285 【突発誰歓RP】逢魔ヶ時に会いましょう
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[そもそも街には「食べる」のかすら分からない人間もいる。
店の前を箒で掃いていると、時折通りかかる蕪頭。 目も口も鼻もない真っ白な顔の表情は伺い知れないが 何やらご機嫌に踊り歩いているのに出くわすことがある。
蕪ならば土を食べるのだろうか……食べるとしたら何処から? 酒に話が進んで根を張ってしまう客とは違って 店の真ん中に文字通り根を張ってしまったらどうしよう、とか。
もし店を訪れることがあるなら聞いてみよう。 お客にだったらそれくらい尋ねても罰は当たらないだろうから。]
(106) 2018/10/05(Fri) 15時頃
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[それに比べて、店の常連のザーゴはどうだ。
彼が犬の遺伝子持ちとは外見からは推測できないから 彼の口から聞かなければ今でもそうとは知らないだろう。
彼が捨て犬のように箱に詰められたのは ウサギ娘と母親がここに来る前の話。 その話を知っていてもいなくても娘の不愛想は変わらない。
酔客で騒がしい店は、本の話をするには向かず>>66 ただ束の間心の隙間を埋めることはできるだろうから 酒を頼まず、ただ片隅でさざめきに耳を傾けるだけでも 店主のウサギ娘は何も言わない。]
(107) 2018/10/05(Fri) 15時頃
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[昔「ウサギ肉だよ」なんて揶揄った時の態度は可愛らしかった>>80 青くなって謝り出すのが申し訳なくて、冗談だと打ち明けたのだっけ。
だのに今となっては平然と言い返してくるのだもの>>81 真っ赤な瞳を覗き込まれてウサギ娘の鼻がひくりと動く。]
バカ言え。
[しかしいつまで経っても続くあしらい言葉が出てこないのは 偏に、ウサギ娘の未だ固く閉ざした少女の部分のせい。
返事に窮したウサギ娘は手にしたお盆で ザーゴの背の辺りを軽く小突いたら そそくさと逃げるように厨房に帰ってしまうだろう。]
(108) 2018/10/05(Fri) 15時頃
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/* >>108 かわいいかよ…
(-46) 2018/10/05(Fri) 15時頃
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[いつもどおり騒がしい店の中を、古びたラジオが 呑気に誰も聞いていない天気予報を流していて 店の中央では牛の頭の大男が酔いに任せて この間店の帰りに財布を無くしたのだと>>86 同じ話を延々繰り返している。
厨房に逃げ帰ったウサギ娘は冷えたジョッキに エールを注ぎながら独り言ちるのだった。]
……食えねェヤツ。
[言い返せなかった負け惜しみの独り言や 台所の床を踏み鳴らす足音は 果たして喧騒の中の犬の耳にも届いたろうか。]*
(109) 2018/10/05(Fri) 15時半頃
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恋しくば尋ね来て見よ 和泉なる信太の森のうらみ葛の葉
(110) 2018/10/05(Fri) 15時半頃
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/* アッマックスになった どうしようかな… あと2人くらいは増えてもいいんだが…が、
(-47) 2018/10/05(Fri) 15時半頃
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[10年前、とある製薬会社が警察の介入によって消滅した。 逮捕された社長と幹部は表の会社を隠れ蓑に未認可の遺伝子を多数使用した違法改造を行っていたらしい。
彼らの目的は「神秘」の完全再現 この科学の時代にそぐわぬ奇跡―魔術、呪術といった御伽噺―を追い求める、ある意味では狂信者達だった。 "獣人"などという空想の住人が現実に現れだしたことで生まれた夢想家とも言うべき存在だろう。
「御神体」――彼らがそう呼称する実験体もその成果物の一つだ
その"女性"は生まれて1年で異常成長し、瞬く間に成人に近い見た目となった。 彼女は男全てを魅了する美を持ち、その長い白髪は絹のように滑らかだった。
そして何より眼を惹く――頭に生えた狐の耳、後ろに生える9の尾]
(111) 2018/10/05(Fri) 15時半頃
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/* 枠増やすのはあと一回にして 村建てメモを貼ってパルックを入れよう
(-48) 2018/10/05(Fri) 15時半頃
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「玉藻前」「葛の葉」……「九尾の狐」
[最早薄れて消えかけた伝説が、神の御業によって復活したのだ……と彼らは主張していた。
その存在が本当にあったかは疑わしい。 なにせ、当の実験体はどれだけ捜索しても見つからなかったからだ。
重役達は狂ったように「御神体に穢らわしい手は触れさせない」などと言っていたが精神異常が後に見つかったので信憑性は無しに等しい。
写真すら無く資料も"燃やされた"「御神体」の存在を確信する者はきっともう居ないだろう。
後はマイナー都市伝説「永遠を生きる白妖狐」が尾ひれをつけつつ一部に囁かれるのみ]
(112) 2018/10/05(Fri) 15時半頃
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/* あっ…どうしよう 本当にとても嬉しい…ご参加ありがとうございます…
(-49) 2018/10/05(Fri) 15時半頃
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[ああ、きっと彼らは"化かされた"のだ!!!]
[嘘じゃないよ。本当さ] ["永遠"と"女"を打ち消せばね]
(113) 2018/10/05(Fri) 15時半頃
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ふんふーん……
[鼻歌混じりに荒れた路地裏を"男"が歩く "カラバ公爵様の土地">>87に何時ものちょっかいをかけるのも楽しいが、今は小腹の空き時だ。
"チャラい"とも形容できる風貌。頭に乗せられた大きいハンチング帽は少しアンバランスだ。 零れる黄金の髪は陽光を反射し、乱雑に斬られながらもその髪はさらさらと頬を撫ぜただろう。 その頭に生える"黄色の獣耳"は、この遺伝子改造時代じゃさほど珍しくない"獣人"の証。 もっとも、今は帽子の下で潰れているが。
そうして見た目は20代の(10年前に街に来た時から何ら変わりのない)青年はとある店に飛び込んだ]
(114) 2018/10/05(Fri) 16時頃
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―Luna'sにて―
ちわーっす! ソーちゃん喉乾いた!コーラちょーだい! あとサンドイッチ!
[既に賑わう店内に入った途端に馴染み深い兎店長に飲み物を要求 拗ねて厨房に入っていた彼女>>109に声は届くだろうか。 何の会話があったかは察せられない。彼の天才>>76には遠く及ばない頭なもので
混雑する店内を見回せば、その隅に見つけた男>>77に笑みが深くなった]
先輩!来てたんすね! あ、隣良いっすか!?
[10年前、この街に来たばかりの頃に出逢った"同類" 敬愛を込めて"先輩"と呼ぶ彼にだだっと駆け寄る様は当の相手より犬のようだ。
だが残念。オレは犬ではない。"イヌ科"ではあるけどね*]
(115) 2018/10/05(Fri) 16時頃
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架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/10/05(Fri) 16時頃
架空惑星 レンは、メモを貼った。
2018/10/05(Fri) 16時頃
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/* なんかまたかわいいのがきてるーーーーー わんわんおーーーーーこんこんおーーーーー
(-50) 2018/10/05(Fri) 16時頃
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[ 白い頭が視界の中でぐわんと揺れる 否実際は揺れただけではなくて 更には私の顔を覗き込むのでしょう 一歩後ずさってしまったのは御容赦を。 ]
難しいことを考えるのが、きっと 人間の遺伝子、なのよ、蕪さん
[ 蕪<かぶら>さん、と声を掛けてみたものの それが正しかったのかどうかはわからない お嬢さんに対するあなたへの呼び方が どれが正しいのかなんて私には判らない
……そう、 何もかも判らない、と私は放棄するの ]
(116) 2018/10/05(Fri) 16時半頃
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答えを求めているのに 問いすらも定まらない時は どうしたらいいのかしらね
[ 表情は動かず蕪の頭を見つめてぽつり それは問いかけではなくて唯の独り言 ]
(117) 2018/10/05(Fri) 16時半頃
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………忘れて。 貴方は何も考えずに踊っていれば良いわ。 幾らでも。貴方が生命を全うするまで。
ステップを止めて御免なさいね。
[ 踊って、と言わんばかりに 蕪が征くであろう道筋を開けて指し示す きっと広がるのは蕪の瞳に映る腐っていない街 さて蕪は再び舞う事はできるのやら
それが一歩を踏み出すのは見届けず 擦れ違う私はそのまま反対側へと向かう筈 ]**
(118) 2018/10/05(Fri) 16時半頃
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姉妹 ロイエは、メモを貼った。
2018/10/05(Fri) 16時半頃
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[厨房に入って間もなく、ドアベルの音が響く。 続いて賑やかしく注文をする声>>115はこれまた 常連のレンのものか。]
あいよーっ!待ってな!
[サンドイッチ用のパンをトースターに放り込みながら ウサギ娘は喧騒に負けぬ声を張り上げた。 ハンチング帽の下の耳のことを知っていたとしても 狐だからサービスお断り、なんてこともなく。
からしマヨネーズを塗ったトーストにほぐしたターキー を挟みながら、レンがまたザーゴに絡んだのを聞いて おいそこに座るのか…と足踏み一つ。]
(119) 2018/10/05(Fri) 17時半頃
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[それでもウサギ娘は席順に口を挟むことはしない。
コーラの入ったボトルとグラス、 それからトマトとレタスがたっぷりのターキーサンドを いつものむっつりした顔でレンの席へと届けるだろう。]
…………ほらよ。
[何の肉かと聞かれれば、他の客なら「ウサギ肉さ」と お決まりの軽口も叩こうが、相手は狐。傍にザーゴ。 化かし合いにもならないから素直に「七面鳥さ」と答えようか。]*
(120) 2018/10/05(Fri) 17時半頃
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/* >>100 なんだってーーーーーッッッッッ
(-51) 2018/10/05(Fri) 17時半頃
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/* 7日10時開始でもいい気がして来た()
(-52) 2018/10/05(Fri) 17時半頃
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─ "わたし" ─
[ この街に棄てられてから 物心つくまで、どう育てられてきたのか 正直なところ、よく覚えていません。
気付けばわたしは此処に居て、 しいたげられながらも働き、 時には奇特な人の施しを受けて 食うや食わずで生きてきたのです。
"生きる"こと以外がらんどうなわたしにも、 たったひとつ、大切なものがありました。
それは、赤ん坊の頃から持っている、 おとうさんについて書かれた手帳です ]
(121) 2018/10/05(Fri) 17時半頃
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[ おかあさんについては書かれていません。 誰が書いたのかも解りません。
もっと言えば、 それが真実かも解りません。
──── それでも、構いませんでした。
持たされた一冊の手帳に記された 会ったこともない父親の"物語"は、 夢見がちな少女の心のなぐさめに相応しく、 そして、生きる活力になったのです ]
(122) 2018/10/05(Fri) 17時半頃
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[ おとうさんに会ったらどうしようという妄想が いつか会いに行こうという目標に変わるまで、 かなりの時間を要しました。
思い返せば、その時期が わたしにとって一番の幸福な時間でした。 まるで、陽だまりの中で すやすや、眠るときと同じように。
その目標が壊れるのには、 はっきりとした理由は必要無くて 何故諦めるのかとたずねられれば "疲れた"としか答えようがないのです。
優しい物語にあるように、 会えば無条件で受け入れてもらえる なんて 信じられないくらいには、 大人になってしまったのかもしれません ]
(123) 2018/10/05(Fri) 17時半頃
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[ 目標すら失くしてしまえば わたしには何も残されていませんでした。
あるとすれば。 自分の境遇を嘆く心、ばっかり ]*
(124) 2018/10/05(Fri) 17時半頃
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─ 耳の長いおねえさん ─
[ 彼女の第一声を、よく覚えています>>105 ]
な なんでも なんでも、たべられ、ます
[ 言ってから、はたと気付きました。
わたしがこんな顔をしているから、 虫と人、どちらの食べ物が必要なのか そうたずねてくれていたのだ、と。
"ひとと、おなじものを" などとつけ足して、 彼女の表情を帽子の下からうかがいました。 うさぎさんそっくりなお顔ですが、 わたしのそれより幾分読みやすいはずです ]
(125) 2018/10/05(Fri) 17時半頃
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[ お店に入るつもりは無かったのです。 けれど、招き入れてくれる彼女を 拒むことも出来ませんでした。
温かな料理を運んでくれたこと。
申し訳なさに縮こまるわたしに、 酔っぱらいがかけた言葉を 彼女は強く制してくれたこと。
その二つが、どれだけ嬉しかったか。 それと同時に、抗議すら出来ない自分が 情けなくって、悲しくって。
深く被った帽子の下で、 ほろほろ零れる水滴があったこと。 彼女は知らないままでしょう ]
(126) 2018/10/05(Fri) 17時半頃
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[ そんなやり取りから暫くして 大衆酒場の窓際に、 ちょこんと小さな花瓶が増えたでしょう。
飾られるのは、みすぼらしくも愛らしい、 野に咲く花が何輪か。
彼女がそれを疎まなければ 瑞々しい季節の花々と共に、 花瓶は今でもそこにあるはずです ]**
(127) 2018/10/05(Fri) 17時半頃
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