194 花籠遊里
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
全て表示
|
[それはまだ、雨が止んだ頃であったか。 珍しく一階奥の部屋にて、蝶以外の来客が通された。 一輪の花の迎えに、醜い肉塊が現れた>>3:*1>>3:*2
金は払った! 何処へ隠した!
そんな風な叫び声が部屋中に響く刹那。]
(*17) 2014/09/21(Sun) 23時半頃
|
|
知らないねえ。
花は、人でも犬でもなんでもない。 首輪もなければ自由に咲き、自由に枯れる。
あれは元々、根を張る花とは違ったのさ。 水面に揺れる、蓮の如く。
波間に浚われてしまったんだろうよ。
(*18) 2014/09/21(Sun) 23時半頃
|
|
しかしだ。 そんなことはどうでもいい。 金は払ったというが、どうも勘定があわなくてねえ。
お客人、利子というものをご存知かな?
他から金を借りるということは、そういうことなのだよ。
払わずして消えた花の数年の利子、 払えるのなら全て揃えて頂こうか。
無くとも、払って頂こう。 言うだろう?
―――“人間外見じゃなく、中身だ”と。
(*19) 2014/09/21(Sun) 23時半頃
|
|
え?びちゃびちゃになるのがいいんだよ?
[広間まで櫻子と手を繋いでやってきた僕は、彼の驚いたような声に何がおかしいのかと続ける。>>58 悉く湿った感触のものが好きな僕には、サクサクの生地の良さなど分からなかった。
チョコレートクッキーと、櫻子の用意してくれたお茶が卓上に並ぶ。 僕はやはりそのお茶をふうふうと吹いてから口にする。]
ん。おいし。 甘いものも落ち着く味だけど、お茶の味もいいね。
[なんてにっこりと隣に座る櫻子に笑ってみせた。
櫻子が先ほどの問いに答えないようなら、僕は追及しないで忘れた振りをした。]
(60) 2014/09/21(Sun) 23時半頃
|
|
[その後、その肉塊がどうなったか。 嗚呼さっぱりと覚えてなど居ない。 蛇から逃げ遂せたかもしれないし。 そうでないかも知れぬ。
今は揺り椅子に揺られ揺られて。 男は籠の中の 花の名を口にする。]
(*20) 2014/09/21(Sun) 23時半頃
|
|
/* めっさ重大な誤字してた。>>56「嫌ってるんじゃなくて。」じゃなくて「嫌ってるんじゃなくて?」やん。何寝ぼけとんねん自分。
(-38) 2014/09/21(Sun) 23時半頃
|
|
藤は今頃、どうしているのかねえ?
[罅割れた鏡花。 朧月を泣かす藤。
下町の空きを、しっかりと埋めていることだろう。 下方の孔も、しっかりと埋められていることだろう。 花籠がどれ程幸福な場所であったか、知らしめられていることだろう。
下卑た冗句。 きいきいと揺り籠は揺れる。]
(*21) 2014/09/21(Sun) 23時半頃
|
|
……しかし、花も幾分と減ったものだ。
[ゆうら、ゆうら。 揺れる宵闇は *何想う*]
(*22) 2014/09/21(Sun) 23時半頃
|
|
[彼の部屋か、あるいは館のどこかでか。
朧の姿を見つけると、己は彼に問いかける。 普段より落ち着きが無いと、心配させるかもしれないが。]
……朧は、此の花籠で長いよな?
なあ、此処から、逃げ出すことは、可能だよな? 金を貯めて、自分を買えば、叶うよな?
[困らせる問いだっただろうか。 それでも、問う。
借金を背負い、繋がれた楔から逃れる術を。
唯一己が縋った未来は、之までに叶えた事の在る花など居たのだろうか。 在り得ない幻だったのだろうか。]
(*23) 2014/09/21(Sun) 23時半頃
|
半の目 丁助は、メモを貼った。
2014/09/22(Mon) 00時頃
|
そう、なのですか…?
[びちゃびちゃとするのがいいらしい>>60 ベルさまは不思議な御方だと思うけれど 随分と味覚の方も個性的でいらっしゃるのかもしれません。
取り出した甘味と、とうもろこしの香るお茶。 緑茶でないのは、少しでもくっきーに併せてのことでした。 もしかしてですが、これにクッキーを浸したりもされるのでしょうか。 おずおずと、先程まで繋いでいた手を見詰めました。]
美味しいなら、よかったです。
[ね、毒なんて入っていないでしょう? 余計なことを謂わなければ、彼の『蝶』が座っていたかもしれない椅子。 それに一度、視線を向けたのでございます。]
(61) 2014/09/22(Mon) 00時頃
|
懐刀 朧は、メモを貼った。
2014/09/22(Mon) 00時頃
|
/*流石にお茶にくっきーはつけないよ!?!?
(-39) 2014/09/22(Mon) 00時頃
|
|
/* おぼろーうおー 遅い時間にお疲れ様やで
(-40) 2014/09/22(Mon) 00時頃
|
|
/*あ、しまった座るときに腰がアイタタタろる回すの忘れた!
(-41) 2014/09/22(Mon) 00時頃
|
|
このお茶は緑茶じゃないみたい だけどなんていうお茶なの?
[緑茶は一回飲んでみたきりだが、あれとは多分味が違うと思う。そう思って尋ねてみた。
櫻子が僕の手先を見つめる視線の意味は分からなくて、小首を傾げてみせる。 筆胼胝が気になるのかなと勝手に合点して。]
ああ、これ? 僕ちょっと小説を書くんだよね。
[なんて説明してみせる。
櫻子の視線が空席に向けばその意味はきちんと了解して。]
まあ、お茶会なんてまた今度できるよきっと。 一緒にお茶したいのなら。
[なんて未来のことを*語ってみせた。*]
(62) 2014/09/22(Mon) 00時頃
|
許婚 ニコラスは、メモを貼った。
2014/09/22(Mon) 00時頃
|
―霧雨降る夜― [一夜の慰め、気紛れ、『夢』だったとしても。 温もりは癒しとなり、朧の雫を乾かす。
みるみると悲しみに染まってゆく櫻を眺め、ふっと笑う。
済まない、お前にそんな顔をさせたかった訳では無かったというのに。 朧の名が音となれば>>7櫻を軽く抱きしめかえし、少しの間肩口に顔を埋め。 優しさに身を委ね悲しみを流していった。]
(63) 2014/09/22(Mon) 00時半頃
|
|
[音も経てずに、ただ静かに霧雨は降る。
明日には『日常(いつも)』の朧に戻るため。 『普段』の花籠で揺れる花に戻るため。
もう二度と見れぬあの色に告げる。 左様なら、さようなら、と。>>*2
櫻の微かな香りと温もりを傍に、月は眠る。*]
(*24) 2014/09/22(Mon) 00時半頃
|
|
―自室― [目に眩しい、とまではいかない山吹色に、こげ茶に浮いて見える蔦色。 その手にはその日も飽きずに煙管が握られていた。 傍に置くのは長火鉢。ちょっとした小物入れがついたそれの奥には、使われる事の無い真新しい煙管。
少し寒さが走るような見事な秋晴れに浮かぶ虹。 花がまた一輪欠け落ちた事など気にもしようとせずに、男は煙を纏う。 花籠は随分と色を欠いて来たが、その一部でしかない朧にはそれを口に出す事は殆ど無く。
さて、己を探して焔の色をした花が訪ねてきたのは、どの位の時間の事だったか。]
(64) 2014/09/22(Mon) 00時半頃
|
|
[焔色に違和感を抱きながらも>>*23、己の部屋を訪れたならば茶の一つくらいは出しただろう。
焔が月に問うは、『花籠』から出るための問い。 僅かに眉間に皺を寄せながら煙を燻らせれば、暫しの間が。 吸い殻を丁寧に落としながら、ゆっくりと口を開く。]
前者はともかく後者は然り、だな。
[迷ったままの視線は焔と合う事は無かったのだろう。 己に投げられた言葉には微かに光が宿っているように思えた。 しかし。 それを叶えた花など、少なくとも朧が見た中では居なかったのだろう。 ……自分が花になる前なら、あったのかもしれないが。 花主がそれをただ黙ったまま見送るのかどうか。
故に朧は、そうとしか答えることはできなかった。]
(*25) 2014/09/22(Mon) 00時半頃
|
|
とうもろこしのお茶です。 炒った実を使って、お茶にするのですよ。
[かふぇいんが入っておらず、芳ばしい香が特徴です。 素朴な味がして好きなのだと 他愛もない会話の中に紡いだりもしたでしょう。
僕の視線を集めていた指先には ちょこれーとくっきーではなく、筆胼胝がありました。 小首を傾げながら話してくださる姿に 僕は純粋な尊敬の表情を浮かべました。]
お話をお書きになられるのですか! 本を読むのも好きなんです。 ベルさまのお話も、読ませていただけたりしますか?
[次のお土産には、甘い『夢物語』がいい。 僕はそんな風におねだりをしたのでございます。]
(65) 2014/09/22(Mon) 00時半頃
|
懐刀 朧は、メモを貼った。
2014/09/22(Mon) 00時半頃
|
――そうか。
[出された茶にも手をつけず、座して朧の紡ぐ言葉を待っていた。
抱いていた期待は、筋の通る話である筈だ。 大金の代わりにと繋がれた鎖なら、金で断ち切れると。
花籠に長くして、彼は己よりも多くの花を知っている。 其の彼の言葉なら、信じられる。]
だよな。 良かった。
[彼の懐に渦巻く疑問に気付かずに、焔はふわりと、微笑んだ。]
(*26) 2014/09/22(Mon) 00時半頃
|
|
お…… おぼろ、僕は、何時か自分を買って、外に出たいんだ。
[之までに誰にも告げたことの無かった夢を、教えてくれた彼に打ち明ける。
其の為に今は耐えていると、言葉の裏は彼に伝わるかは判らないけれど。]
答えてくれて、ありがとう。
(*27) 2014/09/22(Mon) 01時頃
|
|
……僕は、嫌ってなどないのですよ?
[優しく語られる未来が>>62 僕の唇を少しだけ軽くさせました。 ベルさまは「ヘクターさんは櫻子さんに愛着があるって言ってた」>>56 そう、謂っておられました。
それはあまりにも信じられるものではありませんでした。 きっとこの優しい太陽が、僕に聞かせてくれる『夢物語』なのでしょう。
僕だって嫌いなわけではないのです。 ただ、ずっと苦手に思うだけで。]
出来るでしょうか…。
[どうしたってそんな未来、想像など出来もしませんが。]
……出来れば、いいなって思います。
[隣に座り、甘味と飲み物とを並べて。]
(66) 2014/09/22(Mon) 01時頃
|
|
[ただ、ただ、苦手なのです。
近付いてはいけないと、何かが警鐘を鳴らします。 関わってはならないと、何処かが制止をかけるのです。]
…───『嫌い』になれたら、
[どんなに、楽であったことでしょう。 それもこれも、僕は花であるからだと。 何方を好いても、何方を嫌ってもいけないのだと。 その教えに生きているのだと、ずっと言い聞かせておりました。]
(*28) 2014/09/22(Mon) 01時頃
|
|
[言い聞かせて、おり 『ました』 。]
(*29) 2014/09/22(Mon) 01時頃
|
|
―――…丁助。
[ぽつりと花の名を呼ぶ。 孕む色は、迷いか、戸惑いか。何れにせよ良い感情だとはとても言えないそれを込め。 焔の微笑みは『しあわせ』を宿しているように見えた。
見えたからこそ、言うべきか言わざるべきか。
これが己では無く他の花ならば、もっと上手く丁助に答えを出してやれただろう。 月には告げられなかった。焔が我慢強く耐えていたのを知っていたからかもしれない。>>*27]
お前にとっての幸福が、『外に出る事(それ)』ならば。 ………叶うと、いいな。
[無責任な言葉の羅列に聞こえたかもしれないが、本心も混ざっており。 しかし、叶える助言をしてやれるわけでも無ければ、 砕くなんて惨い事もできずに。 随分と煮え切らない態度となってしまった。]
(*30) 2014/09/22(Mon) 01時頃
|
|
[そんな未来を望む事さえ許されないのだということを 僕が知るのは、まだこの刻ではなかったのでございます。
櫻は今日、花籠での終わりを迎えます。
それを知るは、今宵の櫻を買い付けた『蝶』のみでしょう。 櫻の季節が終わったのだと。 身を繋ぐ見えぬ鎖が、今宵の金で断ち切られるのだと。
──中庭も幾分、寂しくなることでしょう。
此処でしか咲けぬ『櫻』を捨てる言葉が きっと愉悦滲ませながら、響いていたのでございます。]
(67) 2014/09/22(Mon) 01時頃
|
|
[例え花籠から出られようとも、それが『幸せな形』で出られるとは限らない。 花籠から逃れようとも、あの花主から逃げられるとは限らない。
……浮かんだ『不幸の形』を必死に沈めるために朧は煙をはく。 焔と同じ響きを持った花ならば、音にせずとも分かっているだろうと。]
(*31) 2014/09/22(Mon) 01時頃
|
懐刀 朧は、メモを貼った。
2014/09/22(Mon) 01時頃
|
……ん。
[頷く。 不器用な声色を、彼のらしさだと思い込んで。 思い込みたくて。]
あっ、あ。 変なこと、急に聞いて悪かった。
[浮かんだ予感は、消したのだ。 消したかったから、訊ねたのだ。
浮かぶ煙は、見えない何かを形作って、消える。]
(*32) 2014/09/22(Mon) 01時半頃
|
|
いつかきっと。 だって、僕はずっと此処におりますから。
[何も知らない『櫻』はひとひら 甘い焼き菓子の花弁を食んで、微笑んでおりました*]
(68) 2014/09/22(Mon) 01時半頃
|
|
[森の奥の奥の小屋には、小さな月が、堕ちている。
なんて、まるで御伽噺の様な――終わりで、始まりを。]
(+9) 2014/09/22(Mon) 01時半頃
|
1
2
3
4
5
6
7
8
9
10
11
[メモ/メモ履歴] / 発言欄へ
情報
プロローグ
1日目
2日目
3日目
4日目
エピローグ
終了
/ 最新
視点:
人
狼
墓
少
霊
全
トップページに戻る