66 【突発】世界滅亡のお知らせ。
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[向かう先、大樹の麓を見つめるその横顔を眺める。 まだ会ったばかりの自分。その傍にいることに、強い執着を見せる彼女]
どうして……、
[問う言葉を、紡ぎかけて止める。その問いに意味はあるのか。 そう自分に問いかければ、その先は紡げなくなる]
……どうやら先客らしいな。
[視線を大樹の方へと戻し、静かに呟いた]
(0) 2011/10/04(Tue) 00時頃
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そうだな。話の通じる奴ならいい。 どうせもうすぐ終わるってのに、同じ人間同士殺しあったって……なんの意味もねぇ。
[聞こえる声の影にひそむ言葉に気付くこともなく、ただ思い出すはあの血腥い地下室。自分が全て、奪った物]
綺麗、か。そうかもな。あまりにも綺麗すぎるものは、えてして恐ろしいもんだ。
[幻視の中で邂逅したおぞましい「あの存在」は、それと同時に美しかったのかもしれない]
(5) 2011/10/04(Tue) 00時半頃
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[綺麗、と。こちらをまっすぐに見て告げる彼女。 思わず苦い笑みが浮かんだのは、男だてらに綺麗と言われたからじゃない]
俺のこと、綺麗なんて言うのは、後にも先にも世界でお前さんひとりくらいだぜ。
[見た目通りのチンピラ風情。組織の中でも使い捨ての鉄砲玉。 生きるためならなんだってやった。先を視る能力さえも、自分が生き延びるためにしか使わなかった]
まぁ、俺を綺麗だって言うお前さんごと、その言葉も否定しないでいてやるよ。
[まだ苦味残したまま、小さく、笑って]
(11) 2011/10/04(Tue) 01時頃
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[彼女が、何かに耐えるように、それでも必死に言い募る言葉。 自分はその言葉の半分もわからないけれど、ただひとつわかるのは]
あぁ、うん、――わかってる。
[両手がふさがっているから、彼女をなだめようにも、頭を撫でることも頬に触れることもできやしない。ただ繋がれた両手に、そっと力込めて]
お前さんが、嘘は言ってねぇってことと。大事なこと言ってんだってことは、わかるから。
[だから、そんな顔、するなと。華の咲くように、痛みを堪える彼女に、囁いた]
(16) 2011/10/04(Tue) 01時頃
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ドナルドは、遠くからふいに聞こえた奇声に、そちらへと視線を向ける
2011/10/04(Tue) 01時頃
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[彼女が大きな声で呼びかけていた先。白と黒のふたつの影。 黒い影が、ぎょろりとした目をさらに大きく見開いている。その眼差しは、まっすぐにこちらを――自分を、捉えて]
……おい、
[どうした、と問いかける前に、黒い男は奇声を発しながら後ずさる。見開かれた目。顔を覆う指の隙間から覗くその目は、霧の向こうを見つめるように白くドロリと濁って]
まさか、アンタ、
[あの瞳は。見てはいけない物を見ている。――そう直感が告げる。 黒い男は、こちらから一度も目を逸らさぬまま奇声を発し続けて]
あ、
[ブツリ。奇妙な音がした。
静かで、大きな音だった。
こちらをひたりと見据えたままの濁った瞳が、苦しみから解放されたように、緩んで]
(17) 2011/10/04(Tue) 01時頃
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あ……、
[それは、とても、とても呆気なかった。 黒い男の体が、音も立てずに解けていく。
芽吹く。芽吹く。伸びていく。
瞬く間に呑み込まれて、引きこまれて、そして]
(18) 2011/10/04(Tue) 01時半頃
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[黒い体は、世界樹に還元され。その枝に一枚の若葉が芽吹いた]
(20) 2011/10/04(Tue) 01時半頃
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ドナルドは、恐れるより先に、その若葉の色を美しいと*思った*
2011/10/04(Tue) 01時半頃
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[投げかけられる問い。芽吹いたばかりの新芽を見上げながら、その言葉の意味を思う。
此処とはどこだ。此処とは、どこだ。 此処にいられないなら、それなら何処へ]
……違うな。
[ぽつりと呟く。淡い幻が像を結ばぬままに視界で揺れる]
此処、っていうのは、この樹のことじゃねぇ。 俺のいる場所、俺のある場所。終わりゆく三千世界。
[彼女が白いフードの人影を抱きしめる。二人が交わす言葉の隙間、空の光布のたゆたいとともに響く、高く澄んだ揺らぎ]
今までに崩れ去った世界の残滓が流れ着いて此処に溶け込む。 全ては世界樹に還元され、世界樹は全てを内包し、そして世界樹は「あの存在」の中へと消える。
[響く声。響く歌。聞こえないのに、訪れる理解。 あの時視た幻視の意味が解き明かされていく]
(63) 2011/10/05(Wed) 01時半頃
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世界の誕生と隆盛、そして滅びのサイクルは、ただの反復運動。 その摂理はとてもシステマチックで、自動的だ。
そこに抒情などない。
[救いなどない。想いなどない。まして、願いなど。 ――…あぁ、それでも、]
(64) 2011/10/05(Wed) 01時半頃
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[曖昧な幻が視界の中で収束する。意識が本来の自分と同期する]
……滅びに、この世界に、俺自身に、意味なんざなくても。 それでも俺は、死ぬまで生きてるんだ。
誰が与えてくれなくても、意味なんて自分で勝手に作ればいい。
[呟いて、顔を手のひらで拭う]
(65) 2011/10/05(Wed) 01時半頃
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……そうか。俺もアレの「装置」の一部か。
(*0) 2011/10/05(Wed) 02時頃
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[遠く、世界の輪郭が煙る。溶け落ちる度に伸びる梢]
俺は、最後まで俺でいられるかな。
[幻視の中の存在が自分を浸食しているのがわかる。 さまざまな摂理がゆるやかに理解できてしまう]
……なんで俺だったんだろうなぁ。
[一番最後に消える、世界のひとかけら。何故自分はそれに選ばれてしまったのだろう。
そこにも意味はないのかもしれない。 それを完全に理解した時、自分は自分でなくなってしまうのだろう]
(89) 2011/10/05(Wed) 23時半頃
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[世界は無情でも、その御使いはとても情け深いようで。 世界樹の御元に侍る彼らもまた、同じ滅びの定めを辿る。 上を見上げれば膨れ上がる若葉の中を羽ばたく赤。 世界は未だとても美しい]
……リンダ、
[告げられた名を、繰り返して。彼女の方へと手を伸ばす]
ありがとう、な。最後まで……、
[あぁ。生きたい、生きていたい。 ずっと、ずっと自分で在り続けたい]
リンダの、願い、俺は叶えてやれたか?
(92) 2011/10/06(Thu) 00時頃
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[伸ばした指先が頬に触れるのと、 彼女が崩れて消えるのと、どちらが先だったろう]
リンダ、
[傍にいたい、と。繰り返し言った彼女。 それはそのまま結局、誰かの傍にいたい、誰かに望まれたいという自分の願いで]
ありがとう。
[――…あぁ、苦しい。 なんの意味もなくたって、世界の終わりはこんなにも静かで、明るくて、恐ろしくて、そして、]
(93) 2011/10/06(Thu) 00時頃
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[――…とても、とても愛しい]
(*1) 2011/10/06(Thu) 00時頃
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