾つかのランタン。 その一つ一つを手で撫でて。 よく、隣でランタンを作るところを眺めていたから、その姿ははっきりと瞼の裏に浮かぶ。]
よかったね、兄さん。
[静かな店内。 ポタ、と音をたてて、涙がランタンに落ちた。]
(271) 2011/04/14(Thu) 23時半頃
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[涙にぬれた顔を一旦洗ってさて、店を出ようかというところ。]
…ベネット、きっと水着が無いとか理由付けて泳がないとか言いそうだよね。
[そんな事を洩らしつつ、隣の工房の鍵を開けて、ごそごそと何かを探してから、市場へと向かった。]
(279) 2011/04/14(Thu) 23時半頃
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―― 市場 ――
ただいまー。 わぁ、みんな美味しそうなの食べてるのねぇ。
[いいなぁ、とみんなのアイスを覗きつつ。]
ラルフの無いのなら、私のも無いんでしょー?
(281) 2011/04/15(Fri) 00時頃
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え? 私のはあるの?
[きょとり、と首小首を傾げて。 切なそうな目で、ラルフを見上げた。]
(285) 2011/04/15(Fri) 00時頃
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わぁぁぁ、美味しそうー!
[ベネットからアイスを受け取り、食べるのが勿体無いという様にそれを見詰めていると、アイスをくれた本人から何やら話しかけられて。]
―――…そのアイス、ちょっとちょうだい?
[彼の手の中のアイスを指して、言った。
別に彼に対して怒っていた事は何も無くて。 ただ、置いてけぼりにされて寂しかっただけ。
ヤニクの事は、大事な友人だからこそ、ベネットの言う通りだなって思ったのだし。 だからこそ、それはそれは本気でヤニクに怒った。
でも、謝らなくてもいいよって言うのも何となく癪だったから。]
(303) 2011/04/15(Fri) 00時半頃
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