123 霓虹鬼故事
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[去り際に鷲珈が口にした「鬼薬」の語。 本当にあったりしたら、などとさっき己は言ったものだが。
『もしも僕が、鬼にでもなってしまったら――』 ふっと思い出された、此処には居ない誰かの言葉。 僅かに目を閉じ、けれどやがて、目が覚めたように顔を挙げた。]
何にしても。 ただ滅入ってるだけじゃ居られない、わ。
[鷲珈の行方も気にはなったが――。 先ずは、あの男が置いていったノートパソコン。 其処に何が示されているのか、黍炉>>13のあとから 確かめようと、一度視線を向けたところで――。]
(26) 2013/05/23(Thu) 01時半頃
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[まあ、こうして抑えられているのも ある程度発散できているからなのだけど。
鬼になってから戸惑いも何もなかったのが幸いしているのだろうと思う。
逆に欲に抵抗するものは狂って今は俺以上に鬼らしい鬼になっている。]
(*16) 2013/05/23(Thu) 01時半頃
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黒宵はまだそういう衝動に駆られたことがないみたいだけど……
声が聞こえてるんだ。 君だって立派な鬼だよ。
つまりは皆の抹殺対象の"鬼"は俺だけじゃないってこと。
(*17) 2013/05/23(Thu) 01時半頃
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って、どうした の ――
[耳に触れる、荒い呼吸音。 振り向けば、床に座り込んでしまった佩芳>>14と、 彼女に駆け寄る黒宵>>17の姿が見えた。 座り込みながらも、佩芳の視線は此方に向かい>>25。 彼女に目を合わせながら、小さく]
大丈夫、じゃないわよ、どう見ても! ……こんな状況だもの、落ち着かなくなるのも 仕方ないことだわ。
[その女が抱いていたもののうちに、好奇心があったとは 気付くことが出来なかった 結局、彼女をソファに促す役は 黒宵という男手に任せることになったのだが。 暫く、憂うような視線で佩芳を見遣っていた。]
(27) 2013/05/23(Thu) 01時半頃
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今は大丈夫って言っても誰が聞くと思う?
こんな手段をとった鷲珈が見逃すと思う?
殺せ、とは言わないけど。 ちゃーんと考えておいた方がいいよ。
(*18) 2013/05/23(Thu) 01時半頃
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露蝶は、>>27佩芳と目を合わせながら、小さく叱咤するように声を掛けていた。
2013/05/23(Thu) 01時半頃
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露蝶、大変なことになったねぇ。
[露蝶>>16の漏らす言葉に いつも通りの声のトーンでどこか他人事のようにい呟いた**]
(28) 2013/05/23(Thu) 01時半頃
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………とりあえず、お水持ってくるわ。 キッチンにでも行けば、用意できるでしょ。
[一口飲めば、多少は佩芳も楽になるのではないか、と。 そう考えて、露蝶は一先ずその場を後にした。]
(29) 2013/05/23(Thu) 01時半頃
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あ、あ―― 。
[大丈夫じゃない。 そう露蝶に言われて>>27、視線を落とす。 好奇心と身の危険とを天秤に置いているのにどちらにも傾かない。 こんな時、どうしたらいいのか―答えは見つかっていない。]
―――。
[顔を上げると、露蝶と目が合って。無意識に逸らした。 誰かに見られていると思うと、さらに落ち着かない。]
――は、ひ――。
[ソファの隅で身を固くして、また視線を床に落とした。]
(30) 2013/05/23(Thu) 01時半頃
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/* あああああああああむおおおおおおいらいらいするうううう 間違った。いろいろ間違った。
え、えと、あの、あ……あの。
ちゃんと喋ってよー はきはき動いてよー
そ、そういうキャラ、や、やめようって…お、思ったから。
ああ、思ったさ! いつもやらないことをしようって思ったさー! でもここまで喋りにくいとは!
わ、わたしの、せ…せいじゃ…
(-9) 2013/05/23(Thu) 01時半頃
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/* 首無し希望いると思ってたから首無し想定してなかったんだよなあ。
さーて、どうすればたのしいかなー?
(-10) 2013/05/23(Thu) 01時半頃
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[水を取りに行った露蝶の背をちらと見て、申し訳なく思う。 思うこと、考えていることをうまく言葉に出来ないのがもどかしいが、出来ないものは仕方ない。 無理に口を開こうとすると、余計に言葉が詰まって出なくなってしまう。]
――は、ぁ。
[深呼吸をして、落ち着こうとした。 こんな微妙で嫌な空気の中、先程とあまり変わらないように見える明夜が 視界に入って、ひ、と吸った息が途中で止まった。
どうして、他人事みたいにしていられるのだろう。 殺める事に躊躇しないタイプの人間なのだろうか。 なんとなく底知れないものを感じて、ふいと視線を逸らした。]
(31) 2013/05/23(Thu) 02時頃
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― →キッチン ―
[去り際に、明夜>>28の方にちらりと振り返った。 まるで他人事のような響きに思わず、 叱りつけるような険しさが僅かに瞳に滲む。 それでも結局何も言わぬまま、背を向けていた。
それからひとり、キッチンに入り、 携帯端末を手に取り覗き込む。 さっきの研究者の言葉を裏付けるように、 通信圏外の表示がディスプレイには出ているが、 既に受信しているメールを読むだけならば支障はない。]
(32) 2013/05/23(Thu) 02時頃
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こ、こんなこと、に、なるの、なら。 もっと――。
[もっと、鬼薬のことを追ってみればよかった。 まさかと思った自分の判断を後悔しながら、ポシェットから携帯端末を取り出した。 外からでもアパートの端末へにアプローチできるようにしてある。 そこから鬼薬の情報を再度確認しようとしたのだが―]
―――、あ――。
[圏外を示す表示に、ぽかんとした。 ポケットの中の通信機も連絡してから これでは情報にアクセスできない。
ああ、もう!こんな時になんてことか。 こうなってしまえば、背に腹は変えられない。
身を乗り出して、ノートパソコンには何がと黍炉の後ろから読もうとしている。**]
(33) 2013/05/23(Thu) 02時頃
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[そのメールが送られてきたのは一週間前。 これ以降トレイルからの連絡は途絶え、 その姿も、町中の何処にも見つからなくなった。
『ごめん。 僕は人間でなくなってしまった。 だからキミに、さよなら。』
普通なら、何のことかと訝しむような文面も、 鬼の噂――鬼薬の話を知ればこそ、察せられること。 そこに誰に対する告発も記されていなかったのは、 心の乱れ故か、それとも――それももう、判らぬまま。]
(34) 2013/05/23(Thu) 02時半頃
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― キッチン→リビング ―
っていけない。グラス、グラス……。
[あの時の、やはり落ち着かない様子の佩芳>>30を思い、 直ぐに意識を飲み物の方に切り替える。 目を逸らした訳も、動揺か何かの所為か。 そんな風に、思ってしまっていた訳だったけれど。
グラスの中で、ミネラル水の水面が揺れる。 それを片手に、露蝶はリビングへと戻っていく。 その頃には佩芳>>33が身を乗り出している姿が見える。]
あら――もう大丈夫、みたい? だったら良いけど……。
[ノートパソコンの方に意識が向いているように見える彼女に、 一先ず、水の入ったグラスを差し出してはみる。 そのついで――という訳では無いが、露蝶自身もまた、 じ、と視線を向けてその文面を確かめた。]
(35) 2013/05/23(Thu) 02時半頃
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人をお伽話の鬼のように変える薬、か――。
[指輪嵌めた左手が伸びたのは、ナイフを忍ばせた下衣のポケット――ではなく、上着の胸元の方。
『僕が鬼にでもなってしまったら――。 キミに託したそれで、ちゃんと僕のこと、見つけ出して?』
ふっと過った言葉は、まだそのふたりが、 何時も通りに笑い合って過ごしていた頃のもの。**]
(36) 2013/05/23(Thu) 02時半頃
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三元道士 露蝶は、メモを貼った。
2013/05/23(Thu) 03時頃
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……。
[明夜の言葉は聞こえている。 認めたくないが、服用者を‘鬼’と称するなら、自分も当てはまるのだろう。 殺人衝動に駆られていないからといって、見逃される程に自分と集められた彼らの関係は出来ていない。
そして処分する、と結論付けたいう事は恐らく治療する方法も見つかっていないのだ。]
…くそ。 あの爺をどうにかして終わる話じゃないのか。
[いつか自分は人を喰らい殺したくなるんだろうか。 ―こいつらは自分達を殺そうとして来るだろうのか。 リビングの他の人間を見ながら舌打ちをした。]
(*19) 2013/05/23(Thu) 08時頃
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…大丈夫じゃねぇだろ。 ほら、手ぇ出せ。
[>>25過呼吸か、何か持病でも持っているのか。 手を差し出しながら言葉を掛けると、佩芳は小さく頷き。 彼女を支えながらソファへと連れて行くとソファの端に浅く腰を下ろすまで付き添った。 露蝶の視線は感じていたが、意に介した様子はなく。]
…別に。 大した手間じゃない。
[視線を合わせないまま言われた礼には、同じくそらしながら応じた。]
(37) 2013/05/23(Thu) 08時頃
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―あぁ、頼むわ。
[>>31水を取りに行く露蝶を気にするような佩芳の視線。 >>27何処か他人事のような明夜の言葉には、思わず視線をやったが。]
…ちょっと大人しくしてろよ。
[そう言い置くと、肩をポンと叩き。 あまり自分が付き添っていても気は休まらないだろう。 そう考えて、鞄を置いたソファーに戻ると腰を下ろした。 >>33けれど黍炉の見ているパソコンを気にする様子を見れば、少しは回復したかと思いつつも小さく息を吐いた。]
(38) 2013/05/23(Thu) 08時頃
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[ノートパソコンには三人の人間。 明夜は何をしていただろうか。 それなりの分量はあるだろうから、暫く空きそうはないか。 ―携帯を確かめれば、圏外表示で。 がしがしと頭を掻いた。]
あぁ、くそ。
[もし先に文面を読んでいた三人の誰かがノートパソコンから離れたなら聞くだろう。
―で、人と鬼とを見分ける方法は乗ってたか?
と。 ノートパソコンが空いたら自分でも読むつもりではあるが、長ったらしい文章を読むのは苦手なのだ。 聞いた事について何か言われたら、そう告げただろう。**]
(39) 2013/05/23(Thu) 08時頃
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―リビング―
――――。
[露蝶からコップを受け取って>>35、言葉の代わりに頭を下げた。 落ち着かないのは変わらない。視線はあまり合わせられぬまま。 そして、再び黍炉の後ろからパソコンを覗き込んで 鬼薬に関する文面>>0:#6を見て。
「服用者の体質によっては、容姿に変化が生じることもある」
その一文にはっと顔を上げて、周りを見回した。]
――――――。
[その視線は自分以外の人々を―疑るよう。]
(40) 2013/05/23(Thu) 12時頃
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[身体能力が向上し、破壊的な衝動を抑えられなくなるとは読んだ記憶がある。 しかし、服用者同士で意思の疎通ができることや、 その衝動が死ぬまで続くということは初めて知った。
これが本当なら― 鬼薬によって「鬼のようなもの」と化してしまったら 己を律することもできずに衝動のままの振る舞いをするようになる。 そして、解除方法は――ない。]
こ、ころ――。
[鬼薬を飲んだ者は最終的には殺すしかない。 少なくとも、解除薬が作られるまでは。
周りを見回したまま、ノートパソコンの傍から離れ またソファの一番端に戻った。]
(41) 2013/05/23(Thu) 12時頃
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―――。
[黒宵の声>>39には黙ってノートパソコンを指差し、コップの水を飲んだ。 伝える気がないわけではないが、女の言葉では言い切れなかったから。**]
(42) 2013/05/23(Thu) 12時頃
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[皆がノートパソコンを見たりしている後ろですこーし考えて]
じゃあ一番鬼疑惑が高いところ殺しに行ってくるよ。
[立ち上がって部屋にいるほかの4人を見渡して言う。]
鷲珈が一番怪しいよね。 なんのかんの言ってたけど、この状況は鷲珈が俺たちを食べようとして閉じ込めたようにも見えるね。
よーし、殺そうすみやかに。
(43) 2013/05/23(Thu) 12時半頃
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[にこやかに宣言したけど、皆の反応はどうだろう。 止められても行くけどね。
鷲珈の"声"は聞こえないけど そんなの知っているのは俺ともう1人ぐらい。
さ、邪魔されないうちに殺しに行こう。 ああ体がとっても疼く。 早く、早くと感情が高ぶってたまらない。]
(44) 2013/05/23(Thu) 12時半頃
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じゃ、いってきまーす。
[リビングを出て、向かう先は鷲珈の部屋**]
(45) 2013/05/23(Thu) 12時半頃
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じゃあとりあえず 邪魔なのから殺してくるね。
[リビングにまだいる黒宵でも この声は届く]
食ったらいろいろばれるんだけどなー。 でも抑えられるかなぁー
(*20) 2013/05/23(Thu) 13時頃
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協力してくれるなら、このまま生きてここを出られるかもしれないね。
殺しがいやなら無理に殺す必要はないよ。 俺が全部殺すからね。
[あんなに楽しいのになあ。 けど嫌だというなら喜んで自分がすべて引き受けよう。]
ここを生きて出られて、逃げられたなら 君は元の生活に戻れるかもしれないね?
……選択は黒宵次第。 けどどうするがいいのかは、わかるよね?
(*21) 2013/05/23(Thu) 13時頃
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/* 明夜だけやたら殺意高すぎてつらい つらい
(-11) 2013/05/23(Thu) 13時頃
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/* 最初は狂人か、もしくははじかれて村側かなー?って思ってたのでこんだけ殺意高いキャラにしたのよね。
それが首なしが俺になっちゃったから 他に殺意が高いのがいなくなったね!
(-12) 2013/05/23(Thu) 13時頃
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