197 獣ノ國
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――…君はおかしなことを言う。
[金糸を絡めた指が、小さく軋む。 唇を吊り上げようとして犬歯が邪魔をする。けれど知らない。
唇にプツリと朱が落ちたけれど、僕は気にせず歪めてみせるのだ。]
――…魔法が解けたのに君は不幸になるんだね。
だから……、僕が、君に、…、
[転がす指輪は誰の名前も刻まれていない、それを彼女の懐に。]
(93) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
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[その名を刻む勇気を持てなかった。
一時の関係だと理解していても、夢見てしまった僕が手にしてしまったそれ。 結局それが相手の元に渡ることはなかった。
それが、互いのしあわせだと、思ったから。 だから僕はウソを吐いた。 彼女のためのウソではなく、他ならぬ自分のために。
自分を欺いたのだ。
“ 嘘つき ”
口にしたのは僕。 彼女に向けて、ではなく。
臆病な僕自身に僕は――呪いをかけたのだ。]*
(-239) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
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――…呪いをかけてあげるよ。
[楔をかけてやる。キスひとつじゃ眠りから覚めないような呪いを。
そうして手放す。真っさらな銀色を。]
覚えておくといい。君に呪いをかけた男の名前を。
――ヤニク。そう呼ばれていたよ。
[彼女は僕に幸福を。 僕は彼女に不幸を。
紡ぎ手になりたいと告げた友。 読み手になりたいと願う彼女。
再会を約束してくれた彼と、 口約束さえままならない彼女と、
立ち去ろうとする陰と、置いてけぼりの僕。]
(94) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
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[何もかもが正反対。 でもそっくり。合わせ鏡とはいかなくとも、何処か似た少女の後ろ姿を眺める。
斜陽が落ちてしまうまできっと僕は、その姿を脳裏に焼き付けていただろう。
――ほら、何にも起こらない。
……なんて。
それじゃあ あまりにもつまらない! ]
(95) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
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“どこに行こうとしているのかわからないのに決して遠くまで行けるものではない。”
[『ファウスト』のある一説を読みながら僕は、その腕を掴むために影を追いかける。]
つまりは――…迷子の君が遠くを望むなんて無理なのさ。
[打って変わった明るい調子で笑ってやる。 気紛れに歩を何処かへ向かわせながら、ゆるりと。]
――友達と、追いかけっこをしているんだ。
今度は僕が隠れる番。 でもこの耳じゃあ目立って仕方が無い。
…簡単に見つかってしまうのも何だか、悔しいじゃあないか。
(96) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
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――…だからね、ヘンゼルとグレーテルのように手でも繋いで協力すれば…上手くいくかもしれないだろう?
…急いでる? 君は白ウサギかい? そんなもの全部捨てちゃえばいいさ。
[横暴。身勝手。自己中。我儘。 僕の行動に当てはまる単語はこんなものか。
自覚はあるさ。 彼女がどのうように評価したのかは、彼女の唇が表情が紡ぐだろうけれど。]
――…ということで、さすらい人になろうかな、僕は。
さすらい人 ヤニク。
……似合うだろう?
(97) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
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[“また戻ってくる”なんて口にしては結局戻らない僕を彼は許してくれるだろうか。
もう、尋ねることはないだろうけれど。 彼と旅に出てみたかったのは勿論本当のことで、嘘じゃあない。
傍で物語を綴られる、なんていうのも心踊らされた、から。 だからこそ、探してみて欲しいような気がするのだ。
なんて、身勝手な我儘。
彼が乗るかどうかは分からないし、呆れ顔がいとも簡単に目に浮かんでしまうのだけれど、僕は前を見続ける。
彼女の傍へと並ぶことが出来たならば、そのまま三日月を唇に描くのだ。]
(98) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
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まあ、だから君は僕が隠れるお手伝いをしてくれないかな?
お手伝いさん クラリス
[彼女は僕のお願いにどう答えただろう。
どちらにせよ僕は数枚の紙幣と電源の切った端末ひとつで地平線を睨み付ける。]
――…まぁ、まずは検問をどう潜るか、なんだけど、ね!
[アンバーは楽し気に群青色の空の下、光を帯びては*揺らいだ*]*
(99) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
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/* オチ的にはお見送りした方がクラリスちゃん驚かせられたかなっと思ったけれど、とりあえず旅に出たいなっと
どちらにせよヤニクは外に出たがるかなあと落ち着きました 身勝手かつ我儘 お付き合いいただきました皆様、そして特に最終日からお付き合い下さったクラリスさん、トレイルさんありがとうございました
(-241) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
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/* >>-236 シメオンさん デスボイスな迷子の子猫ちゃん、期待していますね…! πネタといいシメオンさんはネタとガチの幅が広いというか… ト書きの描写は美しいし、ネタにはお腹が捩れるし、本当にまたお会い出来て嬉しかったです ぜひぜひー! お会いできたらからかいたいな(言うだけタダ)
>>-240 オスカー いえいえ表ずっとヤニクのターンにせずに済んだと思えばw タイミングに笑っちゃいました
さてさてあともう一度くらい投下できたら良いのですが、少し離席します 明日も午前に一度 夜21時以降くらいにこれる…といいな**
(-242) minamiki 2014/10/12(Sun) 23時頃
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/* >>-243 トレイル さん これだけは言わせて欲しいのだけど… トレイルさん好きです…! お忙しい中ありがとうが沢山 お身体大切にご自愛くださいな
(-244) minamiki 2014/10/13(Mon) 00時頃
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ヤニクは、御花畑にダイブ**
minamiki 2014/10/13(Mon) 00時頃
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/* 少し時間が空いたから一先ず失礼**
>>-252 あゝ村建て様 なるほどなるほど、確かに困難というか実質不可能に近そうだね それが醍醐味だとも思うんだけれども ヤニクは一応突然変異()で獣化したことにしているのだけど、ヤニク=獣ということはもう研究者側に割れているとみたほうが良いのでしょうか? (実は勘違いで古参獣から突然変異に設定変わったとかそんな)
>>-246 ルーカス 君と出会ったのは何処だったかな ししゃもの匂いにつられて忘れてしまったよ! (現在軸優先されて下さいね お話したいのも山々ですけれどもお二人の行方にワクワクしてしまいます)
>>-248 シメオンさん ボイパなら任せて。。(8ビート) いつか同村出来たらなあっと思っていただけに幸せです! いえいえ、シメオンさんの文章流れが綺麗といいますか表現が美しいといいますか、それでいて人間味が溢れていて素敵です(怒首領蜂) 会えたら、ね! もう迷子になることはないんだろうけれど 幸福を祈るよ 純粋にね
(-261) minamiki 2014/10/13(Mon) 20時頃
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/* 風凄いなあ ピンク色?なにそれおいしいの?
トレイルさんがいる…!(歓喜)
>>-263 トレイル 仕事熱心なのは君の美徳なのだけど、ね まあ君が花屋に籠っていたからこそ僕が迎えにいけたと思えばなかなか楽しいじゃあないか …友達といってくれた君のこと、嫌いじゃあないよ ……内緒話は耳元で なんてね!
23時にはいられるはず…申し訳ない ▼台風**
(-267) minamiki 2014/10/13(Mon) 21時半頃
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/* …そういう大事なことは面と向かって言うべきだね!早く離れて顔近いから、うん
>>-269 トレイル たまには迎えに来てくれても良かった、なんて言おうとしたのに言えないじゃあないか …へえ、恥ずかしかったんだね! 僕は誇りに思うよ 君が僕を友と呼んでくれたことに きっと、ずっと…、忘れない
塩麺か 固めがいいね! うーん、回想でも晩酌できたら良かったのだけど、▼時間 Verweile doch! du bist so schoen!(おだてる)
エンドロルもいもい考えようかな 結局回想促進詐欺になって申し訳ないよ
(-274) minamiki 2014/10/13(Mon) 22時半頃
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―???―
[あの後。 彼女からの提案>>138に賛同した僕がまず目指すこと。
僕は生まれが獣であった訳ではなかったけれど、頭の上から生えるそれは…残念ながら人間には備わっていないものだ。
突然変異なんてものがこの世にあり得るだなんて信じたくもない話だけれど、どう足掻いたところで取れそうにもなく。
この國に聳え立つ塔に住まうという管理人に許可を頂戴しなければならない、ということを調べた結果知ることになった。
けれどヘイオトロープは科学が栄えど小國。 そんなに簡単にパスポートを発行して貰えるものなのか。 それが一つの疑問。
答えはきっとNO。 これが僕の個人的な見解だった。]
(149) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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――まずさ、この國が陸続きなのかどうかが問題だと思うね、僕は!
[エンジンを吹かしながら僕はボヤく。
お手伝いさんはその時まだ僕の傍に佇んでいたか。 いたのなら、その腕を引いてやる。 当然のように後座席に乗せようとしたかもしれない。
そして友にはまだ見つかっていなかっただろうか。 万が一見つかってしまったのなら、お婆さんのフリをする。 練習し損だったからね。
それにしても、狼のくせに夜目はちっとも役に立ちそうにない!]
(150) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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そもそも何人も見張りがいるかもしれないのに、無計画とはこのことだよ。浪漫の欠片もない!
――御伽噺なら態々出向かなくても南瓜なり差し出せば外に連れて行ってくれるだろうに。
魔法のマント、絨毯。そんなものがあればなんて思うけれど、…まぁ、高望みはしないよ。
[肩を上げて酸素を吸い込み、二酸化炭素を勢い良く吐き出した。 ハンドルを握り締める手は少し汗ばむ。 夢物語にはない物騒さだ。
メーターを調整しつつ、見よう見真似で運転を試みると思った以上のスピードが出て僕を驚かせた。
初めての試みはいつだって僕の心をワクワクさせる。
それは幼い頃寝室で読み聞かせてもらった物語の一頁を知る時のような心地。
炭酸の効いたジュースを呷っているような刺激的な光景だった。]
(151) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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[流れる雲はどんなものよりも早い。 特急列車よりも、遅く。
ネバーランドみたいな幻想的な景色ではないのに、見るもの全てが奪われていく。
物は試しとヘルメットなんか買ってみたけれど、そんなもので覆い隠すのが勿体無いような晴れた日。
雨が好きだと言っていた彼もきっと気に入ってくれるといい。 そう思える空色。
遠くで鳥の囀りが聞こえたような気がした。 咲き誇る花々の隅で蝶が舞い、蜘蛛が巣を張り巡らせている姿を見た。
向日葵は残念ながら咲いてはいなかったけれど、陽気な太陽がいつかすれ違った金髪を思い出させた。
回る景色。小石が転がっていく。 僕の向かう先を迷わせるようにコロコロと散らばっていく。
小麦とは違い、味っ気のないそれは餌になんかならない。小鳥も犬も近寄らない。それでも確かに残っている。]
(152) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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――それでも僕は、“献身的な愛”なんてものより…
我儘な愛の方が素敵だと思うね。
[花の名前を持つ國。
いつか本屋で目にしたその花に与えられた言葉を思い出す。
結局友の店にてそれを購入したことは一度もなかったけれど、脳裏に浮かべては失えた銀色を一度懐かしむように双眸を眇めさせた。
こんな顔は似合わない。 鏡はないけれど僕は確信して叫ぶ。]
(154) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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Verweile doch! du bist so schoen!
[悪魔と契約した男が呟いた言葉。 契約の終わりを告げる台詞。
叫んだのなら、僕の命の行き先は地獄なのだろうか。
それとも――…?
そんなことは、今はどうだっていい。
頬を撫でる風を浴びながら僕は笑った。
始まったばかりの旅先の結末はまだ、綴られていないのだから。]*
(155) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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/* 〆かな すぐ捕まりそう(真顔) 途中キリシマさんクラリスサンドイッチ失礼したね
…最近の君には調子が狂わせられるよ ふうん?そんな数少ない友達に入れてもらえて僕は幸福だよ、トレイル ……褒めても何も出さないよ、ケーキくらいしか、ね!
いつもしていることじゃあないか また、会えた時にすればいいさ メランコリーな気分になりそうだ、ね!
>>-277 クラリスさん いえいえ、結局こんなに長々とお付き合いいただきありがとうございます 〆回しましたがクラリスさんのお好きなようにオチ付けられて下さいね 本当にありがとうございました
>>-281 錠さん 結局回想回せず申し訳ない…! お疲れ様でした、またお会いできましたらよろしくお願いします…! 水面下でもお会いできましたら!
(-284) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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僕はトレイルとのタイミングに笑っているよ!
(-285) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時頃
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/* …何だい! つまらないなぁ、そんな早く見つけられるなんて、ね! 灰でニヤニヤしていたらこれだよ とりあえずそうだね ト書きで返そうかな
(-294) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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―いつか 何処か―
[欠伸を何回噛み殺したか分からない。 この街の名前なんて覚えていない。
それほどまでに転々としていたものだから覚える気が無いというのが正しいかもしれない。
ほら、猫は住処作らないとか言うしね。]
――あれから何年経ったっけ。
[呟く声は昔よりは貫禄が増したようにも思えたけれど、半獣だからか。
あんまり老けていないような。 ポジティブに若作りと僕は捉えていたけれど。
あの後、上手く検問を巻けたかどうかは割愛しておく。
ちなみにここが何処の國かどうか、それは耳元でそっと囁く秘密ごとだろうから内緒。]
(169) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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[気紛れに僕は影を追うように足先を向けて、空を見る。 いつかと同じ空を見る。]
――何だい、そうやって晩酌をさせるつもりだろう、君。
[背後からかけられた声には振り向かずに言おうとしたけれど、僕も案外堪え性が無いらしい。]
……君って、本当に…馬鹿だね!
[お決まりのポーズに僕も同じ仕草を返しつつ、軽口を叩く。
軽やかに方向転換。 彼の手にある獲物を狙って。]
(170) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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――さあ、君の物語を聞かせてよ
[何処かで僕の物語を望む、ウソつき“だった”彼女にも届くように、唇は強請った。]*
(171) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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/* 案外豪快に僕は旅立ったんだね…!? クラリスの尊さに僕は戦慄したよ トレイル、君はいちいちイケメンスイッチ入れないでおくれニヤニヤ出来ないだろう!
>>-295 トレイル 男だからね、約束はまもるよ!
(-299) minamiki 2014/10/14(Tue) 00時半頃
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/* そして今のうちに挨拶をば。
改めましてお疲れ様でした。 南木と申します。 この度はお付き合い下さり本当にありがとうございました。 目一杯遊ばせて頂きました。
村建て様を初めとする皆様とこうして素敵なお時間を過ごせましたこと、幸福に思います。
普段は国にこだわらず転々としています。 また皆様とお会いできたらいいなあと思いつつ、本当にありがとうございました!**
(-300) minamiki 2014/10/14(Tue) 01時頃
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/* このタイミングは何なんだい
>>-301 トレイル どうしてだい? もう少し気づかないフリをしておくれよ…つまらないじゃあないか…!
入ってるよ非イケメンスイッチ探して押してあげるよ僕が、ね! そうだねみんなで晩酌しよう ケーキは…チョコレートケーキにしよう
>>-302 クラリス 僕の涙腺が緩んだ責任を持って恋人から逃げて晩酌に付き合ってくれたら許すよ お土産はチョコレートケーキだよ こちらこそありがとう!相変わらず素敵な〆ロル見惚れたよ
(-305) minamiki 2014/10/14(Tue) 01時頃
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/* SNSは登録だけして放置していたからパスワード発見次第しょこらさんに特攻させてもらうかもしれない…(迫真)
セカンドシーズン楽しみだね もし立ち寄らせていただくことが叶ったのなら、次も獣やりたいくらい獣好きだよ人間失格だね!
僕もみんながいたからヤニクが出来上がったと過言でもないくらい 本当にみんなありがとう やっぱりその中でもトレイル、クラリスは本当に感謝の言葉が溢れるよ
>>-308 トレイル 照れるからやめるんだ、ありがとう僕も好きだよ
(-312) minamiki 2014/10/14(Tue) 01時頃
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