43 朱隠し
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[ 「これ」が徳利を指していると思い至り]
これまで頂いた駄賃で先程買ってきたのです。 ほんの少ししか買えませんでしたが、うちで一番上等な酒ですよ。 [ 欠けた徳利は捨てられたものを綺麗に磨いた。 神様に捧げると告げた時の主人の目は、春松を憐れんでいたが、望みが叶う前の春松には、そんな事はどうでも良かった。]
(13) 2011/02/18(Fri) 13時頃
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春松は、明之進の方向に、目を閉じたまま会釈ひとつ。
2011/02/18(Fri) 13時頃
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……私は、自分の幸せのために神様に無理をさせる程非道ではありませぬ。それに。
[ 徳利から小指だけを離し、ひょこひょこと曲げ]
神様は、約束を守るお方だと、信じていますから。
[口角を上げた。]
(14) 2011/02/18(Fri) 13時頃
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……昨日お前に渡した面、持ってきているか?
[口角を上げる少年にアヤカシはぽつりと告げる]
(15) 2011/02/18(Fri) 13時頃
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…そうですか。
[どうもしないと語る山の神。そして、来年でも良いと言い出した少年。その話の行方を見ていたが、「行きたいか」と問われれば。]
願わくば――… 鳥居の向こう 連れられて 寂しさ埋める 供物に成りたし
[歌を呟き、山の神と丁稚の少年を見る。]
俺などでも、貴方の寂しさを少しでも埋められるなら……行きたいと、思いましたが。
[兄に会いたいと願う少年に目をやり。]
この子を押しのけるのも、貴方に無理をさせるのも、どちらも辛い。
[そう言い、目を伏せた。]
(16) 2011/02/18(Fri) 13時頃
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/* すみません。二人とも連れて行って貰えるつもりでいました!\(^o^)/
なんか微妙に譲り合いになりつつあるwwwwwウトさん負担かけてすみません…!
(-12) 2011/02/18(Fri) 13時頃
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/* そして、マイポエムを披露する明之進がとても恥ずかしい。 昨晩、短歌作って今日のために用意してた自分も恥ずかしいwwwww
(-13) 2011/02/18(Fri) 13時頃
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門下生 一平太は、メモを貼った。
2011/02/18(Fri) 13時頃
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[目を伏せる明之進を見た後、小さく息を吐く。
本音を謂えば、連れて行きたい。 触れて、抱きしめて。其の身を全て愛して喰らえば、 あの綿飴のように、ほんのりと甘く、包んでくれるだろうか。
そんな想いが胸をよぎる]
――俺は…。
(17) 2011/02/18(Fri) 13時頃
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……背中にあります。 両手が塞がっていて、取れません。
[ くすりと笑みをこぼし。 明之進から出る言葉には、反射的に振り返った。]
……おばあ様を、置いて行かれるおつもりですか、
[ 問いではなく、確認。]
(18) 2011/02/18(Fri) 13時頃
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おっとウトはめーのん狙いか。
そりゃ春松は邪魔しちゃ駄目だな。
しかしマジで恋愛出来ないなwwwww中身スキルのせいかwwwww
(-14) 2011/02/18(Fri) 13時頃
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[笑う少年に、こちらも吊られて笑みがこぼれる]
……其の酒と握り飯を一度置け。 あの面がないと、契約が出来ぬ。
[明之進への確認は、 黙し、その先を待っている]
(19) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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/*
ウトが全ての人間を愛しているのだなあ。 正に、山の神。
俺はだめだ、一人分しか空きが もう空きもない。
ついでに、俺の年齢はじじ270−(34(0..100)x1+77(0..100)x1)
(-15) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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/* 159歳
結構なお年だこと。
(-16) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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/* 表ドシリアスなのにな。
このギャップが。 たまらん。
(-17) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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[それを言われたか、という風に苦笑し。]
……ああ。俺は、自分勝手な人間だから……ね。 やはり、清い心はあまり持ち合わせていなかったらしい。
連れて行って頂けるようなら、置き手紙くらいはするつもりだったけど。
…そう。置いていく。
[少年の確認の言葉に、*頷いた。*]
(20) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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落胤 明之進は、メモを貼った。
2011/02/18(Fri) 13時半頃
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……いや。 ウトの奴、ちいーと疲れとったようでな。 張り切り過ぎだの。 [首を傾ぐ定吉>>+19の頭を、ぽむと軽く撫でる。 祭が終わったら、ゆっくり休ませてやらねばなるまい、などと思いながら。 それでも、一抹の不安は拭えずに居た。] 春、か――
(+24) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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/* 明之進こっちきたら、間違いなく超可愛がって 朧に嫉妬されて俺美味しいです なんだけど。 つれてきちゃえば良かったなあ。
(-18) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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[しかしいまはもう、寝てしまおう。 久方ぶりにヒトの前で、長いこと姿を保っていたのだ。 枯れかけの老体には、堪えた。] [井戸水を一杯飲み干し、纏められていた髪を解く。 少し、伸びただろうか。剪定が必要やもしれない。]
(+25) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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ウトは、明之進の言葉にふわりと笑む。其の笑みは綿飴よりも甘く、淡く――
2011/02/18(Fri) 13時半頃
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神様、と。 明之進さまが。
ご一緒に行かれあちらで添い遂げるおつもりなら、この丁稚は、こちらでまた酒を売り、思い出とともに生きて行きましょう。
[ 明之進の覚悟の言葉、ウトの雰囲気に、何かを察して包みと徳利を下に置く。背中から出した面も、並べた。]
(21) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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おい。 儂ぁ、寝―― [縁側へと声を掛けたときには、先に寝遣られて居ただろう。] ……こいつ。 [呆れた様に息を吐きながらも、ふ、と笑んで。 敷いた布団の横まで引き摺って、なにもしない。 この家に寝具は一組しかないものだから。 しかし若者にけっして譲ったりしないのは、老体ゆえの身勝手さか。] [はたりと倒れ込むように布団に横になり、瞼を閉じる。 はて、酒の在庫はいかほどだったろうか、などと思い巡らせながら。**]
(+26) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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共に在りたいと想う者同士が共に在るのは自然な事。
――私は身を引きましょう。
[ 年齢に似合わない諦観の笑みが浮かぶ。]
(22) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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浪人 慶三郎は、メモを貼った。
2011/02/18(Fri) 13時半頃
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ねえ神様。
アヤカシは、祭の間、その意思あらば、こちらに渡って来られるのでしょう? アヤカシとなったにいさんが、こちらに来ないのは――
[ 見たくなかった事実を、息と共に吐き出す。]
僕と、一緒に暮らしたいとは、思わないからでしょう。
[ 目を開けてしまえば、涙が零れてしまいそうで、こらえる鼻の奥が酷く痛い。]
(23) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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必ず来年、お前を迎えに来る。 一度交わした約条を俺は違えぬ。
……面を取れ、人の子よ。
(24) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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/* 多分じじは木の九十九神かなんか。 さっき決めた。
(-19) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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/* ちょ、くらいまっくす 発言してコミットできるようにしておこっと。
(-20) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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/* そうなる、のか……!?
(-21) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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……いいえ。
[ 春松は両手を拳にして、首を横に振った。]
もう、夢を見る時は終わりました。 にいさんは、僕を捨て、恋に生き、僕を忘れた。 そんな場所で、一人、共に生きてくれる者もなく、どうしろとおっしゃるのです。
僕はこれまでも、これからも、ずっと独りです。 あちらに行き、触れられる身体を得た所で、触れてくれる人がいないなら、余計辛いだけだと――
[ 涙声が喉に絡まる。肩が震えるのを、掻き抱いた両腕で必死に抑えた。]
……これ以上、惨めにさせないで下さい。
(25) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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[少年が吐き出す言葉には、 アヤカシは応える事が出来なかった。
ただそれが肯定の代わりになる事を、この聡い少年には伝わるだろうか]
…………人の子が里よりも戻れば、里の事を忘れてしまう様に。 アヤカシも、人の世界の事を忘れる事もある。
(26) 2011/02/18(Fri) 13時半頃
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/*
ふむ、ならば雪柳鳥になっちゃったよEDでも良さそうな。 ぴいよぴいよ。
なんだろ、俺何考えても全部朧に嫉妬されるんじゃね?
(-22) 2011/02/18(Fri) 14時頃
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[アヤカシの身なれば、涙に震える少年の其の華奢な身体を抱きしめてやることも出来なくて。 アヤカシは唇を噛んだ。
山の神だと崇められたとて。 此の身に出来る事等、ほんの矮小に過ぎないと、 嫌と言うほどに思い知らされて]
―――すまぬ。
[己が少年に掛けられる言葉は、 たった一つしか見つからなかった。
(27) 2011/02/18(Fri) 14時頃
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ちょっと春松が自分でも可哀想になってきたけど、カップルが出来ちゃったんなら仕方ないよねw めーのんがどこでウトを想うようになったのかさっぱわからんしウトの方もわからんけど。あ、綿飴か。それはそれで飯抜いて通い妻(笑)した春松が可哀想じゃまいかwww
(-23) 2011/02/18(Fri) 14時頃
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