272 月食観光ツアー in JAPAN
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罰げぇむ。
[思わず復唱したその言葉に首を傾げる。げぇむに負けてまたげぇむをすると言うのだ。余程暇であると見受けられる。
帽子君からいただいたお水(否、アルコールと呼べる代物やも知れぬ)をちびりと飲み込んで。]
[伸ばされた誘いに乗るようにそっと掌を重ねるが、不安定な朽木の塊へ指を向けるには些かの勇気がいる。
ちら、ともう一人の女へ目を向けた*]
(4) 2018/02/02(Fri) 23時頃
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肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2018/02/02(Fri) 23時頃
肥代取り 置壱は、メモを貼った。
2018/02/02(Fri) 23時頃
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[花園と評したものの、花と呼ぶには青すぎるか、なんて。 にもかかわらず肩を手繰り寄せられ>>8などして、あやされているのは一体どちらかと]
では。
[せっかくだから。御酌をいただかないのも不義理というもの。風呂場のやりとりを思い出して。
要領を得ない力加減と、後押しされて大胆になった指先が、歪みを強く指摘して]
(18) 2018/02/03(Sat) 09時頃
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━━がしゃん。
[朽木は見事に爆ぜてしまった*]
(*11) 2018/02/03(Sat) 09時頃
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[けらけらと、小鳥のように嗤う彼女。 本当にきまぐれの女神なのかもしれない、そんな感覚さえ芽生えたところで、
行動と訊ねる台詞に、ああ、(所詮)同族か、と思い直す]
君は父親にまぐわいのやり方を教わったのか? ……心のままに、やればいい。「それ」の方法はもう知っているはずだ。
[気高さなど、作法など、どうせ存在しないのだから]
(*19) 2018/02/03(Sat) 19時半頃
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(それにしても。 人の血を吸うところなんて。 はらからが、生まれるところなんて。 時の止まる瞬間なんて。)
(*20) 2018/02/03(Sat) 20時頃
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(私はとても耐えられなかったんだけどなぁ?)
[耳鳴りが、騒いでいる。]
(*21) 2018/02/03(Sat) 20時頃
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[着物の隙から見える薄橙(もはや雪色やも)は霹靂のようで、目映い。 こんな夜に、思うことではない、こんな夜だからかもしれない。
えも知れぬ恐怖感と、沸き上がる欲求、騒ぎ続ける耳鳴りで頭が狂いそうだ。]
私は。
[言いかけて。 枳の香りが鼻を刺す(気がした)。
「昔の女に誓って血は吸わない」と。女々しい言葉を言えればどれだけ雄々しいか。]
(*23) 2018/02/03(Sat) 21時半頃
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[酷く哀愁を漂わせた目で、柔らかな彼女の首筋へ*]
(*24) 2018/02/03(Sat) 21時半頃
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[誰も見ていない。そうか、誰も、「昔の女」も、もういない。 喉に新たな血流を生み出して。こくりこくり。
━━吸血鬼も生きている味がするなんて、知らなかった。]
[天へ跳ねた前髪と、彼女の声が交わる。 「他愛のない妄想」を男がする程度には、その共鳴は懐かしい。]
(*30) 2018/02/03(Sat) 22時頃
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[いなくなるからこそ。 いなくならない耳鳴りがいる。]
[手を健気に結んでいるであろう、人間の子に目を向ける。 彼女たちに、覚悟があるのか、なんて。陳腐な話だ。]
(*31) 2018/02/03(Sat) 22時頃
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[混じった記憶がほどけていく。 どちらの国の血の味も香も遠く知っている。
もっとも。少なくとも片方は、人間の時に味わったもので、あるはずだが。当時は「奪う」側にいた、血の味だ。]
━━ゴチソウサマ。
[情事を済ませれば、口許を拭って。
自らのいのちを、友のそれで補わんとする彼女のことを、よもや止めることなど、するはずもなく。]
(*48) 2018/02/04(Sun) 00時頃
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[生娘達の「営み」が双眸に映る。 それは、穢れ(口許はともかく)のない、さぞ耽美な一時であろうが、 男は初めてブラックコーヒーを飲んだ少年のような顔をしていたであろう。]
━━彼女らと私、何がこんなにも、違う?
[>>37時を越えない限りと彼女は謂う。
では、我々はいったい何者だと言うのか。 時を越えた先に何があったと言うのか。]
[繋がった恒久の糸の端っこに、ぷつりと切って落とされそうな男があった**]
(*49) 2018/02/04(Sun) 00時頃
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いや。 オメデトウ……ヨウコソ?
[甘美な瞬間に水を差すこともなかろう。 所詮は、老人の(なんて言ったらお館様達に怒られてしまうけれど)昔話に過ぎない。
まだ彼女の温もりが残る気がする口の端を、再度拭うついでに、 目元にある不快な温度の水を取り払おうと。
残念ながらその源泉はまだまだ尽きないのだけれど。]
新たな同胞に、幸あらんことを。
(*69) 2018/02/04(Sun) 19時頃
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