308 【R18】忙しい人のためのゾンビ村【RP村】
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/* (ヘイタロウのロルを見てる時のわたし)
ヘイタロウー!がんばれー!愛する奥さんのもとに帰るんだー! …なんか格好いい女の人出てきた!!??
(-8) 2020/10/25(Sun) 10時半頃
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/*
インタビュー集!? クシャミん…(´;ω;`)ウウウゥ
(-9) 2020/10/25(Sun) 10時半頃
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― 秋葉原 ―
あー、それにしても。 少し疲れたな。
[ウオールオブゾンビ……とは言っても瓦礫やら机やらを積み上げただけの代物だ。 昨夜も強行突破しようとするゾンビは居たし。 力任せに殴っていれば、いつかは崩れてしまうのはやむを得ないか。]
一服っと。
[そう言って煙草を取り出して旨そうに一服していると。 一部からは禁煙と言う声も聞こえてくるが。]
まあ、そう固いことを言うな。 いまさらルールなんて言われても。
そう気にする者もいないだろう?
(15) 2020/10/25(Sun) 13時半頃
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それとな。
これはこれで良いんだぜ? なんと言っても。
……まだ嗅覚がまともだって確認できる。
[それも本当の事。 噛まれるのがトリガーにはなるのだろうが。
最前線であれこれしていると。 何がきっかけになるかなんて分からないのだ。]
(16) 2020/10/25(Sun) 13時半頃
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さ、戻ろうぜ。
たまには他の店。 そうだなあ。萌えキュンセットでも頼みに行くか。
[秋葉原。
まるでかっての姿をどうしても保とうとしているかのように。
ゆるキャラの乗った薄紫のケーキにピンク色のジュース。 そんなゆめかわカラーリングのセットを食べるかなんて話していた。]
(17) 2020/10/25(Sun) 13時半頃
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[SNSに投稿された画像。
薄紫のケーキに、耳を伸ばされてうさぎと勘違いされる姿になった白熊が乗せられていて。
後はピンク色のジュースも横に置かれた画像がアップされていた。]
#萌えキュンセット #秋葉原すみっコカフェ #ゾンビに負けるな
(*0) 2020/10/25(Sun) 13時半頃
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で、どうするかって話だろう?
徹底的にやるんだったら。 いっそ、戦車でも欲しいところだな。
後は武装ヘリ。
[それらで秋葉原を守れば。 もう少しの間は守れると言いながら。]
まあ、それは逆に。 奪われたら……奪われたら。
あいつらは使いこなせるのか?
[もしも奪われてもただの置物になるのならば。 それは一方的なアドバンテージになるのだが。
後は、最早独立国家のような状態を政府が許すかって問題だ。]
(18) 2020/10/25(Sun) 13時半頃
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[ あの子が何よりも大切よ。]
(+22) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ 娘も、その夫も、おじいさんも、 向こうのご両親も逝ってしまって。
あの子にはわたししかいないと思うたび、 使命感に奮い立たされるのと同時に、 どれだけ心細かったことでしょう。
いつかわたしも向こうにいくとき、 優しい立派な大人になったでしょうと、 胸を張って言える日を夢見ていたわ。
そんな日が訪れるって信じていたの。 ……信じていたいの。最後までずっと。]
(+23) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ ……わかってくれる? ]
(+24) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ ろくに眠れもせず一晩を明かしたわ。]
(+25) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ 一夜明けても状況が好転することはなかった。
時折門扉を揺らすガシャンという音や、 裏戸を叩くような荒い音が響いたけれど、 誰もいちいち反応することはなくなっていた。
慣れてしまったのかしらね。 それとも、頭が働いてないのかも。
眠いけれど、空腹で眠れなくて、 なんだかずっと、ぼうっとした気分なの。 きっと皆そんなふうだったわ。
水が止まっていなかったのが救いね。 砂糖を溶かして飲んだりして、 あの手この手で空腹をごまかしていた。 もう本当に残り僅かな食糧を、 どうにかして温存しておきたかったのね。]
(+26) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ そんな中、わたしは廊下を歩いていたわ。 いつも以上にゆっくりとした足取りで。
コンコンと数度扉をノックしたら、 やつれた顔のお隣のご主人が扉を開けた。 髪の毛はぼさぼさで、シャツは皺になっていた。 改めてこうして見ると、ひどい有様だったわ。
きっとわたしも似たようなものね。 水シャワーを浴びたりはしていたけれど、 もう身なりに気を遣う余裕なんてなかった。
ご主人は何も言わずわたしを見下ろしていたわ。 後ろから、奥さんも様子をうかがっていた。
わたしは少し躊躇ってから顔を上げたの。]
(+27) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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一晩よく考えたんだけど──、 ……確かに、あなたの言うとおりだわ。 今は……生き延びることを優先しないと。
(+28) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ 疲れ果てたようなご主人の瞳に、 一瞬、強い光が宿った気がしたわ。
わたしにいいんですね≠ニ念を押したけど、 後戻りなんて許される様子はなかった。]
……ええ。
[ わたしは自分を納得させるように、 もう一度しっかりとうなずいて見せた。
いいわけなんてなかった。 けれど、ほかの方法が見つからないんだもの。 せめて間違った選択ではないと信じるしかないわ。]
(+29) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ わたしの意思を確認したあとは、 彼らの手際は非常によかった。
武器として準備していた刃物であるとか、 バケツだとかを粛々と取り出したのね。
今からやるの? と怖気づいたわたしに、 ご主人は有無をいわさない口調で告げたわ。
こういうことをするのにも、 体力がいりますからね。 少しでも余裕のあるうちというわけです
シャツを汚さないよう肌着姿になって、 戸惑っている間に準備が整えられていた。]
(+30) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ 行きましょう≠ニ奥さんに言われたとき、 なんとなく、本当になんとなくだけれど、 ようやく合点がいったような気がしたの。
お店から食べるものがなくなってしまって、 家にあるもので食い繋ぐしかないと悟ったとき、 どうしていいわね≠ネんて言われたのか、 わたし、これっぽっちもわからなかった。]
(+31) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ ねえ、これは仕方がないことよね? ]
(+32) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ できるだけ大きいのにしましょうと、 ご主人が声量を抑えた低い声で言ったわ。 わたしは段取り通りにひとりで部屋に入り、 休んでいる犬たちの中からその子を探した。]
……クーパー、こっちへおいで。
[ うつ伏せになって目を閉じていたのに、 クーパーは耳をひくりと揺らして、 のそのそと機嫌よさそうにやってきたわ。
ゆさゆさとその立派な尻尾を振って、 真っ黒なきれいな瞳をわたしに向けていた。 わたしはその首筋から背を撫でてやった。
こうなってからはあまり、 ブラッシングもしてやらなかったと、 少し脂っぽく束になった毛並みに思ったの。]
(+33) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ いつもならもう何匹か、 構ってほしそうに寄ってくるんだけれど、
犬たちも消耗しているのか、 今日ばかりは皆関心を示さなかった。
わたしはクーパーの首輪をつかんで、 部屋の外へと誘導したわ。
ここから誰も使っていない、 客間のバスルームに連れていくことになっていた。
クーパーは不思議そうにしていたわ。 客間に入れてやることなんてなかったから。 けれどバスタブの存在にシャンプーだと思ったのね。 バスルームの中に連れて入ろうとすると、 いやいやするように足を踏ん張って抵抗するの。]
(+34) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ できるだけ静かにことを終える必要があった。
お隣のご主人はわたしに、 クーパーと一緒にバスタブに入るよう言ったわ。 指示された通り、クーパーの首輪を引いて、 空のバスタブに一緒に入ったの。
ご主人はクーパーを抱きしめているよう言った。 そして自らもまた、クーパーを抑え込むよう、 片方の手を体に、片方の手を鼻先へと伸ばしたわ。
そして、奥さんが手早くナイフを突き刺した。 クーパーの喉元を狙った手つきに躊躇いはなかった。]
(+35) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ 当然、クーパーはひどく暴れたわ。 大きな声で吠えさせないようにと、 鼻先をつかんでいたご主人は手を噛まれた。
それでもご主人は叫び声もあげず、 クーパーとわたしに覆いかぶさるようにして、 獣の体を抑え込もうと躍起になっていた。
逃げ出そうと藻掻く四肢が、固い爪が、 何度となくわたしの皮膚を破いていった。 それでもわたしは必死にしがみついていたの。
奥さんが片手でクーパーの頭を抑えて、 繰り返しナイフを突き立てるたびに、 生臭い液体がわたしに滴り落ちてくる。]
(+36) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ クーパーは死んだわ。]
(+37) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ 彼が動かなくなったとき、 旦那さんは思い切り蛇口を捻った。
水がわたしたちの上に降り注いで、 バスタブに飛び散った赤を薄めていく。
奥さんの息は上がっていた。 ぜいぜいと肩で息をする彼女に、 ご主人は彼女の弟を呼ぶよう言ったわ。 それから救急箱を取ってくるようにも。
奥さんは何も言わずにナイフを置き、 代わりに外に置いていたバケツや、 鋸やハンマーなんかを中に引き入れた。 そして、弟さんを呼びに行ったわ。]
(+38) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ わたしはもう何も考えられなかった。 クーパーの亡骸を抱えたまま、 呆然と座り込んだままのわたしを、 ご主人は見下ろして静かに言ったわ。
このあとは我々でやりますから、 ケガの手当てをして、着替えて、 少し休んでくださって結構ですよ
その言葉の意味を、 ゆっくりゆっくりと咀嚼しているうちに、 奥さんが弟さんを連れて戻ってきたの。]
(+39) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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[ 彼女は部屋に戻ってきたあと、 動けないわたしの腕を取り、 バスタブの中から引っ張り出した。
その間も、傷の手当をされるときも、 わたしはされるがままだったわ。
最後の決断をしたのは自分のはずなのに、 心も頭もどこか遠くに置いてけぼりで、 この現状に追いつけていないようだった。
無意識に涙を流していたわたしに、 奥さんは一度だけ固い声で、 ごめんなさいね≠ニつぶやいた。*]
(+40) 2020/10/25(Sun) 14時頃
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/* >>+36>>+40 辛い…
(-10) 2020/10/25(Sun) 14時半頃
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[ キッチンに立っていた。]
(+41) 2020/10/25(Sun) 17時頃
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[ お隣のご主人と、奥さんの弟さんは、 わたしたちにビニール袋を渡して、 一度車でどこかへ出て行ったわ。
何かを処分するためかもしれないし、 子どもたちへのカモフラージュのためかも。 誰も詳しくは聞こうとしなかったし、 彼らはそう時間を置かず帰ってきたわ。
その一方で、 わたしと奥さんと、お父さんのお嫁さん。 3人で口数少なく作業を進めていた。]
(+42) 2020/10/25(Sun) 17時頃
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[ どんな味でどんな食感なのか、 誰も知っているわけがないから、 どちらもわからないように、 ミンチにして濃い味をつけることにした。
例えば独特の風味がして、 何の肉かと話題になるのが怖かったのね。
電気がもう来ていないから、 どうやって火を入れるかという話だけど、 外に窯があるからそれを使うことにした。
やっぱりもう長いこと使ってなかったけど、 おじいさんのいたころは晴れた日に、 そこでピザを焼いて庭で食べたりしたの。]
(+43) 2020/10/25(Sun) 17時頃
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