241 線路上の雪燕
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確かに活気はあるが…………無駄にあるが、
[>>2 安酒をまたひとなめして、東洋人に返す。]
皆が皆、幸福とは限らない。 その証明が、私だよ。
[シビルはグラスをカウンターに置くと、水滴のついたままの親指でコートの上から左胸のあたりを指差した。]
さきほど切符を盗まれた。 まあ、今は神の導きで、無事に乗ることはできたのだが。
(5) 2015/11/29(Sun) 00時半頃
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……………………失礼、つまらない話をした。 あなたもお気をつけて。
[東洋人の興味の先など知らぬシビルは、会話の打ち切り方を探して]
…………祖国に裏切られぬよう、お気をつけて。
[>>4そんな言葉を小声で吐いていたが、ちょうどその時に汽車の出発を知らせるベルが鳴りだした。 揺れるが、しかしカウンターにもたれかけていることが幸いして、奇妙なステップは踏まずにすんだ。 ――ここで不用意に酒を飲んだら、確実に顔にかかるだろうなと警戒し、グラスに広がる小さな水面をにらむ。]
(8) 2015/11/29(Sun) 00時半頃
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[東洋人は頭を下げて、なにやら感謝の言葉を述べてきた(どうして彼らの民族は、お礼を述べる時に頭を下げるのだろうか)。
>>7 感謝されるようなことはしていないと言おうとしたが、彼は彼の国の言葉で小さく独り言を言っているようだ。 シビルはわずかに片眉を跳ね上げたが、独り言に返事をする義理は無いし、そもそも求められていないだろう。 だが、彼の知識欲を刺激してしまったらしい。続きそうになる会話を再度打ち切る方法を探す。]
切符が無いのになぜ乗れたか。 それは、天の使いが私の切符を届けてくれたからだよ。
[そう嘯いて、まぶたを軽く伏せてみせた。**]
あなたが窮地に陥ったときにも、神の導きがありますように。 よい旅を。
(9) 2015/11/29(Sun) 00時半頃
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― 出発直後 ラウンジ ―
[>>16 シビルのうかつな一言が、東洋人の気分を概してしまったようだ。 少なからず怒気をはらんだ彼に対して、それでもシビルはうろんな目線をやるだけであった。 それにこちらが反応をする間もなく、彼は見事に感情を押し殺してみせたのだ。]
…………。
[飲み干されたカップと匙に残ったジャムのかけらをなんとはなしに見つめているうち、東洋人の背は遠ざかって行った。 商人という身分のわりには、何が売れているかどうかよりも、切符が無いのに乗車できた方法を知りたがった不思議な東洋人—— ——いや、不思議でもないか。]
…………………。
[何を怪しむわけでもなく、ただシビルはグラスに口をつけ、残っていた酒を一息にあおった。]
(90) 2015/11/29(Sun) 22時半頃
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[もうそろそろ一等車両も落ち着いた頃だろうか。 シビルはラウンジに人が増えてきたことを、周囲をぐるりと見渡して確認した。
>>23 その時に、視線があったのはフードをかぶった女性で—— ——いやいや男性かもしれぬ、と軽く頭を振った。なぜならシビルは今に至るまで、紳士を青年と勘違いし、東洋人の操る不思議な現地語を正確だと勘違いした経験がある。 とはいえ、どうにもフードかぶりは小柄で童顔に見えるし、つまりシビルは外見のみで判断することを放棄した。]
……………………。
[目礼を受けてもなんだか気まずく、慌てるように顔を背けてしまったのであった。]
(94) 2015/11/29(Sun) 23時頃
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[酒を飲み干したら個室を探そうと思いながら、閉じたまんまの新聞紙をようやく開いた。 >>0:102>>54 政治屋を吊るし上げるための記事を、シビルはぼんやりと眺める。
読まずとも、内容は知っている。 これが掲載されているということはつまり、仕立て上げた話がうまく転がっているのだということを示しているのだから。]
……………… 。
[汽車の走る音にまぎれこませるように、何かを小さく呟いた。]
………………。
[——こんな気分で安酒を飲んでも、そうそう酔えるものでもない。 こんなものより、あの白い錠剤を噛み砕いていた方が、よほど現実逃避できる——]
(98) 2015/11/29(Sun) 23時頃
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[自分の切符が無くなったことに気づいた時点で、さっさと雪燕に乗ることを諦めて、他の代役を立てれば良かったのだ。 そうしていたらシビルの安全はともかく、気の進まぬ仕事をするはめにはならなかった。
しかし手に入れてしまった一等車両の切符が、まるでシビルにこう囁いているようだった—— 「逃げられないぞ」——]
………………。 ……………………火種は、あるだろうか。
[カウンター越し、乗務員に語りかける。 マッチを渡されると、ポケットから煙草を取り出してくわえ、火をつけた。
——火種があるのなら、簡単に火はつく。**]
(99) 2015/11/29(Sun) 23時頃
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[煙草は結局ひと吸いふた吸いした程度で、灰皿の上に置いてしまった。 煙がたちのぼるが、やがて灰になって静かに鎮火するだろう。]
……。
[トランクケースと新聞を持って、ラウンジをでることにした。 時折がたりと揺れる汽車に、足を踊らせそうになりながら。]
(111) 2015/11/29(Sun) 23時半頃
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― 一等車両 ―
………………。
[切符に示された個室を開けると、なんと驚くべきことに先住者がいた。二人。男女。 個室の番号に間違いは無いのだが、出発直後からずっと個室を空けていたので空き室と思われたのだろう。]
…………。
[……しかし、シビルは彼らに声をかけることなどとてもできなかった。 なぜなら、その、彼らは、あー……カップルの……仲睦まじい……うむ……つまり真っ最中というやつで……]
………………………………。
[完全に二人の世界だったのだ、ゆえにシビルが入りかけたことには気づかれなかったようだ。 そのままドアをそっと閉じる。]
……。
[さて、どうするべきか。**]
(112) 2015/11/30(Mon) 00時頃
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