88 吸血鬼の城 殲滅篇
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そうか、坊っさんの…。
[指を見れば、火脹れしたように先が爛れていた。 ……聖別の効果が現れたのだと気づき、 懐に仕舞い込んだ刀子を慎重に引き抜く。]
──此れもダメ、か。
[刀子、ワイヤー。 聖別を施して貰った事は見事に仇となったらしい。 ため息をつき、左眼を覆う眼帯を外す。 糸を割き、中から予備のワイヤーを引き出した。]
(86) 2012/05/01(Tue) 19時半頃
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ふん……
[鼻を鳴らすような吐息に覆いがたく滲むのは、愉悦。]
"親"にそんな口をきく"子"には、 躾が必要だなぁ。
[弱々しいその声に、抵抗の意志は薄いと知りながら、 "血の親"たる義務にかこつけて、罰を口にする。]
(*13) 2012/05/01(Tue) 19時半頃
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………。
[暫く考え、爛れた指先を噛み切る。 流れる葡萄色の血をコーティングされた鋼糸に振りかけた。 ゆっくりと銀は漆黒に曇り──
満足げに笑んで、男は武器を仕舞い込んだ**]
(87) 2012/05/01(Tue) 19時半頃
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おまえの為を思ってのことだぞ?
[優しさを装った声を掛けながら、見えない手を伸ばした。 血の縁をたぐり寄せ、内に流れる己の血を操って きつく、内腑を締め上げる。 魔に堕ちる前、受けた痛手を思い出させるように。
懲罰は尾を引く苦痛だけを与え、 ごく短い時間続いたあと、引いていった。]
(*14) 2012/05/01(Tue) 19時半頃
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良い子にしていたら、ちゃんと褒めてやる。 だから、オレに逆らうな。
いいな?
[支配の絆を刻みつけるように、言葉を突き立てた**]
(*15) 2012/05/01(Tue) 19時半頃
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/* ドナルドの顔が見えると、つい構いたくなるな。 ついつい。
(-56) 2012/05/01(Tue) 19時半頃
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DTだよねー…(真顔) もしくはクレアと一緒なら我慢するもんな弟的思考なんだろうなあ…
ってうごごごご ご主人様は俺をどんだけ萌えさせれば
(-57) 2012/05/01(Tue) 19時半頃
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/*
襲撃みてると人によって違いが出るなぁと思うのでした。 僕だと、干渉せずとも動くキャラはとりあえずおいといて 巻き込むと流れの変化が大きそうな所にいくかなぁ。
エリアス襲いたい。 ムパムピス襲いたい。
(-58) 2012/05/01(Tue) 19時半頃
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別に情けをかけた訳では無いのですが……。
[クラリッサの言葉>>+11に、苦笑いを浮かべつつ。 続く言葉>>+12には、僅かに表情を翳らせる。]
どうしてこのような……。 皆はどうなってしまうのでしょうか……?
[じっと、アヴァロン伯を見つめるのだった。]
(+19) 2012/05/01(Tue) 20時頃
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[鏡に自らと騎士の姿>>+13が映れば、軽く目を見張る。 そうして、次に映し出されたシーン>>+15を見れば、声を失う。]
ドナルド…………。
[クラリッサの言葉>>+17を聞いても、信じられないと言うように、力なく頭を振る。]
嘘だ。 ドナルドが、吸血鬼にだなんて……。
[かつて共に戦った仲間の、愛嬌ある笑顔が思い起こされ。 鏡に映る姿とそれが重なれば……記憶の笑顔が、ぼんやりと霞んだ気がした。]
(+20) 2012/05/01(Tue) 20時頃
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情けでないなら 如何してあの時…… 私に優しい言葉を掛けたの……?
[一緒に、行きましょう、と。 微かな笑み浮かべて紡がれた其れ>>1:89 情けでないなら何であったのかと不思議に思い尋ねる]
(+21) 2012/05/01(Tue) 20時半頃
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――…其れは
[どうしてこのようなことになったか。 女には其れがぼんやりと分かっていたが 自分の死が引き金になったと思えば一瞬間が空き]
領主さまが目覚めたのは 私があの方から頂いた血が流れたから――… あるべき場所に血が還っていったからだと思う
残された彼らは…… あの方に血を与えられ闇の眷属となるか 殺されて私たちのようになるか その何れかだと……
(+22) 2012/05/01(Tue) 20時半頃
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嘘であればどんなによかったか
[ドナルドに対してのラルフの言葉に やりきれぬような思いを漏らした]
(+23) 2012/05/01(Tue) 20時半頃
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ジェフは、ヒューに話の続きを促した。
2012/05/01(Tue) 20時半頃
ジェフは、ドナルドに話の続きを促した。
2012/05/01(Tue) 20時半頃
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[浴室は静かで穏やかだ。 ずっとここに隠れていたら助かるのでは、などと甘い考えが過ぎる。
下では争いが起きているのだろうか。 それともすでに自分以外全て死んでしまったのか。 確かめたくはないが、ここにいてもそのうち見つかってしまうだろう。 救援隊が駆けつけて助かるなんて考えは甘すぎる。 ならば、助かる道を探すしかない。]
………。
[寝室へと移動して室内を調べるが特に隠し扉や通路は見つからない。 3階から直接外へと逃げるのは難しいのかもしれない。 あるなら1階なのだろうか。 あまり下りたくはないが、意を決して下へ行く事にした。]
(88) 2012/05/01(Tue) 20時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 20時半頃
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[地を力無く睨む男の耳に響く、嗜虐的な嗤笑。 あらがえぬ獣をいたぶるような其れに、かっと怒りで頬が紅潮する]
躾、だって? 誰がてめえなんかの子に──ッ
……っ、…ひぁッ
[ぞくり、と背筋を裂く痛み。 躯の内を「何か」が弄る感触に悲鳴を上げた]
(*16) 2012/05/01(Tue) 21時頃
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…、…な、…や、……ぁ、…あ、ぐッ
[腹を押さえ、無様に床に転がって苦痛に悶えた。 『それ』は臓腑の中を掻き回し、潰し、締め上げて、 ひとならぬ身にすら耐え難い程の激痛を齎す]
(*17) 2012/05/01(Tue) 21時頃
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…、……っ、…。──
[それはほんの須臾であったのかもしれない。
痛みは嘘の様に引き 横たわったまま、息を荒げる]
………。……
鎖で首を絞め上げるような、支配者の宣旨。 もう、何かを言い返す気力は失っていた。
石床に顔をつけたまま、声に出さずただ小さく肯く。 ──食い破った唇が、薄赤く濡れて鉄の芳香を放った*]
(*18) 2012/05/01(Tue) 21時頃
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……ラルフ? ラルフ!
[ラルフのエストックが刺さっていた、すぐそば。 ラルフはそこに眠っていた。 彼の身体のまわりには、真新しい血溜まりが出来ていて]
すぐ……治療を……。
[そう口にしたものの、すでに手遅れなことは明らかだった。 せめて火に巻き込まれないように。 そう思い、遺体を横抱きにすると、 バリケードからも階段からも遠い部屋の片隅に、彼の遺体を横たえた]
(89) 2012/05/01(Tue) 21時頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 21時頃
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/* ドナルドの所に特攻していいのかどうか。 もう21時だしいいかな…。
(-59) 2012/05/01(Tue) 21時頃
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うおお犬が紅かったからへくたんも赤色と思い込んでた 勝手に描写してごめんご主人様;
(-60) 2012/05/01(Tue) 21時頃
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[ドナルドを映していた鏡は大広間の光景>>89を映し出す。 ラルフを呼ぶジェフの声が 鏡を通じて地下聖堂に響いた]
――…仲間思いね もっと冷たい人なのかと思ってた
[見えなかった一面が垣間見えた気がした]
(+24) 2012/05/01(Tue) 21時頃
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―― 2階・客室(14) ――
[2階へと降りてきた。 随分と静かだ。 黒犬と戦っていた時にラルフがドナルドの名前を呼んでいたが、もういないのだろうか。 ただ話しているだけでは気づかないのかもしれない。 少なくとも戦闘は起きていないのだろうと判断した。
バスルームへと続く扉を慎重な手つきで開ける。 誰もいない事にほっとして続く客室への扉を開けた。]
…ドナルドさん。
[見知った顔がそこにいた。 だが、ふと違和感を覚える。 ここで戦闘が起きていたのだと思っていた、現に室内は荒れている。 なのにどうして平然と立っているのだろう。 時間も随分経っている、彼は一体何をしていたのか。 疑惑に揺れる眼差しでドナルドを凝視した。]
(90) 2012/05/01(Tue) 21時頃
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[血溜まりはあの日のことを思い出させる。 男が師を永遠に失ったあの日を――。
あれはここではない、もっと遠い国。 やはり国王から直々に依頼を受けて、 小高い丘に聳え立つ城で、師について初めての実戦。
あのヘクターの首と胴を、斬り落としたほどの男なのだから、 討伐に失敗するはずがなかった。 自分さえいなければ――]
(91) 2012/05/01(Tue) 21時頃
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エリアスきたあああああ 3階行こうと思ってたのにきてもらってしまったごめん;
(-61) 2012/05/01(Tue) 21時半頃
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しかしヒューのおばかちゃんっぷりって可愛すぎるなwww ちゃんと読んでふいたかわいい
(-62) 2012/05/01(Tue) 21時半頃
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[まだ新米だった自分は、 自分は無実だと、泣いて助けを求める娘を 斬ることが出来なかった。
一瞬の隙を女吸血鬼が見逃すはずがなく。 隠していた鋭い爪で、腹を引き裂こうとして。
――死ぬ。
思わず目をつぶってしまった。 だがその時はやってこず、恐る恐る目を開けると 息も絶え絶えな女吸血鬼の姿と、 血溜まりのなか、倒れている師の姿。 師に駆け寄れば、答えが帰ってくる]
何をしている。早く奴に止めを刺すんだ――。 もう、お前しか出来ない。
(92) 2012/05/01(Tue) 21時半頃
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[師に言われた通り、女吸血鬼に止めをさして、 また師に駆け寄ると。
――彼はすでに絶命していた。
何もかも自分の甘さが招いたことだった。 その過ちを忘れないように、 師の血が染み付いた彼のペンダントを その時から肌身離さず身につけた]
(93) 2012/05/01(Tue) 21時半頃
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捜査官 ジェフは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 21時半頃
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/* 吊り立候補した方がいいんでしょうか。 状況的には私が一番死にそうですし。
(-63) 2012/05/01(Tue) 21時半頃
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―二階客室―
[暖炉の前に立ち、 ぱちぱちと、爆ぜる火を見守る。 布に包んだ何かの塊を放り投げると、 炎は大きく跳ね上がり、 その中に潜んでいるもの諸共に燃え上がった。] ――。…。
(94) 2012/05/01(Tue) 21時半頃
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病人 エリアスは、メモを貼った。
2012/05/01(Tue) 21時半頃
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[エリアスが扉を開けたとき、 炉は殆ど燃え尽きていた。 マントルピースには愛用のボウガンが傾けられ、 最後のひとつの布の塊が、 炉の上面に寄せ掛けられている。] ……よ、エリアス。 無事だったんだな。
[炎から目を離し、軽く手を上げて笑みを向けた]
(95) 2012/05/01(Tue) 21時半頃
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