298 終わらない僕らの夏休み!
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/* 色々ちょっと落ち着いて欲しい
(-86) 2019/09/06(Fri) 23時半頃
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[は、と弾かれたようにまた背後の虚空を見つめている。 どうして、と己に問う声がする。 あの瞬間の幻なのか、今まさに彼が其処に居るのか判然としないまま、あの子、あそこに、と震える指先が会堂の背後を指さす。その指先を醜さを恥じるように慌ててまたかき抱いた。
引き寄せられるなら、駄目、ともがくように離れようとして、然し既にスペースなどなくて行き詰まり]
だめ、汚れちゃうよ会長、
[いつまでも腕に抱いた感触が抜け落ちないあの最後の瞬間、何か言いたげだった、聞いてあげられなかった]
(128) 2019/09/07(Sat) 00時頃
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『私は』『9月1日に終わって欲しくなくて』
[きっと高い方であろう声音に何処かでぐつりと煮え立つ音がする。 溢れ返り、焦げ付いて、じくじくと何かが沸き立っている。クツクツと嘲るように嗤っている]
『あの子の明日を私が、取り上げたの』
あの子は、これからあんな風にたくさん、大切なものを手に入れるべきだったのに───
[触れようとするならばごく当たり前の肌がある。 ───否、それは一瞬酷く熱く、肌を焼くようだった。
じり、と焦げ付く音すらしたかもしれない。 会長が汚れる、としきりに繰り返して聞かず]
(130) 2019/09/07(Sat) 00時頃
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ね、根岸くん、根岸くん、……っ、ごめんなさい、っ…*
(132) 2019/09/07(Sat) 00時頃
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/* Google検索 収拾 付け方 まだリアル1日ある 狼Co
(-95) 2019/09/07(Sat) 00時頃
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ころし、ちゃったのかも 私にもこれがどう言う事なのか、全部がわからなくて、
[消してしまった。燃やしてしまった。喘ぐような息遣いの下で物騒な言葉が並ぶ]
[逃れられないのならようやく無駄な後退をやめて半ば脱力した。 抱き締められるままに腕の中に納まって、恐る恐る指先で上着の布地を摘まむだけ、掴まった。 いるのかと問われれば、鋭く『居る』と返したが、すぐ後に頭を抱えてしまった。 もうほぼ崩れて肩に落ちた髪がぱさぱさと会堂の腕に掛かるだろう]
ッ、……明日になったら、エミちゃんたちがきっと学校中に言いふらす 雛子は、ビッチで、色んな男に手を出して、友達の彼氏を、奪って、援助交際で、お金を盗んで、それで、逃げて、……そして
(138) 2019/09/07(Sat) 00時半頃
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[幹線道路に大きなトラックが突っ込んで来る。甲高いブレーキ音と、誰かの怒号が響き、そして生々しい何かがぶつかる音が響いた。 一瞬の後に凄まじい爆発音と共に熱風が吹き上がる。 然しそれは周囲の植木を一つも揺らしはしない。 激しい熱が肌の表面を炙って、すぐに何もかも消えた。 やだ、やだと繰り返してその熱から身を隠そうとして腕の中で小さくなっている]
───っちがう、のに、ちがう、私他に、好きなっ、……
あ、ああ、
[なのにこうして会堂に縋っている、何も言い訳できない。 やっぱり汚い、とまたもがき出した *]
(139) 2019/09/07(Sat) 00時半頃
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っ…!!違う、ごめん、そうじゃない、
(追い縋るように酷く熱い額を肩に擦り付けた。 焦げ付くようなそれではなく、泣き続けた事による発熱。 しゃくりあげ、息苦しさに喘ぐようにしてから]
会長だけが 私に気付いてくれたん、でしょう?
会長の大切な人が、私がもう、生きてないって 教えてくれたから、だから、……それを聞きに来たんだ
[問いたげに伺っていた眼差し。これまでと違う切羽詰まった態度。 わかってた、と苦く笑い]
(144) 2019/09/07(Sat) 01時頃
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私は、信じてた エミちゃんは私の神様だったの、会長みたいな、ちゃんと自分がある子にはわからないかもしれない、 エミちゃんが差し出してくれるものが私の全部だったの、 エミちゃんの言う事に乗っかってれば評価してもらえたし居場所があったし私みたいな何もできない子にもエミちゃんが、エミちゃん……
[暫く浮かされたようにエミちゃんが、と繰り返している。 全てだった、神様だった。そうだったの。『そうだった』、と過去形にして]
[嗚呼、と零れた溜息が熱い。逃げ場などなかった筈がゆる、と立ち上がって腕の中から抜け出]
………ちょっと頭冷やしたいから歩かない? 駄目だ、ここ、私、死んだ場所が近いの。だからすごい、パニクっちゃう、
[もう何も隠すものがない。気の抜けたようにハ、と笑って。 明日云々、には答えずに]
───それに会長はプールに行かないでいいの*
(145) 2019/09/07(Sat) 01時頃
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かい。…うん、あの、ほら、……昨日、の9月1日にほら、私スマホの電源切れちゃって 安住さんの連絡早く知りたかったから、それで見ちゃったじゃない? 色々、色々ほんとに……えっと、それが、弟?
[根岸との連絡も全て見た。見てしまったから、彼を選んだ。 そこまで言うべきだろうかと言葉を選びながらもう一度街灯の下を見遣る。
まだそこに彼の姿が見えるのか、暫し動かずにじっと見つめてから、絡まった枝を取り除く手に気付いて自分でも細かな葉を摘まみ、うわ…と漏らしてぱたぱたとはたいて落とす]
買いかぶって…んのかなァ? 流されてるって言うけど流れ付いたとこしか人は見ないし、 そこで評価されてるんだったら何も問題なくない?
(151) 2019/09/07(Sat) 02時頃
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………あーうん、待って待って
[バッグを拾い上げて隣に並び立ち、ぐい、と腕を絡めて抱いた]
いいの?じゃー会長、今日は図書館から最終的にプールデートって事で 今日は本当にデートデート
……今日ね、調べたい事があったのは本当に本当なんだよ。 安住さんたちが川の伝承みたいの調べてたでしょ?何か、怪談みたいな何かおっかないやつ 私が死んだ所は道路なのになって思って、…… あ、あと『最後だから』すごい好きな本があるから読みたい!
あとね、えっと、もう一個やりたかった事があるんだけど、
[少し背伸びをして小声で]
今更だけど、航くんって呼んでいい?
[聞いてからいいよね、いーって事で決まりね、と笑って行こう行こう、と図書館へ **
(152) 2019/09/07(Sat) 02時頃
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/* ああっ今日のログ見返しててはっとしたんですけど 赤ログで中身発言した前後の独り言で言ってる「お墓の下のロールしにくいかと」と言うのは、私のです でもよく考えたら何か円満に死にそうで根岸ぺろる余地があるのだろうか…殺しておいて…そんなの良くない………ぺろ…
根岸花火回想かわいいね…ほんとはもっと少しずつ手繰るようにして世界に触れて行く筈だった、豊かになっていく筈だった心を…ね…!(ろくろ
(-102) 2019/09/07(Sat) 02時半頃
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─ 図書館への道すがら ─
[お腹の中で一緒だった。数か月だけ。(>>153) その言葉だけでどのようにして失われた片割れなのか知識は無かったけれど
双子なんだ。と相槌を打った。
実際自分は彼の弟と出会っているのだろうか。 出会ったから、夢を通じて航へつながったのか。判然としない。 自分で言う程そっくり、なら]
………そんなん、私会ったら航くんだと思って寄ってってる可能性あるよね。
(160) 2019/09/07(Sat) 10時頃
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[正直、彼が問うて来たようなこの繰り返しの原因や死に纏わる情報を多く手にしているわけではない。 怪異そのものであると言える己であってすら、だ。 航の言うように別の何処かで会う事もあるのかもしれない、と思案に沈みかければ随分な悪戯の提案。え、と思わず振り返って街灯の下を横目に見]
───根岸くん、と航くんってそう言う事する子供だったんだ? 悪戯っ子じゃん。
[根岸政宗くん。先程聞いた名を胸に刻むように呟く。
もっと呼びたかった、もっと早く名前を聞いて呼んでみれば良かった。 仲良しらしいけんちゃんにだって訊けたのに…嗚呼、ああすれば良かった、こうしたら良かった。 言ってみたら良かった事、してみれば良かった事、たくさんある。取りこぼしてばかりの生だった]
私もこんなんだからあんま大きな事言えないけど、 航くんが今の航くんで良かった。って事くらいしか言えな…………い。 よね。え、あれ
(161) 2019/09/07(Sat) 10時頃
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[見遣ればいつの間にか余所を向いた会堂の首筋が赤く染まっている。
え?と思わず回り込んで顔を覗くが斜め上を見る頬が何を示しているかくらいはわかる。 照れてるんだ。……かわいい所ある。思わず笑って、よそ見危ないよと手を引く。
歩きなれた街角、少し古い型のポスト。母の働く量販店、 こんもりと盛り上がった夏呼山、生い茂った緑が木漏れ日を落とす神社の石段、流れるお祭りの囃子]
……私、言いたいのに言えない事いっぱいあったんだァ、 航くんって呼びたかったのも前からなんだよ。 雛子って呼んでくれたのもめっちゃ嬉しかった、
───まー、エミちゃん、達 雛子雛子、って皆呼んでたもんね。
[脳裏にずっとおし抱いていた神様のような友人の顔が浮かぶ。
エミちゃんにもそう言えば私は、伝えた事があっただろうか]
(162) 2019/09/07(Sat) 10時頃
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[エミちゃん、私の将来の夢は、 エミちゃん、私の好きな曲は、 エミちゃん、私の好きな色は、 エミちゃん、私の好きな本は、 エミちゃん、私の好きな男の子は
何も、何もだ。……なのに、エミちゃんが私の事わかってくれなかった、って絶望してた エミちゃんが私を見誤った、って思って誤解に弁解も何もできなくて。]
[意識の片隅にまた過去のものと切り捨てた筈の友人の顔が浮かぶ。 大好きで、憧れて、彼女の言葉や嗜好に合わせて、 話題も先回りして勉強までして……
図書館の前に辿り着く頃には少し言葉少なに押し黙っていた。 この数日で何度か通ったその建物の入り口に立って初めて夢から覚めたようにハ、と見上げ]
あ、航くん大丈夫?早く本借りてプール行かないとだけど、 [その前にこの人の体力が心配 **]
(164) 2019/09/07(Sat) 10時頃
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/* 地の文では苗字や名前でも漢字表記中心でキャラの心理一人称の時は呼び名で書くつもりがッ航って書いてしまってる…! コウとかワタルに航って字あてるの好きです
(-104) 2019/09/07(Sat) 10時頃
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/* 秋山の扱いそして少年Aw
(-105) 2019/09/07(Sat) 10時半頃
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[隣に立つ会堂の横顔を見遣りながら、彼我の持つ色で線を引いた事を思い出す。
生命力に満ちた橙色と、 冴え冴えとした水色と。 ──本当に象徴的だと思った。
あの時側に居てくれた少年。己と同じへ引き入れて彼の望みを肯定した。 醜く焼け爛れた手を握ってくれた。 絡んだ指先から伝わった熱い血潮の灯。]
(*39) 2019/09/07(Sat) 11時頃
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[抱き込んだ会堂の腕から伝わるのと同じだった。命のぬくもりだった。 会堂と同じ色を持つべき存在だった。
それでも、彼が己の隣に並び立つ事を肯定した。認めた。 あの時交わした言葉を覆す事はしない。
忘れたくないのだ、と訴える声色、己を見つめる眼差し。
健気で切実な願いだった。 同じ望みに別の場所でも触れたような気がしてツキリと胸に棘が刺さる]
(*40) 2019/09/07(Sat) 11時頃
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/* 未読の山そうだよねwwww ちょっと時間を置こうねwww 会長に雛子にばっかに手をかけていただく事なんて全然想定してなかったんだほんとなんだwwwwwごめんねwwwww
(-106) 2019/09/07(Sat) 11時頃
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/* あ、会堂メモプールに連れてってくれ りょ! もうちょっと書き込みをコンパクトにしたいできない…頑張る…
(-107) 2019/09/07(Sat) 11時半頃
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/* wwwwwwwwwww wwwwwwwwwwwwwwwwww
(書き込もうとした瞬間自撮り来てた)
(-108) 2019/09/07(Sat) 13時半頃
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─ 図書館 ─
[冷房の効いた室内へ入った途端にもう駄目そうな彼を休憩スペースにでも置いて自分は用事のある書架へと引っ込みごそごそと何やら資料を探している。 持ち出しの難しいものはコピーを取るなどして取りまとめる最中、思い出してスマホを立ち上げればいくつか通知が溜まっており、それを指でより分けて。
エミちゃんからのいつものお小言はすぐに閉じて、開きっぱなしだったグループチャットに新たなメンバーが追加されている事や諸々の流れを確認した。
ちょうど会堂のメッセージが最後だったので 何か入力しようとした所で(>>175)安住のメッセージが飛び込み]
安住さん……
[ちょっといやかなりぐっと来て目尻が下がった。 反射的に今まさに『私もさみしいよー』などと打ち込みかけた所で追撃(>>177)]
(179) 2019/09/07(Sat) 13時半頃
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っ!?
[水面に広がる黒髪、制服のままで水に浸かった少女、 青いプールの底にキラキラと映る光と影が夏の強い日差しを乱反射しており、つまりそれは、とても]
え、え、え、……エモ…!!!!
[そして、バエる…、とも、思わず呟いて暫し見入ってしまった。 貸出しのカウンターで作業を待つ間可笑しくなって来てクツクツと笑いながら、
『私も安住さんいないとさみしいからダッシュで行く! あと写真めっちゃいい』
手早く彼女宛てへ書き込んで、送信──]
(180) 2019/09/07(Sat) 13時半頃
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[スマホを操作して、エミちゃんのIDを呼び出す。
『エミちゃん』
反応はない。それでも。
『エミちゃん、後で見てくれて知ってくれたらそれでいいの 私ね、好きな人がいるの』 『中学からずっと好きだった人なの』 『野球部の レフト
指先を滑らせながら名前を書こうか書くまいか思案していると、ポン、と通知音が鳴った。 一つだけじゃない。ややして続けてポンポンと浮かび上がるそれに唖然とする]
[『ちょ』『びっくりした』 『マ?』『マ?じゃないよね何で言ってくれなかったの』 『雛子の恋バナはじめて聞くんですけど』 『え誰?』 『や駄目だわ直に聞かないと』 『それ明日絶対聞かせてよね?絶対だからね』]
(-109) 2019/09/07(Sat) 13時半頃
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[ほんの少し、たったこれっぽっち伝えてみただけで、続けていくつもの通知が届く。 どうやらはじめて打ち明けられた事に驚愕したらしくここ暫く沈黙していたアプリが饒舌に過ぎる。
そして、これが勘違いでなかったら、 彼女はきっと歓迎してくれているのだ。
この世界の彼女は、あの日決定的に決裂した彼女とはまた別の存在なのかもしれないけれど、 言って見たら良かったんだ、きっと。 少し切なく苦味の混じった笑みが漏れる]
『あとね 今日会堂会長とデートしてっから』 『プール行くの』
[最後に送ったメッセージに対してまた次々と送られて来る反応に暫し笑って、そして気が抜けた]
(-110) 2019/09/07(Sat) 13時半頃
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─ 図書館から夏呼西へ ─
ごめん航くん、お待たせ!
[暫く休んだ会堂の体力ゲージはどんなものかと心配しつつカウンターから戻った。 夏呼町のいくつかの年代の地図やらをコピーしたものやら郷土資料的なものと、 素粒子、原子、宇宙などと書かれた科学の本らしい。それを鞄のスペースを空けて詰め込みながら、再び炎天下の外へと。 片手でスマホを操作しながらまた会堂の腕を取って歩き出す]
[図書館への道筋も、また出てからも 行き会う同級生や知り合いにはその都度付き合っているのかと問われる。 前回はただあり得ないと切り捨てて対処を会堂に任せ 今回は言われる度にちょっと面白くなってしまった。
いつからと問われれば『やりたい事をやれ』と会堂自身からのお墨付きを胸に
『今日初デートなんだァ』
と言う軽口だけ返して回った。 勿論この年代の学生達にとってそれがなかなかの爆薬である事には違いない **]
(181) 2019/09/07(Sat) 13時半頃
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─ 夏呼西 ─
[グループチャットの流れや安住へ送ったメッセージに対する返信とは別に、久々に賑やかに着信の続くアプリを時折眺めて嬉し気ににしているが、何処か寂し気でもある。 いつもの友人の元へも連絡をした様子で離れがたげにそれを見つめながら、通い慣れた学び舎に近付いた所で、思い出したようにふと歩みを緩め]
航くん、以外に、知ってる子はいるの? その、ほら、……私がもう死んだって
[グループチャットへは『もうすぐ私と会長も行くよー』とメッセージを打っておいた。 皆が知っていると言うのならそれはそれなりに、自分にも心構えと言うものがある、わけで **]
(183) 2019/09/07(Sat) 14時頃
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─ プール・女子更衣室前 ─
[会堂と一旦分かれて(>>201)更衣室へと向かう間、ぐらり、ゆらり、とその足取りが揺れる。 朝結った髪型は崩れてしまったので図書館でいつものように下ろして一度整えて来た髪をぐしゃりと掻き乱す]
ああ………安住さん、かあ、 安住さんとは、……ちょっと、まいった、なァ……
[ちょっとふらついて壁に寄り掛かった。 会堂に見られたら心配をかけそうだけれど、幸い一人だ。 少し受け止める時間が必要、と更衣室の前でずるりと沈み込むようにしてしゃがみ込んだ。 プールの方からは水音と何人かの声。眩しい光に水面が乱反射して開け放たれた更衣室の壁に時折光の水紋を刻んでいる
心を静めながら茫然とあー綺麗だなァ、なんて呟いた]
(203) 2019/09/07(Sat) 17時頃
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