241 線路上の雪燕
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/* 1追う2追わない 2
(-0) 2015/12/02(Wed) 00時頃
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/* まあ、この年頃の小娘なら追わないかなぁ。 あとすごい多角になりそうなヨカン。
キャロがとてもかわいいのでどうにかなりそうなのと トヨタさんがあいかわらずかわいいのと サイラスをつつきにいきたいのと シビルさんかっこよすぎだろとさけびたいのと
をお知らせします。
(-1) 2015/12/02(Wed) 00時頃
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〔――そうして、蜂蜜をまだかまだかと待っていた、頃。
遠くで絶叫が聞こえた。 はっと顔をあげた直後。 鼓膜をつんざくような雪燕の悲鳴が聞こえた。 羽ばたきを強引に止められた鳥の声のようだった。〕
(2) 2015/12/02(Wed) 00時半頃
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〔がくん、と揺れる。 ミルクを零さないように咄嗟にコップを手で支え〕
わ、わああ……?! 何、何?
〔そんな声を出しながら、 キャロライナや紳士は大丈夫かと視線を転じ
ふと車窓の外を見た。〕
(3) 2015/12/02(Wed) 00時半頃
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〔 傾ぐ望月の下、 枯れ草の狭間を。
ちいさな影が、駆けていった。>>#3*〕
(4) 2015/12/02(Wed) 00時半頃
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〔スウェルグに滞在していたことはあるけれど、 この経路で向かうのは初めてだ。
そんなシェリーにとっても、旅の途中で出会った人と―― 例えばルーカスやキャロライナと、 共に食事や茶を摂り穏やかなときを過ごすというのは なんともいえない嬉しさを生むもので
甘い蜂蜜がミルクに混ざって、 朝陽が夜を仄かに染め出すまで、 柔らかな時間が過ぎればいいと
そんな事を思っていた直後の事である。〕
(27) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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〔よろめく。〕 〔がたがたとラウンジ車の瓶などが揺れた。〕 〔あまりに突然だった緊急停車に、誰も彼もが慌てだす。〕 〔ラウンジ車をあの金髪の男性が歩いていった。>>13〕 〔東国の紳士がなにやら毒づいていた。>>17〕
〔キャロライナからの言葉は途中で途切れた。 ああ、彼女も同じ物をみたのだろう。>>14〕
大丈夫よ。 ねえ、今の、って。
〔家出した男の子かしら、それにしては動きが、と そんなことをたどたどしく言う。
>>21声をかけられ、顔をあげた。 眼鏡の奥の瞳に微笑む。〕 ええ、ええ。大丈夫よ。私は大丈夫……。 あなたやキャロライナは大丈夫?
(28) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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〔ならいいんだけど、と。
騒ぎが大きくなる車内にて、 掻き消えそうな声でそう言った。〕
〔その時。 風に乗って、男達の声が届いた。〕
(29) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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『追え、惑わされるな、』
(30) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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『奴はかの村を喰らい尽くした化け物だ、』
(31) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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『 野放しにするな 』
(32) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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…………ばけもの………?
〔――家出少年、ではなく、化物?
あの愛らしい微笑の少年が、化物? まさか。
唐突に嵌まったピースは、常識を逸していた。
あまりにあまりの出来事に、 シェリーは言葉を失い、 ふらふらと車窓の窓辺へ――
枯野さざめく麦畑を見下ろした。〕
(33) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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/* 1追う 2追わない 1
(-12) 2015/12/02(Wed) 02時頃
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………………あの子、追わなきゃ。 きっと何かの間違いだわ。
〔誰にいうでもなくそういうと、 キャロライナに「蜂蜜入りのミルク、また後でね」と告げて 鉄道警察が降りていったであろう昇降口へ向かう。
雪燕の外では夜が口を開けている。 気を許せば飲み込まれてしまいそうだ。 怖い。怖いが、耐え切れぬほどではない。
影は凡そ、傾く満月が見える方に逃げたように見えた。 シェリーは恐る恐る、麦畑に一歩を踏み出した。*〕
(-13) 2015/12/02(Wed) 02時半頃
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……………… きっと何かの間違いだわ。
〔誰にいうでもなくそういう。
影は凡そ、傾く満月が見える方に逃げたように見えた。
今頃は鉄道警察が降りるために 昇降口も一つは開いているだろう。
追うべきだろうか。 追って違うというべきだろうか。
雪燕の外では夜が口を開けている。 気を許せば飲み込まれてしまいそうだ。 ……枯れ草しか見えない闇の中へ、視線を彷徨わせた**〕
(35) 2015/12/02(Wed) 02時半頃
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― ラウンジ車 ―
〔視界の端より近づく見覚えのある白フードの姿に、 シェリーは戦慄く唇をぎゅっと噛んで、振り向いた。 どうやら、ラウンジには他の人達もきたらしい。 キャロライナや東国の紳士が青い着物の 美少女に話しかけている姿が見えた。〕
ペラジー君? ど、どうしたの……
〔とまどうシェリーに手渡されたのは、箱だ。 それが咄嗟に何かわからなかった。 何、と呟いて、小さく開ければ、 微かに音が響いてオルゴールと知れた。〕
これ、って。 えっ、そんな。大事な人の形見を……
〔なんで、という声は喧騒に掻き消された。>>49〕
(84) 2015/12/02(Wed) 22時半頃
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〔ペラジーはラウンジの外へ行ってしまっただろうか。>>50 手に残された箱をじっと見つめて、 シェリーは眉根を寄せた。
もしかしたら、ペラジーはあの化物を追うつもりかも。 だからこの形見をシェリーに託したのかもしれない。 彼の意図を知らず、そんな事を思う
けれど、けれども。〕
……待って、
〔ここで立ち止まることを良しと思わなかったシェリーは 喧騒の中を静かに、駆け抜けて 昇降口より三等車の乗客たち>>51に混じって枯れた麦畑に降り立った。
オルゴールは一切傷つけないように大事に抱えて。〕
(85) 2015/12/02(Wed) 22時半頃
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〔葡萄農家はそうしなければ 生きていけないから虫を殺すのだ。 人は生きるために他者を犠牲にするのだ。 それが人も動物もかわらぬ摂理というものだ。
その摂理を飲み込んでしまえるほどに 少女は大人ではなかった。〕
〔夜に響き渡る発砲音。 びくり、シェリーは肩を震わせた。>>79〕
〔前方、 枯れ野の草に足を引っ掛けられ、 三等車両に乗っていたと思しき男が転んだ。 かん、という金属音。シェリーは恐る恐る近づく。 そこにはシャベルがあった。 男が持っていたものか、畑に置き去られたものか、 ――ともかくも〕
(86) 2015/12/02(Wed) 22時半頃
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ごめんなさい
〔シェリーは唇を噛むと、 男は置いておき、 その錆びかけたシャベルを拾って走っていく。
血痕を辿って、「化物」を追う。〕
(89) 2015/12/02(Wed) 22時半頃
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〔 枯れ野のさざめきは 人々の野蛮ともいえる声に掻き消されるが それでも夜風に紛れる血の馨だけはごまかせぬもの。
複数人が手に持つランタンのせいで 幾らか明るくなったのも、 血痕を追いやすくした要因だろう。〕
〔畑を歩くのはある意味慣れている。 息も切れ切れ、化け物とやらを追って、追った。
シャベルを手に取ったのは夜道が危ないから 化け物を追うのは少年の無実を訴えたいから
けれどもその様子は少年を狩り立てるものどもと そう変わりは無い。〕
(103) 2015/12/02(Wed) 23時頃
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〔草木がさざめく。
獣のような荒い息が雑草の向こうから吹き込んで。
唐突に、”そこにいる”のだと悟った。〕
待って………… ねえ、そこにいるの
〔震えた声で、 ただあのみすぼらしい少年が そこにいるのかと問うた〕
〔刹那。〕
(105) 2015/12/02(Wed) 23時頃
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〔月光の中。 小さな血に餓えた狼が躍り出る。
瞳はただ殺意にぎらついていた。 その毛並が、あの少年の髪の色と似ていた。〕
――ッ!!
〔シェリーは咄嗟にオルゴールを庇いながら、 シャベルを盾にするように翳す。 ガキッ、という金属音が周囲に響いた。 狼がシャベルの柄を噛んだのだ。〕
(107) 2015/12/02(Wed) 23時頃
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〔勢いで地面に転んだシェリーは、 オルゴールをぎゅっと抱きしめて 泣きそうになりながらシャベルを振る。〕
なんで。きみは、本当に……?
〔列車で少し顔を合わせただけなのに こうも情がうつるのは何故なのか、 シェリーも理解していない。
そうこうしている間に、 狼の凶爪がシェリーの腕を裂く。 ――反射的にシャベルを振るうと、
がつん、と鈍い音がした。〕
(110) 2015/12/02(Wed) 23時頃
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…………ひっ 。
〔歯の根が合わない。
濃くなった血の馨に 言い知れない恐怖と悲しみに咄嗟に後ずさった。
狼はシェリーを睨みつけていたかと思うと ゆらり、再び夜に紛れて*〕
(112) 2015/12/02(Wed) 23時頃
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クラリッサは、ペラジーから渡されたオルゴールを、再度ぎゅっと抱きしめた。
2015/12/02(Wed) 23時頃
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/* きゃろがおいかけてきてくれているのと とよたさんがとてもかっこいいので何かお返ししたいのに 気づけない現状に誰か拳を
(-57) 2015/12/02(Wed) 23時半頃
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〔追うものがいたなら、振り返りはしただろう。 平時であればペラジーが女の子だったのかと、 勘違いに勘違いを重ねたかもしれない。>>136
途中、この場に似つかわしくない旋律が聞こえた。 それはほんの少し聞いた腕の中のオルゴールの音と、 似ているような気がした。
ざざ、と草を掻き分け見えたのはペラジーの顔。>>135〕
……ペラジー、君。
〔蒼褪めた顔で彼を見つめると、 ちょっと眉根に皺を寄せてから、 助け起こそうとしてくれる彼に「大丈夫よ」と言って シャベルを杖に立ち上がる。〕
(140) 2015/12/03(Thu) 00時頃
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シャベルは拾ったの。
……あの男の子にもしものことがあったら、 大変と思ったから。
〔言い訳などする筈もない。 だけれど、言葉を重ねる元気もない。〕
狼は、あっちに行ったわ。 追うなら…持っていって
〔狼が消えた方角を指差して、 それからシャベルを渡そうとしてみるけれど。〕 それと、ついていかせてくれると嬉しいのだけれど。
〔せめて見届けたいのだと。 そう訴えかけて、同行の許可を願う。 反対されたならば、逡巡の後に引き返すだろう。*〕
(141) 2015/12/03(Thu) 00時頃
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