297 湿っぽい古風和ホラーRP村「紫陽花奇譚」
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
|
[ 一度、夕顔を見て、]
(*0) 2019/07/07(Sun) 01時半頃
|
|
────この子の ななつの 御祝いに
お札を 納めに 参ります───────
(*1) 2019/07/07(Sun) 05時半頃
|
|
──────行きは よいよい 帰りは こわい
こわい ながらの と お り ゃ ん せ
と ぉ り ゃ ん せ
(*2) 2019/07/07(Sun) 05時半頃
|
|
[わらべ歌を口ずさみ、きゃらきゃらと笑う子供の声が、木霊する。
雷門じぃちゃんが姿を消す刹那、確かにその袖を引く小さな手があった。 こっち、こっちと誘うような。
それは勿論、夕顔の手ではない。]
(*3) 2019/07/07(Sun) 10時半頃
|
|
『 』
(*4) 2019/07/07(Sun) 10時半頃
|
|
[生ぬるい風が、吹き込んで、幼子の声をかき消す。 りぃん、とどこからか、鈴の音が響く。
お山の向こうへの道は、迷いの道へと変わる。]
お山の神様は、 人間に興味なんて、あらへんよ。
[お山の神様は、ただそこにあるだけで。 ヒトが死のうが行きようが、多分滅びようが、どうでも良い。
だから。だから────]
(*5) 2019/07/07(Sun) 10時半頃
|
|
せやから、 おねぇちゃんが、
ちゃぁんと。
(*6) 2019/07/07(Sun) 10時半頃
|
|
守ったる、からねぇ。
(*7) 2019/07/07(Sun) 10時半頃
|
|
[山奥の、さらに奥の、奥。 千代にそびえる巨木があった。 今は人のたどり着くこともないその巨木は、もう随分前に雷に打たれて真っ黒に焦げてしまっている。 その傍らに、割れた大岩ひとつ。
かつてそれは、巨木に寄り添うまろい石だった。
かつてその石には、緋色の縄が幾重にもめぐらされていた。
かつて、その石には……――――]
(*8) 2019/07/07(Sun) 11時頃
|
|
あぁ、だから、白やのうて、 赤やったんね。
[娘は目の前でうなりを上げる獣を無感動に眺めた。 遠くから、人が来る気配がする。 その中に、聞きなれた声が混ざった気がした。
あかん、あかんよ。 来たらあかん。 まだ。 わたしはもう、覚悟を決めたのやから。 これで、終い、と……
腹を裂く熱と、そこから零れる命の赤は、元々緋色の衣装を更に鮮やかに染め上げた。 近づく複数の人の気配に、のっそりと姿を消す獣。
括りつけられた岩に身を預け、細く息をする。 あと、何回。 徐々に弱まる鼓動を数える。 喉を焼くような冷たい空気を、それでも吸い込んだ。]
(*9) 2019/07/07(Sun) 11時頃
|
|
[ただ、ひと目、最期にあん子に逢いたくて。]
(*10) 2019/07/07(Sun) 11時頃
|
|
[支える力を無くした首が、重力に従って傾く。 自然と見上げるようになった巨木を、ぼんやりと眺める。 ここに、本当に。 神様は、おるんやろか。 わたしは、ちゃんと。 およめさまに、なれるんやろか。
わたしは、ちゃんと……]
『どうして、どうして、おねぇちゃん――――!』
[悲鳴のような声に、のろりと瞳だけを巡らせた。 泣きじゃくるあん子の顔が、見えなくて。 嗚呼でも、どうせ泣いた顔しか見れぬなら、数刻前に見た笑顔を最期の顔としても、良いかなぁ、なんて。]
(*11) 2019/07/07(Sun) 11時頃
|
|
なぁ、**。 わたしは、ちゃんと……
おねぇちゃんに、なれたかな。
[思う間に、世界は黒く、深く、沈んで逝って――――、]
(*12) 2019/07/07(Sun) 11時頃
|
|
だって、わたし。
――――おねぇちゃん、やから。
(*13) 2019/07/07(Sun) 11時頃
|
|
たしかにその紫陽花は、 わたしのものやけど。 摘んだりするんは、構へんのよ。
[そもそもその花は、本来摘まれるべくして生えたもの。 だけれど、不要な時には触れられぬよう、姿を隠して山中に生いていたもの。
……だった、はずで。 いつから、こんな疎まれるものになったのだったろう?]
(*14) 2019/07/08(Mon) 00時頃
|
|
そんならわたし、 ひなちゃんが、綺麗な紫陽花になれるよう、 皆んなに綺麗綺麗て言うてもらえるよう、 お祈り、しとくねぇ。
(*15) 2019/07/08(Mon) 11時半頃
|
|
そこには… そのお花には。
今は、だぁれもおらんよ?
今は。だぁれも。
(*16) 2019/07/08(Mon) 20時頃
|
|
[雷門じぃちゃんは、 おたえちゃんに連れられて、 何処かへ行ってしまったから。]
(*17) 2019/07/08(Mon) 20時頃
|
|
岩の上でいついつまでも、 何度でも思うのは。
あん子のことやった。
わたしの代わりに善吉っつぁんの お嫁さんになったはずの、 あん子が。
なぁんもできんかった、あまたれのあん子が、 ちゃんとお嫁さんやれとるんか、 心配で仕方なかった。
わたしはそれを、見に行くことも、 できぬまま。
いついつまでも、緋色の花嫁衣装を纏い、 岩の上で、待っとるのです。
(*18) 2019/07/08(Mon) 21時半頃
|
|
神様が、 お迎えに来てくんなさるのを。
(*19) 2019/07/08(Mon) 21時半頃
|
1
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
5日目
6日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る