298 終わらない僕らの夏休み!
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[会堂と出歩く最中行き会った知り合いの顔の一つ一つを思い浮かべる。 『付き合っているのか?』男子と行動していれば必ず聞かれるお決まりの言葉だ。 え、それ会長みたいな子と一緒でも言います?
──そんなわけないじゃん、私みたいなタイプと付き合ったりしないよこの子は。 きっと、もっとずっと品行方正で清純で黒髪の、……うん多分見た目的には安住さんとかマネージャーちゃんみたいな、さァ。
呆れちゃってまともに取り合う気にもならない。 会長は丁寧に否定して回ってたけど、自分はそれを横目に送られてきた連絡(>>177)に秒で『りょ!』と返信しておいた。]
(187) 2019/09/03(Tue) 14時半頃
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[私みたいに、友達にあいつはビッチだって笑われたりなんかしないような子だよ。 実際どうなのかなんて知らないしホントは私だってそんなやたらと体を許すような女じゃないけど、とにかく、私じゃないと思う。 逆に聞くけどビッチと評判の女子と付き合いたい男子とかいるの? 体目当てに近寄って来るおじさん以外に。
いるわけないし。]
(-93) 2019/09/03(Tue) 14時半頃
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[話題を繰り出す事の出来ない自分のかわりに出口に話しかける会長の温厚そうな頬の輪郭を眺める。 助け船を出してくれてほんと会長は優しくてしっかりしてる。 さっきは暑さで真っ赤になっちゃってこのままじゃ倒れちゃうかと思ったけど、その前に図書館に辿り着いて良かった。
9月1日?その問いに出口は何て答えるのだろう。 こいつもエミちゃんと一緒だったら、どうしよう。───ちょっとそれは想像したくない。
冷房で一気に冷やされたからなのか、肌が粟立つように感じられてそっと自分の腕を抱いた。 二人から顔を背けるようにして]
っ……クシュッ
[零れたクシャミにウウ…と呻いて鼻の下を擦った。そこまで寒いわけじゃないんだけど、温度変化が急すぎただけだ。大丈夫、*鼻水飛ばしたりはしてない(重要)*]
(188) 2019/09/03(Tue) 14時半頃
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[くしゃみ、わざとらしくならなかったかな、と鼻先を擦りつつ苦笑いした。 外の暑さから冷房が効いた施設にやって来て本当なら風邪引きそうになったりするかなって思っただけ。
本当の私は体の奥から焦げ付くみたいで、痛みに包まれていて、それでいてこの熱が心地よい、だなんてわけわかんない状況で──マゾの才能は無かったと思うんだけどな。
ああ、あの真っ黒こげで肉が溶け落ちてぐちゃぐちゃの、あの本当の私の手で触っても、会長は腕を組ませてくれたかな。 それこそそんなわけないか。
けんちゃんは、きっともっと遠くに逃げちゃうよね。 あのガン付けくんは私の事もっともっと嫌な顔で見るだろうし、
出口は、…… …や、駄目。触っちゃ駄目。]
(-95) 2019/09/03(Tue) 14時半頃
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[社を離れる間際、ゴブリと何かが沸き上がるような音が追って来たような気がした。 問いを投げかけるような響きだった。 もしかしたらあちらも私の事感じ取れたのか、と考えながら町の中を歩く。
夏の終わりの、私の秘密が保たれたままの世界を過ごす。 其処に過ごす人々も一緒に閉じ込めて、そこから出さない。 これでいいじゃん、完璧なままで───9月1日を一度過ごした記憶のある彼らの方が異物なのだ。 此処から出たいの?どうして?ずっと夏休みのままで、お祭りで、受験とか挫折とか失恋とか、そんな苦しみも絶対にやって来ないのに。
受験勉強が無駄になっちゃうのは気の毒かな? でもこれからは今日みたいにたくさん遊べる───エミちゃん達みたいにずっと受験生のまんまのつもりで勉強し続ける人達を尻目に。]
(*49) 2019/09/03(Tue) 15時頃
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[ねえ楽しいじゃない、楽しいよ、そうしよう? ッハハハ!大丈夫私がずっとずっと遊んであげるから。
それはとても甘くて優しくて魅力的な想像で、ああこう言うのをきっと甘美と言うのだろうな。 煮え立つ胸の奥がもっと沸き立つみたい。
ああ、でも……ほんの少しだけ、それでは得られないものがある、と囁く声がする。 胸に空いた穴からそれが忍び込んで来て煮えて元の形もわからないくらいに溶け出した私の真ん中にあるものを冷やすようだ。 そこから罅割れて脆く崩れてしまいそうで、燃え燻る掌で胸を押さえた。**]
(*50) 2019/09/03(Tue) 15時頃
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[私はずっとエミちゃんの隣に居たかったし、誤解されたり軽蔑なんかされていないと思って居たくて、そして私が隣に居たかったエミちゃんは私なんかに捕らわれて掌の上で踊らされるようなエミちゃんじゃなくて
私の芯の部分はだんだんと冷えて崩れそうなのに、頭が煮え滾ってうまく思考できない。 私の胸にぽっかりと空いた穴。これはきっとエミちゃん、そうだきっと私の中のエミちゃんだ。
私はエミちゃんに盲目的だった──こう言うのって信仰って言うのかな。 もしくはそれに近い何かだ。
彼女はいつだって賢くて、かっこよくて、可愛くて、強くて、優しくて、何でも出来た。 スタイルも良くて小顔だったし、持ち物のセンスだって良いんだ。
それ以上に彼女の提案はいつだって魅力的で、私はエミちゃんの指し示す物にただ乗っかっていれば安心できたの。 エミちゃんの周りにいて、ぴったりくっついてれば自分も同じように評価されてるって錯覚出来た。 私はエミちゃんのそばにいる為なら何だってやった]
(-97) 2019/09/03(Tue) 15時半頃
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[あの店からコスメを盗って来い、って言われたらそうしたし、気に入らない女の子をシメるよって言われたら、一緒に詰め寄った。 いじめ?って言うのかな、そう言うのも怖くなかった。嫌いでもない人の悪口もいっぱい言ったし……これは、言ってる間にほんとに相手の事が嫌いになったし、悪い所いっぱい目に付くようになった。
その事を言ったらエミちゃん凄く喜んでくれて、雛子は私と気が合うって何度も言ってくれた。
エミちゃんが好きそうな話題、好きそうな音楽、好きそうなジャンルの話をいっぱい仕入れて、そしてほんの少しエミちゃんよりも知らない振りをするの。 途中まではお互い意見を交換しあったりして、少し深い知識になったらエミちゃんが教えてくれる事にいっぱい頷いて。
エミちゃんが肯定してくれたらきっと私何にでもなれたし、怖くなかった。]
(-98) 2019/09/03(Tue) 15時半頃
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[で、その結果が、これ────つまんない誤解だか嫉妬だかわかんないけど、 ああ、エミちゃんが間違った。見誤った。 エミちゃんが私の事全然わかってなかった。 私はエミちゃんの事こんなにわかって何もかも合わせてたのに
……正解はどれだろ。 とにかく私の中のエミちゃんが、こうあるべきと祀り上げられた私の神様が、ぽっかり居なくなっちゃったんだ。
私はそれを取り戻せるのかな 何かで埋め合わせる事が出来るのかな……ああ、どうしよう。何かが零れる前に蓋をしてしまいたい。]
(-99) 2019/09/03(Tue) 15時半頃
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は、………ハァァァ!??? ち、ちがう!し!!!!!!
[思わぬ問いに(>>194)盛大におかしな声が漏れた。ちなみに再び図書館にあるまじき裏返った半ば悲鳴だった。 デートじゃない! 力一杯否定して出口の目の前の机の脚をお行儀悪く蹴飛ばした。 小柄で運動もろくにしてなくて非力だけど、公共施設に置いてある安っぽい机ならガタリと揺れただろう。 幸い同じテーブルに他の利用客はいなかったので騒音以外の被害は出口にだけ]
(200) 2019/09/03(Tue) 19時頃
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……っもー皆一々そう言う事言うのホントワンパターンっつーか 私が男と居たら全員と付き合ってるみたいに言うのマジクソだから全然違うからホントやめて欲しい
[ひと息に今日イチ口悪く文句を吐き出して、ややしてガンギレじゃん……と自分で自分に引いてしまった。そこまで言われてないし、今日これまで一々そう言われても特にリアクションはしていなかったけれど。 ムスっとむくれてさっきくしゃくしゃ掻きまぜていたせいで乱れた髪を今度は手櫛で整えながら会話を聞いた。]
……だいじょぶ、外行けばどうせあったまるから。
[今ちょっと頭煮えた気がするけど。平気。とぶすっとしたまま。 昨日見かけた野球部員の姿を思い浮かべて、ああ、遠目だったから何をしていたかまでは見えてなかったけれど。あいつと、あいつもいたよね?あとあいつ…と野球部のレギュラーの名前なら大体言える。指を折って名前を並べ]
いるかなァ?
(201) 2019/09/03(Tue) 19時頃
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/* あっはっはっはwwwwwwww
(-100) 2019/09/03(Tue) 19時頃
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ヒナコは、ワタルと出口が行くなら行く、と頷いている。移動するのなら、ひっついて行くだろう**
2019/09/03(Tue) 19時頃
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/* 会長いると思わなくてちょっと反応だけしてこうかと思ったら可笑しすぎた 否定するしないがひっくり返ってるの楽しいしめっちゃわろた どっちにしろ変なリアクションだけ置いて離れちゃってすまぬすまぬwwww
(-101) 2019/09/03(Tue) 19時頃
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[会堂と出口の歩む数歩後を付いて歩く。
後輩の名を聞かれて(>>221) エェ?けんちゃんの事?けんちゃんはけんちゃん、…って事しか知らないの、と返答をしたくらいで、先程あんまり騒いでしまったのを宥められて(>>212)反省したのか静かだ。 言い方ァ、と自分でも思うけれど、実際本当に知らない。あの子体調は良くなったんだろうか。
時折スマホを取り出してアプリを確認して、朝受信したメッセージの文面を眺めている。 友人やエミちゃんからの追加の返信は無かった。
更に言えばけんちゃんからの登録申請も来ていない。
液晶を眺めては、前を行く二人の背を眉尻を下げて見つめて、スマホを閉じた。 下唇を噛んで少し早足になって二人に追い付き、手を伸ばす。 二人のシャツでも摘まもうか、腰のベルトにでも指を引っ掛けて掴まろうかとしかけ]
………。
(232) 2019/09/03(Tue) 21時半頃
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[自分の指先を見て動きを止めた。 整えた爪をコーティングする目的の派手過ぎないネイル。
人差し指の一本にだけ夏呼西高の野球部のユニフォームや応援の旗に使われている色が塗られていた。
安価だけど色数が豊富な女子高生御用達のシリーズの中の一色がちょうどしっくり来るイメージカラーで、ちょっと渋めだけど透明感があってお気に入りだった。
この夏はグループの女子みんなでお揃いにしようねってエミちゃんが言ったから、負け試合の後もなんとなくこの色を塗り続けてたけど──
その指に気付いたら出口のシャツに触れる寸前で気持ちがしぼんでしまった。 酷くしょんぼりしてしまって、スン、と鼻を啜ってまた遅れがちに二人の後を追う。 (>>226)共通点には、ああうん……と曖昧に相槌なんだか肯定なんだかわからないが一応返した。うん、確かに。]
(233) 2019/09/03(Tue) 21時半頃
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ヒナコは、ワタルの心の柔らかい所を謎に引っ掻いてしまった事など何一つ慮れていないし何なら我こそが傷心だみたいな顔をしてる
2019/09/03(Tue) 21時半頃
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[や、駄目でしょ。やっぱり触ったら駄目だ……こんな汚い手じゃ。
段々と陽の向きが変わっているからだろうか。 アスファルトから上がる熱に炙られるようで益々体が熱い。 時折視界がブレて自分の体に本来の姿──焼け爛れた醜い肉が重なって見える。 綺麗に塗ったネイルも剥がれ落ちてしまった。体液なんだか血液なんだかわからないものに濡れててらてらとおぞましく光って……
よごしちゃうよ
ああ、目の奥がちかちかして、炎に炙られるみたいに痛くて、哀しい───
嘆きに同調でもするかのようにゴウゴウと激しく渦巻く炎が全身を取り巻いているみたいだ。 それともまた同類の居るこの場に近付いたからなのか
酷く乾いた喉の奥から煮え立つような音がする。 ぐらぐら、ぐつぐつ。──ああこれはきっと、己を嗤う声なんだ]
(-114) 2019/09/03(Tue) 21時半頃
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[全然前も見ずに自分の爪なんか見て歩いている。 ちょっと剥がれそうかな、なんて親指と親指擦ってしまったりして……つまり全然こちらがマイペース過ぎた。
自分に呼びかけられているのだと気付いてパッと顔を上げればもう数歩どころか大分引き離されていて───ついでに出口ってば実に歩幅が広い! こうしている間にも進んでしまっているであろう相手に呆れたように笑み崩れた]
いける!…ってやだ、会長だってめっちゃ置いてかれてんじゃん ちょ、でぐっ……出口、出口待ってよ───
[また大声で呼んでしまいそうになって、寸での所でワントーン落とした。 お祭り会場が近付くごとに陽気なお囃子は近くなるし、浴衣姿や友人同士、カップルで歩く人々の姿も増えて、ああ昨日と同じだと目を細めた]
(239) 2019/09/03(Tue) 22時頃
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[ああ、また寂しい気持ちに──と思った所で賑やかな通知音。 周囲の人々の歩く邪魔になりつつその場で立ち止まって慌ててスマホを開いた…ら、液晶に映ったのはずいぶんご陽気な安住の姿(>>235)で]
ちょっ、
[思わず会長の顔を見てから、彼の手元を見、ああ同じものを来てる…と確認して、そうしてから可笑しくてぶはっと噴き出してしまった。]
安住さんなにこれ、かわい…っ
[ヤバ、めっちゃ好き。目尻を下げながらアプリに付属のイイネ的なスタンプやら何かを送れるだけべたべた貼り付けた]
(240) 2019/09/03(Tue) 22時頃
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[鳥居から参道を通り境内へと抜ける道に渦巻く風に酷く焼け焦げた匂いが混じる。
屍の肉を焼いているような、溶けた鉄を熱する炉のような、地中から溶け流れるマグマのような。 形容された言葉通りにも、またその何れでもないようにも感じられる熱に混じり、ぐらぐらと何かが煮え立つ音。
再び距離が近くなったのか、濃厚になった気配は社で寄り添う二つの存在に己を主張はしない。
ただ、どうしたって焦げ付いた匂いが漏れてしまう事と零れ落ちる不快な哄笑は抑えきれなかった ───二つに向けたものではなかったけれど。 それはクツクツと、ぐつぐつと、炎のようなそれ自身を絶え間なく自嘲し、灼いているのだ。]
(*58) 2019/09/03(Tue) 22時頃
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/* わーいカキーンだ……ん!!!??????
(-116) 2019/09/03(Tue) 22時半頃
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[会長ってそう言えばあんまり運動得意じゃないんだ、(>>246)と今更に気付いたようで出口の体つきと見比べて、インテリはインテリでいいもんだ、ってエミちゃん達言ってたよ、 前のカレシとかウチュー?好きなんだって。と慰めるように余計な事を呟いた。
……きっと彼女らにしてみればそれは将来良い大学を出て、良い就職先を、みたいな下心前提の事なのだろうけれど。]
ん、ふふ、何かちょっと安心しちゃった。
[顔を合わせたら私も一緒に写真撮りたい。アプリを開いてすぐに表示されるタブはエミちゃんではなく安住さんのメッセージにしておこうと手元を操作している内に出口もこちらに気付いてくれたらしい(>>250) ]
あのね出口の足私より3メートルくらい長いんだから気ぃ使ってよね!
[大袈裟に文句を言いながら少し急いで追い付くだろう。いこ、と二人を追い越して鳥居を潜る]
(253) 2019/09/03(Tue) 22時半頃
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ヒナコは、ケントから申請が来ないから、やっぱり私怖がられてるか、それとも彼すっごく具合が悪いんだなあ、って思っている
2019/09/03(Tue) 22時半頃
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/* あいかんけんちゃん眠そうなのにオラオラしちゃったごめんね…w あと出口のは試合負け描写へのアンカーだねおkおk
(-120) 2019/09/03(Tue) 22時半頃
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えっ何!?
[境内は人込みと屋台についた少しオールドファッションな白熱灯等の発する熱で普段よりも随分と蒸し暑いように思える。
非日常の空間が眩しくてチカチカする目を擦って居れば、背後で膝カックンの餌食になる悲鳴が聴こえた。
こわ!と思わず出口の後ろに隠れてから其方を振り向けばああ、……なんだ同級生の悪戯か。 思わず脱力した]
ちょっとー、こんな所で転ばしたら誰かにぶつかっちゃうかもしれないじゃァん これだから秋山は!もー小学生って呼ぶよォ
(260) 2019/09/03(Tue) 22時半頃
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[どさくさに紛れて出口の背中に隠れていたら まだまだ、と反芻している(>>252)呟きが聴こえてしまった。
え、と見上げた彼の大きな背中も、少しくたびれて元気がないように見える]、
出口?……ねえ、あのさァ、……
[へこんでる?とか訊くまでもない。こう言う時に友人らのように彼らの機微など考えずにズカズカと踏み込んで罵倒したり軽口を言ったり出来たら良かったのに]
出口、あの、 えっと
(267) 2019/09/03(Tue) 23時頃
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ハァ!?
[思わぬ相手からの思わぬ返し(>>273)に一瞬フリーズした後完全に誰から見てもわかるくらいに茹で上がったように赤くなった]
ま、ま、まじめな話しようと思ったのに、…ッ!…!!
[頭に血がのぼってしまって何度か口を開閉した後、不貞腐れたように横を向いた]
ッ、なんかこの流れだと出口のカオがイケメンだって言ってるみたいでクッソ腹立つんですけどォ…… でも、なんかあんま他の子いると言うタイミングないからさァ…… あー、腹立つ……試合かっこよかったって言いたかったの! いつも、が、がんばって…
[頑張ってたから、と言ってる内に何だか感情がよくわからなくなっていっそ唐突にぼろっと大粒の涙が零れ落ちて、本人も更に意味がわからない!と苛立たし気に手の甲で拭った]
腹立つ!腹立つ!腹立つ!
(276) 2019/09/03(Tue) 23時半頃
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[腹立つ!何!?なんで、急にそんな事聞くの?
そ、そうだよ髭だって少し伸びた髪だって、かっこいいよ でもなんか、寂しそうだから、私それが悲しくて
は、は、腹立つ…!
ああ何で今、今なの?私やっぱり馬鹿だ、試合の後出口にお疲れ様、ってかっこよかった、て一番に伝えに言ったら良かったのに…!]
(-126) 2019/09/03(Tue) 23時半頃
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出口が酷いんですけどおォォォ!!!!!!!!
[祭りの中心で絶叫そして子供みたいに大声上げて泣き出した]
(279) 2019/09/03(Tue) 23時半頃
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ほんとごめんって
(-128) 2019/09/03(Tue) 23時半頃
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ばかァァァァァ!!!!!!
うぇっ……出口、出口のアホ! み、み゛どめ゛でな゛い、けど、イケメンじゃないなんて、言ってないし、ひげ、ひげはちょっと整えたほーが、いい、けど、だけど、ううっ
[何で急にこんな事言わせるの!?と怒り狂って嗚咽を漏らした。 ぐいぐいと拳で涙を拭いながらぐるっと足先を夜店の並んでいない神社裏の林の方へ。 其方にも末社があって一応人気は無くはないし手洗い出来る施設もあるだろう]
もーーーちょっと頭と目冷やして来る!!!! カラコン外さなきゃマジヤバ……
[ハー腹立つ!と再度繰り返してその場を一時退却──**]
(283) 2019/09/03(Tue) 23時半頃
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ヒナコは、マナの合流に動揺の余り全く気付いて居なかった──痛恨…**
2019/09/03(Tue) 23時半頃
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[暫く経ってから、安住のメッセージアプリにやばばばどうしよう…何あれあいつ酷くない?ねえ、ああ、あああ!ちがう!私!!酷い!!!!!!などと動揺しきったメッセージと、さっきごめんほんとごめん!!!!!!と謝り倒したスタンプが数十個流れて来た。(>>282)**]
(287) 2019/09/04(Wed) 00時頃
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