3 ビー玉坂〜卒業式の前に視るその場所は…
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ひとりは こわい からね。
[呟くように、微笑うように。静かに。]
(*135) 2010/02/27(Sat) 23時頃
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[そもそも。
そうしなければ。 ―― いなくなる のは。]
…… いなくなったら。
(*136) 2010/02/27(Sat) 23時頃
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[小さく、息をつく。]
『大丈夫。』
『これハ、仕方ナイの。』
『……誰も、悪クない。』
(*137) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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グゥルルゥ
[変な音を喉はたてる。]
[欲するものが与えられていない。]
[自身の中の自身でない部分が、暴れようと……]
ガァアアアア
[頭の中にノイズが広がる。 ]
(*138) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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ひとり……ひとりもイヤ だが
こんなところにずうっといるのは……
ああ ああ あああああ
(*139) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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[仕方が無い
しかたが、ない。
人ではない片言の声が言う。]
…っ!?
[吼える。吼える。吼える声がする。]
どう、した
[呼びかける。]
(*140) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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[渇く……]
[だけど、言わず、息使いのみ……。]
はぁ……探さなくては……
ケイトを。
[そしたら、苦しくはない……はずと。]
(*141) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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こえ、きこえ る の
あげる から…
(*142) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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……、 何処にいる。
……――お前に気をつけろと
――謂われた。
[知った声。確信を持って、問う。]
(*143) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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―― ケイト を?
[>>#16 見つけ られたら。]
まさか。
[出てきた名前。 哂い声。]
―― 本当 に ……?
(*144) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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気をつけろ か。
まちがいじゃ ない。
いらない……。
[なぜか、その渇きがなくなれば、
別のものにもなるような気がしてきていて……。]
(*145) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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今は3階だ。
[傍にいる人もみて]
アンタも、俺には、気をつけろ。
(*146) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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…… 鬼は、 俺たち。
[黒い染み。ぼやけているけれど 確かに薄紫を侵す黒。]
……ケイト、を 見つけて?…嗚呼…
[鬼は、――鬼、なのに?]
(*147) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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[会話に眼を眇める。]
……注意しろッて、どう言う こと?
何 え。鬼って、ばれてんの?
(*148) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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――…
……なら俺にも気をつけるんだな。
……もう、 血、… を 飲んで、しまった。
[これは、意志の脆弱さの差か。]
…… 忠告は、ありがたく受け取るさ。
(*149) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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鬼
でも
ケイトをみつければ
[甘いことを思う。]
(*150) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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飲んだ………
ああ ああ ああ
[渇く] [渇く]
ノマセ…………
あああああああああ
(*151) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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[ くろ は まどろむような微笑 を ]
はやく みつけ て ね
(*152) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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っ、…しまっ…
[失言だった。]
――おい、…正気を保て。 ……――…、だめだ。
[――自分は、堪えられずに啜ったというのに?]
(*153) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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[息遣いは荒い]
[帽子の向こうの目は血走っているか。]
あああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああああ
(*154) 2010/02/27(Sat) 23時半頃
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[狼狽したのは、こちらの様子も兼ねて。]
―― ……ッ。
[ 何 を。 ]
[ いまさら。 ]
[ これから ―― を ―― するのに。 ]
(*155) 2010/02/28(Sun) 00時頃
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……おい!
[ 鬼は、
捕まえる ものだ
けれど、 その、悲鳴は。]
(*156) 2010/02/28(Sun) 00時頃
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……耐えられないなら、言って下さい、って。 さっきもいったじゃないですか。
[その声は甘くまどろむようなものではなくて]
――こわいんですね。 ならいいです、何かが変わったら、私のせいにしてくだされば。
(*157) 2010/02/28(Sun) 00時頃
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僕は …… ――
[みつけて。 帰して貰えるなんて。
おくって。 帰して貰えるなんて。]
消されたくない。
[帰りたい。 そんな、望みは抱かない。]
(*158) 2010/02/28(Sun) 00時頃
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鬼はつかまえる……
こわい………
消されたくない……
[どれも、本当で…]
はは はは はは
(*159) 2010/02/28(Sun) 00時頃
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……僕はそれだけさ。
[呟きのように言って。 苦しんでいる相手に意識を向ける。]
あんたは 違うんだな。
(*160) 2010/02/28(Sun) 00時頃
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……――。
[帰れない。 帰りたくない。 帰りたくないから、此処にいたのに。
何処へ、行けばいい。]
……わからない
[消されたくない。 それは、本当なの、だろう、けれど。]
(*161) 2010/02/28(Sun) 00時頃
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[感じる3つの揺らぎに、闇の中まどろんでいる。 希望も絶望もどちらも持ってはいなかった]
(*162) 2010/02/28(Sun) 00時半頃
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――……ごめんなさい
(*163) 2010/02/28(Sun) 01時半頃
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[不意に聴こえた謝罪の声。 先程から 似ていると 感じていた。殆ど毎日聞いていたあの声音 に。
肯定したいような否定したいような気持ちは綯交ぜにして閉じ込める。]
…… どうしたのさ ?
[静かに、尋ねた。]
(*164) 2010/02/28(Sun) 01時半頃
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