303 突然キャラソンを歌い出す村4
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[一本の赤いライトが白い服を着たアンクを照らす。 前髪を手でかきあげて魅せる顔は、悪魔のそれ。
―― 甘いアルトのヴォイスが 囁き謳う。]
(*0) wallace 2020/01/22(Wed) 23時半頃
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いつまでも続くと思わせて 永遠だと信じさせた
粉雪みたいに全て消した
secret garden…… ――…次の輪廻があるのも教えず…
(*1) wallace 2020/01/22(Wed) 23時半頃
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[歌い終えると、紅い光は消えて――*]
(*2) wallace 2020/01/22(Wed) 23時半頃
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「…なんてね。」
(*3) wallace 2020/01/23(Thu) 00時頃
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― 会場内 上空 ―
再び高いところから失礼するよ。
[開かれた上半身に身体にフィットした漆黒の衣装。背には黒い羽根(重量の関係で一対であるが)がある。ワイヤーで吊るされながら、絶妙なバランス感覚で上空(そこ)に降臨している。
先ほどのヘッドセットマイクも付けているが、オトサカの手には黒色のイースター型マイクが握られている。ブラックライトのような紫色の光をボワァっとさせて光っている。]
(*4) wallace 2020/01/23(Thu) 23時頃
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僕が長い輪廻の時を生きていたかのように 君たちもまた、君たちの人生を生きていた。
その中に、歌は…流れていたかい?
―――例えば、さっきのような…
(*5) wallace 2020/01/23(Thu) 23時頃
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嗚呼、胸をknock knockするような歌だね。
耳をすませば…、もっと聞こえてくるかな?
[マイクを持っていない方の手を耳に添えながら]
(*6) wallace 2020/01/23(Thu) 23時頃
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+♪*゜・+ ♫ *゜・+♬*゜・+ ♩ *゜・+♪*
[フレーズの続きは、アルトのvoiceと重なって]
何度でも一目惚れをするんだ 君に ずっと生まれる前から君が…
[続きの掛け声を促すようマイクを観客に向ける。] +♪*゜・+ ♫ *゜・+♬*゜・+ ♩ *゜・+♪*
(*7) wallace 2020/01/23(Thu) 23時頃
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そう、僕らの歩む道は 歌と共にあった。
君たちは覚えているかい?
音の記憶達を。
(*8) wallace 2020/01/23(Thu) 23時半頃
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受け継がれ、引き続く、 数多の歌は星空のように 広がっていくんだ。
[上空で両手を広げ、片足だけ曲げながら天を仰ぐポーズ。]
(*9) wallace 2020/01/23(Thu) 23時半頃
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あれは熱い夏の日の思い出 青春を謳歌する歌が聞こえてくるよ。
――、ほら。あそこをご覧。
[オトサカがスクリーンを指さすと、ナツミの姿。
そして、九尾塚学園で起きた日々が走馬灯のように映像が流れ、それに合わせて歌が次々と重なり聞こえる。]
(*10) wallace 2020/01/23(Thu) 23時半頃
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[「three, two, one…」に合わせて上空から 客席の方へ降下を始める。
ファンの方へ近づいて手を振りながら マイクを観客の方に向けながら 流れる歌を一緒に歌っている。
――パチン、指を鳴らすとグロリアの歌に合わせて あの名曲達が聞こえてくる…―――]
(*11) wallace 2020/01/24(Fri) 00時半頃
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『パンツ脱いでシモのハナ 淫らにマタひらけよ 覗いていやらしい 景色をみせろよ』
『身体をかっ割き 秘めたる柔肉暴き 隠さぬ牙で噛みついた
百年かけて味わいたい 君は僕の腹の裡』
ʚ♥ɞʚ♥ɞ*+:。.。 。.。:+*†*+:。.。 。.。:+*ʚ♡ɞʚ♡ɞ
(*12) wallace 2020/01/24(Fri) 01時半頃
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ʚ♡ɞʚ♡ɞ*+:。.。 。.。:+*†*+:。.。 。.。:+*ʚ♥ɞʚ♥ɞ
『Shut Up,XXX! Good Sleep(グッスリ)おねんねしてな! Shut Up,XXX! goodness(グッネス)おとといきやがれ! Shut Up,XXX! Good Sleep(グッスリ)おねんねしてな! Shut Up,XXX! goodness(グッネス)おとといきやがれ!』
『キスに毒を 抱擁(ハグ)を刃を 愛に報いをあげましょう 残響が苛んで壊れてしまうまで ずっと 』
『甘い夢をみよう 悪魔の顔して笑ってたって If that feels good, is that okay? (そこが気持ち良ければそれでいいだろ?)』
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(*13) wallace 2020/01/24(Fri) 01時半頃
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(グリモワッ グリモワッ グリモワッ グリモワッ) [スポットライトが突然消え、雷鳴が鳴り響く。]
(グリモワッ グリモワッ グリモワッ グリモワッ) [雷鳴はセンターを照らし、後光のように眩く光るそれは――――]
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(*14) fuku 2020/01/24(Fri) 01時半頃
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妖しげな 声に誘われ (もたらされる 豊饒) 迷いこむは 禁断の花園 (崇めよ 称えよ)
眩い光に照らされて (畏れ多き 神宣) 摂理がこの身を貫く (極まれり 尊さ)
手にしたのは魔導書か聖書か (希望の光に 押しつぶされて) 異世界への扉は開かれた (鍵は手中に 後は私達次第…)
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(*15) fuku 2020/01/24(Fri) 01時半頃
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(グリモワッ グリモワッ グリモワッ グリモワッ) [雨露に濡れた白薔薇と黒薔薇が開いて、また閉じる]
(グリモワッ グリモワッ グリモワッ グリモワッ) [スポットライトが付き、会場は平穏を取り戻す。]
[魔術書のページを閉じると、終奏はフェードアウト…]
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(*16) fuku 2020/01/24(Fri) 01時半頃
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[閉じた目を開く。薄青色の目がそこにあった。
高層から堕ちかけた身を翻して、羽を傍目かせて器用にベランダへと戻る。飛び散ったタールがベランダを汚したがそんな事はこの「悪魔」には如何でもいい。]
[窓の向こうで、少女はまだ眠っていた。] [何時だったか、天使の腹の中から観せられていた女子高生だ。]
(*17) bou 2020/01/25(Sat) 22時頃
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[怯えた目をしていた彼女は、この天使の祝福を受けて 友人と楽しそうに笑っていた。]
[あまりに酷い、―――酷い光景だと思った。 いっそ殺意すら沸くほどに。]
[もうわたしが誰の感情だったかも思い出せないけど。
この天使に祝福を受けた、いつかの誰かも 今、こうして笑っているのだろうか。]
[反吐の出るような激情が沸く。 いっそ狂い死ににそうだった。]
(*18) bou 2020/01/25(Sat) 22時頃
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[羨ましい。]
[羨ましい。]
[羨ましい。]
[羨ましい。]
[―――――恨めしい。]
[明るい世界で。友人たちと笑いあう。 なんてことはない青春舞台の真ん中で。
スポットライトを浴びて笑っていた、 あのお姫様のような立場が。]
(*19) bou 2020/01/25(Sat) 22時頃
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[いっそ、これを呑み込めば。 わたしも、]
(*20) bou 2020/01/25(Sat) 22時頃
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[窓に手を掛ける。そのまま割ってしまおうとしていた手に違和感が走る。ぎし、と指が硬くなったまま動かなかった。]
[こうやって人格を乗っ取り、人の感情を呑み込み始めてから、 天使は妙に足掻き始めた。]
―――、 滓の分際で、屑の分際で… 何を今更しがみつこうとしてる… わたしに何もしなかった、無能の癖に……!!!
[胃に居る悪魔の本体が、激情に駆られて暴れるように動いた。水音が煮えるような音を上げて胃から洩れる。
胃の内側から肉の割けるような感覚がして、天使の身体は咳き込んだ。食道からこみ上げた血がタールと混ざり合って、どす黒い色が口から吐き出された。]
[指のこわばりが消える。 此処に「悪魔」を止める者はもう居ない。]
[―――窓に、「悪魔」の手がかかった**]
(*21) bou 2020/01/25(Sat) 22時頃
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