270 食人村忌譚
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[村人たちは、馬鹿だ。
皆でよってたかって、食い物にする 死体をばらし、辱める
言い伝えというだけで 魂が無事に転生出来ている証拠なんて何処にもない。 誰にも喰われなかった人間が、 源蔵のようになって生まれてくるという では、源蔵の生まれる前を誰が証明してくれるのか。
古い考えを頑なに守り、向上心のない村人たち 自分だけ、自分だけが、何処かがきっと違っていた。 苦悩の声を聴いた愛理 詩を吹聴して回る処を見たその晩、最初の得物にした。 理由のない殺人? 違う、理由はしっかりとこの胸にある。 人ではない村の皆には理解できないだけの事]
(65) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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そういえばごめん忘れてたけど 僕愛理襲撃に行ったの、夜着だった……
ボタンなんて落ちてるはずないんだ。 うわ、どうしたもんかな 空っとぼけていい?
(-51) 2017/11/27(Mon) 23時頃
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―縁側― [>>71ゆりの睨み返す視線は、 宴間へ背を向けた自分には届かない]
下手人が捕まらず、皆が疑われ その中に巫女様までも含まれている中で はたして下手人でない櫻子で 儀式を行う必要があったのか
……なんて、疑問はあったんですが。 僕は巫女様には逆らいません。 それに、櫻子さんも生まれる子供も 次の転生が早まっただけの事でしょう。 早く弔ってあげなくては。
[それだけ、縁側から答えを返し 外に出る志乃の後を追うようにあゆみを進める]
(85) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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村のしきたりには疑問はありませんよ 僕が疑問に思うのは巫女様の手腕くらいです。
死んで証明するっていうのなら 先ずは貴女が真に巫女様であるのかを証明して欲しいものです。
[去り際に ゆりだけに聞こえるように、そう告げて]
まって、志乃さん
[今度は周囲に聞こえる程度の声で 追いかけてゆく、志乃の名を呼ぶ*]
(86) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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志乃さんは……もしかしたら そうなんでしょうか
違うんでしょうか……
[家畜、と同じではないのかもしれない。 けれど群れの長に負けて逃げてゆく姿 彼女は人間になれるのかどうか 確かめに行こうと、歩みを向ける]
(*21) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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[ところで。 ススムが愛理を解体に向かった際 来ていた服は夜着であった。 汚れてしまった其れは、使った鉈と一緒に処分済みだ。
即ち、現在ススムの服に欠けたボタンは無い。 あるとしたら、既に処分した夜着の其れが取れている、という事だろう。
温かい季節に来ていた、学生服だった其れ 衣服の替えが少ない中 躊躇なく捨てた理由は簡単な事 次に夏用の学生服として着る事は もう二度とないからだ*]
(96) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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―志乃の家路途中に― [家路につくのだろう、志乃の行く先 追いつくのは、集会所から離れてからの事だった]
待って、志乃さん。 志乃さんの話、もっと聞かせて欲しい。
皆と、違う 考えを、持っていたんでしょ? その話を、僕は聞いてみたい。
[声をかけ 肩を掴んで引き留めようとする*]
(100) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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僕と変わらない年頃の 彼女なら、もしかしたら―― [嗚呼でも、彼女は駄目だ。 例え人間だったとしても 周囲の疑惑を一身に集めてしまっている。 村人たちなど、もう一押しすれば 彼女を下手人に祭り上げそうではないか]
(*23) 2017/11/28(Tue) 00時頃
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―志乃と―
……子供、まだ生まれてもいなかったのにね。
[似た視線かと思ったが、ススムの 一つ先を見ている其れとは異なる眼だった。 虚無にも近いと感じ、同じ方向を見るのは諦めた]
僕も、どうして儀式を櫻子さんでしなきゃならなかったのか そこが、わからない。 彼女には子供も居て、彼女じゃ あんな殺し方は、きっとできなかったはずなのに。
巫女様は彼女が食べたかっただけなんじゃないかな。 彼女に子供が出来るのが羨ましかっただけなんじゃないかな なんて、邪推してしまうんだ。
[代わりに、ひとつ芽を撒いておく。 櫻子を殺した理由、儀式を行ったゆりの内心をでっちあげて]
(119) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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子供……子作り…… この村は、本当に好きな人とだけ交わりたい って思いは、無視されてしまうよね。
誰の子かわからない子供を孕んで 女の人は本当に幸せなのかな、って少し思ってた。
[志乃の話に寄り添うように、同意を示す]
……志乃さん?
[振り返った彼女の瞳 思わず素が覗く。 驚きと、痛ましさを混ぜたような貌]
(120) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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[慰めが叶うなら、手を伸ばそう。 その涙を指先で拭う為に] 志乃さんの話を聞いて、僕、わかったよ。
ゆり姉は、巫女として相応しくないんだ だから、容疑者の中に放り込まれたんだ。
裁定者なんかじゃない あれは、ただの独裁者だ。 放っておくと、きっとこの村は、潰されてしまうよ 間違った巫女の、間違った導きで。
気付いたのは、志乃さんだけだったんだね
[優しく、易しく囁こう。 愚かな村人にも、わかるように丁寧に さあ、家畜同士で殺し合うが良い**]
(121) 2017/11/28(Tue) 01時頃
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/* 村勝利の方で動くと今日ススム吊か。 黒発見即吊は寂しいなぁと思わなくもないけど 仕方ないよね。
僕は僕で志乃吊容襲撃になるように動くよ。 出来ればススムの思考を皆に聞かせたいし。
(-66) 2017/11/28(Tue) 12時半頃
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−村路地− [さて、志乃の反応はどうだったろう。 ゆりへの疑念が生まれたなら、彼女も人間だったのだと喜び勇んであの人へ知らせに向かおう。
ススムは良くも悪くも素直な青年だった。 教えを純粋に受け止めて学んだ結果が今の自分だ。 人間は考え、向上していく生き物である。 停滞したこの村の村人は、全て家畜と大差ない]
家畜のくせに 人間のすることに文句をつけようなんて生意気 なんだよ。 実の姉すら追い出してしまう人非人 死んでしまえ。
[ゆりにも、自責にかられるような言葉をかけておいたから 上手く行けば家畜同士で下らない儀式とやらを進めてくれるかもしれない。 ススムには未だすべき事が出来ていた。 この村に残る人間が他にもいるのなら その人々を群れから救い出さなくては]
(142) 2017/11/28(Tue) 14時半頃
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[弔いの場に戻り、櫻子の肉を食べておく事も忘れてはいけない。 大事な聴き手だった。 他愛のない話ばかりだったが、流さずに聞いていてくれた。 例え意味は分かっておらずとも。
そんな彼女と過ごした時間を、弔う心はススムにもあった。 人肉は不味いけれど、 それ以外に弔い方法を知らぬ故に せめて最後に選ぶ事で内臓以外を口に出来たら良いと 来た道を引き返していく]
(143) 2017/11/28(Tue) 14時半頃
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―集会所へ― [戻ったススムは先ず櫻子の弔いに混じる。 その後、己の形定まらぬ思考を取りまとめてくれた相手に会いにいく。 教師にも、教えを乞いに行かねばなるまい。 集会所では数人が集まり話す姿は多々ある。 其処に混じる一組が、村を滅ぼす相談をしているなど 単独犯だと思い込んでいる村人たちには、わかるまい。
昨晩は、江津子の所為で動けなかった。
今宵まで邪魔をされるわけにはいかない。 このまま、誰も処分せずに殺されるわけにはいかない。
どうしたら、確実に容を処分できるだろう 問いにゆくまでは、ススムが彼女を始末する気でいた。 情報を得、 思考する力を持つ人間の矛先は、歪む*]
(172) 2017/11/28(Tue) 21時半頃
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今宵も江津子さんたちは見回りに出るようですね。 ……うまく隙をつかなくては。
嗚呼、いっそのこと彼女を先に処分した方がはやいんでしょうか。
[ため息交じりの相談。 ススムはどうやったら容を確実に殺せるだろうと 悩みを二人へと打ち明ける]
(*24) 2017/11/28(Tue) 21時半頃
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―回想・志乃と― [涙をぬぐい、慰めるように 易しい優しい唆しは、どうやら功を成したよう179]
勿論だよ、志乃さん……辛かったね。 話半分にしか聞かず、何も考えない人たちには誰にも、 理解してもらえなかったろう? 僕は、ちゃんと聞いたから、理解できたけれど
志乃さんは邪推しているわけじゃない 大事な人が、彼女の独断で勝手に食べられてしまう前に 僕らが何とかしなくちゃ、いけないんだ。
[大事な人。 駄目押しのように彼女が親密にしている者を連想させてから 火傷を負った貌へ、触れてしまった事を詫び 誰の目が集まらぬうちに>>182と 互いに別の方向へ向かって歩き出したのだった。 これで良い。 今宵の偽下手人殺しは、彼女が担ってくれる*]
(184) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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江津子さんが僕を? 特に怪しまれる事をした覚えなんてないのに……
……嗚呼、巫女様なら 放っておいても志乃さんが殺しにゆきますよ。
彼女は家畜から人になろうとしてる。 村人たちからは、奇異な目で見られていたから 僕らの傍にうかつに近づけない方がよさそうですが
人として正しい行いが出来るように 行動を指し示しておきました。
(*26) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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/* きゃー、志乃さんカゲキ……! 一応投票志乃さん委任にしておくね。 って宣言(>>184最下段)があるので 宜しくお願いします。
今宵の吊は志乃かゆりであってほしい。 出来れば襲撃も成功させたい。 二日間も墓下ひとりにしてごめんよ、櫻子さん。 戦犯僕ですごめん……
(-90) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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―集会所―― [石動の言葉に、思わず目を丸くした]
――――容さんが、何故僕を? 何時も、食べ物をくれていた 彼女の好意だと思っていたあれは――?
疑いを晴らすために 別の誰かを告発する、という事ですか? それが、どうして僕なのか……
嗚呼、ひとつ仮定の話ですが 容さんは自分の食べたい相手として、僕の名を出したのかもしれません。 昨日、食べたいという理由だけで櫻子さんを儀式に選んだ巫女様のように。 ……巫女様と容さんは、違うと思っていましたが……矢張り姉妹なんですね。
[声を潜め、沈鬱な表情を作る。 櫻子を儀式に選んだ理由など、勝手なねつ造だ 少し離れた炉端には>>183人の気配もあるから 其れなりの説得力のある話に作り上げてはいるけれど*]
(191) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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僕が疑われてしまっているなら 大人しくしておいた方が良いのでしょうか
この状況、次は誰がどれを処分しますか
(*27) 2017/11/28(Tue) 22時半頃
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――僕は、今宵大人しく見守る事にしましょう。 [狂った笑いは、その時には聞けなかったけれど。 石動の話を聞いて、ススムは自らの手を一度置くことにする] 容が何かしようとしているというのなら 僕は其れに付き合う心算はありません。
(*30) 2017/11/28(Tue) 23時半頃
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―宴間―
だって、櫻子さんに愛理を殺せるだけの知恵も力もないでしょう。 完全に読み違えている。故意でなければただの馬鹿になってしまいます。
[石動からの情報で、ススムは今宵取るべき道を選ぶ]
彼女が巫女様の力を借りて傍若無人に振舞おうというのなら 対応策は練るべきですね。
可能なら、今宵は先生たちのお住まいにお邪魔しても? 男が三人もいれば、きっと安全だと思うのです。
[警戒心をむき出しに 今宵は容と一対一で向き合う事を避けようと決めた*]
(210) 2017/11/28(Tue) 23時半頃
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そうでしょうとも…… 巫女様を疑うのは、おかしなこと。
でも、そうであれば
――――何故翁は巫女様までも容疑をかけたのです?
[ほら、と 村の皆へも聞こえるように 綻びをひとつ]
彼女は、未熟なのでしょう。 前者にしろ、もし後者だったにしろ。
……ありがとうございます、先生。 今宵はお世話になります。
(217) 2017/11/29(Wed) 00時頃
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ススムは、エツコが囲炉裏端にやってきたのを、ちらと視線で確認した*
2017/11/29(Wed) 00時頃
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/* 江津子の護衛が付くか否か、が勝負のカギかなと。 護衛外してもらえるなら、容で良いと思います。 無理そうなら江津子さんかな
(*33) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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彼女自身も認めたのですね。 巫女様が容疑者だなんて 前代未聞の出来事ではありませんか?
妄信せぬように 彼女はただの女である、と 翁はもしかしたら、そう仰いたかったのでは。
[>>224石動の言葉に畳みかける。 思考を持つ人間であれば、己の言葉に耳を貸してくれるだろう 考える事を放棄した家畜ならば、仕方ない 処分してしまおう]
―――心中をお察しする事は出来ませんが 先生をお慰めすることは出来ますよ。 錠さんと一緒に。
(238) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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―宴間―
有難うございます、錠さんも。 ……お手伝い出来る事、僕にあったら言ってくださいね。
一泊の恩、しっかり返させて貰います。
[ほっとした。 これで自分に刃は向けられまいと。 嬉しそうな貌で、錠>>231にお礼を告げて]
今宵も江津子さんとリツさんは見回りに出るそうですから、皆さんの安全は保障出来るでしょう。
僕はお二方の傍らで護衛につきましょう。 安心してお休みください。
[当然、彼らの身に何があろうはずもない。 今宵ススムは、動かないのだから*]
(239) 2017/11/29(Wed) 00時半頃
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/* 僕が動けたなら、そのままゆりさんを殺した志乃さんを襲撃、もありだったんですが 表立って動き過ぎたので、一遍回って動けなくなってます…… 現在は江津子さんに合わせてます。
(*34) 2017/11/29(Wed) 01時頃
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/* 了解しました。 どちらが襲撃になっても、物語的には美味しいかと思います。
ふるオープンはせめてあと一日か赤ひとり減ってからかな、な。
(*37) 2017/11/29(Wed) 01時頃
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/* ほんっと、櫻子さんお待たせしてごめんよ!!!!! 直ぐにお話し相手送るからね!!!!!!!!!!
(-131) 2017/11/29(Wed) 01時頃
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